12:00 東条の街 廃神社
朝食を摂った後、私はカメラを手にあちこちを撮影しに回っていた。同期組からの返事や祖父が好きだった光景はどんなモノだったかを思い返し参考にしながら回っていた。
そして小休止がてら廃神社で昼食をと、コンビニで購入したお握りを持って訪れていた。
「ミッケ?元気してるかい」
「みゃぁ」
「よしよし。やっぱり子猫って可愛いよなぁ……ついでに1枚撮るか」
「みゃぁん」
「こいつ、幼いくせにカメラ意識したポーズ取りやがって……!」
そうしてミッケと戯れている中で違和感を覚える。廃神社の拝殿の中からだ。
「怪異のようなそうでないような、でも悪い感じもしない?……少し確かめるか」
そうして手荷物を持ったまま踏み込むと、そこには丸石と呼ぶには大きな岩に注連縄が結ばれているものが鎮座していた。大の大人が丸まったものより体積が大きい。これが何なのかは不明だが、昔見たときと明確に異なる点があった。
「注連縄が一本切れてる?経年劣化か?」
元々3本巻かれていたらしい注連縄だが、私が昔見つけた時点で1本は千切れて床に転がっていた。今回はもう1本切れている。そして違和感の正体はこの岩だと本能が告げる。
「縄の状態を調べてみるか……」
そうして近寄り、千切れた縄に触れる。怪異的な力の残滓を感じるが、これは効果を使い切って失った術具と同じ感覚だ。
「となると、このデカい岩が何かあって……あ」
顔を上げつつ立ち上がろうとして岩に手を触れてしまった。この手の不明物に迂闊に触るのは厳禁でありーー
「ーーッ」
そのまま意識が暗転した。
???
「うぅん……ッ、何処だここ!?」
意識を取り戻したが周囲は真っ暗で何も見えない。
「えっと光源、ライト、エスカ端末は……って自分の姿はハッキリと見えるな?」
明るい中にいるかのように自分の姿はよく見える。まるでーー
「夢の中みたいだな?きひひっ」
「ッ!?……江風?」
少し高いところに陣取って嗤う『駆逐艦娘江風』。それに私はどこかどころではない覚えがあった。
「私と一体化した艦娘の魂、か?」
「ン、いーじゃんよく分かってるじゃンかさ」
野性的な、というより野蛮な笑みを浮かべる江風。これはいったいどういう状況だろうか。
「お前がマヌケにも怪しい岩に触れてブッ倒れたンだろーが」
「……思考が読めるのか?」
「私はお前の一部なんだぜ?トーゼンだろ」
それならば逆に相手の思考が読めてもいい気がするが。
「そこはどーでもいいだろ。ほら、来たぜ?ここに引っ張り込んだ張本人がよ」
江風の指し示す方向から白いナニカが近付いて来る。近づくにつれて、それが白い着物に身を包んだ長い白髪の人型だということが分かった。こちらもどこか覚えがある気がする。
「久しぶりに来たのねぇ、貴方」
「誰だ?私は覚えがないぞ?」
「誰も何も。私はこの神社に封印されている元人間よ」
「なっ!?」
「ンだよ、乗っ取りにでも来たのか?きひひっ」
「妙な魂ね。そんなんじゃないわ。わざわざ触れてきたから話をしに来ただけよ」
「……」
封印が解けかけてきたところに触れたから、意識がこの人物の下へ飛ばされたということか。
「私の名前は狂咲(くるいざき)。元は怪異狩だったの。ある戦いで怪異を殺しきれずに致命傷を負ったから、ここでその怪異を見張る役割をしているの」
「ある怪異?」
「オウム返しが趣味なのか?『東条の地を汚染している怪異』のことだろーがよ」
「その通りよ。アレが復活に近づく事に私の封印も解けて行くのよ」
