新しいオリキャラも出てきます。
(竜騎視点)
『???』
「だったら、私達と一緒に活動してみないか?」
コレは…夢?
「エルシャドール・ネフィリムでダイレクトアタック!」
「うわああああ!?…やっぱり―――さん強いなぁ…」
あぁ、これは懐かしい夢だ。あの頃は…楽しかった。ずっと続けば良いのにって思った。でも……
「何で…何で―――さんが!?」
どうしてあの人があんな目に遭わなきゃ…
「お前が………お前が―――さんを!!」
そして俺は――に走った。そして終わった時に……
「ゴメン…皆。ゴメン……“ダークネスメタル”……」
代償に嘗てのエースを失った……。そんな事よりも……―――さんが……。
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『竜騎のアジト:ガレージ』
『…ロード、マイロード』
「……ん?」
俺はドラゾーの呼びかけで目を覚ます。
「俺…寝てたのか?」
『はい、それに魘されてましたが…』
「魘されてた…?そうか…また“あの夢”か…」
あの時の忌まわしい記憶が、夢に出て来たんだな。そして俺は魘されてたと…。
『もしや、“あの時”の事ですか?』
「あぁ…あの嫌な夢だった…。割り切っているのに、時々夢に出て来る」
『アレはマイロードの所為では御座いません。それに既に奴は…』
「ありがとな」
俺は励ますドラゾーにお礼を言いながら撫でる。
「にー?」
「ムーナも心配してくれてるのか?」
「にー」
「可愛いなぁ」
机に乗って来たムーナが俺の元に来て擦り寄って来た。本当に癒される。
「そうだ、この間のミュッシー探しで見つけた暗号だ…」
『私もお手伝いします』
前回のミュッシー探しの時に見つけた暗号を解読していた。
「コレをこう重ねて……ん?」
『えっと…“満月の夜、人々が集いし音楽の場所に、王への道しるべが開かれん”…と書いてあります』
「人々が集いし音楽の場所って、ライブ会場の事か?それにこのマーク…何か見た事ある様な…」
『あ!』
「どうした?」
『このマークは確か…“キング・アリーナ”です!私のデータに有ります!』
「そっか!そして満月…確かもうじきだったな。それにこの記されてるのって…前に似たのあったな。」
『えぇ、マイロードが東京に戻られる前にあった“王の話”と似ています。』
「後は、この場所か…。まぁ、手はあるんだけどね」
『そうでしたか。所で、そろそろ今井様が来られる時間ですね』
「あ、そうだった!今日も泊まりに来るって言ってたなぁ。今晩も料理を振舞ってくれるって言ってたし」
『せっかくなら今井様にも手伝っていただくというのは?』
「それはできない。あくまでも俺の問題は俺が片づけたいからな。それにあの時俺は他言無用、って言ったろ?」
『そう……ですが、今や今井様はマイロードにとって秘密を共有してもいいような特別なお相手になられているかと……それに』
「それに?」
しかし、ドラゾーはしばらく沈黙してから首を左右に振った。
『いいえ。マイロードはいつも一人で背負われるので、少し心配なだけです』
「はは、これは俺の信条みたいなものだよ。別に背負ってるとかそういうつもりはない。それに、リサといる時はこういう難しいことより楽しんでいたいからね」
『なるほど?確かに……“身体的快楽”は人間にとって魅力的なものだそうですし……』
「っぶ!!そう言う意味じゃないって!おまっ……ソレをリサの前で言うなよ!」
『?……かしこまりました』
AIの容赦ない言葉遣いに珈琲を吹き出しそうになりつつも、竜騎の気分は幾らかよくなったようだ。
「たっだいまー竜騎!ご飯の買い物してきたよ~☆」
「ただいまって……すっかりリサの家になっちまったな」
