Morfonicaと出会います。
オリ主とましろが従妹同士と言う設定になっております。
(竜騎視点)
『月ノ森女子学園:正門』
俺とドラゾーは正門で神崎さんに渡されていた“証明書”を出し、立ち入り許可書を貰って月ノ森に入る。
「さて、着いたけど…場所は“多目的室”だったな。所でドラゾー、“キャリー”って言うのが何か分かった?」
『いえ、先程も検索を試みましたが、機械の部品にすら該当結果が出ません』
「やっぱり、直接確認するしか無さそうだ」
『そうですね、では私は彼方の校舎を行きます』
「俺はコッチを探すわ。見つかったら連絡しよう」
『了解です』
そうして俺は、ドラゾーと分断して多目的室を探す。
『月ノ森女子学園:廊下』
「男の人…?」
「え?ねぇ、アレってもしかして…辰巳竜騎さん!?」
「え?ほ、本物!?」
「でもどうしてウチの学校に?」
スッゴい注目が集まってます俺…。どうやら男が居るからってだけでも無さそうだ。そんな事を思ってると…
「あの…辰巳竜騎さんですよね!?」
「そうだけど…」
「やっぱり!あの、この間のライブと葉山アミのデュエル見てました!お会い出来て光栄です!」
「そ、そう…ありがとう(汗)」
月ノ森の生徒の1人が俺に寄って来る。恐らく単純にファンなのだろう…。どうやらあの1件で更に注目したようだ。
「あの…多目的室は何処かな?仕事で来たんだけど…」
「あ、隣の校舎です!」
「ありがとう」
「は、はい!////」
俺は生徒にお礼を言って隣の校舎へ行く。一方、ドラゾーは……。
(竜騎視点END)
ーーーーーーーーーーーーー
(ドラゾー視点)
「な、何アレ…?」
「ドラゴン…の、ロボット!?」
「生徒の誰かが動かしてるんじゃない?」
私は自我を持っているのですがねぇ。マイロードと手分けをして多目的室を探していますが、見事に注目を集めてます。まぁ無理もございませんが。そうこうと探している内に…
『あ、此方に在りましたか。マイロードに連絡を入れないと…』
「納得出来ません!」
『?』
マイロードに連絡をしようとした途端、何やら抗議の声が聞こえました。はて、何の騒ぎでしょう…?
取り合えず私は扉を開ける事にしました。
(ドラゾー視点END)
ーーーーーーーーーーーー
(瑠唯視点)
「何が何でも、バンド活動は停止ザマス!!」
「そんな…」
「教頭先生、そんなの横暴です…」
「お黙り!学園の風紀と秩序が汚れるザマス!」
始まりは数分前の事だった。教頭先生が私達“Morfonica”の活動を辞めろと言い始めた。理由はバンドなんて不良のする事だとか、秩序や風紀が乱れるだの言って、簡単に言えば
「教頭の横暴さ…本当に困るんだけど…」
「でも、このままだと本当にヤバイよ~?つーちゃん…出番だよ」
「えぇ!?こんな時に私…じゃあ…」
「教頭先生、貴方が言っている事は単なる自分勝手では無いでしょうか?」
「うるさいザマス!私は教頭ザマスよ!」
「納得出来ません!」
私達は教頭先生に抗議しても、私達の意見は通らずに居る。
『失礼します…』
「今取り込み中…って、何ザマスかアナタは!?」
「え?…何あれ?」
扉を開いたのは、ドラゴン…の姿をしたロボット…かしら?
「ちょっ!?何あれヤバくね!?」
「え?え?どうなってるの…?」
「誰かが動かしてるのかな~?」
「………ドラゾー君?」
「「「「ドラゾー君???」」」」
倉田さん1人だけ彼を知っている見たいね。でも、倉田さんがロボットを作れるとは思えないわ。
『おや、ましろ様。ご無沙汰しております』
「どうしてドラゾー君が此処に?」
『今日はマイロードと仕事で此方に来ました』
「え!?兄様が来てるの…?」
「兄様?しろちゃんって…1人っ子だったよね?」
「て言うか…自分で喋ったり感情が出たりとヤバいって」
『マイロードとましろ様は従妹同士です』
「ドラゾー君は、兄様が作ったお手伝いロボットだよ」
「ましろちゃんの従兄のお兄さんって事?しかも作ったって…」
『はい、そうです。マイロードもそろそろ来るとは思いますが…』
どうやらこのロボットは倉田さんの従兄のお兄さんが作ったロボットだと言う。倉田さんの従兄のお兄さんとはどんな人物かしら…?