「……私が幼い頃から封印は解けかけていたんだね?私がここを知った頃から注連縄が一本千切れていたんだ」
「そうね。そしてそれは強くなっている。かの怪異について話しておくわ。私達はボタと呼んでいた怪異よ」
「ボタ……母多神様!?」
「うふふ、神様なんてね……!」
母多神様。東条の街だけで信仰されているマイナーな神様だ。かの神を信仰する人々には負の感情を捧げて棄てて、さらなる飛躍を、発展を。かの神様を信仰している我々こそが正しい人間である。そういった思い上がりのような信仰だ。私はそんな人々に気持ち悪さを覚えていたが。
「元々は山に棲む祟神の類の怪異なの。それに村の人々が捧げ物をして厄災を起こさないでくれ、という類ね」
「随分と話が違うんだな」
「そうね、経緯は……見せたほうが早いか」
「なっーー」
視界がホワイトアウトする。そして視界が回復すると、眼下には小規模の山村ーー大河ドラマで見るようなレベルの文明レベルに見えるーーがあり、そこに術師らしき一行がやってくるのが見えた。その一行を村人が出迎える。
ーーおや、お役人様ですかい?年貢は納めたはずですが。
ーー新たな統治者になるかもしれない者、だ。
ーーへぇ?なんにしてもこの地に関わるなら神様に生贄を供えなきゃ祟られちますよ。
ーーその祟神を討ちに来た。
ーーえっ。
ーー厄災を振りまき恐怖と犠牲を喰らう祟神。奴を討ち滅ぼせば我が一族、東条一族がこの地を安住の地とすることを御館様が約束してくれたのだ。
何、お主等は案ずることはない。我々が失敗したとて何も影響はないし成功したのであればお主等を忌まわしき習慣と不安から解放できるだけのことよ。
ーーは、はぁ……。
ーー頭目様。
会話に割り込む一行に混ざっていた白髪白衣の女性ーー両手に小刀を持った二刀流スタイルだーー。目の前にいる狂咲の過去の姿だろう。
ーーあの場所、北西の山の中腹から腐った臭いが漂ってきています。アレはそこにいるのでしょう。
ーー捧げ物をする場所はあの場所で相違ないか。
ーーへ、へぇ、そうです。ですが今まで腕に自信があると言う人々が今までも来ましたが誰も帰ってこずで……。
ーーそれを受けて御館様が我が一族を招聘したのだ。各々、準備は良いな。
ーーはっ!
そうして一行が現場についた場面に切り替わる。周囲一帯が腐敗していて、悪臭も凄まじい。
ーー皆、ここで結界を結べ!村との繋がりを断つのだ!この先へは私と狂咲で行く。
ーーは、お気を付けて……!
ーー頭目様との仕事もこれで最後ね。
ーー我が一族として迎え入れても良い……と言っても聞かぬのだろうな。
ーーえぇ。私は死ぬまで怪異を殺す為に生きて死ぬのです。私の家族を、郷里を滅ぼした怪異の同族共を一匹でも多く地獄に斬り落とす、それだけです。
ーー相分かった。では征くぞ。
そのやりとりを聞いて私は目の前の方の狂咲に問いかける。
「この東条一族とお前は別の出身か何かなの?」
「えぇ。安住の地を持たない、持ちたいと流浪する術師一族である東条家と郷里を滅ぼされて唯一人生き残った私は、怪異との戦場で偶然出会って同行していただけに過ぎないわ。独り旅よりも充実していたことは否定しないけど」
「きひひっ、そりゃ1人じゃやってらンねーよなァ」
場面は再び変わる。周囲の腐敗がより一層濃くなり、狂咲と東条頭目の目の前には高さは5m、全長に至っては20mはあろうかという四足らしき巨体ーー全身が黒く淀んだブヨブヨとした血塊に埋もれてかろうじて四足らしいことが分かる程度だーーが居座っていた。
