バンドリ-漆黒の竜王-(本編完結)   作:D・MAKER

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第40話です!
今回から、再び長いデュエル回です。


竜騎VS竜の処刑人

(リサ視点)

 

 

 

「本当に此処に出て来るの?」

 

「うん、そう餌を蒔いたから」

 

「蒔いたって…、動物では無いのですよ?」

 

「幽霊だったりして…」

 

「あこ、そんな怖い事言わないでよ!?」

 

 

アタシ達は今、竜の処刑人が来るのを待っている。竜騎が彼とデュエルをすると言う事で…。

 

 

「それで竜騎さん、餌と言うのはどんな物ですか?」

 

「あぁ、メッセージさ。言わば…果たし状←」

 

「は、果たし状…ですか」

 

 

まぁ、それくらいしか方法は無いよね。でも、竜騎は竜の処刑人のアドレスが分かるのかな?

 

 

「ねぇ竜騎、アドレスが分からない状態でどうやって送ったのかしら?」

 

「あぁ、ネットの掲示板で匿名でね」

 

「本人は、分かるのですか…?」

 

「来るさ、彼だってデュエリストだし…」

 

「それにしても、綺麗な星空だねぇ。香澄が観たら喜びそうだよね」

 

「そうだな」

 

 

アタシがそう言うと、竜騎も賛成している。こう言うのは2人きりで観に行きたかったなぁ…。

 

 

『トゥルル~♪トゥルットゥルゥ~♪』

 

「!?」

 

「何かしら、この歌…?」

 

「これって、おねーちゃんから聞いてた歌…?」

 

 

そう、ひまり達の話から聞いてた竜の処刑人が歌っていたと言う歌だ。それにしても独特な歌だよねぇ…。

 

 

『アガッ!?』

 

「にー?」

 

「ドラゾー、どうしました?」

 

『アガ…な、何かがまた…私の口を…ゴハッ!?』

 

「ど、ドラゾー!?」

 

 

そんな事を思ってたら、ドラゾーが前回の様に、竜の処刑人が去った時の様な状態となっている。そしてドラゾーは地面にポトリと落ちた。

 

 

「大丈夫、ですか…?」

 

『マイロードに強度を上げて頂いたとは言え…またしても…』

 

「ドラゾーがこの状態だと言う事は…遂に来たか…」

 

「あ、おにーちゃん!アソコに!!」

 

「ほ、本当に来た…」

 

 

あこが指を指した方向を向くと、本当に現れた。と言うか…どうやって現れたんだろう?

 

 

『我が名は、正義の願いを叶える竜の力を持つ処刑人ヒーロー、竜の処刑人!!』

 

「アレが、竜の処刑人」

 

「その様、ですね…」

 

「やっと来てくれた」

 

『!?…ウヌは…辰巳竜騎か?真の竜王の資格を持つと言われている…』

 

「まぁ、そう言われてるかな」

 

『我を呼び出す為に匿名とは言え、ネットの掲示板に書き込むとは…デュエルを所望か?』

 

「うん、デュエリストなら未知の強いデュエリストとデュエルしたいからさ」

 

『………良いだろう、受けて立つ!』

 

「そうこなくっちゃ、エクス!」

 

『エクス…我の事か?』

 

「うん、短くして呼んでみた」

 

『まぁ構わないさ』

 

「アッサリとデュエルを受けてるよ…(汗)」

 

「………?」

 

「紗夜、どうかしたのかしら?」

 

「いえ、竜騎さんが正義と言う言葉を聞いても…反応してないと思って…」

 

「そう言えば…何でだろう?」

 

「聞き逃しただけじゃないかしら?」

 

 

竜騎に限って聞き逃したは無いと思う………でも、どうしてだろう?

