バンドリ-漆黒の竜王-(本編完結)   作:D・MAKER

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第41話です!
今回は竜の処刑人、誕生の秘密が明らかに!



※今回は会話とデュエルを交互にしてます。


竜の処刑人の秘密

(リサ視点)

 

 

 

竜騎:LP2950

エクス:LP3100

 

 

 

『4ターン目』

 

 

 

『やはり気付いて居たか…我がマイロード…』

 

「うん、風矢から名前を聞いた後にまさかと思って探したんだ。そしてあの時に君を見て確信したんだ」

 

 

竜騎やドラゾーの口から出た言葉、竜の処刑人は、竜騎の空想から生まれた小説の主人公だと言う事…未だに信じられない状態に、アタシ達は混乱している。

 

 

「ドラゾー、一体どう言う事なの!?」

 

「彼が竜騎の空想から生まれたと言うのなら、どうやって誕生したの?」

 

『それは私にも…』

 

「私が説明するわ」

 

 

そんな時、聞き覚えのある声が聞こえた。アタシ達が向いた方向に居たのは…

 

 

「は、葉山アミ…」

 

「アミさん!」

 

「姉御!」

 

 

そう、以前に竜騎とデュエルをした葉山アミだった。桃実と琢磨も確か一緒に活動をしてたから、知ってるんだったね…。

 

 

「何しに来たのかしら?」

 

「そうだよ!以前は竜騎から言われて止めてたけど…あんな事をして…」

 

「そうだ!また何かしに来たのかよ!?」

 

「有咲落ち着けって!」

 

「そうです、アミさんも悪気は…」

 

「良いのよ2人共、私を恨むなら自由にすれば良いわ。私は竜騎に彼を調べるのを頼まれたのよ」

 

「え!?竜騎に…」

 

「そう、彼…竜の処刑人の誕生と、謎に包まれた真紅眼のカード達をね」

 

「何か分かったんすか姉御!?」

 

「えぇ、竜の処刑人はドラゾー君の言う通り、竜騎の空想から生まれた小説の主人公。そしても1つ、あの見慣れない真紅眼のカードを生み出したのは他でも無い…竜の処刑人本人よ!」

 

「「「「「ええええええええええ!?」」」」」

 

 

あの竜騎も知らない真紅眼のカードは…竜の処刑人が生み出した?増々訳が分からないよ…。

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

「俺のターン、ドロー!自分の墓地の闇属性モンスターが3体丁度の時だけ、コイツを特殊召喚出来る!」

 

『何…!?』

 

「振り下ろせ、闇に染まりし破壊の剛腕!誰も立ち塞ぐ事は許さない!レベル7、“ダーク・アームド・ドラゴン”!!」

 

 

 

ダーク・アームド・ドラゴン

特殊召喚・効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1000

このカードは通常召喚できない。

自分の墓地の闇属性モンスターが3体の場合のみ特殊召喚できる。

(1):自分の墓地から闇属性モンスター1体を除外し、

フィールドのカード1枚を対象として発動できる。

そのカードを破壊する。

 

 

 

「あ、あこが上げたカードだ!ふっふっふ、闇に染まりし破壊の剛腕が、相手の全てを殲滅する!」

 

「あこ~、もう竜騎の専用の台詞があるから良いよ~?」

 

「リサ姉酷いよ!?」

 

「あこちゃん、静かに…」

 

「りんりん…(泣)」

 

 

竜騎達は何時も通りにデュエルしていた。まぁ竜騎だから大丈夫だよね?

 

 

「続いて、速攻魔法“クイック・リボルブ”を発動!デッキからエクスプロードヴァレットを特殊召喚!更に速攻魔法“スクイブ・ドロー”を発動!エクスプロードヴァレットを破壊して2枚ドロー!」

 

 

竜騎の得意のコンボだ。ターンの終わりには別のヴァレットを呼び出す筈。

 

 

「ダーク・アームドの効果を発動!ダーク・リベリオンを除外して、メテオ・ブラックを破壊する!」

 

『だが、墓地の復活の福音を除外して破壊から守る!』

 

「ならもう1回だ!ゲートウェイを除外して今度こそ破壊だ!」

 

『何!?』

 

 

お、流石に2回目の破壊は防げなかったかぁ。

 