「さっきから私を無視するなザマス!!」
『彼方の耳障りな人物は誰ですか?』
「耳障り!?」
「えっとね、一応…教頭先生だよ…、私達のバンドがを無理矢理解散させようとして…」
「バンドは風紀や秩序が乱れるって訳の分からない事言ってるし…」
『え?あの“時代遅れのお山の大将”がですか!?』
「お、お山の大将…」
「ちょっと、失礼ザマスよ!」
「いやいや、合ってるじゃん」
『それとも“裸の女王様”の方が良かったですか?』
「私を馬鹿にするのも、いい加減にするザマス!!」
「教頭先生…凄く怒ってるよ~?」
「それはそうでしょう…。でも、2つとも合ってるわね」
「どうしたドラゾー?それにましろも…トラブルか?」
『あ、マイロード!』
「………あの人は…」
声がした方を向くと、男性が居た。しかも、以前に私を助けてくれた変わった人だ。
「竜騎兄様!?」
「兄様って…もしかして、あの人がしろちゃんの?」
「え、えぇ!?あの人って辰巳竜騎さんじゃん!?ちょ、この学校に来てる!?」
「桐ヶ谷さん、知ってるの?」
「知ってるも何も、音楽の王とデュエルの王を手に入れる事でなれる、真の竜王の資格を持つ者だって今話題になってるんだって!漆黒の魔竜の正体でもあるんだから!」
「あぁ、この間の葉山アミさんとのデュエルでも話題になってた人だね~」
「えええええええ!?ほほほほほ、本物!?」
まさか、倉田さんの従兄のお兄さんが彼だったなんて。
「それで、その部外者の貴方は一体何をしに来たザマスか!?」
「仕事で来ました。この多目的室に修理して欲しい物があるって…」
「そんな物は無いザマスよ?ただでさえ、彼女達はバンドなんて物ばかりやっての頭の悪さも直らないのに…」
「酷い…」
教頭先生の暴言で倉田さんがショックを受けている。そんな時だった…
「…随分な言い草だな」
「何ザマスって?」
彼は冷静ではあるが、声は怒りを含んでいた。
「自分の思い通りにならないからって、権力を振るって、勝手に価値観を押し付けるとは…ただの駄々っ子だな。本当に教頭か?」
「うるさいザマス!さっさと部外者は帰るザマス!大体、貴方は何を修理しに来たと言うザマスか!?」
「俺が修理しに来たのは…“キャリー”と言う物だ…」
「…え?」
「キャリー?」
「うん…ネジが相当歪んでて、余りにも手に負えないからキツく閉め直してくれって依頼されたんだけど…」
「キャリーって…」
私達全員は教頭先生の顔を見る。何故なら…
「はいいいい!?キャリーとはこの私、“キャリー・東郷”の事ザマスか!?」
「何!?」
『機械や部品では無くて…人だったとは…(汗)』
そう、彼の言うキャリーとは、教頭先生の名前なのだから…。
『マイロード、道理で検索しても見つからない訳ですよ…』
「依頼主さんが言い辛い訳だ…。…?ドラゾー、彼奴の持ってるの…デッキケースか?」
『えっと…はい、間違いありません』
「ましろ、この件…俺に任せて貰える?」
「え?兄様…?」
彼は倉田さんにこの件を任せて貰う様に言った。彼は何をする気かしら…?
「キャリー・東郷、俺とデュエルだ。俺が勝ったら、ましろ達のバンドの解散を撤回して、二度と持ち込むな」
「な、生意気ザマス!私が勝てば、貴方の全てを奪うザマス!」
「良いだろう!」
「「「ええええええ!?」」」
「に、兄様…!?」
「………」
彼は私達の解散を撤回して、二度と言わせない様に言った。彼はどうしてそこまでするのか…私には分からなかった。
ーーーーーーーーーーー
「兄様…」
「ん?どうかした?」
倉田さんが不安そうに彼に話しかける。
「兄様、私達なんかの為にそこまでする必要無いよ…?教頭先生はデュエル凄く強いんだよ…」
「大丈夫、俺は負けないさ」
『そうですよましろ様、マイロードはお強いです!』
「じゃ、行って来る」
そう言って彼は倉田さんの頭を撫でて、教頭先生の元に向かった。
「だ、大丈夫かな…?」
「うん…予想外の展開で着いて行けない…」
「うん…」
「兄様…」
倉田さん達は不安そうにしていた。
「このエリートデッキで、エリートのデュエルを教えてあげるザマス!」
「口は良いから来なよ」
「「デュエル!!」」
彼と教頭先生のデュエルが始まった。だけど…
「行け、シルバーヴァレット!ダイレクトアタック!」
「キイイイイイイイ!?」
彼は教頭先生を瞬殺した。
「う…嘘…」
「教頭先生が…あんな簡単に…」
『マイロードは、16歳と言う最年少でカリスマデュエリストになってますので、あの程度の相手、マイロードにとっては朝飯前です』
「マジで!?」
私はデュエルの事は詳しくは分からないけど、彼は相当な実力を持ってると言う事は確かなようね。
「流石は竜騎君ね」
彼が勝った後、私達以外の声が聞こえた。
「神崎さん…」
「り、理事長…」
「理事長…?」
そう、彼女はこの学園の理事長の“神崎 節”だった。
「騙すような真似をしてごめんなさいね。私ではこの問題教頭が手に負えなくて…」
「り、理事長が私を修理する様に頼んだと言うザマスか…?
