第3章のラストとなります!
(リサ視点)
竜騎&零一:LP2900
千秋&小太郎:LP1600
「姉御から聞いてたけど、本当に卑劣だな」
「でも、卑劣な連中なら全然大した事ねぇぜ」
「4人共、ありがとう!」
「私達だけではありませんよ」
「そうよ、無事で良かったわ…」
「おにーちゃん、お姉ちゃんも大丈夫!?」
「ゆき!あこも!」
「2人共、来てくれたんだ!」
友希那とあこも一緒だ!Roseliaだけは全員此処に揃ったなぁ…。
「囚われていた人達はもう脱出させたわ」
「何!?あれだけの人数をどうやって…?」
「外に居る人達は、アミ姉や他の皆が抑えてるんだから!」
『アミ様達が…』
「これで、形勢逆転ですね」
「竜騎様、雑魚は私達にお任せ下さい」
「ありがとう!助かった!」
やった!これで逆転だ!
「零一、今更だけどさ…学園、良いのか?」
「あぁ、お前に始末は任せる…」
「分かった…」
『10ターン目:竜騎』
「ラストターンだ、ドロー!!俺も貪欲な壺を発動!マグナヴァレット、シェルヴァレット、竜魔道の守護者、スターヴ・ヴェノム、そしてインフェルニティ・ビートルをデッキに戻してシャッフル。そして2枚ドローする!」
「コレが…」
「辰巳の、ラストドロー…」
「ドロー!!」
竜騎がドローと叫んで2枚引いた…お願い、来て!!
「………来た…俺はチューナーモンスター、“ヴァレット・シンクロン”を召喚!」
ヴァレットシンクロン
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
(1):このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地のレベル5以上のドラゴン族・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は闇属性モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
「チューナー…?」
「まさか…アレは!?」
『どうやら、我がマイロードに渡したブランクカードの1枚らしいな』
「ヴァレット・シンクロンは召喚に成功した時、効果を発動!墓地からレベル5以上の闇属性・ドラゴン族を守備表示で特殊召喚出来る!復活しろ、ノクトビジョン・ドラゴン!ただし、この効果で特殊召喚した場合は効果が無効になり、エンドフェイズに破壊される」
「レベルの合計は…8」
この展開の仕方、竜騎は恐らくS召喚をして来る。ただ、竜騎の持ってるSは友希那から貰ったエクスプロード・ウイング・ドラゴンだけだった気がするけど。
「レベル7のノクトビジョンに、レベル1のヴァレット・シンクロンをチューニング!」
「レベル8…竜騎さんは、何を召喚するんでしょう…?」
「竜の鼓動が調律する時、洗練されし野望の弾丸を放つ竜が顕現する。S召喚!レベル8、“ヴァレルロード・S・ドラゴン”!!」
ヴァレルロード・S・ドラゴン
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
自分の墓地からリンクモンスター1体を選び、
装備カード扱いとしてこのカードに装備し、
そのリンクマーカーの数だけこのカードにヴァレルカウンターを置く。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの攻撃力の半分アップする。
(3):相手の効果が発動した時、このカードのヴァレルカウンターを1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にする。
「ヴァレルロード・S・ドラゴン…!?竜騎の新しいヴァレルロード…」
『ほぅ、2枚のブランクはシンクロにしたと言う事か…流石はマイロード』
「ヴァレルロード・Sの効果を発動!シンクロ召喚に成功した時、墓地のリンクモンスターをヴァレルロード・Sに装備して装備したリンクモンスターのリンクマーカーの数だけヴァレルカウンターを置く!俺は墓地のスリーバーストを装備して、ヴァレルカウンターを3つ置く!そして装備したスリーバーストの攻撃力の半分、1200アップ!」
「スリーバーストを装備!?」
「攻撃力が4200…これなら…」
「罠発動、ホーリーエルフの祝福!ライフを300回復!」
千秋&小太郎:LP1600→1900
「そんな!削り切れると思ったのに!?」
「これだと、300残りますね…(汗)」
あぁ、折角強化したのにライフを削り切れない!?
