あれ?予防接種に志望動機っているっけ?~勘違いから始めるVtuber生活~   作:ビーサイド・D・アンビシャス

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第36話 記念凸配信、終わったぁ!(だれも……)

『あっ、キャス猫ぉ~~~久ぁ~~~~』

『うぃっすクレア姐、最近何で抜きました? 僕、田舎ハー物なんですけど』

『ぁ~やっぱハーレム強いわねぇ~~。あたし乙女だからさ、一人と徹底的にシテる話が好きなのよ。最近だとオ〇ホ扱いされる後輩物でウーマ〇イザー使って激イ』

 

「妾のチャンネルに猥談《乱暴》しないでよバカァァァァーーーーーーーーーー‼‼‼」

 

 前に聞いた時は冗談だと思ってた。でも身をもって思い知る。

 クレア先輩(このひと)…………マジでキャスパー(ゲス猫)と同レベルだ。

 

 ごめんなさいYUTUBEくん! 私、無理だよ! 敵わないよ、こんなの!

こんなの相手に、センシティブレベル抑えることなんてできないよぉ‼

 

 悲嘆に暮れたその時、天使が味方に着く。

 

『うっっっそでしょ、ねぇ! ここ、後輩のチャンネル! 記念配信! なに全力でBAN()しにかかってんの⁉ そんなのってないヨォ‼』

 

『違うのよ、リエル! あたしいつもは〇ーマなんて使わないのよ⁉ でもあの時は、本の内容に合わせて無理矢理ボルテージ上げた方が良いと思って』

 

『すごーい。こんな弁明に見せかけた猥談初めて聞いたー』

 

 すごい、すごいリエル先輩が言ってくれてる怒ってくれてる。

それが私にはすごく嬉しい。

 

 ただ、ちょっと……二人の会話の中でよく意味が分からないところがあった。

 

「ぁの――ウーマ〇イザーってなんですか?」

 

『どぉして自分から燃料投下するかなこの堕天使はぁ‼⁉』

 

 瞬間、リエル先輩の怒号が飛んできた。

 

 え? え? え? 

 混乱してる私の耳に、淫乱組(キャスパーとクレア先輩)の声が飛び込んだ。

 

『レヴィアたんの無知ックスいただきゃしたぁぁあああああああルルルルルルルル』

『え、使う? オフコラボの時使う? 新しいの買うわよあたし』

 

[ コメント ]

・やめろぉ!

・やめろぉ!

・やめろぉ!

・やめろぉ!

・健康器具の紹介はやめろぉ!

・やめろぉ!

・堕天使を汚すな、BBA‼ 

・幼児を健康にするのはやめてください!

・やめてくれ! うちの娘はまだ4歳なんだぞ⁉

 

『あーあもうめちゃくちゃだよはぁーあ、もうあーあ。バイバイレヴィアちゃん。初めての後輩嬉しかったよ』

「へ? へ? へ? な……ナンデェ?」

 

 ちょっと分かんない言葉あったから聞いただけなのに……どうして淫乱組とコメント欄が大騒ぎしてるの? 

 リエル先輩にバイバイって言われるの?

 もう場がめちゃくちゃになったその時。

 

 ――――爆竹が耳元で炸裂した。

 

 私は驚くことすらできず、ただ硬直する。

 多分、みんなも私と同じような感じになっている。

 そんな中……ステラ先輩だけがふわふわした声音のまま、話してた。

 

『あっちゃあ、破片飛んでっちゃったぁ。ごめんね、お腹空いてたから』

「ま……まま?」

『んー? どしたのレヴィちゃん。声震えてるよ? だいじょーぶ。

レヴィちゃん()()怒ってないからねー。あーもう指がべとべとぉ』

 

 一部分だけすっっごい声を低くしながら、ステラ先輩はしゃぐしゃぐと何か咀嚼している。ぇ、何⁉ なんなの⁉ 何食べてるの、ままぁ⁉

 

[ コメント ]

・⁉

・え⁉

・えぁ⁉

・なんか破裂した?

・破片てなに⁉ なんなの⁉

・ステラママなんか食べてる……?

・あーもう指(血塗れ)がべとべとぉ

 

『キャスパー君。リンゴ食べる?』

『はっ……ひゅっ……ぁ、はぃ。リ、リンゴ?』

 

 嘘みたいに周りが静かな中、ステラママがキャスパーに話を振る。

 こ、こんな異様に緊張したキャスパー初めて。

 

『そぉ♡ 今リンゴ割ったの。食べる?』

『ハイッ、食べます食べますすいませんありがたくちょうだいいたしますみません』

 

 リンゴ⁉ さっきの爆竹みたいな音、リンゴ潰す音⁉

 

 ステラママ……幼女がリンゴを爆裂させる絵図を思い描いて、震える。

 多分キャスパーもそうだから、こんなにビクついて―――――――――

 

 ゴトン。

 

『ほら。落としたの食べな? 早く?』

『アッイヤ、その、すぅ……』

 

『まったく……猫の発情を止めるにはたしか……玉取れば良いのよね』

手潰し去勢(ボールクラッシュ)⁉ 陳謝(すっませ)! マジ陳謝(すっませ)っしたぁぁぁああああーーーーーーーーーーーーー‼‼』 

 

 ディスコのステラ先輩のアイコンから、ごぎばぎ音が鳴ってる。ステラ先輩の圧にゲス猫はこれ以上ないくらい凹まされていた。

 

 淫乱組の双璧、その片方が落とされた。

 そしてステラ先輩はもう片方に、圧の矛先を変える。

 

『ちょっとクレア~~~、明日、ステラとオフコラボしない?』

『やめて! 乱暴する気でしょ⁉ いや割と本気でR18G並みに乱暴する気でしょ⁉ あたし、前にあんたとオフコラボした時、手骨にヒビ入れられ』

 

『誇張表現だぁ~~~め♡』

『いやレントゲンでほんとに』

 

[ コメント ]

・明星ステラと鳴神クレア、オフコラボ決てぇぇえええい‼

・決定!

・決定!

・やばい、楽しみぃ~

・何するのかな

・どこ砕くのかな

・さっすがママ、その握力に痺れる憧れるぅ!

 

『こいつらぁあああああああああああああああぁあああああああああああ‼‼‼‼‼』

 

「私の眷属をそんな風に呼ばないで!」

 色んなコラボの約束が結ばれて、私の記念凸配信は終了した。

 

[ コメント ]

・そういえば凸来た人、みんな「おめでとう」って祝って無くない?

・あ

・あ

・あ

 

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