「ありがとうね、貴方は期待以上の人だったわ。さて、教頭先生?」
「は、はいザマス…?」
「貴方は懲戒解雇よ」
「え!?そ、そんな…」
「さて、行きましょうか…」
「た、助けてザマス~!?」
懲戒解雇を言い渡された教頭先生は理事長に引き摺られて後にした…。
「あ、電話しないと…、節ちゃんの言う通りの子だったわ」
『そう、竜騎ちゃんは人の心だって修理出来る…未来の王になる子だからねぇ』
そんな会話が在ったのは、私達は知らない。
ーーーーーーーーーーーーー
「兄様!」
「お!?」
倉田さんが彼…竜騎さんに抱き着いた。
「それにしても、ましろがMorfonicaのボーカルだったのかぁ。俺の知らない所で頑張ってるんだ」
「えへへ…兄様、私もっと頑張るね////」
「しろちゃんがデレデレになってる…」
「しかも凄い前向き…」
「うん…」
確かに、あんな倉田さんを見るのは初めてだった。そう言えば、この間の事もあるから、私もお礼を言わないと。
「あの…」
「ん?あれ、オタクはこの間の」
「え?るいさんの事知ってるの?」
「今回も助けて下さり、ありがとうございました。Morfonicaのヴァイオリンをしている、八潮瑠唯と言います」
「そっか、じゃあ“ルーちゃん”だね」
「ルーちゃん?私の事ですか?」
「る、ルーちゃんって…」
「いきなり過ぎる…」
「あぁ、ゴメン。竜の直感が働くと勝手に呼び方を付けちゃって…。ダメなら普通に呼ぶよ」
「いえ、貴方に呼ばれると不思議な気持ちになるので私は構いません」
「る、るいさん…?」
「るいるい…どうしたの?」
広町さん達は何を驚いてるのかしら?
「そっか、じゃあルーちゃんって呼ぶね。それにお礼を言われる事はしてないよ」
「ですが、あの時の様に2度も助けられたのは事実です」
「よしてよ。俺は冷酷で残忍だからさ、ああ言った犯罪者とかの精神を攻撃してるだけだしさ」
「自分で冷酷で残忍って言ってる…」
「兄様は変わらずだね…」
自分の事を冷酷で残忍だと言う人、私は見た事が無かった。
「やはり、貴方は変わってますね」
「うん、俺と言う存在は周りから見れば変わり者だからね」
変わり者だと言う事を堂々と自覚している。本当に変わった人ね…。
『マイロード、そろそろ今井様もお待ちしてる頃かと…』
「お、そうだな。じゃあ俺達はコレで」
「うん、ありがとう兄様!」
彼はロボットと一緒に去って行った。
「ああああああ!?」
「透子ちゃん、どうしたの?」
「サイン貰っとけば良かった!」
「あああああ、私も忘れてたあああ!」
「あ、でもさぁ…しろちゃんはどうした従兄のお兄さんの事、教えてくれなかったの?」
「え?」
「そうだってシロ!何であたし達に一言も言ってくれなかった訳!?」
「だって……
兄様に近付く“メス豚”が増えたら困るんだもん」
「「「め、メス豚!?!?!?!?」」」
問い詰められた倉田さんが、普段とは思えない発言をした。
「ま、ましろちゃん!そんな言葉を使ったらダメだよ!!
「事実だもん…兄様に近付くメス豚は…私が排除しなきゃ…」
「ちょ!?シロ怖いって!?」
「しろちゃん…本当にどうしたの…?」
何時もより何か黒い倉田さん。もしかして倉田さんは…
「倉田さんは…彼が好きなの?」
「え!?うん…兄様の事…好きだよ。好きで、胸が締め付けられそうな時もあるし…」
「好きだから………」
倉田さんが彼の事を好きと言う言葉に私は何かが引っ掛かった。
(好きだから…締め付けられる………。今の私もそんな感じだわ…)
私は初めて彼と会った時と似た感覚を思い出す。そしてその感覚の正体は…
恋だった。
(そう…コレが恋…私は彼に…、竜騎さんに恋をしたと言う事ね…)
(瑠唯視点END)
第28話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「今日のカード紹介コーナー!!」
「今回は“シェルヴァレット・ドラゴン”!」
「お、またまたヴァレットシリーズ!お馴染み、破壊されたら別のヴァレットをエンドフェイズに呼び出すんだよね☆」
「リンクモンスターの効果対象になったら、自身を破壊!その後に自分の居た縦列の相手モンスターと、その左右のモンスターを纏めて破壊!」
「うわ、隣接してると怖いじゃん!発動したら一気に有利だね」
「次回、始動、ラッシュデュエル!遂に開始だ!」
ご観覧、ありがとうございます!
バンドリのキャラ同士の呼び方が間違ってたりしたら、教えて頂けると助かります!
次回は新しいオリキャラも増えます、お楽しみに!