(竜騎視点)
『花咲川女子学園』
「花咲川は初めてだな…。まぁ、女子学校だから訪れる事も本来は無いからなぁ」
花咲川女子学園の音楽祭。遂に当日を迎え、現在は正門から入った。しかし、何故だろう…こういう時に限って何かが起こりそうな気がする。
「!?」
俺は頭上に影が多い被さったのを見た。そして見上げると…
「竜騎せんぱああああい!!」
「ギョッ!?」
案の定、香澄ちゃんが頭上からダイブして来る。2度ある事は3度あるって…本当なんだなぁ。
「やめえい!!」
バシンッ!!
「ふにゅ!?」
「あ…(汗)」
そして此方も案の定…有咲が持っていたハリセンで香澄ちゃんを叩き落とした。香澄ちゃんも無事ですんでるのが凄い。
「有咲~、何時もハリセンで叩かないでよ~(泣)」
「お前が毎回毎回ダイブしようとするからだろ!?」
「2人共…煩い、ですよ…?」
「あ…す、すみません(汗)」
「りん」
「竜騎さん、今日は宜しく…お願いします…」
「兄貴~!」
「琢磨」
「今日は宜しくお願いします!」
「あぁ、頼むな」
りんと琢磨もやって来た。琢磨もやるき十分だ。
「竜騎~!」
「あ、リサ!」
後ろから呼ぶ声がして振り向けば、リサやゆき、あこ達が来てくれた。そう、3人も俺のライブを観に行くと言う事で花咲川に来たのだ。
「今日のライブ、楽しみにしてるわ」
「あこも、おにーちゃんの応援してるから!」
「あぁ、ありがとう」
「琢磨も、“アタシの竜騎”のサポートを宜しくね~♪」
「あ、はい…。あの…今井さん…」
「うん?アタシの事はリサで良いよ?それで、どうかしたの?」
「あ、はい。もしかして…リサさんが兄貴と結婚を約束した人ですか?」
「うん、そうだよ!」
「そうでしたか…、兄貴と凄く仲が良いから、もしかしてと思って」
「んふふ~♡アタシは竜騎と10年前から約束していたんだよ~♡」
(兄貴もリサさんも、よく10年も守ってたなぁ…)
琢磨が何か考え込んで居るが、どうしたんだろう?
「親分!」
「竜騎さ~ん!」
「竜騎先輩!」
「炎、火乃果ちゃん!」
「ひまり達も一緒だ」
更に炎や火乃果ちゃん、アフグロメンバーもやって来た。え?炎はやたら大きい荷物を持っている…。
「炎、その荷物は?」
「あぁ、これですか?お袋が親分に差し入れを持って行く様にって。親分の大好物のエブフライが沢山入ってやすぜ」
「私も作ったんです!」
「ありがとう、叔母さんにも今度お礼を言わないと」
「兄貴、その人誰なんすか?」
「兄貴?親分の事を言ってんのか?」
そうだ、琢磨と炎はお互いに合うのは初めてだった。ちゃんと紹介しておこう。
「へぇ、この小さいのが親分の…」
「失礼な奴だな…。ま、兄貴の右腕としては十分だぜ」
「は?俺の親分を勝手に兄貴呼びしてんじゃねぇよ」
「はぁ!?俺の兄貴だっての!」
「俺の親分だって言ってんだろ!?」
「おい、止めろ…」
「「!?!?!?」」
俺は喧嘩腰になりそうな2人を止める。
「あ、兄貴…?」
「公共の場だぞ?喧嘩なら他所でしろ」
「す、すいやせん…」
「すまないっす…」
「まぁまぁ竜騎、取り合えず行こ?遅れたら大変だよ?」
「あ、あぁ…」
俺はリサに引っ張られて移動する。
「琢磨…?」
「ど、どうしたんだ有咲…?」
「お前…竜騎先輩を困らせるんじゃねえよ?」
「お、おい…有咲?」
「今度やったら…分かってるな?」
「そうだよたっくん!竜騎先輩の敵は!」
「「「私達ポピパの敵!!」」」
「まさか…ポピパ全員…兄貴の事が…?」
「炎?アンタもだから…」
「は?」
「そうだよお兄ちゃん!」
「竜騎先輩に粗相をしたら、私達も許さないよ?」
「リューさんにコーチを頼むのに、悪印象を持たれたら困るんだよ~?」
「お前らも…親分を?」
「勿論!」
((コイツ等…、兄貴(親分)に惚れてるのか…))
俺とリサが去った時に、琢磨と炎がポピパとアフグロから説教されたのは、俺達は知らない。
ーーーーーーーーーーーー
『花咲川女子学園:体育館』
「では、此処で…今日のゲストの方をお呼びします。漆黒の魔竜として、バンド活動をしている…現役のカリスマデュエリスト、辰巳竜騎さん…です」
「初めまして、この度ゲストとして登場しました辰巳竜騎です。本日は宜しくお願いします」