ーー今回の贄か。
ーーふん、猪(ボタ)型か。
ーー牡丹肉を食べる方々に失礼ですよ、こんな屁泥。
ーー貴様ら……。
確かにシルエットがギリギリ猪に見えなくもない。
ーー怪異が猪の形を取ったか、猪の体を怪異が浸食したのかは定かではないが……誤差だな。
ーーえぇ。斬り潰すだけですわ。
ーーその浅慮、悔いて我が血肉となるがいい。
直後激しい戦闘が始まる。怪異は小型犬サイズから大人の人間サイズまで様々な四つ足の肉塊を湧き出たせ、戦場のあちこちから腐食にまみれた爆発が起きる。
一方対怪異の2人はというと、東条頭目は小怪異が湧いたそばから鎮圧しながら荒れる足場を抑えて狂咲は妨害を受けずに怪異と斬り結んでいた。
削ぐ。削ぐ。削ぐ。爆ぜる。肉が見えたら切り裂く。また削ぐ。削ぐ。削ぐ。
狂咲の戦法は内部の本体にダメージを与えるために怪異の体を覆う血と肉の塊を削ぎ、露出したところから斬るという解体とでも言うべき戦い方だった。
「きひひっ、お前に似てるような戦いしてるなァ?蒼」
「二刀流スタイルも確かにそうだけど。……足場がどんどん危険になっていくな」
「あの血肉は触れるだけで腐り落ちていく汚物だもの」
怪異も為すがままではなく抵抗する。ブヨブヨとした巨体を機敏に振り回すことは出来ないが猛毒を纏った体を身動ぎするだけで大変な脅威となる。元いた場所や体から落ちた血肉もまた危険なダメージソース足り得るのだ。
ーーおのれ、矮小な人間どもめ!これならばァ……!
ーー気をつけろ、狂咲!
ーー!
怪異の体に纏わりついた血肉がいくつも触手のように飛び出し、狂咲を狙う。対する狂咲は冷静に伸び切った触手を両断し、削ぎ落としていく。
ーー自ら削がれに来るとは所詮はケダモノね。
ーー貴様ァ!
怪異が激昂し、攻撃がより激しくなる。安全な足場を東条の頭目が確保する以上の速度で踏めない足場が増えていく。
しかし、怪異の体積が明確に減っていた。所々に血肉に覆われていない本体が見える。危険度は増大しているが確かに押している、といった状況だ。
ーー後は核を貫けば……!
ーー見えるものか!
ーー……ッ、狂咲、急ぐな!此奴、様子がおかしい!
ーー核が見え……なっ!?
多くの怪異にも人で言う心臓部がある。どこについているかはそれぞれだが。それを狂咲が斬り開いて発見したがすぐに隠れて、或いは移動してしまって血肉の塊の中に消えた。
ーーこのケダモノめ!やはり本体は肉塊か!
ーー過去の術師達が討伐に及ばないわけだな。
ーー貴様等の足掻きは無駄なのだ!
ーー臭いは……覚えたわ!
ーーッ!?
躊躇わずに別の箇所を斬り開く狂咲。そこには移動していた核があり。
ーーとどめッ!
ーーぐああああっ!!だがぁ!!
ーー狂咲、退け!
ーーあっーー
狂咲が深く核を抉るが殺し切るには至らず、深く踏み込んだ彼女の腹を人の腕ほどの太さがある触手が貫いた。
ーーがふっ、お前は、道連れに!!『狂い咲け』!!
ーーごおおおおおがあああああ!!
もつれ合うように大ダメージを与え合うが、狂咲の攻撃が届ききっていない。
ーーがっ、はぁっ、頭目様!封印を!
ーーくっ……相分かった!
ーーぬおおおお、体が、意識が、沈んで、ぐおおおお!!
東条の頭目の手によって怪異が地面に沈んでいく。それによって周囲の腐敗の肉塊も消え、静寂が訪れる。致命傷を負った狂咲以外は。
ーー狂咲!すぐに治療を!
