2月中旬の休日 13:00 海と山に面する地方都市・東条 駅前
「帰ってきた、っつーか帰ってきちまったっつかーか、なァ」
ようやく太陽テレビ特番が放送される直前になって。私は艦娘江風として出奔した故郷の土地に再び足を踏み入れていた。立花蒼として動くため、艦娘への変身は解除している。
「じいちゃんが危篤って言われたら流石に帰らない選択肢はないンだよな」
私は地元の多くと相性が悪く、相当に嫌われていた。濁流さんの話通りであればこの土地には怪異の影響が色強く残っており、それと反発するような特性ーーエーテル適性等らしいーーを持つ私が本能的に排除対象になっていたからだそうだ。
その上で私に好意的な人は少数ながらいた。頻繁に東京に訪れてくれている友永家や両親、そして母方の祖父。他にもいるが、この祖父が危篤ということで急遽有給を貰って駆けつけたのだ。
「電話?母さんから?病院の詳しい場所聞いてなかったな……もしもし、母さん?……うん、え?……あ、あんの、”スラング”!!
……うん、うん。いや、分かったよ、その時間にひっそりと行くよ。怒鳴り散らしてごめん。ありがとね、それじゃあまた後で」
電話の内容は祖父のいる家を取り仕切っている母の姉、つまり叔母が私の見舞いを拒絶して騒いでいるというものだった。
なんとか母が取りなして面会終了直前の15分だけはねじ込んでくれたが。逆に言えばその16:45まで手持ち無沙汰になってしまったとも言える。
……祖父の容態は厳しく今日を越えられるかすら危ういという話も伝えられた。叔母、いや両親以外の親族は祖父の死に目にすら私を同席させたくないようだ。
「さってどうするかなァ……」
病院は駅近くであり実家付近でもある。移動に時間がかからない分、時間つぶしの必要性が大きい。
「……とりあえず迷ったらあの場所かな」
13:30 廃神社
そこは私の実家付近にある神社で、そこの敷地だけが急激な傾斜で囲まれているため、頭一つ抜けている高さの丘となっている場所だった。
祭神も不明で手入れをする人も皆無なため荒れ放題の神社だが不思議な気配はいつも強い、そんな場所だった。
この街の人の多くは寄り付かないため、この街を出るまでは何かとここに逃げ込んで過ごすことが多かった。……ある事件を経るまでは。
「久々に来たけど変わってないなァ」
それ以上に今なら分かる。街の空気が嫌に粘ついていたのに対し、この場所はさらりとしているどころか寒空の空気のように凛と突き刺すような圧がある。だからこそ、幼い私は避難所として認識していたのだろう。
「まずは挨拶をしていかないとな。こっちにーー」
「待ってミッケ!」
「〜ッ!?」
私の目の前に子猫の三毛猫が飛び出してきた。それは私の記憶の底を荒く掻き回す。
「ミケ……?」
「にゃあん」
「待ってよミッケ!……あ」
「カオリ、ヤバいって!」
「違うか、いや、そうだよな。……ン?ここに子供に子猫?」
落ち着いて状況を確認する。私の目の前に飛び出してきた子猫に、それを追いかけてきた小学生の男女。そしてここは管理者の居ないらしい廃神社である。
「……捨て猫をここで育ててるのか?」
「「!」」
「落ち着きなよ、咎める気はないから。ただ確認させてほしいんだ。同じことをしていた身としてね」
2人を落ち着かせて話を聞く。少年はヒロ、少女はカオリ。幼馴染の小学四年生。子猫は段ボールに入れられていた捨て猫の三毛猫でミッケと名付けたそうだ。
2人はミッケを家で飼いたいと訴えたが両家から却下され、また捨てるのは嫌だということでこの廃神社で育てているとのことだ。確かにここなら雨風をしのげるし誰かに見つかることもないだろう。
