第2章の鍵となる始まりに入ります。
『???』
『此処は…何処だ?我は何処に出た…?』
誰かがそう行った…。誰かは分からないが、見知らぬ場所に出て来ては辺りを見渡す。
『我は…使命を果たす。我は………………ヒーローとして』
誰かは、自身をヒーローと称して使命がある様だ。そして動き出す。
(竜騎視点)
『羽丘女子学園:中庭』
(あのデータに触れた痕跡も無いし…ましてやハッキングされた形跡も無い。一体どうして…?)
「竜騎先輩、聞いてますか!?」
「…アレ?何時から居たの?」
「存在にすら気付いて貰えてなかった!?」
マリからのツッコミが炸裂。どうやら俺が気づく前から来てた様だ、データ探しに夢中になって存在に気付いてすら無かった。
「ひまりちゃん、竜騎先輩の邪魔になっちゃうよ?」
「だってぇ!?今はリサ先輩達も居ないから、一緒に食事をしようとやって来たのに~!」
「ひーちゃん必死ですな〜」
「竜騎さん…」
「ん?」
「もし、コーチの件を引き受けてくれたら…ひまりのおっぱい、好きにして良いですよ?」
「ちょっと蘭!?何で私なの!?」
「ここはさ…ひまりの色気の方が有効かと思って…」
「ひまりのおっぱいは、こういう時に役立つからなぁ」
「意味分からないよ!?」
「マリ本人が困ってるから止めてあげて」
「先輩…」
再び巨乳で誘おうとはなぁ…、だが此処は女子学園だ。誤解を招く事をしたら大変だ…俺もリサに何を言われるか。
「竜騎〜、何してるの〜?」
「美竹さん達と楽しそうね…」
「!?」
「湊さん…」
「り、リサ先輩…」
案の定、リサとゆきが黒い顔をしている。当然だがアフグロメンバーは震えている。
「ひまり〜、アタシの竜騎をおっぱいで誘惑するのはダメだよ〜?」
「り、リサ先輩…私はそんな事…」
「次したら、その大きなのを捥ぎ取っちゃおっかなぁ~?」
「ひいぃ!?止めて下さい!?」
「リサさん怖~い…」
「ナニカイッタ?」
「何でも無いで~す…」
今日もリサの嫉妬が爆発してるなぁ…すっかり慣れたとは言えど、慣れて無い人からすればなぁ。
「ひまりはまぁ…デカいが取り柄だからなぁ…」
「おい…」
「え、炎のバカァ!!」
バシンッ!!
「あべし!?」
炎がマリの平手打ちを受けた。まぁ、マリだって怒るわなぁ。
「そ、そう言えば親分…最近噂、しってやすか?」
「噂?」
「はい、何ともヘルメットを被ったデュエリストが、突然現れては問答無用でデュエルを吹っかけて、速攻で勝つって言う噂があるんですぜ。相当強いって話もありますが、正体不明だそうです…」
「へぇ、名前も不明でヘルメットをしたデュエリストかぁ…そんなに強いならデュエルしてみたいなぁ」
「ダメだよ竜騎~?」
「え?どうして?」
俺がデュエルしてみたいと言うと、リサがダメだと言う。
「もしも犯罪者とか危険な相手だったら、どうするの?」
「その時はその時さ。俺は犯罪者如きに負ける気は根も葉も無いからさ」
「んもう~、危ない事はして欲しくないって言ってるのに~」
「そうよ…少しは自重して頂戴」
「分かってるって…(汗)」
俺の心配をしてなのか、危ない事はするなと幼馴染2人に釘を打たれる。
「貴方はタダでさえ、隠し事と危険な事を人一倍するのだから…」
「そうだよ~?竜騎は時々何を考えてるか分からないからねぇ」
「心理を読まれたらデュエルでは勝ち抜けないからな」
「友希那達は兎も角、アタシだけでもね?」
「また抜け駆けかしら?」
また2人は火花を散らしている。
「また始まってる…」
「巴ちゃん、触れない方が良いよ?」
「うん、つぐみんの言う通り」
「竜騎さんは止めないんですか?」
「周りの迷惑にならないなら、好きにさせて置く方が良いからね」
「流石は親分…(汗)」
(竜騎視点END)
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(つぐみ視点)
「今日も練習疲れたね~」
「何か食べて行く?」
「さんせ~い」
「いいな!」
「何時も通りだね…」
「ちょっと待った!!またラーメンとか言わないでよ!?」
「えぇ~…」
「何でラーメンはダメなんだよ?」
「何でも!!」
練習の終わりに私達は何か食べて帰ろうかと話していた。ひまりちゃんはラーメンはダメって言ってる、以前に連日で食べてた事もあったから無理も無いけど。
「体重でも増えたってか?」
「バカ!!」
「ぐほっ!?」
「最低…」
「炎くんは、もっと空気を読まないと~。リューさんの様にモテないよ~?」
「いやいや、竜騎さんに勝てる要素が1つも無いって」
「酷過ぎんぜ…」
「あ、あはは…」
炎君がデリカシーの無い事を言ったので、本日2度目の平手打ちです。まぁ確かに怒るし、モカちゃんと巴ちゃんに至ってはキツイ事を言ってる。でも、竜騎先輩に勝てる要素が1つも無いのは納得出来るよ←
「…?何か騒がしいね…」
