バンドリ-漆黒の竜王-(本編完結)   作:D・MAKER

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第177話、本編の最終回です!


漆黒の竜王

(竜騎視点)

 

 

 

 

ピピピピピッ…!

 

 

「ん………朝か」

 

 

セットしていた目覚ましが鳴り、手で止める。

 

 

「にー」

 

「おはようムーナ」

 

『おはようございます、マイロード』

 

「ドラゾーもおはよう」

 

 

月から戻って来て1ヵ月位が経過した。音楽もデュエルも、何時も通りに戻っており平和を取り戻した。

 

 

「竜騎、おはよ~☆」

 

「あぁ、おはよう」

 

「今日は友希那達も居ないし、2人だけで過ごそうよ~♡」

 

「2人きりって久しぶりな気がするなぁ。うん…久しぶりな気がする」

 

「んもう、2回言わなくても伝わってるよ~♡んふふ~♡」

 

 

リサとイチャイチャする日々も久しぶりな気がする。以前よりも激しくはなってるけど………(汗)

 

 

『今日も甘いですねぇ…』

 

「何か言った………?」

 

『いえ、ごゆっくり~!』

 

「にー?」

 

 

ドラゾーもリサの圧に恐怖して、ムーナを連れて去って行く。ドラゾー…今でも馴れて無いんだなぁ。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

『道中』

 

 

 

「ふんふふ~ん♡竜騎と2人でデート~♡」

 

「嬉しそうで」

 

「勿論、凄く嬉しいよ♡」

 

 

ムニュッ♡

 

 

「腕が…」

 

「当ててるんだもん♡」

 

 

堂々と…俺がリサのおっぱいに弱い事を知ってて(汗)

 

 

「また抜け駆けかしらリサ?」

 

「リサ姉だけズルイ!」

 

「友希那!?あこまで………!?」

 

 

そんな時、ゆきとあこの2人が何時の間にか居た。

 

 

「今日は折角のデート何だから、邪魔しないでよね?」

 

「抜け駆けさせると思うのかしら?」

 

「今日はあこ、おにーちゃんとゲームしたいもん!」

 

「ゲームなんて、何時でも出来るでしょ?」

 

「うぅ…でも、負けないもん!」

 

 

おいおい、またしてもこのやり取り…取り合いっぽくなったなぁ。随分と懐かしい事で…。

 

 

「3人共、何をしてるのですか?」

 

「紗夜!?」

 

「何時から居たの?」

 

「あれだけ騒げば目立ちますよ。貴女達と来たら…またしても竜騎さんに迷惑を…」

 

「紗夜…」

 

 

あぁ、紗夜だけが常識人である事が助かるわぁ。

 

 

「竜騎さんは、これから私とデートなので皆さんはお引き取り下さい」

 

 

前言撤回。紗夜も同じだった………(汗)

 

 

「紗夜~?何を勝手な事を言ってるのかなぁ?」

 

「そうよ、紗夜と言えど許さないわよ?」

 

「そうですよ~!」

 

「貴女達に言われたくありません!」

 

 

そう言ってる内に、何時の間にか口論になり始めた。

 

 

クイクイ…

 

 

「ん?りん…」

 

 

腕を引っ張られたと思ったら、隣にりんが居た。

 

 

「竜騎さん、今の内に私と行きましょう…」

 

「あれ…りん?」

 

 

そう言われながらも、腕を引っ付かれながら引っ張られる。当然そんな事になれば…

 

 

「り~ん~こ~?また抜け駆けなの~?」

 

「りんりん~!」

 

「白金さん、毎回ズルイです」

 

「そうよ、幾ら燐子でも許せないわ」

 

 

ほ~ら、やっぱりこうなったわ…。

 

 

「今井さん達の許可の必要性が有りません…」

 

「こうなったら、決着でも付けようかしら?」

 

「そうだね~!アタシもそろそろ竜騎の事で決着付けたかったもん☆」

 

「私も賛成です!」

 

「ふっふっふ、真の力を見せる時なり…!」

 

 

はぁ…終わりは来るのだろうか?

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「竜騎せんぱ~い!!」

 

「!?」

 

 

リサ達の独占と言う名の決着の最中、聞き覚えのある声と台詞。そう…この展開は…!

 

 

ドンッ!!