この廃神社は多くの地元民から本能的に忌避されているようだが、私を含めた廃神社付近の一部住民はそこまで忌避感を覚えない傾向がある。案の定、2人もそのエリアの住民らしかった。ちなみに友永家も同じエリアである。
それらを踏まえた上でミッケの様子や仮の家を見る。そこそこ成長していたことと拾ってからまだ日が浅いようであまり衰弱していないようだ。その上での環境は『子供が無い知恵を絞って頑張った』程度である。
「なる程ね。ご飯は何を上げているんだい?」
「学校で余った牛乳を集めて……」
「まあ、そうだよね。……うん」
とりあえずの方向性は決めた。財布から万札を取り出す。
「私はこの街を1年前に出た身でね。変わってなければ向こうにドラッグストアがあるだろ?この金で子猫用のご飯買ってきな。当分不足はしないはずさ。
牛乳だとお腹壊しちゃうかもしれないから、ちゃんと専用の子猫のご飯を買ったほうがいい」
「え?いいの?」
「私はお金だけならそこそこあるからね。さ、行ってきな」
「お姉さんはどうするつもり?」
「ひ、ヒロ」
少女は流されるままに金を受け取ったが少年は警戒している。バランスの取れているコンビだと言えるかもしれない。
「その警戒心は大事にしな。私は別の店でこのミッケの家をグレードアップさせるつもりだ。そこそこ大きい買い物になるから目立っちまう。だから別行動と行こうぜ?」
2月の東条の街は普通に寒いので毛布等も必要だ。エスカ端末で必要なものが売っている店をピックアップしていく。
「私は16時を回ったら用事があるからさ。それまでに済ませよう。ほら、行くぞ!」
「ちょっとお姉さん!?」
「ヒロ、ミッケに早く美味しいご飯食べさせてあげよう?」
「くう、くう」
当の本人ならぬ本猫は呑気に寝ている。図太いのはいいことだと思っておこう。
15:00 廃神社
「戻ったよ。ミッケの様子はどうだい?」
「あ、お姉さん」
「カオリの膝の上で寝てるよ」
「すぴぃ」
「はは、猫の寝顔ってやっぱりいいモンだね」
食事をして満腹になったので寝ているのだろう。その顔を見て思い出が脳裏をよぎる。
「ーー、さっさと広げなきゃな」
「うわぁ、たくさん……」
「お姉さんはこれで目立たなかったの?」
「コツがあるのさ」
買ったものは展開すると猫ハウス、コンパクトにすると猫バックになる大きな猫用鞄に毛布、その他かさばるものだ。
街から排他的に見られる私は根本的に目立ってしまうが、隠遁系の術具を使えば大々的に購入して持ち歩いていても目立たずに済む。無用なトラブルを避けるために持ってきたが早速役に立った。
元々異物として判断される私が無用なトラブルを起こさないための対策措置だったが……想定以上に使えるものだった。
「段ボールじゃ流石にこの寒さはキツイからな。毛布と新鮮な水と、設置場所は……こっちのが陽当りもいいかな」
「お姉さんすごい!」
「猫飼ってるの?」
「職場でな。鎮守府には猫がたくさんいるんだよね」
妖精さんの一種である、鎮守府の乗っ取りの危険といった非常時に鎮守府のシステムを一旦シャットダウンし、所属している艦娘には元の指令を上書きする形で帰還させる猫のような妖精さんーー通称エラー猫というーーのカモフラージュのために普通の猫を多数敷地内で飼っているのだ。
エラー猫と通常の猫は判別が難しく、彼らを統括する人型の妖精さんでなければよほど慣れないと判別は出来ない。
これを利用して『どの個体が妖精か分からない』『他の鎮守府以上に妖精さんという監視の目がある』と認識させることで危害を防いでいる。
猫同士テリトリー等はあるがエラー猫の1個体が鎮守府のボス猫的な立場に収まっているので穏やかに運用できている。
