バンドリ-漆黒の竜王-(本編完結)   作:D・MAKER

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第54話です!
今回はドラゾー親子が脱出します。


ドラゾー親子の脱出

(有咲視点)

 

 

 

「お、思った以上に難しいな…」

 

「有咲、大丈夫か?」

 

「大丈夫です、竜騎先輩」

 

 

私達が捕まって2日が経った。私達は今、スクラップを資源に還すと言う事でプレス機をコンピューター操作していた。

私なんて全然馴れないなぁ…竜騎先輩が気に掛けてくれてるから、頑張る事が出来るんだけどな…。

 

 

「それにしても…見張りが増えてる気がしますけど…(汗)」

 

「そうだな…」

 

 

奥沢さんの言う通り、見張りが数人増えた気がする。私達はそう思いながらも作業をして居ると…

 

 

『これより朝礼だ、全員集合せよ!』

 

 

朝礼すると言うアナウンスが鳴った。

 

 

「あの本校に行くのかぁ…」

 

「時間の無駄だと思うのだけれど…」

 

「ルーちゃんの言う事は最もだね」

 

 

渋々でも、私達は行く事になった。

 

 

 

「竜騎さん、ドラゾーとドラの助さんは?」

 

「それが…機能停止になってしまった…(汗)」

 

「そんな…」

 

「隙を見て修理はするさ…。皆は先に行っててくれ、直ぐに追うからさ。先生、お願いします」

 

「分かったわ」

 

 

松崎先生の指示で私達は先に行った。その時に竜騎先輩は…

 

 

「………頼んだぞ」

 

 

誰かに何か言ってた様だが…この時の私は知らずに居た。

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 

「はぁ、彩ちゃん達にも心配掛けてるわね…」

 

「日菜や湊さん達も今頃どうしてるでしょうか?」

 

「竜騎さん…」

 

「どうしたのレイちゃん?」

 

 

皆が心配している中、レイヤが竜騎先輩に話しかけた。

 

 

「休憩中にも関わらず、更に見張りが増えてます。このままでは動けませんよ?」

 

 

レイヤの言う事は最もだ。この監視に凄い圧力と視線を感じており、下手に動けない状態だ。こんな状況でどうするのだろう?

 

 

「ドラゾーとドラの助も動けなくなってますし、どうされるのですか?」

 

「まぁ…俺達“人間は目立つ”からねぇ」

 

「そうね、脱出しようにも直ぐにバレるわね…」

 

「えぇ、バレますよ。俺達“人間は”…」

 

「…人間…?」

 

「…は?」

 

「そう、“人間は”…」

 

「先生…いえ、竜騎さんのその言い方…まるで人間以外なら問題無いって言いたげですね…」

 

「そう?」

 

 

この時の千聖先輩の言葉に私も心の中で頷いた。竜騎先輩が“人間は”と言う部分をやたら強調して言う事に深い意味があった事に、今の私達が気付く事は無かった。

 

 

 

 

(有咲視点END)

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

(ドラゾー視点)

 

 

 

 

『私達だけ、どうにかマークが薄かった』

 

『その様だな、流石は竜騎様』

 

 

私ドラゾーは、親父と一緒に脱出をしている最中だ。マイロードは私達親子だけ、警戒が薄いと考えて朝礼に行く前に私達を逃がしました。

マイロードは観察眼と心理戦は特に特化されてますから、その上での判断でしょうね。しかし…マイロードが作った偽物で時間を稼いでる間に脱出をせねばなりません。脱出して電波が届くようになったら、この事を今井様達に伝えて“あの人”に協力を頼まなければなりません。

 

 

『それはそうとバカ息子、お前のバッテリーは大丈夫なのか?』

 

『マイロードが一先ずはと言う事で、充電してくれたさ。一度はフル充電しないと…』

 

『ならば急ぐぞ』

 

 

親父にそう言われながらも、私は先へ進む。マイロードや紗夜様達を救出せねばなりませんので…。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

『ん?親父…何だコレ?』

 

『さて…?』

 

 

何やら巨大な門を発見しました。コレ…機械仕掛けなのは分かりますが…?

