竜騎が居なくなった後の話です。
(リサ視点)
あの月面での出来事から、2か月が経過した。
「あこ、テンポが速いわ」
「あ、はい!」
「白金さん、大丈夫ですか?」
「は、はい」
音楽も元通りになり、アタシ達は再び練習とライブの日々を過ごす。因みに今は合宿と言う形で、大きなコテージで練習している。
「今日の練習は、終わりにしましょう。この後は戸山さん達と約束もあるから」
「そ、そうだね☆」
(リサ………無理してるわね)
「友希那、どうしたの?」
「いえ、何でも無いわ」
友希那、何か言いたげだったなぁ…。まぁ…今のアタシには良いけど。
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「あ、友希那先輩!」
「戸山さん…」
その夜に香澄達、ポピパの皆が待っていた。よっぽど会いたかったんだね。
「他の方々は…?」
「蘭ちゃん達や他のバンドの皆は、あちこち回ってるそうです!」
「ふっふっふ、我らも今宵…宴を楽しまんとせん………!」
「そうだね、あこちゃん…」
あこもすっかりと楽しむ事を決めてるねぇ。でも、本当なら………
「後は竜騎先輩が居たら…」
「「「「「!?」」」」」
「ばっ!?おたえ!!」
「あ、すみません」
「ううん、良いんだよ☆あ、アタシちょっと忘れ物したから…アハハ」
アタシはそう言って、この場を去った。
「リサさん、やっぱり………」
「えぇ………」
「今もK.M.Cの方々や、七色星が必死に捜索はしていますが…」
「そうですか…」
「竜騎先輩ぃ………」
「ドラゾー君やムーナちゃんは、どうしてるのですか?」
「ドラゾーもムーナも、今は門倉さんが面倒を見てるそうです」
「そうですか………」
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『海岸』
「………」
アタシは1人で、海岸の砂浜で海を眺めている。おたえも悪気がある訳で無いのは分かってる………それほど、竜騎の存在が大きいって言う事だから。
「竜騎………本当にアタシとの約束を破るって言うの………?」
あの時、竜騎は1人だけ残って決着を付けに行った。
「ダメ、竜騎の事を………忘れられないよ」
アタシは竜騎を忘れようと思った。けど………ダメだ。忘れようとしても、頭の中に竜騎との思いでが浮かび上がる。
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(回想)
『ねぇ、君の名前は?』
『竜騎、辰巳竜騎』
『1人ならさ、一緒に遊ぼうよ』
アタシが初めて竜騎と出会って間もない頃。前に助けてくれて、ようやく竜騎が心を開いてくれた時………偶然にも幼稚園が一緒で、友希那と一緒に3人で遊んでた。
『竜騎~!(泣)』
『どうしたの?』
『アタシ、意味も分からなく叩かれたの~!うわ~ん!!』
『分かった…制裁して来るから待ってて』
アタシがいじめられた時に、怒った竜騎がいじめっ子に制裁をした(デュエルで)。
その後は先生達も詳しく事情を聞いて来たけど、アタシと友希那が説明して分かって貰えた。
『今日からアタシ達、小学校だね!』
『うん!』
『リサ、竜騎。早く』
『あ、待ってよ友希那~!』
小学校へ一緒に入学式へも向かった。この時は…ずっと一緒だと思ってたけど。あの時の約束のキッカケとなる日を迎える事になった。
『え?』
『お父さんのお仕事で、引っ越す事になっちゃった…』
『い、嫌だよぉ!!竜騎~、行かないでよ~!』
『俺だって…』
竜騎から引っ越しの話を聞いて、アタシは大泣きした。竜騎もそうだった、何時までも一緒だと思う程に………この頃から好きだったのだから。
(回想終了)
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「………ヒック」
幼い頃の事を思い出すと、やっぱり耐えられない。竜騎が居ない今が………。
「竜騎ぃ…やっぱり会いたいよ………!アタシを置いて行かないでよぉ………ヒッ………」
誰も居ない海で、アタシは泣き続ける。すると………
「アレは………流れ星?」
そんな時、流れ星らしき物が見えた。こうなれば………少しでもとアタシは願う事にする。
「竜騎が帰って来ます様に…竜騎が帰って来ます様に…」
今のアタシは必至にそう願った。所が………
「あの流れ星、海まで近づいてる様な………!?」
バシャーーーーン!!
「う、嘘!?流れ星が落ちて来た…!?」
まさか、隕石とか何か?アタシは恐る恐る近づくと………
「あ~、やっと地上に戻って来れた…」
「………え?」
すると、聞き覚えのある声が聞こえた。
「2ヵ月も戻るのに掛かるとは………」
「竜騎…?」
「あれ、リサ?」
そう、良く見たら流れ星では無くて………竜の方舟だった。その中から出て来たのは………竜騎だった。
「いやぁ、2ヵ月掛かっちゃったよ」
「………」
アタシがどんな想いをしてたのか………この2ヵ月の間、どれだけ待ったのかも知らないで。
ガバッ!!
「バカ!!どの顔して戻って来てるの!?」
「アハハ、俺は生きてる限りは必ず帰って来るよ?」
「アタシにあの時、さよならって言って置いて………!」
「………?さよなら………?何の話?」
「あの時の通信で…」
そう、あの通信でさよならって言ってたの…アタシは覚えてるんだから!!