それはそれとしてエラー猫も基本的な動きや好みは通常の猫と同様なために、127で暮らしていれば必然的に猫の好みは把握していくことになる。今回はそれを活かした形だ。
「そんな猫飼いに慣れているお姉さんからの忠告だ。ヒロ、カオリ。もう一度、親戚や友達、誰でもいい。飼える人を探して来るんだ」
「え……」
「今の状態は一時しのぎだ。ずっとなんてやれない。ミッケが弱って死ぬことになる」
「「!」」
「かと言って保健所ってトコにミッケがどこにいるかを知らせちゃいけないし知らせようとする人にミッケがどこにいるかを話してもいけないよ。ミッケが殺されるからね」
「なんで!?ミッケは悪いことなんてしてないのに!」
「保健所ってのは町中の野良には厳しくてな。だから一時的に預かるけど、引き取る人が居ない状態で期限が過ぎたらずっと飼うわけにもいかないから殺すのさ。……私のときもそうだった」
「え……」
「ちょっと着いてきな」
そう言って廃神社の一角にある大樹の根本に歩いていく。管理がされていないからか行き届いていないからか、そこには簡素な墓が残っていた。
「ミケ、1年ぶりだね。お前さんみたいな子がいるけど、見守ってくれよな。……お前さんのようにはさせないから」
「お姉さん、これって……」
「5年前の丁度こんな季節だったかな。私もお前さん達みたいに子猫を保護したんだ。もっと小さくて弱い子だったよ。
家族は父親が猫アレルギーだったから家じゃ飼えなくてね。ひっそりとここで飼っていたんだけど弱っちゃってね。それで家族に泣きついたら……」
厭な思い出が頭を駆け巡る。頭を振ってそれを振り切って続ける。
「色々あって保健所送りになって、最終的に引き取り手なしの安楽死だった。最期は苦しくなかったらいいな、と思うけど生きて一緒に居たかった。そして私だけだとどうしようもないことはどうにもならないってわからされた」
「……」
「そうなんだ……」
だからこそ、やれることはやって頼れる仲間がほしいと願って。マザーが背中を押してくれてアウトローが誘ってくれたからこそ仲間のいる127に、ここにいられることに感謝している。
「ミッケは絶対に死なせない。お前さん達にも、そして誰よりもミケに誓うよ」
もう後悔したくない。そのために進む。足掻く、掴み取る。ミケのように取りこぼしはしない。
ーーずっと苦しみを背負ってまだ最前線を歩き続けなければいけない人達を見てきているの。もう、見ていられない。
「ッ!」
バミューダで対峙した吹雪さんの声が頭の中で響く。あの『主人公』はこういうことの積み重ねで擦り切れたのだ、と本能的に理解する。
「するかよ、摩耗もそんな心配のかけさせ方も。私は、『私達は』負けない。見てろよ……!」
そう決心しつつ、2人と別れた。
16:45 東条の町 大病院
「母さん、時間を作ってくれてありがとう。行ってくるよ」
「いいの。ごめんね、少ししか時間を作れなくて」
「気にしてないよ。叔母さん達が見てるから離れたほうが良いよ」
(ぶつぶつと忌々しそうに喋っている)
「……えぇ」
改めて、この東条という街の人間は地元民と移住した上でここに帰属するつもりの人には優しく、外部の人間としていたり逆にこの街から出ていく人間には敵意をむき出しにする。
帰属意識が希薄で横暴な外国人移住者が世界各地で度々社会問題になる一方で、そんな人達がほうぼうの体で逃げ出すレベルのムラ社会という奴だ。ここに帰属する警察や役人も揃ってこの街の味方をする、外に出て分かったがとてつもなく異常な街である。
そんな中で、私は何故かーーおそらくはエーテル適性によるものーー生まれも育ちも東条の街でありながら外部扱いされて爪弾きにされていて、艦娘として上京した結果存在を許せないようなものにまで至ったらしい。