 

 

『警報、警報!』

 

『此処のセキュリティシステムか…?』

 

『ただちに排除する!排除する!』

 

『うひゃあ!?』

 

『ドわ!?』

 

 

その門のセキュリティシステムなのか、電流を此方に向けて攻撃をし始めた。

 

 

『うわわ!?』

 

『厄介なセキュリティだ………グオ!?』

 

『お、親父!?』

 

 

回避している最中に親父の頭に直撃した。

 

 

『こうなれば…、私の分身を出すしか無い様だ…』

 

『お、親父…まさか!?』

 

 

親父は左腕をデュエルディスクに変形させ、あるカードを取り出した。そう、そのカードは親父のエース…

 

 

『銀河を宿す眼を持つ、我が光よ!阻む全てを破滅させよ!“銀河眼の光子竜”!!』

 

『危険!危険!排除!排除!』

 

『グオオオオ!?行け、銀河眼!』

 

『親父、よせ!?うわっ!?』

 

 

親父が銀河眼で門のセキュリティを攻撃した。その際に辺りが光に包まれた。

 

 

『………親父……?』

 

 

私は親父がどうなったのか、心配で直ぐに目を開いた…。目の前に映っていたのは…

 

 

『親父!?』

 

 

ダメージを負った親父が居た。門を見事に破壊はしているが…、親父のダメージも結構ある。

 

 

『親父、大丈夫か!?』

 

『ドラゾー…私を置いて先に…行くのだ…』

 

『馬鹿!!置いて行ける訳無いだろ!?少しだけでもエネルギーを分ける!』

 

『よ、止せ!?』

 

 

何時もバカ息子と呼ばれていても、親父である事には変わりないんだ!

 

 

『ドラゾー…お前…』

 

『ふ、私はまだ平気だ…、早く出て今井様達に知らせよう…』

 

『そ、そうだな…。私達を信じている竜騎様の為にも…』

 

 

私は親父と共にヘロヘロになりながらも、門を出て管賀吹奏学園を出た。マイロード…皆様…必ず助けに向かいます…。

 

 

 

 

(ドラゾー視点END)

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

『竜騎視点』

 

 

 

 

『ビーッ!!ビーッ!!』

 

 

「な、何!?」

 

「警報か何かかしら?」

 

 

突如、鳴り響く警報音。

 

 

「大変だ、脱走だ!!」

 

「は?でも、此処に全員居る様だが…?」

 

「まさか…アソコから抜け出した奴が…?」

 

「だとしたら大変だ!此処に居る全員で出動だ!」

 

「コイツ等はどうする?」

 

「放って置け!どうせ此処からは出られないんだ」

 

 

監視の連中が全員が門へと向かった。そして俺達以外は誰も居なくなった。

 

 

「脱走って…一体誰が?」

 

「どうやら上手く行った様だ」

 

「竜騎さん、上手く行ったって?」

 

「ふふふ、アレに注目」

 

「アレ?」

 

 

俺が指を指した方向には、倒れていると思われるドラゾーとドラの助があった。

 

 

「倒れているドラゾー達がどうしたのですか?」

 

「良く見てよ」

 

「んん………?……………何かドラゾー達の形とか、変ですけど…?」

 

「変……………………って、何だアレ!?!?!?」

 

 

有咲が驚いてツッコミを入れる。そう、倒れているのは…ドラゾー達に似た偽物だった。

 

 

「スクラップを使って即席で作った偽物さ」

 

「偽物!?」

 

「隙を見て、時間稼ぎの為に作ったのさ」

 

「では、さっき脱走したのは…本物のドラゾー達ですか!?」

 

「その通り、朝礼の時に逃がしたのさ…」

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

(回想)

 

 

 

「ドラゾー、ドラの助。2人に頼みがあるんだ」

 

『どうされました、マイロード?』

 

「次の日の朝礼へ向かう時に、2人は此処を脱出してくれ」

 

『何ですと!?』

 

 

ドラの助が驚いてる。

 

 

「俺が奴等を観察した結果だけど、連中は2人の事を殆ど見向きして無かったからな」

 

『えぇ、私達の扱いが酷いです』

 

「落ち着けドラゾー、逆に言えばノーマークに等しい。俺達人間は監視が厳しいが…ドラゾー達なら脱出できる可能性がある」

 

『成程…ですが、連中が居ないと分かればバレてしまうでは?』

 

「大丈夫、アソコにスクラップで作った即席の偽物を用意したから」

 

 

俺が指を指すと、其処にはドラゾー達を似せて作った偽物が転がっていた。

 

 

『あ、アレですか…?(汗)』

 

「時間稼ぎには十分だ」

 

『流石は竜騎様です。その役目、私達親子にお任せ下さい!』

 

「それと、脱出して通信が出来る様になったら…――――に連絡して協力を頼んで欲しいんだ」

 