 

『だが、フィールドから墓地に送られた事で、墓地の真紅眼の黒竜を守備表示で復活させる!』

 

「蘇生効果もあるのか、スピードローダーを攻撃表示にしてバトル!スピードローダーで、真紅眼の黒竜を攻撃!」

 

『ぬぅっ…』

 

「ダーク・アームドでダイレクトアタック!」

 

『グオオオオオオオ!!』

 

 

 

エクス:LP3100→300

 

 

「1枚伏せてターンエンドだ!」

 

 

竜騎が見事に逆転した。もう少しで竜騎が勝てる…それもそうだけど、彼の事も気になる。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「それはそうと葉山さん、彼が竜騎さんの小説の主人公で、誰も知らない真紅眼のカードが彼が生み出したと聞きました。ですが、私達は彼がどうやって生まれたのか全く分かってません!」

 

「そうだよ!知ってるならちゃんと説明して!」

 

「そうね、先ずは竜の処刑人と言う作品を知った方から良いかも知れないわよ?ドラゾー、作品の概要をお願い」

 

『分かりました』

 

 

葉山アミが、ドラゾーに竜騎の小説の概要を説明する様に言った。一体どんな内容なんだろう?

 

 

『マイロードが小説を書くキッカケは3年前の春の事でした…』

 

「3年前って…もしかして、親分がエースを失ってチームも解散して復讐が終えた後の事か!?」

 

「あの後の竜騎様は、エースを失って再起不能の状態に陥ってた…。俺は何も出来なかった……」

 

『そんな中、マイロードは小説を書こうと考えてました。復讐に身を染めて自分とは違う、自分だけのヒーローを作ろう思って…』

 

「そうなんだ…所で世界観や設定はどんな感じ?」

 

『えぇ、家族を殺人で殺されてしまった主人公が、異世界からやって来た傷だらけのドラゴンと出会って、そのドラゴンの魂を自分の中に入れて変身して、法で裁けない犯罪者を影討ちして処刑すると言うダークヒーローです』

 

「影討ちに処刑って…随分とダークサイドなヒーローだな…(汗)」

 

「う、うん………」

 

 

有咲が言う事は最もだ。犯罪者を影討ちとか処刑って…普段の竜騎そのものじゃん(汗)

 

 

「それで…竜の処刑人はどうやって誕生したのですか?彼は竜騎さんから生まれた架空の存在です。現実ではこの様な事は有り得ません」

 

「えぇ、彼が生まれたのは…満月の日にお父さんが現れた日よ」

 

「満月の夜…?」

 

「姉御のお父さんって、亮斗さんの事………はっ!?もしかして!?」

 

「そう、竜の処刑人は…あの日、私と竜騎のデュエルをキッカケに誕生したのよ」

 

「…え?」

 

「は!?」

 

「「「「「えええええええええええええええええええ!?」」」」」

 

 

竜騎と葉山アミが、あの日にデュエルした事で………誕生した?

 

 

「あの日のデュエルで、一体何が起こったと言うの?」

 

「私のマイクと、竜騎のブラックヴルムには共通があるの。そう、“グロース・コア”がね」

 

「グロース・コアって何ですか?」

 

「AI.G.Bに絶対に必要な言わば核の事です。私のエレキハープもそうですけど、竜ちゃんのギターや琢磨君のベース、アミさんのマイクにもあるんです」

 

「そう、グロースって言うのは成長って意味だから、経験を積む事で性能も良くなって行くんすよね。で、姉御と兄貴のデュエルで何がどうなったんすか?」

 

「そう、1番はそこでしょ!?」

 

「リサ、落ち着いて」

 

「あの時のデュエルで、お互いのグロース・コアが共鳴し、その間に凄く強いエネルギーが発生してた。特に青眼とヴァレルロードが召喚された時はね。そう、その時に偶然にも竜騎のブラックヴルムの中で、“ある異変”が起きてたの…」

 

「ある異変?」

 

 

異変って、あのデュエルの時はそんな感じには無かったけど?