 

 

「グフッ!?」

 

 

頭上からのダイブ………そう、するのは1人だけ。

 

 

「えへへ~!」

 

「香澄ちゃん…」

 

 

そう、ポピパの香澄ちゃんだった。当然ながら…

 

 

「こらー!香澄!!またしても…スミマセン竜騎先輩」

 

「大丈夫、馴れてるから」

 

「今日は何をしてるんですか?ウサギを見に行くんですか?」

 

「そうじゃなくて…ご覧の通り…」

 

「あ、リサさん達…・またですか?」

 

「うん、また…」

 

「皆さん、竜騎先輩の事が本当に好きなんですね…ウチもですけど////」

 

「わお、りーみん大胆」

 

「あ、えっと…////」

 

 

照れてるりーみんも可愛いなぁ。

 

 

「竜騎~?アタシを無視して、何ポピパの娘達とイチャイチャしてるのかな~?」

 

「本当よね」

 

「む~!!」

 

「今は私達の方でしょう?」

 

「竜騎さん、酷いです………」

 

「す、すみません…」

 

「「「「「………(震)」」」」」

 

 

リサ達が嫉妬でヤンデレ化し、そして香澄ちゃん達ポピパも恐怖で震えて居る。やれやれ、これも久しぶりだなぁ。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「竜騎、所で何処行くの?」

 

「そうだなぁ…」

 

「でしたら、デパートに行きませんか?竜騎さんとPCショップに行きたいです…」

 

「あ、あこも!」

 

「それよりカフェはどう?」

 

「お、珈琲飲みたい」

 

「賛成です…」

 

「私達も行きます!」

 

 

ポピパも付いて来て、リサの提案でカフェにでも行こうと思ってた。

 

 

「なら、羽沢珈琲店ですよね!」

 

「あ、つぐみん!」

 

 

次に現れたのは、つぐみん達アフグロメンバー。何時も通りのメンツも揃って来た気がする。

 

 

「竜騎さん、今日も囲まれてますね。何時も通り大変そうですけど」

 

「まぁね…」

 

「あたし達のコーチになってくれたら、対策は出来ますが」

 

「その手があった!」

 

「蘭にしては上出来~!」

 

「どうですか竜騎先輩?今なら…私のおっp」

 

「ダメだからね~?」

 

「「「「「………」」」」」

 

「ま、またリサさんが…」

 

「………認めません」

 

「燐子先輩もだ…」

 

「はぁ…どちらにしても竜騎は渡さないわよ?」

 

 

何回目かのアフグロ勧誘に、リサだけでなくりんまでヤンデレ化してるよ(汗)

 

 

「取り合えず、羽沢珈琲店でも行くか」

 

『そうですね』

 

「私、竜騎先輩に美味しい珈琲を淹れますね!」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

『羽沢珈琲店』

 

 

 

 

「あぁ、この香ばしい香りと苦みが絶妙で」

 

「お変わりも有りますよ」

 

「竜騎先輩、私コレが食べたいです」

 

「ほぉ、美味しそうじゃん」

 

「私コレが食べたいです」

 

「おたえ?頼めば…」

 

「私コレが食べたいです」

 

 

あ、コレは奢るまで何度も言うパターンだな。

 

 

「花園さん、竜騎さんが困ってますよ?」

 

「そうなんですか?」

 

「アハハ…(汗)」

 

「せ~んぱい!私が食べさせてあげましょうか?」

 

「それはアタシがするからね~?」

 

「そんな~…」

 

「ひーちゃん、無理があるって~」

 

「諦めろひまり」

 

「ヤダよ!あの時だって亮斗さんって人が言ってたじゃん!可能性の王様だって!」

 

「そうだなぁ…」

 

 

亮斗さんは、俺達若者は可能性の王様だって言ってたもんなぁ。

 

 

「そうですね、私も竜騎さんを諦めません…」

 

「えぇ、まだ今井さんと結婚してませんので」

 

「ちょっと~?アタシが許すと思うわけ?」

 

「少なくとも、結婚するまではチャンスが有るわよ」

 

「竜騎はアタシのだも~ん☆」

 

 

やれやれ、羽沢珈琲店もカオスになって来たなぁ。

 

 

「取り敢えず、店に迷惑が掛かるからストップ」

 

「うん、私もそう思う…」

 

俺の意見にサヤも同意してくれた。

 

 

「う…ゴメンね、つぐ…」

 

「すみません羽沢さん…」

 

「ううん、大丈夫だよ」

 

「流石は竜騎先輩…助かった」

 

 

有咲も助かったと一息着いた。

 

 

「あら、皆揃って何してるの?」

 

「あ、こころん!」

 

 

ハロハピのココちゃん登場。何やら大掛かりな展開が待ってそう…。

 

