(竜騎視点)
『竜騎のアジト:自室』
「久しぶりに羽沢珈琲店に行こ」
始まって早々、珈琲が飲みたくなったので羽沢珈琲店に行く事にした。
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『羽沢珈琲店』
「いらっしゃいませ!あ、竜騎先輩!」
「つぐみん、こんにちは」
店に入って早々、看板娘のつぐみんが笑顔で出迎えてくれた。
「お席までご案内しますね!」
「ありがとう」
つぐみんに席まで案内して貰い、注文をする事にした。
「先ずは本日のケーキセットを1つ貰おうかな」
「はい、本日のケーキセット1つですね!少々お待ち下さい」
そう言ってつぐみんは厨房へと姿を消した。
「さて、その間に…」
「何をするんですか~?」
「うお!?」
何時の間にか隣に、モカっちが座っていた。
「何時から…と言うか何で相席になってる?」
「モカちゃんパワーで~す」
(全く分からん…)
相変わらずのマイペース(次元が違う)なモカっち。しかし…席はまだ空いてるのに何故俺と相席するんだ?
「ふふふ~、リューさんのケーキセットが来てからの~お楽しみで~す」
(まさか、俺のを食べる気だろうか…?(汗))
モカっちなら、有り得るなぁ…。全部食べ尽くされるかも知れない。
「お待たせしました!本日のケーキセットになります!って、モカちゃん…何で竜騎先輩と相席なの?」
「モカちゃんはリューさんに食べさせて貰うんだよ~」
「やっぱりか…」
案の定、フラグを回収してしまったかぁ。だが、その先の展開は予想外だった。
「モカちゃん…ちゃんと注文シテヨ?」
「つぐ~?どうしたの~?」
「ドウシタノッテ?ちゃんと注文しないとダメダヨ?」
「………じゃあ~、モカちゃんもケーキセット1つね~」
「ウン、分かったよ!大人しくマッテテネ?」
「つ、つぐみん?」
「竜騎先輩、ごゆっくりどうぞ!」
気のせいなのか、つぐみんの様子が変だった気がしたけど笑顔で再び厨房へと向かった。
「リューさ~ん…つぐが怖かった~」
「気のせいだと思う。うん…果てしなく気のせい」
そう、気のせいだと思いたい。あのつぐみんが…リサやリンの様なヤンデレ状態になるなんて、想像したくないからな………(汗)
「お待たせモカちゃん!ケーキセットだよ…フフフ♪」
「あ、ありがと~…」
何故かフフフとご機嫌なつぐみん。でも…何故か怖い気がする。
「あ、竜騎先輩!何時もウチの店に来て下さってるので、此方はサービスです♪」
「コレは…クッキー?」
「はい、私の“愛情タップリ”クッキーデスヨ…♡」
「そうなんだ(汗)」
「では、タップリと味わって下さいネ…?」
そう言ってつぐみんは再び去った。
「………」
「リューさ~ん、食べないんですか~?」
「た、食べるけど…」
「じゃあ、モカちゃんが先に頂きま~す」
パクッ!
「………」
「モカっち?」
食べたモカっちの様子が変だ。美味しさの余りに止まったのだろうか?
「か…」
「か?」
「辛い~~~!?」
「えぇ!?」
辛い?まさか、つぐみんに限って辛いクッキーを出すなんて…。でも、モカっちは顔を真っ赤にしてるし…取り合えず食べて見よう…パクッ!………!?
「辛!?」
本当に辛い!?一体どうしたんだ!?
「竜騎先輩、スパイシークッキーはどうでした?」
「す、スパイシークッキー!?」
スパイシーって…一体何でつぐみんがこのようなクッキーを…!?
「それはですね、竜騎先輩との愛にはスパイシーな刺激も必要かと思ったからです♪」
「………え?」
「辛いよぉ~。お水~…」
な、何やらトンデモない事を言ってるぞ!?つぐみん、一体何が有ったんだ…!?
「竜騎先輩には、この羽沢珈琲店の跡取りになって貰いたいからです♪」
「まだ言ってたの…?(あの時の争奪戦で終わったと思ったのに…)」
「だから竜騎先輩、ワタシノアイヲ、タップリアジワッテクダサイネ?」
「………(震)」
「辛いよ~…」
暫く、俺とモカっちはつぐみんから発する恐怖と辛さに震えて居た。
(竜騎視点END)
EX16:完
「次回、女神の甘々は病みの味?」
「フッフフ~♪」
ご観覧ありがとうございました!
次回もお楽しみに!