(竜騎視点)
『商店街:ケーキ屋』
「わぁ…流石は人気のケーキ屋だなぁ。どれにするか…」
学校の放課後、今日は人気のケーキ屋へと足を運んでいた。リサはどうしたかって?リサはバイトで居ないから、今日は1人で行ってると言う事だ。
「レアチーズと2種類のベリームースケーキか。アッサリしてて美味しいんだよね」
そんな感じでケーキを見てると、ある人物が目に映った。
「あ~、どれも美味しそう…!でもどれにするか悩むし~、お金もなぁ…」
「………」
ピンクのツインテール、間違い無くマリだわ………。見つかったら時間を取られそうなので、素通りする事にした。うん、素通りする事にした。
「って、素通りしないで下さいよ!竜騎先輩!!」
(見つかった………(汗))
何で“こう言う時だけ”は直感が鋭いのだろうか?
「今、“こう言う時だけ”直感が鋭いとか思いましたね!?」
「気のせいだよ…うん、果てしなく気のせい」
「また2回言った!?しかも毎回ですけど、果てしなくって何ですか!?」
「果てしなくって言うのは、限りや終わりが無いって意味の言葉だよ」
「それは流石に私でも知ってますよ~!?って、そんな事を聞いてるんじゃ無いですよ!!」
「じゃあ、何か用?」
やれやれ、ツッコミと変な直感だけは鋭いなぁ…。
「一緒のケーキ屋に居るんですから、一緒に食べないとか言う所でしょ!?」
「………リサが知ったら、命の保証は出来ないぞ?」
「そ、それは………でも!今日は居ないのなら今度こそ一緒にケーキを食べましょうよ!もしも断ると言うのなら…」
「言うのなら?」
「リサ先輩に言い付けますから!」
「ほほう…、ならリサにマリに脅されたと言えば………リサはドッチの味方をするかな?」
「あ………(汗)」
その冷や汗からすると、流石にマリも察したらしい。自分で言うのも何だが、そう…リサは俺の事になると人が変わるから。多分、俺の味方をしてくれる………筈←
「うぅ…」
困惑するマリ。さて、コレで諦めてくれるだろう………と思った時だった。
「竜騎さん…」
「うお!?りん、何時から…?」
「上原さんが、竜騎さんを見つけた時からです…」
最初からじゃんソレ!?気配を消すとは敵に回すと恐ろしい。
「上原さん…?」
「な、何でしょう?(汗)」
りんがマリを見つめると、マリが蛇に睨まれた蛙の様に固まってしまった。無理も無い、りんはヤンデレ化してリサだって平気な上に、張り合えるし同じくヤンデレ化する。勝てる訳が無いのだから………。
「竜騎さんとケーキを食べるだけなら、大丈夫ですよ…」
「りん………?」
「燐子さん!!」
何と、まさかの予想外の台詞だった。今この時までは………そう思ってた。
「ただし…私の監視元ですが」
「えぇ!?」
「………」
やっぱり、そうじゃないかって思ったよ(汗)
「それがダメなら、私は竜騎さんと2人で食べますので…」
「わ、分かりました~!だから竜騎先輩と一緒にケーキを食べさせて下さい~!」
「………(汗)」
こうして…りんの圧で、マリも含めて一緒にケーキを食べる事になったのだ。
ーーーーーーーーーーーー
「んん~♡とても美味しいですよ~♡」
「そうですね…。竜騎さん、どうですか?」
「うん、美味しい」
「では、私の方もどうぞ…。あ~ん…」
「あ、あ~ん。りんの方のタルトも美味しい!」
「ふふ…良かったです」
今現在は3人でケーキを堪能している。
「それにしても…」
「ふふふ~♡どれも美味しいですよ!」
「凄い量…ですね」
マリのテーブル、ケーキが3つって………カロr………ゲフンゲフン。これ以上は言わないで置こう。
「竜騎先輩も食べますか?」
「あぁ…俺は大丈夫だよ」
「遠慮しなくて良いですよ!あ~ん♡」
「上原さん………?」
「ひぃ!?」
「り、りん………!?(汗)」
マリが俺に食べさせようとしたら、りんが圧を含んだヤンデレ目になってた。
「一緒に食べる事は許可しましたが…それ以上は許しません」
「そ、そんなぁ…」
「竜騎さん、次ですよ…」
「あ、うん………」
「うわああああん!!」
マリが泣きながら叫びつつも、ケーキをひたすら頬張って居たのは言うまでも無かった。
(竜騎視点END)
EX15:完
「次回、看板娘の奮闘!?」
「看板娘って誰の事?」
ご観覧ありがとうございました!
次回もお楽しみに!