「何だろう…?」
近くのコンビニで、何やら騒がしいと思って覗いてみたら…。
「オラ!金を持って来い!!」
「ママー!?」
「ウチの子を離して!」
「嘘、強盗…!?」
「しかも小さい子供が人質に………」
強盗が小さな子を人質にして、お金を出せと大事になってた。このままだとあの子が危ない…けど、下手に動いたらあの子の命も無い…どうしよう。
「お願い、子供を返して!」
「だったら金を直ぐに持って来い!」
「ママー!」
「っ野郎!!」
「炎君!?」
炎君が我慢の限界で強盗の前に出た。流石に危ないよ!?竜騎先輩の様には行かないって←
「テメェ!その子を離しやがれ!」
「動くな!直ぐにこのガキを殺して欲しいのか!?」
「助けてええ!!」
「っち…どうすれば…」
「このままじゃ…あの子が…」
とても絶望的だった。一体そうすれば…
『トゥルル~♪トゥルットゥルゥ~♪』
「…え?」
「な、何だ…この場違いな歌を歌ってる奴は…」
「余りにも場違い過ぎでしょ…」
蘭ちゃんの言う通り…明らかに場違いな歌だよね。一体誰が…
『トゥルル~♪トゥルットゥルゥ~♪』
「ええい!?何処に居やがんだ!出て来い!」
「とう!!」
「フギャ!?」
「「「「「「!?!?!?」」」」」」」
歌ってた人と思われる人は、強盗の頭上kら振って来て…倒れている強盗の頭に乗っていた。
『おい、その子供を連れて離れろ』
「お、おう…」
炎君は人質にされていた子を連れて、そのお母さんの元へ。子供の方にも怪我は無かった様だ。
「ママ―ッ!!」
「良かった…無事で!」
『そして…さっさと起きろ』
「いつつ…何しやがるんだ、このヘルメット野郎!」
「ヘルメット…って…アレは…」
「ドラゴンの頭見たいなヘルメットだね~」
「アイツが噂の…、何か親分みたいだな…」
炎君達が言ってた通り、ドラゴンの頭に見える黒いヘルメットをしている。
『この我が居る限り…犯罪を許すと思うなよ…。出でよ…』
彼はデュエルディスクを出して、カードを置いた。すると…
『ギャオオオオ!!』
「な、何!?」
「アレは…!?」
『真紅眼の竜よ、チェックサム・ドラゴンと混ざり1つとなれ!出でよ、“流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン!!』
2体のドラゴンが混ざったと思えば、見た事ないドラゴンが出て来た。
「メテオ・ブラック…?何か今まで見た事あるのと違う…」
「あぁ…名前とステータスが似たモンスターは知ってるけど、あんなの知らねぇ」
『焼き尽くせ!!』
「う…うわああああああ!?」
「す、すげぇ…」
うん、現実によるダメージは無いのは知ってるけど…間近で見ると凄いなぁ。
「う…」
「動くな、貴様を逮捕する!」
「サツが来やがった…畜生…」
その後、強盗は逮捕された。やっと安心したよ…最近はこう言うの多いね…。
「ありがとうございました…子供も怪我が無くて良かったです」
「ありがと~!」
「良いって事よ、お礼ならあのヘルメットの………アレ?」
「居なくなってる…」
ヘルメットの人は何時の間にか居なくなってた…。何処に行ったんだろう?
「一体…何者だったんだろうね?」
「中の人はきっと…竜騎先輩の様なイケメンだったりして」
「実はリューさん本人だったとか~?」
「流石にそこまでは…」
「いや…間違って無いかも知れねぇ…」
「炎君?」
私達がヘルメットの人が竜騎先輩だったりとか言ってると、炎君が深刻そうな顔をして言う。そんな顔似合って無いのに…←
「どう言う事なの?」
「あのヘルメットの使ってたデッキだけどよ、最後に出した奴は初めてだけど…あのデッキのチェックサム・ドラゴンとかプレイングの仕方、以前の親分の“真紅眼”デッキに似てた」
「嘘!?分かるの!?」
「あぁ、俺は中学の時の親分が真紅眼を使ってたのは知ってるからな…。だが、親分の前のエースは親分の恩人の仇によって失っちまったからな…」
「それって、葉山亮斗って人の…」
「あぁ…明日、親分に聞いて見るか」
「私も気になって来た…」
ヘルメットの人が竜騎先輩なら、隠す必要は無いと思うからね。でも…本当に竜騎先輩だったのかな…?
(つぐみ視点END)
第37話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「今日のカード紹介コーナー!!」
「今回は、“バスター・ブレイダー”!」
「チュチュが使ってたカードかぁ…確かドラゴン族にとってはキラーカードだったっけ?」
「うん、相手のフィールドと墓地のドラゴン族1体に付き、攻撃力を500もアップするんだ…」
「竜騎にとっては天敵じゃん!竜騎も相手にするなら気を付けてよね!」
「次回、竜の処刑人(ドラゴン・エクスキューショナー)!」
「処刑人って…怖いなぁ…」
ご観覧ありがとうございました!
次回もお楽しみに。