 

 

「あ、リサさん!」

 

「香澄、それに他の皆も!」

 

「美竹さん達も…どうして此処に?」

 

「その、弦巻家の情報で竜騎さんと竜の処刑人がデュエルをするって最新の情報を聞いたので…」

 

「皆で来ちゃいました!」

 

「遊びじゃ無いんだけどねぇ…」

 

 

香澄達他のバンドメンバー全員と竜騎の知人が揃った。って言うか、39人も集まってるって…どんだけ皆見たい訳!?(ドラゾーとムーナも居るけど)

 

 

『何だか人数が増えたな…だが、我は誰であろうとデュエルで手を抜く気はない!』

 

「俺もさ、行くぞ!」

 

「『デュエル!!』」

 

 

こうして、竜騎と竜の処刑人とのデュエルが始まった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

竜騎:LP4000

エクス:LP4000

 

 

 

 

『1ターン目』

 

 

 

『我のターン!我は“伝説の黒石”を召喚!』

 

 

 

伝説の黒石

効果モンスター

星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0

「伝説の黒石」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):このカードをリリースして発動できる。

デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。

(2):このカードが墓地に存在する場合、

自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。

 

 

『そして効果を発動させる!自身をリリースして、我が分身を呼び出す!』

 

「来るか…」

 

『真紅の瞳は怒りの象徴!敵を灰にするその炎で全てを焼き尽くせ!“真紅眼の黒竜”!!』

 

 

真紅眼の黒竜

通常モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

真紅の眼を持つ黒竜。怒りの黒き炎はその眼に映る者全てを焼き尽くす。

 

 

 

「レッドアイズ…」

 

『カードを1枚伏せて、我はターンエンド!』

 

 

 

『2ターン目』

 

 

「俺のターン、ドロー!俺はゲートウェイ・ドラゴンを召喚!そして効果で手札からレベル4以下の闇属性・ドラゴン族を1体特殊召喚出来る!来い、マグナヴァレット!」

 

「竜騎も2体同時に出したね…」

 

「そして俺はレベル4のゲートウェイとマグナヴァレットで、オーバーレイ!」

 

「リュッ君がエクシーズ!?」

 

「雷を纏いし牙は、反逆の証!その牙で切り裂き、貫け!エクシーズ召喚!ランク4“ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン”!!」

 

 

 

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

レベル4モンスター×2

(1):このカードのX素材を2つ取り除き、

相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力を半分にし、

その数値分このカードの攻撃力をアップする。

 

 

 

「あのカードは、私が竜騎さんに上げた…」

 

『はい、紗夜様達の前で出すのは初めてになりますね』

 

「ダーク・リベリオンの効果を発動!OUを2つ全てを使って、相手モンスターの攻撃力を半分にして、その数値分自身の攻撃力をアップさせる!」

 

『グヌ…』

 

「そしてバトル!ダーク・リベリオンで真紅眼の黒竜を攻撃!」

 

『だが罠発動!ガード・ブロック!戦闘ダメージを0にして1枚ドロー!』

 

「防がれた!?」

 

「やるね、カードを1枚セットしてターンエンド!」

 

 

 

『3ターン目』

 

 

『我のターン、ドロー!我は魔法カード“復活の福音”を発動!墓地から真紅眼の黒竜を復活!』

 

 

 

復活の福音

通常魔法

(1):自分の墓地のレベル7・8のドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

(2):自分フィールドのドラゴン族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、

代わりに墓地のこのカードを除外できる。

 

 

『更に魔法カード、“紅玉の宝札”を発動!手札の真紅眼の黒竜を墓地に送って、2枚ドロー!追加効果で“真紅眼の黒炎竜”を墓地に送りシャッフル」

 

 

 

真紅眼の黒炎竜

デュアル・効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000

(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。

(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。

その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。

●このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。

このカードの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

「真紅眼の黒炎竜」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

 

「また見慣れない真紅眼が出て来たぞ…」

 

『魔法カード、融合を発動!場の“真紅眼の黒竜”と手札の“真紅眼の凶星竜ーメテオ・ドラゴン”を融合!』

 