「もしかして、ノイズでハッキリと聞こえて無かった見たいで」
「………え?」
「あの時は………『心配ないさ。俺はリサの事を愛してるから帰って来るさ。でも、リサの幸せを優先したいから、もしもリサが望む幸せが有れば別だけど。だからリサ、俺が地球に帰って来るまで、さよならは無しだから』………と言ったんだ」
「………」
「リサ?」
バチンッ!!
「痛い!?」
「竜騎の~………バカドラゴン!!」
アタシの気も知らないで。それならそうだって、ちゃんと言ってよね!!
「竜騎?今日と言う今日は………許サナイカラネ?コンナ事ガ2度ト起キナイ用様ニ、タップリト調教スルカラ………」
「………さらば!!」
アタシは久しぶりにキレちゃった…!ダッテ、竜騎ガイジワルナンダモン………逃ガサナイ………!
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「リサ姉、帰って来ないね?」
「心配です…」
「探しに行った方が宜しいのですね」
「そうね、さっき合流したドラゾーにも手伝って貰わないとね」
『承知しました………おや、早速反応有りです。しかも今井様以外にも、もう1人………コレは………マイロードの反応………!?』
「「「「え?」」」」
「だああああああああ!?」
「り、竜騎…!?」
「あ、おにーちゃんだ!」
「今井さんも一緒です!」
「ですが、追い掛けられてる様です…」
「あ、皆…」
「竜騎、何時帰って来たの?」
「さっき…、リサが心配の余りに以前と同様に暴走して(汗)助けて…」
「無理ですね」
「あこ達も、凄く怒ってるんだよ!?」
「竜騎さん………調教です」
「何で!?ドラゾー!」
『私も今回は怒ってるのです!!』
「にー…」
「あ、皆~!竜騎をツカマエテ~?」
「クソ…逃げる!!」
竜騎はまた逃げたかぁ…、ンモウ…悪イ彼氏♡
「皆~、手伝ってよ~?」
「えぇ、勿論です!」
「散々心配掛けて置いて、キッチリと落とし前は付けて貰わないと」
「竜騎さん………ウフフフフ♡」
そして友希那達を加えて、再び竜騎を追い掛ける。
「それにしても、屋台のポテト美味しかったね!」
「うん」
「あああああああああああああああ!!」
「え?」
「あ、竜騎先輩がリサさん達に追い掛けられてる」
「本当だね…」
「リサさん達がまた暴走してるのか………………………竜騎先輩!?」
「あ、本当だ!」
「お、追い掛けないと!」
「うん!竜騎先輩、待って下さ~い!」
「あ、私も行く~!!」
「皆楽しそうね!」
「兄様…帰って来たんだ…!!」
其処に香澄達、他のガルパも揃って竜騎を追い掛ける事になったよ。
「ん?何か騒がしいな…」
「………アレは、リュー君?」
「本当です…竜ちゃんです!」
「アイツ、帰って来たのか!?」
『ですが、追い掛けられてる様です…」
「「「助けないと!!」」」
「あ、行ったわね…」
アタシ達が追い掛けてると、琢磨と炎、風矢が立ち塞い出来た。んもう~、邪魔ダナァ。
「おい、お前等!竜騎様に何をやってんだ!?」
「兄貴が困ってるっすよ!?」
「親分、逃げて下せぇ!」
「「「「「邪魔!!!!」」」」」
「「「ブフォッ?」」」
「あぁ!?3人共…!!お前等の犠牲は無駄にはしないからな!!」
(リサ視点END)
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(竜騎視点)
「はぁ…はぁ…」
帰って来て早々…手荒い歓迎だ事で。ま…此処まで逃げれば………
「ミィツケタ~♡」
「!?リリリリリ、リサ!?」
しかし喜ぶのも束の間、リサがもう隣に居たからだ。勿論、ゆき達も一緒だ………って言うか、何時の間にか香澄ちゃん達も居るし!?
「竜騎~、タノシイ調教ダヨ?ンフフ~♡」
「「「「「ンフフフフフフフ♡」」」」」
「ああああああああああああああああああああああああああああ!!」
暫くは、凄く大変な事になった。どうなったかは………怖くて言えない。
「………」
「全く、アタシが途中で止めて無かったらどうなってたか…」
「うん…」
ギュッ…
「リサ?」
調教と言う名の地獄から解放されて、2人きりになっている。そしてリサに今、抱き締められてる。
「もう…居なくならないでね?」
「大丈夫、例え離れてても生きてる限りは必ず帰って来るから」
「ソコはさ………もう離さないよって言う所だよねぇ?」
「は、はい…」
此処で圧を掛けんでも(汗)
チュッ…♡
「!?////」
そう思ってると、唇を奪われていた。
「お帰り竜騎。アタシだけの竜王様☆」
「ただいま…」
(竜騎視点END)
第176話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「カード紹介コーナー!!」
「今回で、紹介コーナーのみは最終回!」
「そして最後に紹介するのは…此方!」
「俺のリンク5、ヴァレルエンド・ドラゴン!」
「三つ首のヴァレルのリンクモンスターだね!リンク5で攻撃力3500!」
「フィールドでは、戦闘・効果では破壊されず、モンスターの効果の対象にならないんだ!そして相手モンスター全てに、1回ずつ攻撃可能!」
「フィールドの効果モンスター1体と自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として、対象のフィールドのモンスターの効果を無効にして、墓地の対象の「ヴァレット」を蘇生出来るんだよ!しかも相手ターンでも使える凄いモンスター!」
「最終回、漆黒の竜王!」
「遂に次で最終回!最後まで宜しくね~☆」
ご観覧ありがとうございました!
次回は本編の最終回となります、宜しくお願い致します!