竜の処刑人の謎は、まだ続きます。
(竜騎視点)
『竜騎のアジト:自室』
「竜の処刑者…か」
ドラゴン型のヘルメットに、失われたダークネスメタルを使うデュエリスト…それも、俺が昔使ってた真紅眼デッキと動きが似ている…。俺は知りたい…彼を………。
「竜騎、入るよ〜?」
「リサ…」
俺が竜の処刑者の事を考えて居たら、リサが部屋に来た。
「もしかしたら竜の処刑者の事を考えてるんだろうなぁって、来てみたけど合ってる?」
「まぁね」
「やっぱり、気になってるんだ。誤魔化してたら調教しようと思ってたんだけど、素直に話してくれたから許す」
「あはは…(汗)」
リサはこう言う事に鋭いなぁ…。時々監視カメラでも付いてるのかと思ってしまう。
「監視カメラかぁ…それも良いかも☆」
「流石に怖いって…」
リサさん…それはカオスだお、怖いんだお…(汗)
「それでどうするの?探し出すの?」
「まぁね、この目で確かめて置きたいし」
「アタシも、もしも竜騎に変な事をする気だったら…息の根を止めないとねぇ~♪」
「リサにはそう言う危ない事はしないで欲しいなぁ…」
「竜騎、アタシの事をそんなに…アタシ嬉しい♡」
「あはは…」
うん、リサには物騒な事をして欲しく無いし、させる気も無いから俺。
(竜騎視点END)
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(美咲視点)
「さぁ、竜の処刑人さんを探しに行くわよ!」
「うん、探そう!」
「ふえぇ…怖いから止めた方が…」
「ふっ、大丈夫さ花音。危険と思っていても実は大した事が無いと言う事もあるさ。儚い…」
「いやいや、何でそんな危険とも言える人物を探すの!?市ヶ谷さん達から聞いたけど、竜騎さんの真似をして襲ってるって話もあるんだよ!?」
そう、こころ達は今話題になっている竜の処刑者と名乗る人物の捜索をしていた。市ヶ谷さん達の話を聞くと、竜騎さんが前に使ってたカードを持ってるとか何とかで、しかも突然現れては襲い掛かってるらしい。
そんなのを探すとか正気じゃないって!?
「だったら、尚更正体を突き止めないと!リューキの笑顔は私達が守らないと!」
「こころ、其処まで考えてたんだ…」
「でも、何処に居るかも分からないんだよね?」
「悲鳴が出た所に行けば良いんだよ!」
「それよはぐみ!その通りだわ!」
「そんな都合良く悲鳴が出るとは思えないけど…」
「あれ、弦巻さん…?」
「あら、ましろ達じゃない!」
そこに現れたのはMorfonicaと、マネージャーの姫川さんだった。
「姫川さん達も、竜の処刑者探し?」
「はい、ましろちゃんと瑠唯ちゃんがどうしてもと…」
「そうなんですか?」
「はい、兄様の真似をして悪さをしてるなら…排除しなきゃと…」
「えぇ、私も竜騎さんに泥を塗る真似だけは許せないんです」
「しろちゃん達…ずっとこうで…(汗)」
「「………(震)」」
「な、成程…」
そう言えば姫川さんは竜騎さんと一緒に活動してたって話だし、倉田さんは竜騎さんと従妹、八潮さんは一目惚れだったっけ(汗)
「ああああああ!?」
「ふえぇ!?何今の…?」
「アッチから悲鳴が聞こえてるんだけど、ヤバくね?」
「行ってみましょ!」
「あ、待ってよこころん!」
そう言って、私達も悲鳴の聞こえた場所に走って行く。今更だけど、こころって怖い物知らずだなぁ。
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「ガクッ…」
『全く、最初からしなければ良い物の…。さて、此処を去るか』
「逃がさないわよ!」
『ふぐっ!?』
「こころ!?」
探していた竜の処刑人が居た。そしてこころが後ろからしがみ付いた。一瞬で捕まえるとか…(汗)
「さて、処刑者さん。貴方の正体を見せて頂戴?」
『バカ、止めろ!?首が千切れる………』
「ふふ、私達は君の正体を知りたいのさ…。竜騎君で無いなら誰だろうかってさ。そして正体を知った時は凄く良いじゃないか…儚い」
「兄様の真似をして、悪さをするなんて…絶対に許さない…」
「そうね、この目で確かめさせて貰うわ」
『訳の分からない事を言うな……』
「何故貴方が竜ちゃんの嘗てのエースを持っているのか、話して貰いますよ」
「取り合えず、正体を見せなって」
「そ、そうだよ!無闇に人を襲って…」
「しろちゃんとるいるいが怖いから、早く白状した方だ良いよ~?」
皆揃って必死になって正体を見ようとする。竜騎さんへの愛は強いって事か…凄いを通り越して恐ろしい。
カポッ!