ーーはぁ、はぁ、駄目です頭目様。これは、助かりません。いっときの延命が精々。……お願いがあります。
ーーくっ……なんだ。
ーーこの山と村との境にあったあの丘。あそこに私を人柱として封印してください。あの怪異は大きく傷を与え力を削いだとはいえ、いつの日か復活することもあるでしょう。ですから私をその目付けに……ぐっ。
ーー……分かった。
再び場面が切り替わり、その丘の光景になった。そこに深い穴を掘り、なんとか命を繋いでいた狂咲を入れて生き埋めにする。
ーーこの身朽ち果てても、お前は許さない……ボタ……!
それが彼女の最期の言葉であり、彼女が埋められた上に注連縄の巻かれた封印の大岩と、それを囲うように神社が形成されていった。廃神社の原型だった。
そして私達以外が再び闇に消える。
「これが私がここにいる経緯。東条の一族がここを統治するようになった理由。そして今では信仰対象になっているケダモノの正体よ」
「封印が完全じゃなかったってことか?」
「言ってしまえばそうね。アレの瘴気は封印の中からでも湧き出して来るから村との境に東条の一族が住んで結界とすることで汚染を防いでいたの。ものには限界があるということね」
「いつの時代だよ、この話はよォ」
「さあ?現在ではなんと言われてる時代かなんて知らないもの」
「……なんにしても長い時間が経った影響で母多神……いや、ボタの毒がこの街を浸食したってことか」
「えぇ。そしてもう1つとびっきりに悪い知らせがあるの」
「とびっきり?」
「今代東条頭目である東条賢三氏よ」
東条賢三。私の元クラスメイトである東条麗華の祖父であり、この街を実効支配している人物だ。地理的に近代化や流通の波に乗り遅れそうなこの街を大きく発展させ、財閥を1代で築いた辣腕の持ち主でもある。
「彼は特異的に怪異に対する抵抗力が低いの。意味がわかるかしら?」
「汚染が強く広がるどころか護りの東条家自体も汚染されちまうってことかよ……!」
私のようなエーテルに対して極端に適正がある人間が突然出現するのなら、逆もまた然りということだろう。
「麗華は、えっと、その子孫は!?」
「賢三氏の次代からはまた東条一族らしい抵抗力と素質を持っているわね。特にお孫さんのその麗華という少女。彼女の怪異周りの素質は歴代でもかなり高いわ。それがいけないのだけれど」
「なる程ねェ。そんなのを依り代に出来れば凄いことになるよな。覚えがあるだろ?蒼」
「ダークファルス【若人(アプレンティス)】……!」
ダーカーの上位種である惑星を滅ぼしうる宇宙の大怪異であり、自身が最大限に良い状況で復活するために依り代を選り好みし、ダーカーの天敵であるフォトンへの適正とその他【若人】好みの資質を兼ね備えていた和泉リナを捕らえ、復活を果たしかけた存在。
適正こそあれ資質が合致しきっていなかった電を仮初めの依り代にした時点でもとてつもない力を発揮していたことを忘れることはできない。
「理解できているようなら話は早いわ。賢三氏は汚染が進んでいる上に現在の依り代でもある。そしてより優秀な依り代足り得る彼女を次の依り代にと動いているの。当然、賢三氏の取り巻きも汚染されたこの街の住人の大多数も支持するでしょうね」
「そんな……!」
「この街の人間が揃いも揃ってイカれてるのは精神汚染の影響ってワケね」
「えぇ。正直驚いているのよ、蒼。こんな環境下で真っ向から対立できる素質と精神性を持った人間が出てくるなんてね」
「……立地の話もあるのか?私の家や私に好意的な人の住む家はボタの封印地から見てこの神社の影になってるはず」
「えぇ。それにしてもあなたは特異的だけれど」
「状況はだいたい理解したよ。その上で緊急性はどれくらいある?私一人が対処に動けたとしてもどうにもならない。仲間を集めてやらないと」
「1年が限度ね。賢三氏の動き次第では早まるでしょうけど1年以内には汚染が表面化してアレの眷族が動き回る地獄となるわ」
「今日明日の話じゃないならいいさ。やってやる。私は麗華を友達だと思っているから。クソ怪異に友達をくれてやるもんか」
「ちゃんと本人にも言えよ〜?」
「うっせぇ江風……次会ったらちゃんと言うよ」
あんな対応をしてきた上で一方的ではあるが、麗華には恩義と友人感情を覚えている。
「私だって東条の住民だからさ。身内に勘定した奴を大事に思うしあんなクソ怪異の依り代になんか絶対させたくない。その時は協力してくれないか?」
「えぇ。アレが復活したときの備えであり、アレを殺すためにこうしているのだからね」
「きひひっ、どんどんヒト為らざるモノと縁が出来るじゃねェか。退屈しなくて面白いよ蒼」
「私はもう少しまともな奴とマッチングしたつもりだったんだけどな」
夕立の姉貴のことを狂犬と呼べる筋合いがなくなってしまった。
「さて、そろそろ起きなさい蒼。呼んでいるわよ?」
「え?」
ーー!