「良いでしょ?どうせもうすぐ一緒に住むようになるからさ♪それにアタシの両親も承諾してくれてるよ?」
『未成年同士の同棲は、法律で禁止されているのでは…?』
「も~、ドラゾーはすぐカタいこというんだから~。アタシは将来、竜騎のお嫁さんになるんだからさ☆」
『私は紗夜様一筋ですので…」
「何カ言ッタ…?」
『な、何でもございません……(泣)』
「そっかぁ、ならよし!で、竜騎達は何してたの?」
「んや、宿題だよ。今日の英語のやつ……」
「あ、あれね~、でもこんなガレージの暗い中でやらなくても」
「暗いから集中できるんだよ。そう言えば、今日の夕飯は何を作ってくれるの?」
「ふふ、今日はハンバーグにしてみようと思って!」
「大変じゃないか?手伝うよ」
「ほんとに!嬉しい~!竜騎と一緒なら、もっと美味しく出来るよね~♪」
時刻は十七時丁度。明るくガレージのドアを開けたリサを、何事もない笑顔で竜騎は出迎えた。言葉巧みに彼女の視線誘導を図り、さり気無くリサの腰に腕を回しては、キッチンのあるリビングへと誘う。
『“お勉強道具”のお片付けはこのドラゾーにお任せを、マイロード……』
深々とお辞儀するドラゾーを残して。
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『Circle:ロビー』
「ふあぁ…」
「竜騎さん…眠そう、ですね?」
「あぁ…少しね…」
「どうせ、またリサが竜騎の家に泊まりに行ったんでしょ?」
「ちょっと友希那~?またって何、またって?」
「そのままの意味よ、抜・け・駆・け」
「2人共、落ち着いて下さい…」
「おにーちゃん、あこが何か飲み物持って来るよ?」
「あぁ、大丈夫だよ」
放課後、俺達は次のライブの事で打ち合わせをしていた。昨日の調べ事で疲れてたのか、軽い欠伸1つで
「次のライブの場所の事で相談があるんだけど…」
「場所がどうかしたの?」
「場所さ、“キング・アリーナ”で夜にどうかなって」
「キング・アリーナ…確か、メジャーデビューしたバンドも会場として使ってると言われている場所ですよね?」
「そう、実はその日に空いてるかと言う事だけは聞いたんだ。そしてら空いてるって言うから、後はゆき達がどう言うかを聞きたくて。あ、費用は全部俺持ちだからさ」
「良いね、流石は竜騎!折角さ、竜騎が言ってくれてるんだしさ!」
俺がそう言うと、リサは賛同してくれた。友希那の方は…
「構わないわ。何処でしようと、私達は頂点を目指すのだから」
「ありがとう、ゆき!じゃあ俺、これから帰りにキング・アリーナの方で申し込むから!じゃあ!」
友希那の了承も得たので、俺はキング・アリーナの方へ向かう。
しかしこの時……思いもしなかった、再会と展開になる事は……この時の俺は知らなかった。
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「よし、もう仮面を取っても良いかな?」
キング・アリーナでのライブの予約も無事に取り終えた所で、人気が無い事を確認して仮面を取る。
「黒竜の仮面……、随分と馴染んだな。あの時から俺は…そう決めたんだ………?」
そんな風に思ってると…何処からか歌が聞こえて来る。
「この歌声……何処かで…」
俺はそう思い、俺は歌声のする方へ向かう。そして綺麗な湖畔に“暗い青緑の髪”の少女を見つける。
(アレは……まさか……)
俺はそう思って彼女に近付く。そして俺が後ろから近づいた事に気付いたのか、彼女は振り向いた。
「……久しぶりね、竜騎」
「アミ……?」
そう、彼女は広島に居た時、4、5年前に知り合っていた“葉山アミ”だった。今では西日本を中心にソロのボーカルとして活躍している。
「何時から東京に?」
「さぁ…ここ最近かしら。キング・アリーナでに出場する為にさっき、手続きをして歌ってたの」