 

「何やら楽しそうな事が起こりそうね!」

 

「これから起きるんじゃあ…(汗)」

 

「ねぇ!家に集まらない?他の皆も誘ってパーティしましょ!」

 

「それ良いね!」

 

「やっぱりそうなるのね…」

 

「ま、良いんじゃ無いかなぁ?ねぇ竜騎?」

 

「うん、そうだね」

 

「じゃあヘリを呼ぶわね!」

 

 

こうして、再び弦巻家に集まろうと言う事になった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

『弦巻家』

 

 

 

 

 

「あ、兄様…!」

 

「ましろ、ルーちゃん達も」

 

「ご機嫌よう竜騎さん」

 

「私達も居ますよ~」

 

「そうですよ!」

 

「はい、居ます!」

 

 

ましろ達モニカの皆も元気そうで。帰って来て顔を合わせた瞬間、ましろに泣かれたっけなぁ。

 

 

「しかし、宇宙で2ヶ月間どうでした?」

 

「いやぁ…地球が恋しかった」

 

「宇宙人は居ましたか~?」

 

「見なかったけど、もしかしたら居るのかもね。絶対は無いし」

 

「兄様、もう遠くには行かないよね?」

 

「まぁ、生きてる限りは帰って来るから」

 

「うぅ…」

 

「竜騎さん、其処はもうずっと一緒とか言う所では?」

 

「そうなの?」

 

「そうですよ!」

 

「つっくーまで…」

 

 

やれやれ、モニカも同じ事を言うのか…。

 

 

「それだけ皆、先輩が好きだって事かと思いますよ」

 

「ロッちゃん達も」

 

 

次にやって来たのがRASメンバーだ。

 

 

「宇宙に残った際に、ヒヤヒヤしましたよ(汗)」

 

「風矢の奴なんて、竜騎さんが居なくなったって行って2ヶ月間ショックが続いてたっすよ(汗)」

 

「そこまで…?(汗)」

 

「全く、私に勝ち逃げだなんて許さないわよ?」

 

「チュチュ様、相変わらずですね!竜騎様、お気になさらずに…!」

 

 

珠手も変わらずだなぁ、パレちゃんは大人びた対応で安心だけどね。

 

 

「師匠~!」

 

「お師匠様~!」

 

「麻弥にイヴっち」

 

「私達も居るよ~!」

 

「分かってるよ」

 

 

パスパレも忘れては無いぞよ。うん、忘れてない←

 

 

「リュッ君、今さ忘れてないを2回思ったでしょ?」

 

「何の事~?」

 

「あら、また隠し事ならお説教ね?」

 

「チサまで…」

 

「ふふ、冗談よ」

 

 

 

チサが言うと、冗談に聞こえないんだよなぁ。

 

 

「何か言いました、先生?」

 

「言って無いお」

 

 

読心術持ってるだろ絶対…。

 

 

「リューキ!」

 

「うお!?」

 

 

その最中に来たのが、ココちゃん達ハロハピだった。

 

 

「はぐみも~!」

 

「ふぐっ!?」

 

「ふえぇ…!?竜騎君、大丈夫?」

 

「ふふふ、彼も今や皆に慕われている王と言う事だね。儚い」

 

「いやいや、そんな事を言ってる場合じゃ無いでしょ!?こころもはぐみも、竜騎さんから離れて」

 

 

次々とやって来たハロハピ面々。ミサは相変わらず大変だなぁ…。

 

 

「すみません、色々と…」

 

「気にしないでよ」

 

「気にするだろ?お前の事だし…」

 

「勇…」

 

 

そう言うと、勇やみっちゃんと言ったメンバーもやって来た。

 

 

「本当ならな、あの時の事で殴ってやりたい所だ」

 

「俺もだ…」

 

 

零一もかい…、意外と血の気が多いな(汗)

 

 

「2人共、リュー君を殴ったら…分かるよね?」

 

「おい待て…」

 

「しないから、そのスタンガンを収めてくれ水乃(汗)」

 

 

みっちゃんのお陰で、殴られずには済んだな。

 

 

「竜騎様…」

 

「うお!?風矢…(汗)」

 

 

後ろから幽霊の様に風矢が出て来た。何時もよりテンション低いし。

 

 

「もう、私を置いて何処にも行きませんよね…?」

 

「親分~、行かないって言って下せぇ…」

 

「炎もかい………」

 

「おい、兄貴が困ってるから止めろって…」

 

『そうだぞ無礼執事!』

 

「テメェに言ってねぇだろ…」

 

「はぁ…変わらずね」

 

「辰巳も、こんな連中とばかりじゃあ疲れるわよね?」

 

「そうですよね~」

 

「まぁ、今日は良いかと思いますけど」

 

「そうね、私達も帰って来なかったらどうするか考えてたんだから…」

 

『アミ様…(汗)』

 

 

アミ達もやって来て、俺の関係者が段々と勢揃いして来たな。宇宙で2ヵ月居ただけで此処までなるのか?