 

 

「竜騎のブラックヴルムの中には、竜の処刑人と過去の真紅眼のデッキレシピが一緒になったファイルが入ってたの。さっき言ってたエネルギーが、ファイルにも流れ偶然にも突然変異だ起こった」

 

「その…突然変異、と言うのは…?」

 

「そのエネルギーで、彼は自我を持ったAIへと変化した。そして彼は私達のデュエルを見て、隣に有った竜騎の真紅眼のデッキレシピに触れた途端、カードも変化した。そして竜騎がヴァレルガードをリンク召喚した時に、彼はブラックヴルムを飛び出て、ネットワークへと旅立ったのよ」

 

「小説の主人公が、自我を持ったAIに変化したって事ですか!?」

 

「言うならアレかな?ドラゾーの様になったって事?」

 

 

今の話からすれば、ドラゾーも竜騎によって生まれた自我を持ったAIロボットって事だよね?

 

 

「いえ、彼の場合は少し違うわ」

 

「どう言う事?」

 

「彼は人口によって作られたAIやロボットと違って、独自で学習して今や肉体と電波体と切り替える事が出来るまでに進化している。そう、つまり彼…竜の処刑人は…」

 

「竜の処刑人は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「“地球上初、独自進化を遂げた純粋なAI生命体”と言うべき存在よ」

 

 

 

 

 

 

「地球上初!?」

 

「独自進化を遂げた!?」

 

「純粋なAI!?」

 

「生命体!?」

 

 

彼女から語られた衝撃の真実に、上から…ひまり、つくし、千聖、有咲の順にリアクションが出た。

 

 

「ま、まさかの予想外過ぎる展開、…ドラゾーとは別に自分で進化して今に至る訳だから…」

 

 

流石にアタシでも頭の整理が追い付かない…

 

 

『わ、私よりもこ、高性能………あうぅ~(泣)」

 

「ど、ドラゾーさん…大丈夫ですか!?」

 

 

ショックで凹んだドラゾーに、燐子が駆け寄って慰める。そりゃショックだよねぇ…。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

『5ターン目』

 

 

『流石はマイロード…、恐ろしく強い男だ。だが我もこのまま、負ける気は根も葉も無い!我のターン、ドロー!』

 

 

手札が0の竜の処刑人、このドローが彼の勝負だ。

 

 

『我は魔法カード“貪欲な壺”を発動!メテオ・ブラックはエクストラ、残りの4枚をデッキに戻してシャッフルし、2枚ドロー!』

 

 

 

貪欲な壺

通常魔法

(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。

そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。

その後、自分はデッキから2枚ドローする。

 

 

 

『マイロード、我はウヌに勝つ!このカードで!』

 

「それは…!?」

 

『これぞ、我がデッキの専用融合魔法…その名も“真紅眼融合”だ!そして発動!』

 

 

 

真紅眼融合

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、

このカードを発動するターン、

自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない。

(1):自分の手札・デッキ・フィールドから、

融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、

「レッドアイズ」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターのカード名は「真紅眼の黒竜」として扱う。

 

 

 

「真紅眼の専用融合魔法だって…?」

 

『我はデッキの真紅眼の黒竜とデーモンの召喚を融合する!』

 

 

 

デーモンの召喚

通常モンスター

星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200

闇の力を使い、人の心を惑わすデーモン。

悪魔族ではかなり強力な力を誇る。

 

 

 

『真紅の瞳を持つ黒竜よ、闇の力を持つ悪魔と1つになり、新たな悪魔竜となれ!融合召喚!出でよレベル9、“悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン”!!』

 

 

 

悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン

融合・効果モンスター

星9/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2500

レベル6「デーモン」通常モンスター+「レッドアイズ」通常モンスター

自分は「悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。

(1):このカードが戦闘を行う場合、

相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

(2):融合召喚したこのカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、

自分の墓地の「レッドアイズ」通常モンスター1体を対象として発動できる。

墓地のそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

その後、そのモンスターをデッキに戻す。

 

 

「コイツが…ブラック・デーモンズの…」

 

『先に言うと、コイツが戦闘を行う際に、相手は魔法・罠・モンスター効果をダメージステップ終了時まで発動は出来ない!更に真紅眼融合の効果で融合召喚したコイツは、真紅眼の黒竜としても扱う!』

 

「何…だったら!罠発動!“ホーリーエルフの祝福”!自分の場のモンスターの数×300ライフを回復する!」

 

 

 

