サザンビーク城にて一人の王子が倒れた…
その王子はチャゴスといい、まだ5歳になったばかりでベッドで寝ようとしたところ不思議な物音が聞こえ…それを探って見たところ…トカゲがうじゃうじゃといたのだ。
それをチャゴスは見て失神してしまい、倒れたと言う訳だ。
「チャゴス!チャゴス、しっかりしろ!」
金髪の男性がそう呼びかけてチャコズの目を覚まそうとする…チャゴスを呼び捨てにしたことからこの男はチャゴスよりも偉い立場に当たる…チャゴスはサザンビークの第一王子だ。故にチャゴスを呼び捨てに出来るのはこの国でただ一人…サザンビーク国王クラビウスだ。
「う…うーん…?」
そんな時チャゴスが目を覚まし、次の発言は驚くべきものだった。
「誰だ…?お前達は?」
そのセリフを聞いたクラビウス達は目を丸くした。
「(なんなんだ!?ここは?!)」
一方チャゴスもチャゴスで混乱していた。その理由は…
「(確かに俺は死んだはずだ…修学旅行でアフリカの秘境に行ったら…現実じゃあり得ねえファンタジーなドラゴンに襲われて無様に死んだ。なのに何故生きている?)」
チャゴス(仮)は現代に生きる普通の大学生だったが修学旅行でアフリカのジャングルに行き、他の生徒達とはぐれてしまいそのまま彷徨っていたところドラゴンに襲われ死んだ。こんな死に方は滅多にないだろう…
「チャゴス!私がわからないのか?!」
クラビウスは必死にチャゴス(仮)を呼ぶが無駄だ。チャゴス(仮)はチャゴスではないのだから。
「(まさか…ここはドラクエⅧの世界か!?)」
前言撤回…クラビウスの言うことは無駄ではなく、チャゴス(仮)は自分がかつてやっていたゲーム…ドラクエⅧの世界にいると気がつくことができた。
「(しかもチャゴスに憑依とか…マジでついてない…)」
ここでドラクエⅧにおけるチャゴスとは…デブで性格が最悪なキャラである。名前の由来も外国語で【魅力なし】である…
「(いや!俺はあんな馬鹿にはならない!絶対に運命を変えてやるからな!)」
こうしてチャゴス(仮)はチャゴスとして生きていくということに決めた…
それからチャゴスは事情を聞いて原作の10年前だとわかった。また幸いなことにまだチャゴスは太っておらず人生をやり直すには丁度いい年頃であった…何故なら5歳と言えば成長期に入るところで物覚えも非常に良い。元々あった知識から更に上乗せ出来るので正にチートである。
彼のモチベーションが上がったのはそれだけではない…チャゴス自身のモンスターとしてのステータスにも原因がある。
チャゴス
HP 20000
MP 0
力 63
素早さ 255
身の守り 130
と何が言いたいかお分かりだろうか?原作でのチャコズは甘やかされ過ぎたのにも関わらずこれだけのステータス(公式)なのだ。
HPに関してはⅧの中では言わずともわかるが最高クラス、素早さに関してはメタルスライムすらも凌ぐ…力や身の守りなどは完全に初期の主人公達を上回る…
つまりチャゴスは素質自体はある。性格故に戦闘から逃げ出すだけで持久戦になればアルゴリザードは普通に倒せる。
それをもっと鍛えられたら?と思い、チャゴスはとにかく護衛をつけてモンスターを狩って狩ってとにかく狩りまくった。
そうしてついたあだ名が…『ハンター王子』…なんとも微妙なあだ名であるが彼自身は原作よりもマシだろうと思い訂正もしなかった。チャゴスは調子に乗ってしまった時にチャールズと自称したが全員がチャゴスと呼ぶ始末である…
そしていよいよ原作主人公達が来た。
続きますよ?今回はダイジェストで送ったので次回はその幕間というか原作までの過程的なものを入れるので期待してください。