「竜騎、俺のデス・ドラゴンを使え…」
「零一…」
「デモンズ・チェーンで攻撃も効果の発動も出来ないんだ。勝つ為にも使うんだ。お前がさっきのAIの奴から渡されたカードで…」
「あぁ、分かった…」
「竜騎?」
零一のインフェルニティ・デス・ドラゴンを使う?そしてエクスからデュエル前に渡されたカードって…
『おぉ…アレも引いたのか。マイロードは引きの強さも流石だな』
「エクスさん…何を渡したのですか?」
『見れば分かる事よ…』
「更に俺は魔法カード“ヘルモスの爪”を発動!」
ヘルモスの爪
通常魔法
このカードのカード名はルール上「伝説の竜 ヘルモス」としても扱う。
「ヘルモスの爪」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):「ヘルモスの爪」の効果でのみ特殊召喚できる融合モンスターカードに記された種族のモンスター1体を自分の手札・フィールドから墓地へ送る
(そのカードがフィールドにセットされている場合、めくって確認する)。
その後、その融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
「ヘルモスの爪だと!?」
「指定されたモンスターをフィールドか墓地に送る事で、専用の融合モンスターをEXデッキから特殊召喚出来る!俺は零一のインフェルニティ・デス・ドラゴンを素材にする!真紅の眼を持つ黒竜よ、鋭き剣となりて今こそ、竜王の剣と化せ!真紅眼の黒竜剣!!」
真紅眼の黒竜剣
融合・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
このカードは「ヘルモスの爪」の効果で
自分の手札・フィールドのドラゴン族モンスターを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、
このカード以外のフィールドのモンスター1体を対象として発動する。
このカードを攻撃力1000アップの装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
(2):このカードの効果でこのカードを装備したモンスターの攻撃力・守備力は、
お互いのフィールド・墓地のドラゴン族モンスターの数×500アップする。
「真紅眼の黒竜が………剣に?」
「そして特殊召喚に成功した時、モンスター体の装備カードに出来る!俺はヴァレルロード・Sに装備して攻撃力を1000アップ!更にお互いのフィールドと墓地のドラゴン族1体に付き、攻撃力と守備力を500アップする!」
「お互いの…会長にはカース・オブ・ドラゴンが…」
「そして竜騎さん達にはフィールドと墓地には、合計で4体ですので…」
「攻撃力は………7200!?」
「うえぇ!?」
攻撃力7200…もう葉山アミの青眼の究極竜を超えてるじゃん…でも、コレで勝てる!
「此処で終わらせる!行け、ヴァレルロード・S・ドラゴンで、天翔の竜騎士ガイアを攻撃!!」
「行けえええ!!竜騎ーーーー!!」
「此処までか…」
「「「「「会長!!!!」」」」」
「お、お前達!」
「な、何してんだ!?」
攻撃を受けている高梨千秋を、オッサンや生徒会に味方している他の生徒達が彼女を支えていた。
「よせ!?お前達も吹き飛ぶぞ!?」
「会長だけを吹き飛ばす位なら本望です!」
「そうです!」
「ありがとう………我が管賀吹奏学園に、栄光あれえええええ!!」
「「「「「うわわああああああああ!!!」」」」」
千秋&小太郎:LP1900→-5300
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「約束通り、終わりだ…この学園は…」
「くっ…」
「会長…」
タッグデュエルは竜騎達が勝った…だけど、嬉しいんだけど…この学園は、どうなるんだろう…今回は何か心に引っ掛かる…。
「頼む!この学園を潰すのは止めてくれ!」
「三郎!?」
「はぁ!?今更何を言ってんだ!?」
「あんなに卑劣な事をした上に、デュエルで負けたから止めろと言うのは虫が良すぎないかしら?」
「うん、同情の余地すら無い…」
「確かにそうですが…我々はだけの問題では無いのです!」
「負けてしまった場合、支援も白紙に戻される…タダでさえ鉱石が殆ど取れなくなって…工房も無いのだ…愛していた学園が無くなるのは…」
「呆れて物が言えないわね…デュエルの結果でしょ?」
「それは…」
「止めろ2人共!」
「「会長…」」
負けた高梨千秋を庇う様に、オッサンと太郎(?)が必死になってる。自分達があんだけしてたって言うのに…有咲達の言う通り虫が良すぎるでしょ!?
でも…
「私達も、この学園から去るのですね~…」
「えぇ、でも仕方の無い事よ…。元々は経営難だった上に…」
「あぁ…」
零一達もこうは言ってるけど…正直学園が無くなって欲しくないって思ってるんだろうね…。
「辰巳君…コレで本当に良かったの?」
「………?」
「竜騎さん…?」
竜騎が壁の方に向かって歩いて行った。どうしたんだろう?
