バンドリ-漆黒の竜王-(本編完結)   作:D・MAKER

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第174話です!
タイトル通り………竜騎、決断の時です…!







※今回と次回ですが、カード紹介コーナーはお休みします。


竜騎の決断

(リサ視点)

 

 

 

 

竜騎:LP2900

亮斗:LP4000

 

 

 

 

今のアタシ達、大ピンチに至ってる…。攻撃力と守備力が10000の万物創世龍の登場で一気に絶望へと変わったからだ…。アタシ達は負けられないのに、一体どうやって勝てば良いの…?

 

 

『10ターン目』

 

 

「俺のターン、ドロー!モンスターをセットしてターンエンド…」

 

「リュー君…」

 

「おい…このままじゃあ…」

 

 

どうしよう…このままだと………

 

 

『11ターン目』

 

 

『私のターン、ドロー…バトルだ。万物創世龍よ、再びセットモンスターを攻撃…!』

 

「セットモンスターはマグナヴァレット…」

 

『ターンエンドだ…』

 

「マグナの効果で、デッキからシルバーヴァレットを守備表示で特殊召喚…」

 

『さて、何時まで持つか…』

 

 

『12ターン目』

 

 

「俺のターン、ドロー…。速攻魔法、スクイブドローを発動!シルバーを破壊して、2枚ドロー…」

 

 

竜騎もどうにか打開しようとスクイブ・ドローを使ってる。

 

 

「ターンエンド。エンドフェイズ時にアネスを守備表示で特殊召喚」

 

 

此処でもターンエンドだなんて…、このままだと持たないよ…。

 

 

『13ターン目』

 

 

『私のターン、ドロー。マグナヴァレットを通常召喚。バトル、万物創世龍でアネスを攻撃』

 

「くっ…」

 

『続け、マグナヴァレット…!』

 

「があああああああ!?」

 

「「『うおおおおおおお!?』」」

 

「「「きゃああああああ!?」」」

 

 

竜騎:LP2900→1100

 

 

「クソ…」

 

「おいおい…シャレにならねぇぞ」

 

 

遂にライフが1000を切りそうになる直前だった。

 

 

『ターンエンドだ…』

 

「エンドフェイズ時に、メタルヴァレットを守備表示で特殊召喚…」

 

 

絶体絶命………もうダメなの?

 

 

「………!」

 

 

そんな時、竜騎が何かに気付いた様だ。

 

 

(ヴァレルロード・ロボが…もう)

 

「ねぇ、何か来るよ!?」

 

「アレは…七瀬5人姉妹の宇宙船…」

 

 

そう、見覚えがあると思ったら…七瀬5人姉妹の宇宙船だった。

 

 

『くたばって無ぇだろうな?』

 

「戸張竜駆…?」

 

 

竜駆の声と言う事は、どうやら和解したみたい。真美さん、やったんだ…!

 

 

「丁度良いタイミングで…ドラゾー!」

 

『はい!お待たせしました!』

 

「え?ドラゾー!?」

 

 

な、何でドラゾーが此処に!?

 

 

『はい、緊急脱出ボタンを失礼します』

 

「緊急脱出ボタン…!?」

 

 

出て来たドラゾーがボタンを押し始める。すると…

 

 

「おい、開いてるぞ!?」

 

「良し…」

 

「良し…?」

 

 

竜騎が良しと言い始めると、ヴァレルロード・ロボの手が中に入り始める。

 

 

「お、おい!?」

 

「離せ…!」

 

「リュー君…?」

 

『マイロード、何の冗談だ…!?』

 

「七瀬5人姉妹、リサ達を回収して欲しい…!」

 

「竜騎!?」

 

「わ、分かった…」

 

「おい!?」

 

 

竜騎はそう言うと、ヴァレルロード・ロボの手でアタシ達6人と掴んで外へ出し始めた。そして七瀬5人姉妹の船に乗せる。

 

 

「テメェ、何の真似だ…?」

 

 

零一が凄く苛立っている。それもそうだよ、アタシだって何でこんな事をするのか分からないんだもん。

 

 

「竜騎、何でこんな事を!?」

 

「ゴメン、ヴァレルロード・ロボが…もう持たないんだ」

 

『持たない………!?まさか、今回の異変と先程のダメージで…』

 

「うん…」

 

「そっか、それで竜騎は先にアタシ達を脱出させたんだね…良かった」

 

『うむ!?亮斗殿が何処かに行くぞ!?』

 

『すまぬ、マザーデータの様子を見に行かせて貰う!一旦中断だ…!』

 

 

亮斗さんはそう言って、月の裏の方に行っちゃった…!

 

 

「じゃあ後は竜騎が脱出して、別の手段でデュエルを…」

 

 

アタシはそう言おうとしたけど…

 

 

「………」

 

 

ゴゴゴゴゴ…!

 

 

「お、おい竜騎!?」

 

「リュー君、何処に…!?」

 

「ちょ、竜騎!?何してるの!?

