バンドリ-漆黒の竜王-(本編完結)   作:D・MAKER

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第176話です………!
竜騎が居なくなった後の話です。


王の居ない日常

(リサ視点)

 

 

 

 

 

あの月面での出来事から、2か月が経過した。

 

 

「あこ、テンポが速いわ」

 

「あ、はい!」

 

「白金さん、大丈夫ですか?」

 

「は、はい」

 

 

音楽も元通りになり、アタシ達は再び練習とライブの日々を過ごす。因みに今は合宿と言う形で、大きなコテージで練習している。

 

 

「今日の練習は、終わりにしましょう。この後は戸山さん達と約束もあるから」

 

「そ、そうだね☆」

 

(リサ………無理してるわね)

 

「友希那、どうしたの?」

 

「いえ、何でも無いわ」

 

 

友希那、何か言いたげだったなぁ…。まぁ…今のアタシには良いけど。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「あ、友希那先輩!」

 

「戸山さん…」

 

 

その夜に香澄達、ポピパの皆が待っていた。よっぽど会いたかったんだね。

 

 

「他の方々は…?」

 

「蘭ちゃん達や他のバンドの皆は、あちこち回ってるそうです!」

 

「ふっふっふ、我らも今宵…宴を楽しまんとせん………!」

 

「そうだね、あこちゃん…」

 

 

あこもすっかりと楽しむ事を決めてるねぇ。でも、本当なら………

 

 

「後は竜騎先輩が居たら…」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「ばっ!?おたえ!!」

 

「あ、すみません」

 

「ううん、良いんだよ☆あ、アタシちょっと忘れ物したから…アハハ」

 

 

アタシはそう言って、この場を去った。

 

 

「リサさん、やっぱり………」

 

「えぇ………」

 

「今もK.M.Cの方々や、七色星が必死に捜索はしていますが…」

 

「そうですか…」

 

「竜騎先輩ぃ………」

 

「ドラゾー君やムーナちゃんは、どうしてるのですか?」

 

「ドラゾーもムーナも、今は門倉さんが面倒を見てるそうです」

 

「そうですか………」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

『海岸』

 

 

 

 

「………」

 

 

アタシは1人で、海岸の砂浜で海を眺めている。おたえも悪気がある訳で無いのは分かってる………それほど、竜騎の存在が大きいって言う事だから。

 

 

「竜騎………本当にアタシとの約束を破るって言うの………?」

 

 

あの時、竜騎は1人だけ残って決着を付けに行った。

 

 

「ダメ、竜騎の事を………忘れられないよ」

 

 

アタシは竜騎を忘れようと思った。けど………ダメだ。忘れようとしても、頭の中に竜騎との思いでが浮かび上がる。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

(回想)

 

 

 

『ねぇ、君の名前は?』

 

『竜騎、辰巳竜騎』

 

『1人ならさ、一緒に遊ぼうよ』

 

 

アタシが初めて竜騎と出会って間もない頃。前に助けてくれて、ようやく竜騎が心を開いてくれた時………偶然にも幼稚園が一緒で、友希那と一緒に3人で遊んでた。

 

 

『竜騎~!(泣)』

 

『どうしたの?』

 

『アタシ、意味も分からなく叩かれたの~!うわ~ん!!』

 

『分かった…制裁して来るから待ってて』

 

 

アタシがいじめられた時に、怒った竜騎がいじめっ子に制裁をした(デュエルで)。

その後は先生達も詳しく事情を聞いて来たけど、アタシと友希那が説明して分かって貰えた。

 

 

『今日からアタシ達、小学校だね!』

 

『うん!』

 

『リサ、竜騎。早く』

 

『あ、待ってよ友希那~!』

 

 

小学校へ一緒に入学式へも向かった。この時は…ずっと一緒だと思ってたけど。あの時の約束のキッカケとなる日を迎える事になった。

 

 

『え?』

 

『お父さんのお仕事で、引っ越す事になっちゃった…』

 

『い、嫌だよぉ!!竜騎~、行かないでよ~!』

 

『俺だって…』

 

 

竜騎から引っ越しの話を聞いて、アタシは大泣きした。竜騎もそうだった、何時までも一緒だと思う程に………この頃から好きだったのだから。

 