 

「メテオ・ドラゴンも効果持ちに…?」

 

 

 

真紅眼の凶星竜ーメテオ・ドラゴン

デュアル・効果モンスター

星6/闇属性/ドラゴン族/攻1800/守2000

(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。

(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。

その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。

●このカードがモンスターゾーンに存在する限り、

このカード以外の自分フィールドの「レッドアイズ」モンスターは戦闘・効果では破壊されない。

 

 

『真紅の眼を持つ黒竜と隕石の力が合わさりし時、新たな黒竜が誕生する!融合召喚!来い、レベル8!“流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン”!!』

 

 

 

流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン

融合・効果モンスター

星8/闇属性/ドラゴン族/攻3500/守2000

レベル7「レッドアイズ」モンスター+レベル6ドラゴン族モンスター

(1):このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。

手札・デッキから「レッドアイズ」モンスター1体を墓地へ送り、

そのモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与える。

(2):このカードがモンスターゾーンから墓地へ送られた場合、

自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

「攻撃力が3500の融合モンスターか。まだダーク・リベリオンの方が攻撃力は上だが…」

 

『先ずは召喚時の効果を発動!デッキの“真紅眼の鉄騎士ーギア・フリード”を墓地に送り、その元々の攻撃力の半分、900のダメージを与える!』

 

「うお…」

 

 

竜騎:LP4000→3100

 

 

 

真紅眼の鉄騎士ーギア・フリード

効果モンスター

星4/闇属性/戦士族/攻1800/守1600

(1):1ターンに1度、このカードに装備カードが装備された場合に発動できる。

その装備カードを破壊する。

その後、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。

(2):1ターンに1度、このカードに装備されている自分フィールドの装備カード1枚を墓地へ送り、

自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する。

 

 

 

「竜騎様のデッキには無かった戦士族も入ってるとはな…。しかし、ギア・フリードにもあんなのがあるとは…」

 

「竜騎さんが先制でダメージを受けるなんて…」

 

「だったら俺は効果ダメージを受けたので、手札の“スピードローダー・ドラゴン”の効果を発動!自身を特殊召喚して、与えて来たダメージと同じ数値だけ相手にダメージを与え、更に与えたダメージの半分だけライフを回復する!守備で特殊召喚だ!」

 

 

 

スピードローダー・ドラゴン

効果モンスター

星6/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守 600

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分が効果ダメージを受けた時に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。

その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与え、

与えたダメージの半分だけ自分のLPを回復する。

(2):このカードがアドバンス召喚に成功した時に発動できる。

デッキから「ヴァレット」モンスター2体を手札に加える(同名カードは1枚まで)。

 

 

 

竜騎:LP3100→3550

エクス:LP4000→3100

 

 

 

「兄様がダメージを返して、少し回復した」

 

『やるな…だが、手札の装備魔法、“団結の力”を装備!』

 

 

 

団結の力

装備魔法

(1):装備モンスターの攻撃力・守備力は、

自分フィールドの表側表示モンスターの数×800アップする。

 

 

 

「これで処刑人のメテオ・ブラックの攻撃力は…4300…?」

 

『バトル!メテオ・ブラックでダーク・リベリオンに攻撃!!』

 

「グアア!?」

 

 

竜騎:LP3550→2950

 

 

「竜騎!?」

 

『我はコレでターンエンド!』

 

 

竜騎が劣勢に立たされた。攻撃力4300…此処から竜騎はどうするつもり何だろう………?

