バンドリ-漆黒の竜王-(本編完結)   作:D・MAKER

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第55話です!
旧校舎へと突入します。


旧校舎へ進め!

(リサ視点)

 

 

 

「竜騎達が捕まったって、何があったの?」

 

『はい…マイロードと共に私達が会場である体育館に入った時にその学園の生徒会の連中にデュエルを仕掛けられたのです…。そう、罠でした…』

 

 

「まさか、竜騎さんが…負けたのですか?」

 

『本来ならマイロードが勝てるデュエルだったのです…あんな卑怯な手段を使われなければ…』

 

「卑怯な手段…?」

 

 

卑怯な手段って…何があったの?

 

 

『私達が到着する前に、連中が紗夜や市ヶ谷様、白鷺様と奥沢様が奴らに捕まってしまい人質にされたんです』

 

「氷川さんが、人質に…?」

 

「おねーちゃんは大丈夫なの!?」

 

『命に別状はありません。マイロードは手が出せなくなって、負けてしまったのです…。私と親父はマイロードの作戦で今井様達にこの事を伝える様にと、私達だけ脱出させたのです』

 

「人質って…」

 

「随分卑劣な真似をするのね、その生徒会って言うのは…」

 

「でも、学校側の教員達が見過ごすって変じゃないか?」

 

『その生徒会長が、理事長権限を持って…まして…』

 

「ドラの助さん…?」

 

 

ダメージを負っているドラの助が、声を絞り出す様に喋る。

 

 

「What!?そんな事有り得ないわ!?」

 

『ですが、親父の言う通り…生徒会とソレに従う者以外は誰も居ません。教員に至っては1人も見当たりませんでした…」

 

「何だよソレ…」

 

「兄様…」

 

「しろちゃん?」

 

「兄様兄様兄様兄様兄様兄様兄様………」

 

「ましろちゃん、落ち着いて。瑠唯ちゃんも捕まってるのですから…」

 

「でも、どうやって助けるんですか?」

 

「確かに…」

 

 

その通り、どうやって竜騎達を助け出すか…其処が重要だ。そう考えてたら…

 

 

「待たせたわねドラゾー」

 

「!?…葉山アミ…」

 

「姉御!?」

 

 

久しぶりに葉山アミが現れた。

 

 

『お待ちしてましたアミ様』

 

「話はドラの助から聞いてるわ。…ドラの助、大丈夫?」

 

『あ、アミ様…申し訳ございま…せん………』

 

「マズいわね…ドラゾー、竜騎の家のガレージを使わせて」

 

『はい!親父をお願いします!』

 

「アタシ達も一旦、竜騎の家に行こう」

 

「えぇ」

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

『竜騎のアジト:ガレージ』

 

 

 

 

「電流でのダメージが相当ね…」

 

『はい…、親父は門のセキュリティを破壊する為に銀河眼を出しましたので…』

 

「管賀吹奏学園の理事長や多くの生徒が行方不明って噂も本当の様ね…」

 

「噂?」

 

「どう言う事?」

 

「理事長が行方不明になって、生徒会長が理事長の権力を持ったって話があったの。そのタイミングで、多くの生徒や教員が行方不明になったって話よ」

 

『確かに教員は1人もみませんでしたし、他は生徒会に従ってる生徒が居る位です…。奴等は伝統を守る為とか言って、マイロード達のされているバンドを音楽の歴史に対しての冒涜だとか…勝手に言ってました」

 

「その生徒会、気に喰わないわね」

 

「私も、友希那さんと…同じです」

 

「アタシもだよ!アタシの竜騎を勝手に捕まえて…オマケに卑劣な手まで…」

 

「有咲達も大丈夫でしょうか?」

 

「美咲ちゃんも無事だと良いけど…」

 

 

他のバンドの皆も、自分の仲間が心配で不安を漏らしている。

 

 

「兎に角、ドラゾーも今は充電中だから動くのは明日ね」

 

「明日!?竜騎達はどうするの?」

 

「落ち着きなさい、貴女が焦った所で何も解決しないから」

 

「むぅ…」

 

「今は、救出の為の準備が必要なの。その為にもドラゾーをしっかり休ませないと」

 

「そうだね…」

 

 

葉山アミに言われて、アタシは同意する事しか出来なかった…竜騎、無事で居て………

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

「さて、ドラゾーは大丈夫かしら?」

 

『はい、アミ様のお陰でバッチリです』

 

「良かったわ。私はドラの助の修理もあるから、一緒には行けなくてごめんなさい。竜騎に会ったら、私のノートPCと連絡する様に伝えて」

 

『了解しました』

 

「それと、私が作ったドリルとレーダーを持って行って。竜騎達が坑道を目指しているなら、門を通るより、近くのトンネルが近道だから」

 