 

 

「ムッフッフ…!ライバルは居ないと困るからねぇ」

 

「あ、勝」

 

「「「「「「呼んで無い!!」」」」」

 

「何でだかね!?」

 

『取り合えず、摘まみ出しますね』

 

「ちょ!?待ちたまえ!離したまえ!」

 

 

勝は問答無用で何処かに連行された。

 

 

「本当、賑やかだなぁ…」

 

「むー…」

 

「!?」

 

 

そんな事を思って居たら、頬を膨らませたリサが後ろに立って居た。

 

 

「リサ、妬いてるの?」

 

「妬かないと思うの?アタシ、ずっと待ってたんだけど?」

 

「面目無い…」

 

「言って置くけど、私はリュー君を諦めて無いから…」

 

「まだ言ってる…」

 

「それに、リュー君は来年…卒業後にはお爺様の会社で働くんだもん」

 

「え?」

 

「あぁ、総帥からの推薦も有るし…何よりデュエルやバンドの支援もして下さると言う話で。教官もK.M.Cで事務所を立ち上げるから、俺もバンドはソロでも、其処に所属になる」

 

「そ、そうだったんだ………んもう!どうして教えてくれなかったのかなぁ?」

 

「タイミング逃してた(汗)」

 

 

ヤバイ、リサが暴走するか…?ヤンデレ化するのか…?

 

 

「流石は竜騎!大手に就職出来るなんで凄いね!あ…でも、高卒になっちゃうって事かな?」

 

「心配無いわ。リュー君はK.M.Cの特別試験で大卒扱いになるから…」

 

「流石は大手だな…」

 

 

そう、以前に試験を受けて既に資格を得ているので特例で大卒扱いになっているのだ。(この作品の設定でね…)

 

 

「しかし、コレだけ揃ってるならバンドしたいなぁ」

 

「お!流石は竜騎!アタシは賛成だよ!」

 

「私達Roseliaも賛成よ!」

 

「私達もキラキラドキドキしたいです!」

 

「待って下さい!いきなりで楽器の準備とかが…」

 

「それもそうですね…」

 

 

確かにいきなりだったか。

 

 

「なら、来週にCircleを借りて皆で盛大にするのはどうかしら?」

 

「あ、良いね!」

 

「やりましょう!」

 

 

そんなこんなで来週にはライブをする事になった。俺の王道も、まだスタートに立っただけだからな。これから何だろうな…。

 

 

『だったら、盛大に会場を作ってやる!』

 

「竜駆!?」

 

 

そんな時、竜駆の顔が映った映像が出て居た。

 

 

『そして、お前達の想いを全て掛ける覚悟を決めr………ふぐ!?』

 

『また、アンタはそんな事を言ってる…』

 

『悪い癖ですよ、竜駆お兄様』

 

『本当だよ~』

 

『全く、懲りない弟なんだから…』

 

『いだい………』

 

 

七瀬5人姉妹、教官にエクスも一緒に出て来た。

 

 

『マイロード、我も手伝うとしようぞ!』

 

『君達には我々も救われた。その礼をしたい』

 

『費用とか、必要な物が有れば言ってね~』

 

『私達も、竜騎君達…未来ある皆の力になりたいから…』

 

「真美さん…!」

 

「そうとなれば…」

 

「準備や会議ですね!」

 

「「「「「おお!!」」」」」

 

 

全員で一致団結して、会議を始める事にした。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

『竜騎のアジト:自室』

 

 

 

 

「あの時から始まって、今は真の竜王。でも………始まったばかり何だよな」

 

 

会議やある程度の準備が終わり、手にあるヴァレルロード・ドラゴンのカードと、ソウルヘイロンを見てコレまでの事を思い出していた。この街に戻ってリサと再会して、色んな出会いや市長を感じた。

 

 

「竜騎~☆」

 

「リサ」

 

「何を考えてたの?」

 

「コレまでの色んな事。再会したり…本当にね」

 

「うん、竜騎は頑張ってたのはアタシも知ってるよ。そして今では真の竜王となって、来年はK.M.Cに就職だもんね。凄いよ竜騎…」

 