『承知しました!』

 

 

ドラゾー達にそう作戦を伝え、翌日の朝礼となった時…

 

 

「竜騎さん、ドラゾーとドラの助さんは?」

 

「それが…機能停止になってしまった…(汗)」

 

「そんな…」

 

「隙を見て修理はするさ…。皆は先に行っててくれ、直ぐに追うからさ。先生、お願いします」

 

「分かったわ」

 

 

松崎先生と皆が先に行った。そして…

 

 

「………頼んだぞ」

 

『お任せ下さい、マイロード』

 

『必ず、皆様をお救い致します』

 

 

この隙にドラゾーとドラの助を脱出させた。信じてるからこそ…。

 

 

 

 

(回想終了)

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「………と言う訳」

 

「な、成程………(汗)」

 

「竜騎先輩が“人間は”ってやたら強調してたのは、ドラゾー達なら問題無しと言う意味だったんですね………(汗)」

 

「そう言う事。欺くのには自信あるんだ」

 

「辰巳君に心理戦で勝つ自信は無いわね…(汗)」

 

「そう褒めないで下さい」

 

「多分、褒めてませんよ…」

 

 

伊達にデュエルをやって、心理戦して来た訳では無いからねw

 

 

「よし、じゃあ俺達もこの隙に旧校舎へと向かおう!」

 

「そうですね、今しかチャンスも無い訳ですし」

 

「明日香ちゃんも居るかも知れないからね」

 

「行きましょう」

 

 

俺達は明日香ちゃんの救出と、この学園の真実を探る為に旧校舎へと向かった。

 

 

 

 

(竜騎視点END)

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

(リサ視点)

 

 

 

 

「竜騎と全然連絡が取れない…」

 

「リサ、紗夜達の事を忘れて無いかしら?」

 

「そんな事無いよ!?…あれから2日も経ってるのに、帰って来ないんだもん…」

 

「あっちゃんも有咲も、全然連絡が取れません…」

 

「香澄…」

 

「松崎先生もそうだけど、他の人達も全然みたいよ」

 

「「お姉ちゃんが帰って来ないよ~(泣)」」

 

「取り合えず、落ち着きなさい」

 

 

竜騎が紗夜達と一緒に、管賀吹奏学園へ行ってから2日も経った。日帰りの筈なのに…連絡してもつ難がらないし、竜騎や紗夜、先生や他のバンドの娘達も帰って来てないと皆から聞いた。

あことヒナに至っては、帰って来ないと泣いてるし…竜騎はどうしたんだろう?アタシも不安で仕方が無かった。

 

 

「いくら何でも…変、です…竜騎さんは、大丈夫…でしょうか?」

 

「燐子…貴女も竜騎以外の人を心配したら?」

 

「え?…勿論、心配………してますよ?」

 

「間を感じたのは気のせいっすか?(汗)」

 

「それよりも竜騎様だろ!あぁ…竜騎様…」

 

「お師匠様、落ち着いて下さい!」

 

「落ち着けるか馬鹿!」

 

『み、みなさ~ん!!』

 

「ど、ドラゾー!?」

 

 

皆が混乱してる中、ドラゾーとドラの助の2体だけが帰って来た。竜騎達は居ないし、2体共ボロボロじゃん!?

 

 

「ドラゾーさん…大丈夫ですか?」

 

『だ、大丈夫です…。それより親父が…』

 

「ドラの助まで、こんなボロボロに…」

 

「ねぇドラゾー!竜騎は!?竜騎達はどうしたの!?」

 

『ま、マイロードや紗夜様達は………、管賀吹奏学園の生徒会に…捕まってしまったのです…』

 

「つ、捕まった!?」

 

 

竜騎が……………捕まった?(オマケに紗夜達も)

 

 

 

 

(リサ視点END)

 

 

 

 

第54話:完

 

 

 

「竜騎と…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リサの…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「カード紹介コーナー!!」

 

「今回は、暗黒騎士ガイア!」

 

「このカードも歴史が長いんだったよね?」

 

「そうそう、種類も増えてるしカース・オブ・ドラゴンと融合して、竜騎士ガイアにもなるんだ!」

 

「攻守共に高いし、融合する事で更に強くなるんだね!」

 

 

「次回、旧校舎へ進め!」

 

「竜騎、無事で居て!」

 

 

 

 




ご観覧、ありがとうございました!
次回は旧校舎へ突入します、お楽しみに!
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