今回から第2章へ突入します!
正論少女のときめき
(竜騎視点)
「ふぅ…今日の学校は午前だけだから、帰ったら仕事の依頼を今日中に片付けよう」
今日の学校は午前だけの授業で午後からはフリーの為、クライアントから来ている依頼を2件片付けようと思う。その後は、個人でギターを歌の練習だ。
それにしても今日は良い天気。こんな日は何か起こりそうだ…と、まるでドラマの展開の様な事を考えてた。そんな呑気な事を考えていると…
「どいて貰えるかしら?」
「ん?」
黒い短髪の少女がナンパされていた。俺…こう言う運命に当たる星に生まれたんだなぁ…。
「連れない事言うなよ?学校よりも俺と一緒の方が楽しいぜ?」
「貴方と一緒に居ても、私には何の得にも得る物が無いわ。学校に遅れるから、もう良いかしら?
「んだと…さっきから下手に出てりゃ調子に乗りやがって!!力尽くでも分からせてやらぁ!」
「………」
アレはマズい、殴り掛かろうとしてる。流石に放置は出来ない俺は当然、止めに入る。
ガシッ!
「イデデデ!?」
「…?」
「今、殴ろうとしたか?」
「テメェには関係ねえだろ!さっさと離せ!」
「暴行しか出来ない低俗な奴、犯罪者と同然だ。これ以上するなら…貴様の精神を壊しても良いんだが…?」
「ヒッ…」
男はそう言って腰を抜かす。
「ず、ずびばぜんでじだああああああ!!!」
鼻水と涙を流しながらアッサリと逃げて行った。今までも中でも最弱だ。←
「大丈夫?」
「あ、はい…ありがとうございます」
「もう大丈夫そうだし、俺も行くよ」
俺はそう言って去ろうとしたら…
「あの…」
「ん?」
「1つだけ宜しいでしょうか?」
「何かな?」
「どうして助けてくれたのですか?貴方にとっては何の意味も無い筈ですが…」
「う~ん、単に犯罪者と低俗なのが目障りだっただけかな」
理由を聞かれても…特に大した意味じゃないからなぁ。ああ言うのが気に食わないのは確かな理由だからね。
「…変わった人ですね」
「まぁ、変わり者だね。おっと、俺も遅刻する訳には行かないし…それじゃ、気を付けて!」
俺はそう言って学校へ向かう。
「本当に変わった人ね…でも、何故かしら?」
黒い短髪の少女は胸を押さえながら…
「私の胸が…熱い。これは何かしら?」
その時の少女はまだ、理解出来ずに居た。
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『竜騎のアジト:リビング』
「さて、クライアントも満足してくれた様で何より」
「竜騎~、仕事は終わったの?」
「あぁ、丁度終わった」
「お疲れ様☆クッキー焼いたよ♡」
「うん、頂くよ。何時もながら美味しい」
「んふふ~♡」
そんなこんなでリサとイチャイチャしてると…
『マイロード、デュエル協会からお荷物です』
「ありがとうドラゾー。中身は何だろう?」
「ねぇ竜騎、開けてみてよ!」
「うん、そうだね」
デュエル協会からの荷物を開けると、“ラッシュデュエル:スターターデッキ”と書かれて居るデッキが入っていた。
「ラッシュデュエル?えっと手紙もある…何々…」
カリスマデュエリストの1人、辰巳竜騎様へ
今後のデュエルでマスターデュエルとスピードデュエルに加え、ラッシュデュエルと呼ばれる新しいルールの実装の為、ラッシュデュエル専用のスターターデッキをお送り致します!