「そっか…元気そうで何よりだよ」
「でもね、もう1つ目的があるの…そう、“私の野望”を実現する為に」
「え…?」
アミが重く静かな声に思わず困惑する俺。その瞬間……
シュッ…
「……!?」
彼女は自分の足に着けていたデッキケースからカードを1枚取り出し、剣を振りかざすかの様に俺の頬へ突きつける。
「その為に、貴方を倒す為に此処に来た」
「………」
アミの目はまるで獲物を仕留めるかの様な鋭く殺気立った目をしてた。何せ頬に少し掠り傷が出来た程だ…、冗談で無い事くらい分かる。
「次に会う時は、貴方と私……何方かの野望が潰える時よ」
「やっぱり…“あの事”を認める事が出来ないって事か…」
俺がそう言うと、アミはカードをデッキに収める。そして俺に背を向けて、最後にこう言った。
「さようなら、竜騎………。次に会う時は…敵同士よ」
アミはそう言って去って行った…。
「アミ………」
この時の俺はただ、彼女が見えなくなるまで止まって居た。
(竜騎視点END)
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(燐子視点)
「今日は帰ったらNFOのクエストだね、りんりん!」
「うん、そうだね…」
あこちゃんと帰りながら、NFOの話をしていた。ふふ…最近は楽しい事、ばかり…。
竜騎さんが来てから、すっかりRoseliaも成長している事を実感、します。
「…?」
「どうしたの、りんりん?」
「アレは、竜騎…さん……?」
「え?おーにーちゃん?どれどれ……」
アソコに居るのは竜騎さん?……え?知らない女性と居ますけど…誰、でしょうか?」
「あの人は、一体……?」
「あ!!りんりん、アレ…“葉山アミ”だよ!」
「葉山、アミって……あの?」
「そうだよ!あの“西日本の天才歌姫”の!!おにーちゃんと知り合いなのかな?」
「さぁ…私にも、分からないよ…。でも、何だか様子が…変………?」
「え?そう言えば……」
竜騎さんと葉山アミは、何だか仲良くしている様子が見れない。そんな事を思った瞬間……
シュッ…
「「……え!?!?!?」」
彼女は…竜騎さんの頬を、カードで切り裂く様に…突きつけた。よく見ると、竜騎さんの頬が少し、切れてる…。
「次に会う時は、貴方と私……何方かの野望が潰える時よ」
野望…?一体何の事だろう……?
「さようなら、竜騎………。次に会う時は…敵同士よ」
彼女はそう言って去って行った…。そうして彼女が見えなくなると、竜騎さんも、去って行った。
「り、りんりん……今のって?それに野望とか何とか……」
「私にも、分からない…」
((ど、どうしよう…))
私とあこちゃんは、一体どうするべきか悩んだ…。
(燐子視点END)
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(リサ視点)
竜騎がキング・アリーナでのライブを予約して、今日はそのライブに向けての練習。
「後は、各自で個人練習よ」
「オッケー!……?竜騎、今思ったんだけど、頬に絆創膏を張ってどうしたの?」
「あ、あぁ…昨日ブラックヴルムのメンテナンスの時に、ちょっと切ったんだ(汗)」
「あ、そうなんだ。」
「気を付けて下さいね」
「うん…」
「「………」」
アタシと紗夜がそう言ってると、あこと燐子の様子が変だった。練習の時は何時も通りだけど…
「あこ、燐子?どうしたの?さっきから黙ってるけど…」
「え、えっと……」
「練習の時は問題は無かったのですが…様子が変ですよ?」
「えっと…その…、竜騎さん…」
「りん?どうかした?」
「その切り傷…発明によって出来た傷では、無いですよね…?」
「え?…な、何を言ってんのさ…さっき言った通り…」