『はい、了解しました』

 

 

翌日、充電が終わって元気になったドラゾーが、葉山アミからドリルとレーダーを貰って竜騎の元へ向かう。

 

 

「アタシも行く!」

 

「私も、あっちゃんが!」

 

「リサ!?戸山さん!?」

 

 

アタシはジッとしてる事が出来なくて、ドラゾーを追い掛けた。香澄も妹が心配だろう、一緒に行く事に。

 

 

「にー」

 

「あ、ムーナちゃん…!?」

 

 

ムーナも飛び出して、燐子が追い掛けた。

 

 

「燐子!?ムーナちゃんまで!?」

 

「友希那さん、私達も!」

 

「待って、これ以上の人数は目立って危険だわ」

 

「だったらどうするのかしら?」

 

「救出作戦の為に、貴女達にも協力して貰うわ」

 

「了解っす姉御!」

 

「私もお手伝いします」

 

 

残った友希那達は、葉山アミに協力する事になった。

 

 

 

(リサ視点END)

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

(竜騎視点)

 

 

 

 

『管賀吹奏学園:旧校舎』

 

 

 

 

「本当に廃墟だな…」

 

「話によれば、昔は特待生が使ってた教室だと聞いた事があるわ」

 

「吹奏楽で有名な名門学園は、今では卑劣な生徒会の巣になってるって事ですか…」

 

 

俺達は旧校舎に入り、進んでる。今の所は見張り等も一切おらず、暗い中をブラックヴルムで灯りを付けている。

 

 

「しっかし、竜騎さん…奴等がまた卑劣な手を使ったらどうするんですか?」

 

「そうだな…トモの言う通り、奴等の人間性は理解出来た。犯罪者と同様に残酷になるしかないか…」

 

「竜騎先輩、時々物騒な事を言いますね…(汗)」

 

「犯罪者と卑劣な人間限定でねw」

 

「笑顔で言わないで下さい…(汗)」

 

 

そう言いながら進んで行くと………

 

 

ガサッ…

 

 

「!?な、何…今の音?」

 

 

そう、何やら音が聞こえた。

 

 

「足音…でしょうか?」

 

「まさか…幽霊?」

 

「ちょ!?止めて下さいよ!」

 

「そうですって!」

 

「見張りが戻って来た可能性が高いです…」

 

「確かにルーちゃんの言う事の方が高いな…」

 

 

確かに時間稼ぎは出来たが、1人2人居てもおかしくは無いだろう。

 

 

「俺が見て来る…」

 

「竜騎さん、危ないですよ…」

 

「護身術はちゃんと出来るさ。先生、紗夜達をお願いします」

 

「分かったわ。辰巳君、気を付けて…」

 

 

俺は先生にそう言って、忍び足で曲がり角へ近づいて行く。

 

 

「………」

 

 

気配からして居る。恐らくは…生徒会に従う生徒………。

 

 

「!!」

 

 

ガシっ!!

 

 

「っ!?」

 

 

俺は肩を掴まれて押し倒された。少し暗い所為か、相手の顔が見えない。見えるのは長髪だ…女か?

 

 

「………生徒会の回し者か?」

 

「それは、ソッチの方だろ?また卑劣な手を使う気か?」

 

「何だと…?」

 

 

どうやら男らしい…手の力が強いなコイツ、まだ生徒会にこんな奴が居るなんてな…。

 

 

「竜騎さん!」

 

「おい、竜騎先輩を離せ!」

 

 

後ろから紗夜と有咲が駆けつけてくれた。

 

 

「………竜騎?…まさか、辰巳竜騎か?」

 

「え?」

 

 

男の手の力が緩んだ。そして俺の名前を知っている?………俺はブラックヴルムのライトを相手に向けると…

 

 

「お、お前は………零一!?」

 

 

髪が長くなって居たためか、一瞬分からなかったが…その男は、6年目にデュエルを辞めると言って俺にカードを渡した友、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――“佐久間零一”だった…。

 

 

 

 

 

(竜騎視点END)

 

 

 

 

第55話:完

 

 

 

 

「竜騎と…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リサの…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「カード紹介コーナー!!」

 

「今回は、夜薔薇の騎士!」

 

「友希那が使ってたチューナーモンスター!でも、戦士族だね?」

 

「召喚に成功した時、手札のレベル4以下の植物族を特殊召喚出来るんだ!そして、フィールド上に存在する限り、相手は植物族を攻撃対象に出来ない!」

 

「おぉ、植物を守る騎士ってカッコイイね!」

 

 

「次回、3つの再会!………一体、何があった?」

 

 

 

 

 

 

 

 




ご観覧、ありがとうございました!
次回はもお楽しみに!
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