 

 

 

(回想終了)

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「………ヒック」

 

 

幼い頃の事を思い出すと、やっぱり耐えられない。竜騎が居ない今が………。

 

 

「竜騎ぃ…やっぱり会いたいよ………!アタシを置いて行かないでよぉ………ヒッ………」

 

 

誰も居ない海で、アタシは泣き続ける。すると………

 

 

「アレは………流れ星?」

 

 

そんな時、流れ星らしき物が見えた。こうなれば………少しでもとアタシは願う事にする。

 

 

「竜騎が帰って来ます様に…竜騎が帰って来ます様に…」

 

 

今のアタシは必至にそう願った。所が………

 

 

「あの流れ星、海まで近づいてる様な………!?」

 

 

バシャーーーーン!!

 

 

「う、嘘!?流れ星が落ちて来た…!?」

 

 

まさか、隕石とか何か?アタシは恐る恐る近づくと………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ~、やっと地上に戻って来れた…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………え?」

 

 

すると、聞き覚えのある声が聞こえた。

 

 

「2ヵ月も戻るのに掛かるとは………」

 

「竜騎…?」

 

「あれ、リサ?」

 

 

そう、良く見たら流れ星では無くて………竜の方舟だった。その中から出て来たのは………竜騎だった。

 

 

「いやぁ、2ヵ月掛かっちゃったよ」

 

「………」

 

 

アタシがどんな想いをしてたのか………この2ヵ月の間、どれだけ待ったのかも知らないで。

 

 

ガバッ!!

 

 

「バカ!!どの顔して戻って来てるの!?」

 

「アハハ、俺は生きてる限りは必ず帰って来るよ?」

 

「アタシにあの時、さよならって言って置いて………!」

 

「………?さよなら………?何の話?」

 

「あの時の通信で…」

 

 

そう、あの通信でさよならって言ってたの…アタシは覚えてるんだから!!

 

 

「もしかして、ノイズでハッキリと聞こえて無かった見たいで」

 

「………え?」

 

「あの時は………『心配ないさ。俺はリサの事を愛してるから帰って来るさ。でも、リサの幸せを優先したいから、もしもリサが望む幸せが有れば別だけど。だからリサ、俺が地球に帰って来るまで、さよならは無しだから』………と言ったんだ」

 

「………」

 

「リサ?」

 

 

バチンッ!!

 

 

「痛い!?」

 

「竜騎の~………バカドラゴン!!」

 

 

アタシの気も知らないで。それならそうだって、ちゃんと言ってよね!!

 

 

「竜騎?今日と言う今日は………許サナイカラネ?コンナ事ガ2度ト起キナイ用様ニ、タップリト調教スルカラ………」

 

「………さらば!!」

 

 

アタシは久しぶりにキレちゃった…!ダッテ、竜騎ガイジワルナンダモン………逃ガサナイ………!

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「リサ姉、帰って来ないね?」

 

「心配です…」

 

「探しに行った方が宜しいのですね」

 

「そうね、さっき合流したドラゾーにも手伝って貰わないとね」

 

『承知しました………おや、早速反応有りです。しかも今井様以外にも、もう1人………コレは………マイロードの反応………!?』

 

「「「「え?」」」」

 

「だああああああああ!?」

 

「り、竜騎…!?」

 

「あ、おにーちゃんだ!」

 

「今井さんも一緒です!」

 

「ですが、追い掛けられてる様です…」

 

「あ、皆…」

 

「竜騎、何時帰って来たの?」

 

「さっき…、リサが心配の余りに以前と同様に暴走して(汗)助けて…」

 

「無理ですね」

 

「あこ達も、凄く怒ってるんだよ!?」

 

「竜騎さん………調教です」

 

「何で!?ドラゾー!」

 

『私も今回は怒ってるのです!!』

 

「にー…」

 

「あ、皆~!竜騎をツカマエテ~?」

 

「クソ…逃げる!!」

 

 

竜騎はまた逃げたかぁ…、ンモウ…悪イ彼氏♡

 

 

「皆~、手伝ってよ~?」

 

「えぇ、勿論です!」

 

「散々心配掛けて置いて、キッチリと落とし前は付けて貰わないと」

 

「竜騎さん………ウフフフフ♡」

 