ーーちゃん!
ーーお姉ちゃん!!
「この声は……」
「それと、あなたの持ってきたお握り、冷えてこの美味しさとは今の料理技術はすごいのね」
「は?それ私のーー」
「それじゃあ、『その時』にまた」
「私はいつでもお前の中にいるからな!きっひひひ!」
私の昼食を持って笑う狂咲やケタケタと笑う江風が遠のいていく。そうして私の意識は再び遠のいていった。
15:00 廃神社
「お姉ちゃん!大丈夫!?ヒロ、お姉ちゃんがこのまま起きなかったらどうしよう……」
「そんな弱気になるなカオリ!クソ、どうやったら起きて……」
「ぐっ……」
「「お姉ちゃん!」」
「よう、2人共。ちょっと爆睡してたみたいだ。……今何時?」
「15時だよ?」
「ははは、3時間も寝てたのか……あれ」
手提げの荷物に入っていた、コンビニで購入した昼食が消えているのを確認する。
「マジで全部持っていきやがった……」
「?」
「いや、いい、忘れてくれ」
お供え物をした、とでも思うことにする。
「とりあえず、ミッケの引取先は見つかったか?」
「ううん、まだ……」
「でも、絶対探してみせるから!だから!」
「オーケー、その気は買うよ。ただ、期限は明日までだ。私は明後日には東京に帰るからね。もし見つからなければ……」
「「……」」
「私が東京の職場、鎮守府に連れて帰るよ。ちなみにもう許可は貰ってある」
「えっ」
「どういうこと?」
「鎮守府には猫がたくさんいる、って話をしただろ?そこに一匹増えるぐらいなら問題ないってことさ。鎮守府のボス猫はしっかりしてるから、いじめられることもないよ……それと」
深呼吸をして告げる。
「5年前、この街の野良猫や隣町のペットをさらって殺していたクソ野郎がいた。知ってるか?」
「?」
「なにかあったっけ?」
「ま、東条人はおおごとにはしないか。……そいつは刑務所にブチ込んだんだけど、釈放されてこの街に帰ってきている。だから、より一層気を付けるんだ。そいつの名前は鎖鎌。この名前を覚えておいてくれ。いいな?」
((こくこくと頷く))
「それとこいつを渡しておくよ」
「紙?」
「変な模様?」
「古い文字だけどそこはいい。風呂に入る時以外は肌身離さず持っていてくれ。もしお前達に危険が迫ったら、私が駆けつけることが出来る発信機みたいなモノだって思ってくれればいい」
この呪符は『組合』から支給された術具の1つだ。
「それじゃあ改めて、気を付けて里親探ししてきな」
「はい!」
「分かった」
「それじゃあ私は行くよ。また明日な」
そう言って歩き出す。あの怪異、ボタについて調べなければならない。そして麗華がどんな影響と教育を受けているのかも。
Q 今回の怪異はどんな奴?
A もの◯け姫開幕で出てきた奴の全身膿バージョンがイメージしやすいかもしれません。想像してしまった貴方は正気度判定どうぞ。