 

 

「ハハハ…ハハハハハ!そっか、コレが君のデュエルなんだ!」

 

「りゅ、竜騎?」

 

「ど、どうしたんでしょう…?」

 

『そうだ!我は正義の願いを叶えるべくして、処刑を実行してるだけだ!それが我の生まれた理由であり、自らの意思だ!』

 

「あ、あのバカ!?」

 

「竜騎先輩に禁句を言いやがった!?」

 

「どう言う事かしら?」

 

「兄様は、正義って言葉が大嫌いで…無闇に口にしたら…怖いの…」

 

「ふえええ!?」

 

 

そう、竜騎の前で言ってはいけない禁句である事はアタシ達は知っている。

 

 

「そっか」

 

「………アレ?」

 

「竜騎さんが…怒って無い…?」

 

「どうしたんでしょう…?」

 

 

あの竜騎が正義と言う言葉を聞いて怒って無い?一体、竜騎はどうしたんだろう?

 

 

『ウヌは我の意思を可笑しいとか、思わないのか…?』

 

「え、何でさ?」

 

『我が理由も分からなく襲っている事に、何の疑問を持ったりしないのか、そう聞いてるのだ!?』

 

「持たないよ。だって、君が戦ってた相手がどんな相手なのかは既に理解出来てるから、君の正義は信用出来るんだ。それに、今は正義とかの前に…凄く嬉しいんだ」

 

『嬉しい…だと…?』

 

「竜騎先輩…どうしたんだろう?」

 

「嬉しい事?」

 

「にー?」

 

 

竜の処刑人の正義は信用出来るし、更にはそれ以前に嬉しい事?アタシは竜騎の言ってる事に段々と疑問が浮かび上がる。

 

 

『その嬉しい事と言うのは…一体何の話だ?』

 

「だってさ、自分の中から生まれた…“俺だけのヒーロー”がさ、こうして誕生して…今は俺とデュエルしてるんだから、これ以上嬉しい事は無いんだ!」

 

『!!!!!!!』

 

「「「「「………え???」」」」」

 

 

この時、竜騎はとんでもない発言をして、アタシ達全員は揃えて同じセリフを口にした。

 

 

「り、竜騎………?…何を言ってるの………?」

 

「今日の竜騎…何か変ね?」

 

「おにーちゃん?」

 

 

竜騎は…俺だけのヒーローって言った。しかも竜騎から生まれたって…それってどう言う事なの?

 

 

「竜騎先輩の話が難しすぎるね…」

 

「私、チンプンカンプンだよ有咲~!?」

 

「今回は私もだ…、竜騎先輩…本当にどうしたんだ?」

 

『マイロードだけのヒーロー………?』

 

「ドラゾーさん、どうしました…?」

 

『何か昔…そんな記憶があった様な気がして…………………………あ…あ……ああああああああああああああああああああああ!!!!』

 

「ど、どうしたんですかドラゾー!?」

 

「ビックリしたぁ…どうしたの本当に?」

 

『おおおおお、思い出したのです………彼の名前を………』

 

「ど、どう言う事なの!?」

 

「何を思い出したのですか!?」

 

「教えてよドラゾー君!」

 

 

ドラゾーが彼の名前について、何か思い出したらしい………。一体何を思い出したんだろう?

 

 

『彼…エクス、竜の処刑人は、マイロードの…マイロードの………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“マイロードの空想から生まれた、小説の主人公”です!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「…………………………はぁ!?!?!?!?!?!?」」」」」

 

 

り、竜騎の空想から生まれた、小説の………主人公!?

 

 

 

 

(リサ視点END)

 

 

 

 

第40話:完

 

 

 

「竜騎と…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リサの…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「今日のカード紹介コーナー!!」

 

「今回は、“真紅眼の黒竜”!」

 

「おぉ、カッコイイね!確か青眼の様に豊富にカードがあるんだよね!」

 

「真紅眼は様々な魔法や罠と、様々な可能性を秘めてるんだ!俺も昔は使ってたよ!」

 

 

「次回、竜の処刑人の秘密!」

 

「まさか…そんな事が…!?」

 

 

 

 




ご観覧、ありがとうございました!
次回は竜の処刑人こと、エクス誕生の秘密が明らかに。
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