 

 

竜騎を乗せたヴァレルロード・ロボが亮斗さんの方と同じ、月の裏側に向かって飛び始めた。

 

 

「………!?」

 

 

この光景を見たアミは、何か思い当たる様な物を見た顔だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仲間を守る為に、禁忌の術を使う事を選んだ。

 

 

 

 

彼は自身の恩師を倒した事に涙を流し、その後は竜となったまま、恩師の亡骸を抱えたまま月から飛び立ち姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待って!この状況は………おとぎ話の最後辺りと同じ光景だわ!!」

 

「え…?」

 

 

おとぎ話『ヴァレル』の最後と同じ光景………!?

 

 

「まさか竜騎はこのまま………」

 

「そんな…!?」

 

 

と言う事は竜騎がアタシ達の前から、姿を消すって言いたいの!?そんなのダメだよ!!

 

 

「おい、急いで追い掛けろ!!」

 

『ダメです!!』

 

「ドラゾー!?」

 

 

勇が追う様に言うと、ドラゾーが止めて来た。

 

 

「ドラゾー、邪魔をするな!!」

 

『どう言われ様と、マイロードのご命令で有る以上…行かせる訳には参りません!!』

 

「竜騎の命令…!?どう言う事なのドラゾー!?」

 

 

竜騎はドラゾーに一体何を命令したって言うの!?

 

 

「もしかしてドラゾー、竜騎は最初から………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“私達を連れて行く気は無かった”のね?」

 

 

 

 

 

 

 

『なぬ!?』

 

 

最初から…アタシ達を連れて行く気は無かった?

 

 

『そうです…マイロードは早朝の時、1人だけで行こうとしてました。ですが…皆様も早く来た為に、マイロードは何処で脱出をさせるか考えてました』

 

「まさか、それがこのタイミング………?」

 

『はい…その為に私は先程まで隠れてました…』

 

 

そんな、竜騎は最初から1人で行く気だったなんて…。アタシ達を置いて………

 

 

「て言うかお前、何でソレを止めなかったんだ…!お前の主人が危ないんだぞ…!」

 

『分かってますよ!!ですが、ですが………私はどうずれば良がっだのでずが………!?』

 

「ドラゾー…」

 

 

ドラゾーの顔から凄いオイルが漏れてる。こんなドラゾー、アタシも始めた見た。

 

 

ピピピピ…!

 

 

『この音、マイロードからか…!』

 

「直ぐに繋げて!!」

 

 

エクスの目からモニターを出すと、竜騎の顔が見えた。

 

 

「竜騎!!」

 

 

アタシは竜騎の名前を大きく叫んだ!

 

 

「てめぇ…ふざけてるのか?」

 

「ふざけてないさ。ヴァレルロード・ロボがこうなるのも………最初から分かってた」

 

「分かってたなら、何で…?それに………私達を最初から連れて行く気は無かったって、ドラゾーから聞いたわよ」

 

「うん、このまま何が起こるかも分からない。だからそう考えてて…今さっきまでドラゾーに、頼んでたんだ。ドラゾー、ありがとう」

 

『ま、マイロード………』

 

「だけど、このままだとお前だって危ないんだぞ!?」

 

「リュー君、今ならまだ大丈夫…だから、戻って来て…」

 

「元々、この件は俺が関係してる。だから最後まで俺がしなくちゃ…」

 

『えぇい!つべこべ言わずに戻って来い…!』

 

「エクスも珍しくお怒り…な……」

 

『うむ!?映像が乱れ始めた…』

 

「ど…やら、えいぞ…が………途切れ…うだ…」

 

「竜騎!!」

 

 

映像が途切れそうになって、声も段々とノイズ混じりになって来てる。

 

 

「ねぇ竜騎!!アタシとの約束は…アタシはどうなるの!?此処まで来て、こんなの無いよ………!!あんまりだよ!!」

 

「心配な………でも、俺は…リサ………幸せを………したいから………、もしもリサが望む幸せが………」

 

「何言ってるの!?聞こえないよ!!」

 

 

所々にノイズが混じってて、全く分からない。アタシの幸せが何なの!?

 

 

「だからリサ、俺が………帰………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さよなら………か…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

 

 

 

 

 

ザザーーーーーー!!

 

 

 

 

一番聞きたく無かった言葉を聞くと、映像が完全に途切れた。

 

 

「!!」

 

 

アタシは宇宙船から飛び出して、竜騎を追おうとした。

 

 

『今井様、行ってはダメです!!』

 

「離して!!竜騎が!!竜騎が!!」

 

『ダメです!!危ないのでお止め下さい!!』

 

「そうよ、危ないからダメ………!!」

 

「クソ…!」

 

「あのバカ………」

 

「竜騎…」

 

『………』

 

「兎に角、此処場から離れるしかない。全員乗り場に…!」

 

 

ドラゾーと水乃がアタシを止める。勇達も悔しがってるけど、宇宙船はこの場を離れると言う。

そんな…あんまりだよ………!

 

 

 

 

 

 

 

 

「竜騎の………バカ!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

(リサ視点END)

 

 

 

 

第174話:完

 

 

 

 

 

 

「次回、さよなら竜騎………」

 

「バカ………竜騎のバカ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご観覧ありがとうございました!
果たして竜騎と亮斗のデュエルはいかに………?次回もお楽しみに!
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