ラッシュデュエル専用なので、マスターやスピードでは使用不可です。そして逆も同じです。
これからのデュエルも頑張って下さい。
デュエル協会より
と書かれていた。
「へぇ、新ルールだけで使用出来るカードかぁ。」
「ルールブックもちゃんとある。そして…これがラッシュデュエルのドラゴン族デッキ…。“連撃竜ドラギアス”か…。宜しくな」
デッキの最初にある青いドラゴン、“連撃竜ドラギアス”。恐らくラッシュデュエルでの俺のエースとなるカードだろう。今度する時はしっかりと慣らさないと。
「そうだ竜騎、デッキを調整して見たから後でデュエルして貰って良い?」
「うん、良いよ」
『私もお手伝いします』
「お、ドラゾーもデュエルするんだ!コレは楽しみだなぁ☆」
「その前にギターの練習が先だけど良い?」
「もっちろん!」
今日もリサとバンドの練習とその後のデュエル、食事から一緒に過ごした。もう同棲するとは早いなぁ…今更だけど。そんな時にメッセージが鳴った。
『兄様、叔父さんから聞いたんだけど、仔猫飼い始めたの?』
メッセージの送り主は従妹だ。従妹は今年、高校1年になったばかりで良い子なんだよね。
『あぁ、ムーナの事ね。画像を送るよ』
俺がムーナの写真と一緒にに送ると、直ぐに返事が返って来た。
『わぁ、可愛い。今度…兄様のお家に行って良い?』
『良いよ、何時でも遊びにおいで』
『うん、ありがとう!じゃあね!』
そう言ってメッセージを終える。
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翌日、放課後は今日はフリーだったのでブラックヴルムのメンテナンスをする。そんな時…
「竜騎ちゃん、ちょっと良いかい?」
「あ、管理人さん。どうかしましたか?」
「竜騎ちゃんにお客さんが来てるのよ」
「お客さん?」
「此方の方なの」
このアジトの管理をしてくれている管理人“瀬戸尚子”が俺に客が来たと言い、その客を呼んだ。
「貴方が辰巳竜騎君かしら?」
「はい、そうですが…」
「私、神崎節と言うの。修理を依頼したくて来たのだけれど…」
「ご依頼ですね、どうぞ上がって下さい。お茶を淹れますよ」
「あぁ、そんなに気を遣わないで。別の用事も有る事だから…」
「何が壊れたんですか?」
俺は管理人さんと近い年齢と思われる女性、神崎さんに尋ねてみた。
「えっと…壊れたのは壊れてるのだけれど…暴走し過ぎて手に負えない状態なの。それで、キツくネジを閉めて欲しいの」
「その修理対処の名称は?」
「キャりーと言うの」
「キャリー…ですか?」
「えぇ、場所は“月ノ森女子学園”なの」
「月ノ森女子学園って…あのお嬢様学校の…?」
「えぇ、此方は前払いでの料金よ。それじゃあ宜しくね」
「あ…」
神崎さんはそう言って去って行った。ムムム…キャリーとは一体…?
「ヤッホー竜騎!今日も泊まりに来たよ~☆ん?どうかしたの?」
「あ、リサ。実は…」
リサに先程の神崎さんとの依頼の説明をした。
「う~ん、何か怪しいね…。しかも前払いでこんな大金…」
「それにしても月ノ森かぁ。従妹と会ったりして」
「え?竜騎の従妹が居るの?」
「あぁ、俺の親父の妹が俺の叔母さんでね。従妹は今年高校1年になったんだ」
「その娘…竜騎に恋愛とかある…?」
「無いから…俺はリサ一筋だし(汗)」
「そうだよね~♪竜騎にはアタシが居るからねぇ☆そうそう、月ノ森って言ったら、“Morfonica”って言うガールズバンドがあるんだ。全員1年生で結成されてるんだ」
「ほう、そうなんだ。…そろそろ行かないと。リサ、ムーナの事頼める?今回はドラゾーも連れて行くんだ…」
「勿論、アタシに任せて!美味しい夕飯も作って待ってるから♡」
「ありがとう!ムーナ、リサといい子して留守番な?」
「にー」
「ドラゾー、行こう」
『了解しました、マイロード!」
「行ってらっしゃい!」
俺はリサにムーナと共に留守を頼み、ドラゾーと共に“月ノ森女子学園”へ…。
(竜騎視点END)
「竜騎と…」
「リサの…」
「「今日のカード紹介コーナー!!」
「今回は“アネスヴァレット・ドラゴン”!」
「他のヴァレットと同様に破壊されても、ターンの終わりに別のヴァレットを呼び出せるよね!」
「リンク効果の対象になったら自身を破壊して、表側表示のモンスターの効果を無効にして攻撃を封じるんんだ」
「わぉ、効果を無効にして攻撃も出来なくする…侮ると痛いね…」
「次回、月ノ森の従妹!」
「え?竜騎の従妹って…」
ご観覧、ありがとうございました!
次回は月ノ森へ向かいます。お楽しみに!