「ドラゾー、ドリル貸して」
『え?はい…』
「竜騎さん?」
「何でドリルで…?」
竜騎はドラゾーが持っていたドリルで壁を掘り始めた。すると…
ガララ…
「お!見つけた!」
「竜騎先輩、見つけたって何を?」
「この学園の歴史に残ってた、伝説の管楽器工房!」
「「「「「「何!?!?」」」」」
伝説の管楽器工房!?え、そんなのあったの!?
「まさか…実在していたと言うのか…?」
「理事長…」
其処に学園の理事長等の偉い人達もやって来た。凄く驚いてる様だけど…
「もう随分も前に無くなったと聞いて、今や存在すら分からなかった工房が…本当に在ったとは…」
「中を見てみましょう」
「あ、竜騎!待ってよ~!」
アタシは1人で入って行った竜騎を追い掛ける。勿論、他の人達もね…。
ーーーーーーーーーーーーーー
『管楽器工房』
「コレは…」
「凄い…」
中の設備は凄かった。ベルトコンベアから道具、更には金属を生成する装置まである。
「これを修理すれば…この学園は復活出来るかも知れないな…」
「本当ですか~?」
「修理すればだ…」
「竜騎」
「リサ?」
「竜騎なら…どうにか修理出来るんじゃないかな?」
「リサ…竜騎だって無償ではしないと思うわよ?」
「それに、生徒会があんな真似をしてるのですから…流石に断るのでは?」
「あの…辰巳君だったかね…?」
「はい」
「理事長?」
アタシは竜騎が修理すればと思って言って見たけど、友希那と紗夜が反対を含んだ事を言う。
そう思ったら、理事長さんが竜騎に尋ねる。
「料金は貴方が満足に行くように払います。どうか…お力添えを…お願いします」
「理事長…」
「あぁ…料金の代わりに“3つの条件”を叶えて下さるのであれば…良いですよ」
「3つの条件?」
「竜騎…?」
「分かりました!して、その条件とは…?」
「それはですね…」
「「「「「!?」」」」」
竜騎が条件を言うと、アタシ達も含めて全員が驚いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
2週間後…
「まさか、本当に管楽器の製造を再開出来るなんて思いもよらなかったぜ…」
「はい~、凄いですね~」
「辰巳の言う条件の内容は驚いたけどね…」
「あはは、俺がダチを見捨てる真似はしないけどねぇ。で、生徒会長になった感想は?」
「学園の立て直しで忙しいったらありゃしないぜ。でも、悪くは無いかもな」
あれから2週間が経過して、学園はどんどん復興されて行った。竜騎が条件として出した3つの事もあって、前より良くなったらしい。その条件とは…
1、佐久間零一を新生徒会長にし、志野姉妹もその補佐にする事
2、元生徒会のメンバーを生徒会の監視元に置く事。
3、管楽器工房を使わせて貰う事
これら3つを条件に、竜騎達が工房の修理を担った。
「あの…」
「あ、高梨千秋…」
「今度は何?」
また来たよ…元生徒会長の高梨千秋。今では理事長権限も無くなり一般の生徒となった。まぁ、今は監視対象だけどね。
「本当にありがとう…」
「ワシからもお礼を申します」
「私もです…」
オッサンや太郎も一緒に謝罪して来た。
「言って置くけど、許した訳じゃないから。単に零一達を見捨てたく無かっただけだから」
「それでも、この学園を救ってくれた貴殿にはお礼を言いたかった」
「そうか…ま、零一達をしっかりフォローして、まともに更生する事だな」
「ありがとう、竜騎殿…」
「「ありがとうございます…」」
竜騎はああ言ってるけど、結果的に救われて良かったよね…。
「そう言えば竜騎は工房も使ってたんだったよね?」
「あぁ、お陰でギターも進化したからねぇ」
「あ、本当だ!」
良く見たら“ブラックヴルム”が変わってる!