俺はりんの挨拶の後に登場し、挨拶をした。
「きゃああ!!!」
「竜騎様ああああ!!」
「今日はこの花咲川女子学園の音楽祭にお招きいただき、ありがとうございます!では、1曲目から参ります!」
それから俺は1曲目の演奏、2曲目、3曲目とお披露目した。
「演奏を聴いて下さり、ありがとうございました」
「素敵いいいいいいい!!」
『アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!』
わお、予想はしてたけどアンコールしてるなぁ。リサもそうだけど、香澄ちゃんとココちゃん…チサまで凄い手拍子してる。
「どけどけ!」
「キャ!?」
「何だよお前ら!?」
誰かが大声を上げて乱入して来た。
「おい!この間の仮を返しに来たぞ!」
「今度はボスを連れて来たんだぜ?なぁ兄貴?」
「ボス?そいつか…」
乱入したのは、香澄ちゃんを無理矢理ナンパして2度も撃退した2人組。そしてボスと呼ばれるデカいのが出て来た。
「おめえか、子分を倒したって奴はよぉ?」
「それが?」
「よくも俺に泥を塗ってくれたなぁ。しかも、王様になるんだってな?」
「公共の場だから、そう言う暴言とか良くないと思うけど?」
「うるせえ!正義の味方とでも言いてえのか!?オメエを倒して、俺が王様になってやる!!」
「今度は3VS1だぜ?」
「ひひひ、いくら有名なデュエリストでも3人掛かりで倒せるかな?」
「…ほう。良いだろう…」
俺は怒りを抑えながらも、ブラックヴルムをデュエルディスクに変更して構える。すると…
「兄貴、俺も居ますよ!」
「琢磨!」
「親分、助太刀しやすぜ!」
「炎!分かった、取り巻きの方は頼んだ!」
「「はい(おう)!!」」
「はっ!増えた所で何の問題もねぇ!!オメエら!」
「「うっす!」」
俺達はそれぞれでデュエルを開始した。
「ダークナイト@イグニスター、行け!!」
「ギャアア!?」
「焼き尽くせ、ヴォルカニック・デビル!!」
「アチャアアアア!?」
琢磨と炎が取り巻き側をあっけなく倒す。2人共、成長したな。
「バカが…役に立たねぇ」
「さて、犯罪者は息の根を止めてやる…、行け、ヴァレルロード!!」
「ぐ、ぐおおおおおおおおお!?」
ボスをヴァレルロードの一撃で吹き飛ばす。コイツも弱かった。
ーーーーーーーーーー
その後、3人は問題を起こしたと言う事で警察に連行された。花咲川の誰かが通報した様だ。まぁ、もう少し痛めつけたかったがな。
「竜騎さん達のお陰で、怪我した人も出なくて良かったです」
「観てた人達は、竜騎のデュエルが見れて嬉しかったって大騒ぎだったねぇ」
「流石は竜騎先輩です!」
「まぁ、琢磨と炎も居たからね」
「兄貴に褒められたっす」
「親分を助けるのが子分ですぜ」
「「は?」」
この2人、また睨み合ってる。
「兄貴は俺に言ったんだよ!」
「違えだろ!親分は俺に言ったんだよ!」
「俺だ!」
「俺だってもの!?」
「おい…」
ま~た言い争いが始まった。止めようと動くと…
「ネェ?竜騎ガ困ッテルデショ?ヤメテクレルカナァ?」
「「!?!?!?!?」
ヤンデレ化したリサが暴走して2人を止める。この2人もリサには勝てないか。ほら…香澄ちゃん達がまた怖がってるよ…。
「ま、終わったからコレで解散だね☆じゃあ竜騎、一緒に帰ろ?」
「あ、うん…」
俺はリサと共に花咲川を後にした。
「こ、怖い…」
「リサ先輩怖えわぁ…」
「おい琢磨?」
「炎君?」
「「ヒッ!?!?」」
有咲とつぐみんを筆頭に、黒いオーラを纏った香澄ちゃん達が2人を睨んでいた。
「貴方達?覚悟は良いかしら?」
「竜騎さんの敵は…」
「あこ達の敵だよ~!」
「「ギャアアアアア!?!?」」
2人の断末魔が聞こえた様な気がしたが…うん、気のせいだ。
(竜騎視点END)
「竜騎と…」
「リサの…」
「「今日のカード紹介コーナー!!」
「今回はアミのカード、“伝説の白石”!」
「チューナーモンスターだけど、墓地に送られた時の効果が目立つよね!簡単に青眼の白龍が手札に加わるもん」
「調和の宝札と凄く相性が良いから、組み合わせると展開が良くなるよ!」
「次回、狂犬とラーメン!…狂犬って誰だろう?」
ご観覧、ありがとうございました!
次回もお楽しみに!