なんの因果か両親と今危篤の祖父などはーー祖父は街の外からやってきて祖母と結婚、定住したそうだーー敵愾心を持たないでくれているが、目の前で嫌悪感を隠さない母の姉を筆頭に親族は今にも手を出してきそうな雰囲気である。
(まあ私もこの街は異物って感じがして嫌いだったけどね。……切り替えろ。今はそんなことはどうでもいい)
私が今から会うのは親しくしてくれた祖父だ。ここ数年は酷くボケて顔もわからない程になってしまったが、幼い頃は移住前からの趣味だった各地の旅行やそれを切り撮った写真を見せてくれる、外の世界への憧憬を与えてくれる優しい祖父だった。
「じいちゃん、蒼が来たよ。……入るよ……?」
ノックをして扉に手をかけたところで違和感に気付く。祖父は一人部屋で他に人が居ないはずなのに他の気配がする。本能的に警戒しながら扉を開ける。
「……どういう、状況だコレは」
「蒼?……蒼なのか?すっかり大きくなって!」
「あわ、わ……」
「じいちゃん!?喋れるの!?というか……色々と突っ込みたいことがあるけど、私が判るの!?」
今日が山と言われているような危篤で起き上がることすら困難だと思っていた祖父が起き上がって呼吸器も外してに確かに声を出し、視線もはっきりしている。
そして傍らにはみすぼらしいボロ布を纏い、大きな鎌を携えた中性的なーーその上で栄養失調気味で被虐待児のようなーー人ではないと本能が訴える存在が居た。
「俺の記憶の中だと小学生で子猫のことで泣いていたが……随分と大きくなったなぁ」
「その頃からボケが始まっていたもんね。今は高校1年相当だから5年経ってるよ。高校には進学しないで艦娘になったけどね」
「5年!?そうか、それは大きくもなるな!そしてそうか艦娘か、立派な職業に就いているんだな……大変じゃないか?」
「そう言ってくれるのじいちゃんぐらいだよ。うん、大変だけどすごい楽しいし大切な友達も仲間も居て充実してる。艦娘になって良かったって心から思ってるよ」
「そうか、それなら良かった」
そう微笑んで祝福してくれる姿は幼い頃から親しんでいた祖父のそれで。危篤だという話を忘れそうになってしまう。
「……じいちゃん、いくつか聞きたいんだけどいいかな?」
「この子も視えているようだし、そうだろうな。むしろよく落ち着いているな。流石俺の孫だ」
「艦娘やるにあたって不思議現象には胃もたれするぐらい出会ってきたからね。……視えているってことは、普通は視えない存在。危篤なじいちゃんの横にいる……死神か何かか?」
「ひっ、あぅ……そうです……」
酷く怯えた様子で顔を腕で庇う動作をしている死神らしい存在。
「この子は悪い子ではないよ。もう死ぬ私に寄り添ってくれて、こうして最期に話が出来るように力をくれている」
「最期、って……」
「最期に蒼に会えてよかった。この時間が終わったら俺は死ぬだろう。そうでしたね、死神さん」
「は、はい……本当はもう……けど、最期に会いたいって人がいるって聞いて、あの……」
「……私に会うために?」
「あぁ。蒼に、会いたかった。智也にも会いたいが……」
「母さんが頑張ってねじ込んでくれたんだ。叔母さん達、私が面会するのもすごい嫌がってて。智也叔父さんは……3日後にならないと来れない。仕事が立て込んでいるのと、母さんがやっとこっそり連絡できたのが昨日だったんだ」
「そうか……それは仕方ないな。外部に移住した智也をお前の母さんと父さん以外は皆嫌っていたからな」
「艦娘になって上京したらそのワンランク上になっちゃったよ、私」
智也というのは母の兄で祖父の第一子。智也叔父さん、叔母、母の3人兄妹なのだ。長崎の方に仕事の都合で移って以来、そっちに定住していて家庭も持っている。