「ブラックヴルムの強化改良型、その名も“ソウルヘイロン”さ!」
「凄いなぁ、アタシにも今度演奏してる所を聴かせてよ!」
「勿論!」
『マイロード、そろそろ紗夜様達もお待ちになるかと…』
「そうだな、帰ろっか」
「うん、帰ろ!」
アタシは竜騎と、オマケでドラゾーと一緒に帰る事にした。
「竜騎、もう少しだけ良いか?」
「あぁ、リサ…ドラゾーと先に行ってて」
「うん」
『了解しました』
アタシは竜騎にそう言われて先に正門へ向かった。
「竜騎…ありがとうな。お前が来てくれなかったら、今頃はこの学園も俺も救われなかった…」
「零一…お前はまだ満足して無いんだろ?」
「あぁ、この学園を必ず立派な学園にして見せるさ。そしてお前を超える…」
「そっか、そうだ…あの支援者の件は…」
「そっちも調べてみるさ。この学園の未来の為にもな…」
「アタシ達だって居るから大丈夫よ」
「そうですよ~」
「2人も頼む」
「それと辰巳…本当にありがとう…」
「竜騎さん…せめてのお礼です~」
チュッ♡
「え!?////」
チュッ♡
「「「なっ!?//////」」
「おおぅ…」
「コレはお礼よ…」
「えぇ、お礼です~」
「あ、あはは…じゃあ、俺も行くよ」
「何時でも来なさい、待ってるから」
「じゃあな、竜騎」
「あぁ、またな!」
第62話:完
「竜騎と…」
「リサの…」
「「カード紹介コーナー!!」
「今回は、ヴァレルロード・S・ドラゴン!」
「ヴァレルロードのSモンスターだぁ!墓地のリンクモンスターを装備するんだよね!」
「装備したリンクモンスターの攻撃力の半分を自身の攻撃力に加える上に、そのモンスターのリンクマーカーの数だけ、ヴァレルカウンターを置くんだ!」
「1ターンに1度だけど、ヴァレルカウンターを取り除く事で相手のカード効果を無効にするのは強力だね!」
「次回、第4章予告!3度目の予告が来たー!」
『オマケ』
「ただいま~」
「お帰りリサ、竜騎」
「ただいま」
アタシ達が竜騎の家に帰ると、友希那達が出迎えてくれた。本当は2人だけで過ごしたかったけど…今日は仕方無いか。
戻ってからは管賀吹奏学園の事を友希那達に説明した。
「竜騎のギターも更に強化したのね」
「あぁ、もっと技術も高めるさ」
「おにーちゃん、今度はあこのも作って~!」
「竜騎さん、私にもお願いします」
「あ、アタシも!」
「分かったよ。ドラゾー、ドラの助が帰って寂しく無いか?」
『いえ、何の問題も無いですよ!やっと小言を言われなくて済みましたよ。エクスも私の口からまたどっか旅立ちましたし…毎回顎が痛いです…』
「あはは…」
「にー」
ドラの助は休暇が終わらせると言う事で、葉山アミの元に帰って行った。エクスもまた旅立ったし、また日常が戻って来たと認識するアタシ達だった。
「………」
「りんりん、どうしたの?」
「りん?」
燐子が無言のまま、竜騎に近付いた。しかも顔が凄く近い…
「燐子~?何をしてるのかなぁ?」
「竜騎さん…誰かに、キスされましたね…?」
「!?!?!?」
「「「「………え?」」」」
竜騎が誰かにキスされた!?どう言う事かなぁ…?
「しかも…2人も頬に、頬から…キスの香りがしますよ…?」
「………(汗)」
「竜騎?」
「いっ!?」
アタシは竜騎の近くで圧を掛ける。
「どう言う事かな~?」
「説明してくれますよね?」
「…………」
「むう~!」
「紫と楓がお礼と言って…」
「へぇ…」
ガシッ!!
「え?」
竜騎がそう言うと、燐子が竜騎の腕を掴んだ。
「お仕置き…です」
「ちょ!?」
「そうだね~、アタシ達を心配させた責任も取って貰わないとねぇ…」
「そうね…」
「ちょっと…待って…」
ふふふ、久しぶりの調教だからタノシミダナァ…ウフフフフフフ…♡
「じゃあ竜騎…イコッカ?」
「調教…デス」
「イヤアアアアアアアアアアアアア!!!」
ご観覧、ありがとうございました!
第3章は此処までです、お気に入り登録や感想を送って下さっている読者様には、本当に感謝しております!
次回は第4章の予告です、引き続きお楽しみに!