竜騎はどうなるのか………
(竜騎視点)
「………」
俺は皆を下ろして1人でヴァレルロード・ロボを操縦している。(手足とかは。オートになる様にしている)
亮斗さんとの決着…今しか無いし、彼ならマザーデータを直すプログラム等を持ってるだろう。
「リサ…」
正直、最後にリサを下ろした。きっと恨まれるだろう………でも、何か有ったりしたら一番嫌なので下ろす形を選んだ。
「ま、コレが終わったら………」
そんな事を考えてると、ネフィリム・ロボを発見した。
『ほう、此処まで追って来たか。仲間達は………居ない様だが…』
「これ以上は、危険を晒す訳には行かないので。亮斗さんが昔やった様にね…」
『そうか。だが…私の万物創世龍を倒せるかな?』
「倒すさ…」
そう、倒すんだ………!
『では、デュエルを再開しよう…』
その言葉と同時に、先程までと同じ盤面が浮かび上がる。
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竜騎:LP1100
亮斗:LP4000
『14ターン目』
今の手札は3枚、フィールドにはメタルヴァレット………正直言うと太刀打ち出来ない。このターンが恐らく…ラストターンになる。
「俺のターン、ドロー!………!?」
今引いたカードは、この状況を打破出来るカードだった。先ずは…
「3枚目のスクイブ・ドローを発動!メタルを破壊して、2枚ドロー!続けてフィールド魔法、リボルブート・セクターを発動!」
『私のマグナの攻撃力と守備力が300上がったぞ?』
「此処で相手よりモンスターが少ない為、差分2体で墓地のマグナとメタルを守備表示で特殊召喚!そして墓地のデリンジャラスを特殊召喚!更に手札からもノクトビジョンを特殊召喚!」
『ほう…一気に展開して来たな………』
そう、コレで良い。このターンで………決める!
「現れろ!野望を突き進むサーキット!アローヘッド確認!召喚条件は“効果モンスター3体以上”!俺はマグナヴァレット、メタルヴァレット、ノクトビジョン、リンク2のデリンジャラスをリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!!」
『合計リンクが5………まさか!?』
そう、俺がリンク召喚するのは………リンク5だ………!!
「今まで積み重ねた絆と共に、新たな終わりを告げて…新たな始まりを創世する真なる竜王となれ!!リンク召喚!リンク5、“ヴァレルエンド・ドラゴン”!!」
ヴァレルエンド・ドラゴン
リンク・効果モンスター
リンク5/闇属性/ドラゴン族/攻3500
【リンクマーカー:上/左/右/左下/右下】
効果モンスター3体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されず、
モンスターの効果の対象にならない。
(2):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(3):フィールドの効果モンスター1体と自分の墓地の
「ヴァレット」モンスター1体を対象として発動できる。
対象のフィールドのモンスターの効果を無効にし、
対象の墓地のモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
『ヴァレルの新たなる可能性か…それもリンク5とはな』
「今はこの場に俺だけでも、繋がってるんだ………!ヴァレルエンドは全てのモンスターに1回ずつ攻撃出来る…!」
『何………!?』
「バトル!ヴァレルエンドで、マグナヴァレットを攻撃!!」
『ぐっ…』
亮斗:LP4000→2600
『だが、私の万物創世龍の攻撃力は1万だ。どう足掻いても勝てないぞ!』
「うおおおおおおおおお!!」
『!?』
ヴァレルロード・ロボに乗りながら、ヴァレルエンドと共にネフィリム・ロボに突っ込んだ。
『ほう…ならば上でどうだ!』
亮斗さんもネフィリム・ロボを操作して上へと向かった。
「ヴァレルエンドで、万物創世龍を攻撃!!」
『自滅する気か?それとも、勝つ気か?』
「勝つんだ!!此処で手札から“ダーク・オネスト”の効果を発動!」
『そ、そのカードは………!』
ダーク・オネスト
効果モンスター
星4/闇属性/天使族/攻1100/守1900
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
フィールドの表側表示のこのカードを持ち主の手札に戻す。
(2):自分の闇属性モンスターが相手モンスターと戦闘を行う
ダメージステップ開始時からダメージ計算前までに、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで、その攻撃力分ダウンする。
「墓地に送って、万物創世龍の攻撃力を下げる!」
『何だと………!?』
「行け!!ヴァレルエンド・ドラゴン!!」
『見事に、私を超えたな竜騎。グ………うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?』
亮斗:LP2600→-900
そして、最後の一撃を放った瞬間………辺りは光に包まれた。
(竜騎視点END)
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(リサ視点)
アタシ達は七瀬5人姉妹の宇宙船にて地球へ戻って居る。竜騎だけ残して………そんな時だった。
「!?」
『す、凄まじい光です………!!』
「竜騎!!やっぱり戻って!!竜騎が…!」
「うん、戻って…」
「駄目よ~、危ないわ~!」
「竜騎………」
「馬鹿野郎が………」
あの光、竜騎はどうなったの?戻ってと言っても、戻ってくれない。竜騎………何でなの………?
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一方、地球では………
「さっきの光…何だったの?」
「あの光と言い、途中で映像が途切れて…」
「あ、宇宙船だ!」
「七瀬5人姉妹のです………」
「にー!」
「あ、ムーナちゃん…!」
宇宙船が戻って来たのが見えた友希那達は、ムーナを筆頭に走り始める。
「あ、リサ姉!!」
「鬼導さん………ドラゾーも一緒に居たのですか?」
『はい…』
「良かったよ~、途中で映像が途切れたりと、あこ達心配したんだよ?」
「音楽の方も、先程戻ったと言う話も出てきました。………今井さん?」
「………」
「リサ?どうしたの?」
「「「「「………」」」」」
「あの…皆さん?」
「にー…?にー…?」
「そう言えば、竜騎さんは………?」
「リュー君は………」
「………ま、まさか………ヴァレルロード・ロボの中に………!?」
「アイツは、1人だけ残って………」
「う、嘘だよね?」
「今井さん………嘘だって、言って下さい」
「リサ………」
「う………うああああああああああああああ!!」
アタシはもう我慢の限界で、友希那に抱き着いて泣き始める。
「竜騎が………!!竜騎がぁ………!!」
「そ、そんな………」
「おにーちゃんが………」
「こんなのって………」
「竜騎先輩が………!?」
「あの馬鹿弟子が………」
皆、涙を流し始める。無理も無いよ………、竜騎………
「竜騎いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」
この時、全てが解決して終わった。竜騎と言う、真の竜王となった愛しい人によって。
だけど、アタシは祝福をしない。何故なら………
竜騎は、嘘を付いて………アタシトノ約束ヲ破ッテ、アタシノ前カラ居ナクナッタカラ。
(リサ視点END)
第175話:完
「次回、王の居ない日常。竜騎………竜騎ぃ………!!」
ご観覧ありがとうございました!
竜騎は本当に消えてしまったのでしょうか………?次回もお楽しみに!