「俺さ、何時かは自分で会社を持ちたいって思ってるんだ。音楽もデュエルも…誰もが自由に王への可能性を示せる様な」

 

「そうなんだ…流石は竜騎だね☆」

 

 

リサにその事を話すと、簡単に納得してくれた。さて…リサには言う事が有るんだよね。

 

 

「そうだリサ…卒業した後さ、同棲しない?」

 

「同棲…!?良いの?」

 

「うん、リサが良ければだけど」

 

「うん…うん!アタシもずっと待ってたんだよ!あの月の時から、もう竜騎を離さないって決めてたから!!」

 

「うん、俺は生きてる限りは離れてても、戻っては来るよ」

 

「ソコはさ………俺も離れないって言う所だよね………?」

 

「う、うん…」

 

「全くよ、そこはそう言うべきよ」

 

「そう言う惑わす事を言うのは悪い癖ですよ、竜騎さん」

 

「そうだよー!おにーちゃんは少しは躊躇いを持とうよ!」

 

「そうです…また、居なくなったら………」

 

「って、何で友希那達が居るの!?」

 

 

もう何時もの事だけど、ゆき達も俺のアジトだと言うのに何処からともなく現れる。

 

 

「同棲は良いけど、結婚するまでは諦めないわよ?」

 

「ゆ~きな~?いくら友希那でもアタシは認めないよ~?」

 

「私達だって竜騎さんが好きなのです!」

 

「今井さんだけ…独占はさせません」

 

「あこだって~!」

 

 

何処へ行っても、このやり取りだなぁ………。でも、悪くは無いか。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

『Circle:特別ライブ会場』

 

 

 

1週間が経ち、遂にライブが始まる。ポピパから始まって順番に周っている。

 

 

「竜騎、いよいよだね」

 

「うん、今回はアミ達も居るから大所帯だな」

 

「でも、竜騎だって負けないでしょ?竜騎の演奏…アタシの心にも響かせてね!」

 

「勿論、行って来る!」

 

「うん…!」

 

 

そう言って俺はライブステージに立つ。仮面を付けて………

 

 

「わぁ、窮屈や足枷に息の根を止める覚悟はあるか!?」

 

『有ります!!』

 

「さぁ、行くぞ!!」

 

『わあああああああああ!!』

 

 

俺はこれからも自身の王道を進む、真の竜王になっても俺は止まらない!いや…止められない!!

 

 

 

 

 

 

(竜騎視点END)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竜騎、君には礼を言わなければならない。

 

 

 

 

 

 

君は私だけでなく、多くの人々に無限の可能性があると証明をしてくれた。

 

 

 

 

 

私が月でやった事が間違っていたとは言わないが、今の功績は本物だ。

 

 

 

 

 

今や君は、私を超えて真の竜王となった。

 

 

 

 

だが、竜騎よ。そこからが本当のスタートと言っても過言では無い。多くの責任や困難はあれど、君が得た他者との絆が困難を超えて、新たな王道を示すだろう。

 

 

 

 

 

 

竜騎、君に会えて…ヴァレルロード・ドラゴンを託した事を、心から感謝している。

 

 

 

 

 

 

さらばだ、辰巳竜騎…………………いや、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“漆黒の竜王”よ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Fin

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「辰巳竜騎です!」

 

「今井リサだよ~!」

 

「遂に完結しちゃったね」

 

「うん、竜騎もお疲れ様☆これからはどうなるの?」

 

「えっと、本編で語られなかったEX1ストーリーを少しずつ執筆だってさ」

 

「そっかぁ、外伝や裏外伝とも異なるエピソードも楽しみだね!」

 

「去年の9月から始まって、遂に完結。長かったようで短かった様な…そんな感じだよ☆」

 

「と言う訳で、本編は此処で完結です!本当に此処まで長くなりましたけど、応援ありがとうございました!」

 

「最後まで読んでくれてありがとう!EXや外伝も宜しくね!」

 

「「またね~!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




バンドリ-漆黒の竜王-のD.MAKERです。
最後まで、ご観覧ありがとうございました!本編は此処で完結となります。

去年の9月から執筆をして、お気に入りや感想等、観覧して頂いた皆様の支えも有って此処まで執筆する事が出来て、誠にありがとうございます!

さて、本編は完結と言う形にはなりますが、その後は暫くはEXと言う形で、本編では無かった長編部分を、気まぐれで執筆して行こうかと思います。


最後まで、ありがとうございました!

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