ホーリーエルフの祝福

通常罠

自分はフィールド上に存在するモンスターの数×300ライフポイント回復する。

 

 

 

竜騎:LP2950→3550

 

 

『そう来るか…ならバトルだ!悪魔竜ブラック・デーモンズで、ダーク・アームドを攻撃!』

 

「ぐうぅ…、ダーク・アームドが…」

 

 

竜騎:LP3550→3150

 

 

『更に融合召喚した悪魔竜ブラック・デーモンズが戦闘を行ったバトル終了時、墓地の真紅眼の黒竜をデッキに戻し、元々の攻撃力分のダメージを与える!!』

 

「グアアアアアアアア!?」

 

「「「「「竜騎(さん/先輩/兄様!?」」」」」」

 

 

竜騎:LP3150→750

 

 

竜騎のダーク・アームドが倒された…。ライフは750と大幅に減ってしまった。

 

 

『我は1枚セットしてターンエンドだ!』

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「Stop!葉山アミ、私からもう1つ質問があるわ!」

 

「何かしら、珠手ちゆ?」

 

「チュチュと呼びなさいよ!竜の処刑人は竜騎の設定上、問答無用で襲ってるのよ?とてもヒーローと言えないわよ!?」

 

「た、確かに…」

 

「襲ってた事には変わりないけど…」

 

 

確かに理由も無く襲っていると言う真実には変わらない。アタシも彼がヒーローとは言えるのかと聞かれたら、はいとは言えない…

 

 

「狙ってた相手には共通点があるのよ。何も知らないで言ってるのかしら?」

 

「どう言う事ですか?」

 

「コレを見たら分かるわ」

 

 

葉山アミはそう言って、大きなPadから何かのリストを見せて来た。

 

 

「何々…国際指名手配?」

 

「えっと…賞金が掛かってる程に危険な犯罪者………あ!?この人って襲われてた人じゃん!!」

 

「ホントだ~」

 

「あ、コッチのバーコードの人も!」

 

「おや、この間彼が倒して行ったのも犯罪者だったとは…儚い」

 

「まさか…竜の死刑者が襲ってた相手って…」

 

「全て、極悪犯罪者ばかりよ。今日の夜にニュースでも出てたわ」

 

「そ、そうだったんだ…」

 

 

全然知らなかった。彼が襲っていたのは全て、犯罪者だったんだ…。

 

 

「彼が犯罪者を襲って居たのは…竜騎の願い通り、犯罪者を処刑するヒーローとしてって事なの?」

 

「そう言う事ね」

 

「誰かしら?世界が危険とか大事とか言ったのは?」

 

「「「「「「ジーッ…」」」」」

 

「!?」

 

 

アタシ達全員…チュチュを見た。本人は凄くビビってるよ…。

 

 

「What!?な、何よ!?私が悪いって言う訳!?」

 

「当たり前だろうが!竜騎様から誕生したヒーローに限って、そんな事有る訳ねぇだろうが!」

 

『貴様は単に、マイロードに嫌われたく無いだけだろ…』

 

「そうだね~、チュチュは後で制裁だからね~☆」

 

「そうね、後で制裁よ」

 

「理不尽過ぎでしょ!?」

 

 

ま、今はチュチュよりも竜騎と竜の処刑人こと…エクスとのデュエルだ。竜騎は防いだけど…此処からどうするんだろう?

 

 

「ははは、君とのデュエル…こんなに楽しいんだね。俺もまだ諦める気は無いさ…行くぞエクス!」

 

『来い、マイロード!!』

 

 

果たして、デュエルの決着は…?

 

 

 

 

(リサ視点END)

 

 

 

 

第41話:完

 

 

 

 

「竜騎と…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リサの…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「今日のカード紹介コーナー!!」

 

「今回は、“ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン”!」

 

「竜騎が遂にエクシーズモンスターを出した!」

 

「OU2つを全て使って、相手モンスター1体の攻撃力を半分にして、更にその数値分、自身の攻撃力をアップ!」

 

「相手の攻撃力の高いモンスターが来ても…正に逆境に強いね☆」

 

 

「次回、処刑人との友情!」

 

「デュエルは…どうなるの…?」

 

 

 

 

 

 

 




ご観覧、ありがとうございました!
次回は第2章ラストです、お楽しみに!
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