「………え?」
「ふ、ふえええええええええええ!?」
「「「「「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!」」」」」
(美咲視点END)
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(リサ視点)
「それにしても…一体何処を探すの?」
「ドラゾーのカードセンサー装置で、あの見慣れない真紅眼の融合モンスターや、ダークネスメタルの反応をキャッチするんだ」
「今更だけど、ドラゾーって凄いよね…」
『恐れ入ります』
「ムーナはゆき達に頼んでるからね」
「そうだね~、2人きりで嬉しいよ☆」
『私も居ますが…』
「何か言った?」
『何でもございません…(泣)」
アタシと竜騎…オマケでドラゾーは今、竜の処刑人を探してる最中。何としても正体を探ろうとしてる最中なんだ。友希那達はどうしてるかって?最初は着いて行くって言ってるけど、少人数の方が良いと言う紗夜の意見で、公平にジャンケンをしてアタシが見事に勝ったと言う事。
「ふ、ふえええええええええええ!?」
「「「「「ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!」」」」」
「「『!!!!!』」」
今、悲鳴が聞こえた…?今の悲鳴って…
「ましろの声…他には…」
「花音達!?」
『あぁ、マイロード、彼方を!!」
「な…何!?」
「え、え、えええええええええ!?」
アタシ達は信じられない光景を見た。其処には薫が気絶してたり、花音や美咲、Morfonicaの皆が恐怖していたからだ。無理も無いよね…何故なら、こころが両手で…
“竜の死刑者の首を持ってたから…”
「あ、竜騎君…リサちゃん、オマケにドラゾー君まで…」
『私はオマケなのですか!?』
「ドラゾー、今は言ってる場合じゃないでしょ…」
「首が…取れてる…」
『っおい!早く体に戻せ!』
「「「「「ギャアアアアアアアアア!?!?」」」」」
『く、首が喋ってます!!』
「竜騎、怖いよ~!!」
「こ、ココちゃん!取り合えず戻して!!」
「分かったわ」
こころが首を戻した。何あれ…まるで人形よ様に付け替え見たいな首じゃん!?
『ふ~、どうなる事かと思った…』
「君が…竜の処刑人…?」
『そうだ…我こそは………!?!?』
「?」
彼は竜騎の顔を見て驚いてる。どうしたんだろう…やっぱり竜騎の真似をしてたとかで気まずいとか?
『さらば!』
「あっ…」
彼は一瞬で消えた。本当に何者なんだろう…
『あ、あがが…』
「ドラゾー、どうしたんだ?」
「だ、大丈夫!?」
『な、何か…顎が…誰かに無理やり開けられて、何かを入れられた様な感覚が…』
「顎を?」
「帰ったらメンテナンスだな。ましろ達、大丈夫か?」
「兄様…怖かった(泣)」
「大丈夫です」
「「「………く、首が…(涙)」」」
「ふえぇ…」
「か、薫君も大丈夫?」
「あ、あぁ…大丈夫さ…」
いやいや、全然大丈夫じゃないでしょ!?アタシだってビックリしたよホント!?
「………」
「竜騎さん、大丈夫ですか?」
「あぁ、ミサも大丈夫だった?」
「はい、皆で正体を暴こうとしたのですが…」
「そっか…俺の所為ですまない」
「リー君の所為じゃ無いから大丈夫だよ!」
「そうですよ、竜ちゃん。気にしないで下さい」
「ありがとう」
竜騎は自分の所為だと責めてるけど、竜騎で無い事は分かった。でも、本当に何者なんだろう…?