上京した私同様に毛嫌いされていて、顔を合わすことが出来たのは両手で数えられる程度しかない。それこそ私の一家が長崎に遊びに行こうとしたらすごい剣幕で叔母達が詰めてくるのもあったからだ。
「責めないでやってくれ、というのもお前には酷だな。蒼も街の外で元気にやってくれればいい。蒼も智也も、元気に幸せでいてくれることが俺の何よりの望みだ」
「うん、ありがとう」
「ところで蒼、録音器具は何か持っているか?」
「え?ああ、艦娘で働いてる鎮守府で支給された端末が最新鋭のエスカ端末だから録音どころか録画もバッチリだよ。ほら、これ」
「技術の進歩はすごいな、全く。……遺言状は俺のボケが始まる前から書いておいてな、書斎の机の一番上の引き出しにあるはずなんだが……一応遺言も残しておきたい。撮影してもらえるか?」
「……うん。私が聞いた、なんて言っても母さん達以外信じないだろうからね。……撮影開始するよ」
そう言って動画撮影機能をオンにする。流石に死神は……ぼんやり黒い影として写っている。
それに、覚悟は決めていたし祖父の落ち着きようも死を認識した上でのものだと判断できたから。それを無下にすることは嫌だった。いいから死なないでくれ、という心の声は黙殺する。
「……うむ。これは蒼に撮影してもらっている。少しの奇跡のおかげで死ぬ前にこうして話すことが出来ている。これは遺言だ。
まず、妻に先立たれてから痴呆が始まってしまった俺をここまで生かしてくれて皆ありがとう。苦労をかけたな。
実は痴呆が始まる前に遺言状を書くようにしていた。処分されていなければ相続に関しては全てこれに書き記してある。内容は痴呆が始まる前に口頭でも伝えていた内容だが、書類にしたためておいたほうがいいことぐらいは知っているからな。場所は書斎の机の一番上の引き出しの中だ。遺言状、と大きく書いているはずだ。
それともう1つ、頼みがある。智也に何かを相続させることを皆嫌がっていたな。それについて思うところはあったが抵抗はするつもりはない。
だが、私がこの街に来る前から使っていた一眼レフ。アレを智也に渡してやってはくれないか?お前達は街の外を記録していたアレを嫌っていただろう?それを智也に渡すことぐらいは最期の願いだ、聞き入れて欲しい。
そうだな、この一眼レフを智也に預ける役目を撮影してくれている蒼に任せたい。この街を出た智也や蒼にとっては思うところのある街で、街の外にはお前達が思うところがあるのは承知している。だが、俺はどちらも好きなんだ。その想いを、残させて欲しい。
言うべきことはほとんど遺言状に書いたからこれ以上は止めておこう。……皆、愛しているよ。死んでもだ」
そこまで言って深く頷く祖父。それに合わせて録画を終了する。
「悪いな、面倒をかける」
「むしろ光栄だよ。……あっちに逝ってもさ、見守っててよね」
「あぁ。出来れば、あのカメラにここの景色も色々と……ぐっ」
「じいちゃん!?」
「……時間、です」
「だ、そうだ。死神さん、ここまでありがとうございました。蒼、元気でな」
「うん、うん……!」
視界が滲む私の目の前で死神が鎌を一閃する。その直後祖父が糸が切れたように倒れ、祖父の体から切り離されたもやーー祖父の魂だろうーーを死神が抱きかかえる。
「私が、責任を持って、連れていきます」
「……うん、お願い」
涙でもう前が見えなかったが、死神が祖父の魂を連れて天高くに消えていくのを感じた。
「うぅ、あぁ、あぁあ……!」
座り込んだ私を面会時間が過ぎていると伝えに来た看護師が見つけるまで、私は泣いた。それこそ前回涙を流したのは――
ちなみに幼少期の江風が泣きついた際に保健所に連絡したのは叔母です。