「嘘、です…」
「白金さん?嘘とは、どう言う事ですか?」
「おにーちゃんの頬の傷は……“葉山アミ”にカードで切られた傷だもん!!」
「え!?」
「……近くに居たのか…」
「葉山アミって…あの“西日本の天才歌姫”の……?」
「一体どう言う事?」
あこと燐子の口から出たのは、竜騎がカードで切られたと言う事だった。そして竜騎に傷を負わせたのは、西日本の天才歌姫“葉山アミ”と言う事だった。
「話は分かりました。竜騎さん、それは本当の事ですか?」
「まぁね、事実だ。しかし…見られてたとは…」
「で、でも…何で竜騎がその…葉山アミに襲われるの?」
「後…野望がどうとか…そんな、話も聞きました……」
「おいおい……」
「竜騎、説明して貰えるかしら?」
友希那は竜騎を問い詰める。けど竜騎は……
「俺とアミの件には触れないで欲しいな」
「何故かしら?」
「聞こえなかった?俺とアミの問題に口を出さないで欲しいって言ったんだけど?」
「竜騎、アタシ達にちゃんと説明をして!」
「……3度も言わせる気?流石に3度目は無いよ?」
「「「「「!?!?!?」」」」」
この時の竜騎は表情は何時も通りだけど、声が凄く低い…。香澄やパスパレの時とまでは言わないけど…正直、怖い………。
「あぁ…ムキになったかなぁ…ゴメン。じゃあ俺は今日は個人練習の為に先に失礼するよ。頭…冷やさないと…」
「え!?待って、竜騎!」
「竜騎さん、せめて1つだけ教えて貰えますか?」
「ん?」
紗夜が呼び止めると、竜騎は首を向ける。
「竜騎さんの言う“野望”と言うのは…一体何ですか?音楽で頂点を取る事ですか?」
「まぁ、野望の為にデュエルも音楽もしてるって事は言えるけどね。……でも、俺が欲しいのは“頂点”じゃ無いから」
「え!?」
「じゃあ、何の為に貴方は音楽をしてるの?」
「俺が欲しいのは……
“王の座”だけだ」
竜騎から出たのは“王の座”と言う言葉だった。
「……“王の座”…?」
「じゃあ、俺はこれで…」
「あ、竜騎!?」
竜騎はそう言って、振り返る事も無く部屋を出た。そして、残されたアタシ達は…
「“王の座”とは、何の事、でしょうか…?」
「おにーちゃんは…王様になりたいのかな?」
「湊さんや今井さんは、何かご存じなのですか?」
「いいえ、私にも分からないわ。それに、10年もの間、離れてたから広島に居た時の竜騎の事は分からないわ…」
「“王の座”とは一体………あら、今井さんは?」
「え?さっきまで…居ました、けど…?」
「大方、竜騎の所に行ったのでしょうね…。今は…リサに任せた方が良いかもね。私達が行っても、教えてくれそうにないし…」
「そう、ですね…」
友希那達はそう言って残ってた。でも、アタシはそこまで優しく無いよ?
「竜騎ってば…昔から肝心な事を教えてくれないんだから…」
そう言いながら、アタシは竜騎の家に向かう。晩御飯は…作ってる暇は無いか…。後で竜騎に隠し事をした罰として、奢らせるから←
「アタシは竜騎の彼女なんだから…」
(リサ視点END)
第20話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「今日のカード紹介コーナー!!」
「今回は、“マグナヴァレット・ドラゴン”!」
「お、ヴァレットシリーズだね!見た目も銃弾っぽいね☆」
「リンクモンスターの効果の対象になった時に、自身を破壊して、フィールド上のモンスター1体を墓地に来るんだ!」
「しかも、破壊されたターンの終わりに別のヴァレットを呼び出す効果もあるから、破壊されてもタダでは済まないね!」
「次回、ドラゴン激突!竜騎VSアミ!」
「竜騎の正体が……」
ご観覧、ありがとうございました!
オリ主と葉山アミの間に何があったのでしょうか…?
次回もお楽しみに!