(リサ視点END)
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(竜騎視点)
『竜騎のアジト:ガレージ』
「ドラゾー、大丈夫か?」
『はい…大丈夫です…』
「今日はもうゆっくり休んでくれ…」
「申し訳ございません…お休みなさいませ…」
ドラゾーは申し訳無さそうにしながら、スリープ状態になった。
「………」
彼、竜の処刑者は、俺の顔を見るなり逃げた。俺の事を知ってるのは確実だ。
「もしも…本当に彼が………、でもどうやって………!!」
其処で思い出した。あの2つのデータが最後まで残っていたログがある筈だと。俺はそう思って、ヴラックブルムのデータを一から洗い直した。
「コレか…最後に残ってた日付と時間帯は…。この時間帯って…確か…」
この日付けと時間は思い当たる時間だった。何故なら、大きな展開だったのだから。
「協力を頼むか…」
俺はある人物に電話を掛けた。暫くすると繋がった。
「もしもし、急でゴメン。ある事を調べて貰いたくて…」
俺はその人物に事情を話し、協力を頼んだ。
「ありがとう、助かるよ」
俺はそう言って、電話を切った。
「竜騎~、ドラゾーは大丈夫?」
「あぁ、今日はもうゆっくりと休む様に言った所さ」
「そっか~、所で誰かと電話してたの?」
「あぁ、クライアントからの依頼さ」
「そっか、そうそう…友希那達も竜の処刑者の事を詳しく聞かせてって言ってるよ?」
「話した方が良いな」
俺はそうリサに言って、リビングへと向かう。
『竜騎のアジト:リビング』
「首が取れた…?」
「しかも取れても喋ってるって…」
「本当なんだから!!」
「アレは驚いた…まるで“デュラハン”だった」
「怖いよ~りんりん!」
「うん…怖いよね…」
「にー?」
ゆき達も当然驚くよな。首が取れた上に、取れた状態でも喋ってたんだから…
「ですが、今回の件で竜騎さんで無い事は確実に判明しました」
「えぇ、コレで竜騎が無実だと言う事は確実ね。良かったわ…」
「まぁね」
「でも、その逆に謎が更に深まってるよ?」
「竜騎さん、どうするんですか…?」
「今は待つしか無いだろうな…。俺の顔を見たら逃げて行ったし…」
「そうだね、やっぱり竜騎の真似をしてると言う事なのかな~?本人が現れたら気まずいよねぇ」
そう、今は待つしか出来ない。その間にも…彼は動いているのだろうな…。
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『竜騎のアジト:ガレージ』
金曜日の夕方前、今日はリサが泊まりに来る日だ。今日は練習は個人でとゆきからの言伝で、今は1人でやっていた最中だ。
『プルルルルル♪』
『マイロード、お電話です』
「あぁ、もしもし………!!…じゃあ、やっぱり…。あぁ、ありがとう!後は用意した餌を巻けば…ありがとう、じゃあ」
電話の相手は、以前に調べて欲しい事を頼んだ相手だ。そして相手から教えて貰った結果、遂に俺も動く時が来た。
「ドラゾー、ムーナを連れて今日は夜の散歩だ」
『………はい?散歩………ですか?』
「あぁ。それに、竜の処刑人も来る」
『えええええええ!?』
「にー?」
ドラゾー、この頃リアクションにも磨きが掛かったなw
「竜騎、今の話は本当?」
「あ、リサ…ゆき達も」
そんな話をしていたら、タイミング良くリサ達がやって来た。
「まぁね。餌も完成したから…デュエルを仕掛けるんだ」
「危険です!もしも竜騎さんに何かあったら、私達は…」
「大丈夫さ、デュエルだから」
「だったら、アタシ達も着いて行くから」
「本気?」
リサ達の目は真剣だった。冗談で言う展開でも無いからね。
「私達も…竜騎さんと、竜の処刑人とのデュエルを…見届けます」
「おにーちゃん、あこは嫌と言っても着いて行くから!」
「そうよ、私達は貴方が好きなのだから」
「友希那~?ソレはアタシの台詞だからね~。と言う訳で竜騎、デュエルの前にはアタシの料理で体力を付けてね♡」
「私も作りますよ」
「私も…竜騎さんの為に、作ります」
「皆、ありがとう…」
リサ達はそう言って、料理を振舞ってくれると張り切ってる。俺は、必ず竜の処刑人と戦う。そして………
(竜騎視点END)
第39話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「今日のカード紹介コーナー!!」
「今回は、“トリガー・ヴルム”!」
「闇属性リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた時、そのリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに攻撃表示で特殊召喚!」
「でも、自身の効果で特殊召喚したら、リンク素材には出来ないね」
「トポロジック・ボマー・ドラゴンの効果には凄く相性が良いんだ!そしてリンクモンスターの発動した効果で破壊や除外された場合は、1枚ドロー出来るんだ!」
「正に名前の通り、引き金だね☆」
「次回、竜騎VS竜の処刑人!」
「遂に…始まるんだね、負けないでね竜騎!」
ご観覧ありがとうございました!
次回はデュエル回に入ります。