 

そして友希那達を加えて、再び竜騎を追い掛ける。

 

 

「それにしても、屋台のポテト美味しかったね!」

 

「うん」

 

「あああああああああああああああ!!」

 

「え?」

 

「あ、竜騎先輩がリサさん達に追い掛けられてる」

 

「本当だね…」

 

「リサさん達がまた暴走してるのか………………………竜騎先輩!?」

 

「あ、本当だ!」

 

「お、追い掛けないと!」

 

「うん!竜騎先輩、待って下さ~い!」

 

「あ、私も行く~!!」

 

「皆楽しそうね!」

 

「兄様…帰って来たんだ…!!」

 

 

其処に香澄達、他のガルパも揃って竜騎を追い掛ける事になったよ。

 

 

「ん?何か騒がしいな…」

 

「………アレは、リュー君?」

 

「本当です…竜ちゃんです!」

 

「アイツ、帰って来たのか!?」

 

『ですが、追い掛けられてる様です…」

 

「「「助けないと!!」」」

 

「あ、行ったわね…」

 

 

アタシ達が追い掛けてると、琢磨と炎、風矢が立ち塞い出来た。んもう~、邪魔ダナァ。

 

 

「おい、お前等!竜騎様に何をやってんだ!?」

 

「兄貴が困ってるっすよ!?」

 

「親分、逃げて下せぇ!」

 

「「「「「邪魔!!!!」」」」」

 

「「「ブフォッ?」」」

 

「あぁ!?3人共…!!お前等の犠牲は無駄にはしないからな!!」

 

 

 

 

 

 

 

(リサ視点END)

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

(竜騎視点)

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

 

帰って来て早々…手荒い歓迎だ事で。ま…此処まで逃げれば………

 

 

「ミィツケタ~♡」

 

「!?リリリリリ、リサ!?」

 

 

しかし喜ぶのも束の間、リサがもう隣に居たからだ。勿論、ゆき達も一緒だ………って言うか、何時の間にか香澄ちゃん達も居るし!?

 

 

「竜騎~、タノシイ調教ダヨ?ンフフ~♡」

 

「「「「「ンフフフフフフフ♡」」」」」

 

「ああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

 

暫くは、凄く大変な事になった。どうなったかは………怖くて言えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

「全く、アタシが途中で止めて無かったらどうなってたか…」

 

「うん…」

 

 

ギュッ…

 

 

「リサ?」

 

 

調教と言う名の地獄から解放されて、2人きりになっている。そしてリサに今、抱き締められてる。

 

 

「もう…居なくならないでね?」

 

「大丈夫、例え離れてても生きてる限りは必ず帰って来るから」

 

「ソコはさ………もう離さないよって言う所だよねぇ?」

 

「は、はい…」

 

 

此処で圧を掛けんでも(汗)

 

 

チュッ…♡

 

 

「!?////」

 

 

そう思ってると、唇を奪われていた。

 

 

「お帰り竜騎。アタシだけの竜王様☆」

 

「ただいま…」

 

 

 

 

 

 

 

 

(竜騎視点END)

 

 

 

 

第176話:完

 

 

 

 

「竜騎と…」

 

 

 

 

 

 

 

「リサの…」

 

 

 

 

 

 

 

「「カード紹介コーナー!!」

 

「今回で、紹介コーナーのみは最終回!」

 

「そして最後に紹介するのは…此方!」

 

「俺のリンク5、ヴァレルエンド・ドラゴン!」

 

「三つ首のヴァレルのリンクモンスターだね!リンク5で攻撃力3500!」

 

「フィールドでは、戦闘・効果では破壊されず、モンスターの効果の対象にならないんだ!そして相手モンスター全てに、1回ずつ攻撃可能!」

 

「フィールドの効果モンスター1体と自分の墓地の「ヴァレット」モンスター1体を対象として、対象のフィールドのモンスターの効果を無効にして、墓地の対象の「ヴァレット」を蘇生出来るんだよ!しかも相手ターンでも使える凄いモンスター!」

 

 

「最終回、漆黒の竜王!」

 

「遂に次で最終回!最後まで宜しくね~☆」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ご観覧ありがとうございました!
次回は本編の最終回となります、宜しくお願い致します!
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