少しファンタシーな鎮守府で   作:朝宮 糸瓜

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 EP4-7にかかる回です。


94話 聖母と落伍者

 4月23日 13:30 月・地下中枢施設前

 

 

 「改めて作戦を説明します。現在八坂火継さん及び守護輝士(ガーディアン)がアラトロン=トルストイさんと交戦中、突破次第マザーさんの下へと進軍します。この突破に合わせて我々は侵入、各部隊に分かれ月中から集まってきている、ないし随時発生するエスカダーカーの殲滅を行います。

 マザーさんの無念を晴らすため、余計な因子でしかないエスカダーカーの殲滅の為、各員奮闘を願います。ですがくれぐれも命は落とさないように。連中にくれてやるほど皆さんの命は軽くありません。

 ……アラトロンさんのエーテル減衰を確認、突撃開始!」

 「「了解!!」」

 

 てーとくの号令の下、中々の数になった私達が一斉に突入する。直後に見つけたのはエスカダーカー相手に仁王立ちするアラトロンさんだった。

 

 「む?マザーの邪魔立てはしないと聞いておったがのう」

 「そのつもりです。その為に八坂さん方への援護は行いませんがいずれにせよ邪魔になるエスカダーカーを殲滅に来ました。遊撃隊及び防衛部隊は八坂さんたちのバイタルを確認しつつ後を追ってください!他部隊はまずはここを殲滅しつつ各方面へ展開を!」

 

 てーとくがエスカダーカーを斬り捨てながらアラトロンさんに言う。

 

 「アラトロンさん、そういうことだからお邪魔するよ!アラトロンさんもエスカダーカーを抑えるつもりだったんでしょう!?」

 「ほっほ。見抜かれておったか。ならばマザー・クラスタとして恥じないように張り合わねばならぬのぉ!」

 「アラトロン、俺達もいるZE!」

 「彼らと戦闘直後なんだから無理をすると腰に来るよ」

 「ベトールにハギトか。息災であったようだな。では、共に参ろうぞ!」

 「アラトロン=トルストイ!」

 「お主は……アークスシップで出会った若者か」

 「あの時はアンタに一方的にやられたが、本当の力を見せてやるよ!ソキウス隊、左翼を担当する!」

 「「了解!」」

 「ほっほ。頼もしいのう……!」

 

 その声を聞きながら奥へ走る。

 

 

 14:00 月・地下中枢施設 最奥前

 

 

 『響だよ。マザーと八坂火継達の交戦開始を確認したよ』

 「了解!」

 「この先、か……!」

 

 そこは巨大な青い紋章の壁がある巨大な空間だった。

 

 「マザーシップと同じですね。入ったらすぐに交戦現場になると思われます。防衛部隊はここで固定!エスカダーカーの群れ、来ます!」

 「ーー!!」

 「ちっ、大型がぞろぞろと!」

 

 ダーク・ラグネ型やデコル・マリューダ型のエスカダーカーが群れをなして突撃してくる。当然小型もそれに追随している。

 

 「景気良く吹き飛べぇ!」

 「はあっ!」

 

 ルの姐さんがまず正面のダーク・ラグネ型と取り巻きごと消し飛ばす。直後に次に近づいていたデコル・マリューダ型をてーとくが縦に両断し撃破する。

 

 「遊撃隊各自散開!江風、加賀!大物狩りは任せた!」

 「「了解」」

 「群れは電とアタシと夕立でやる!溢れた細かいのは海風とココ、そして矢矧に任せるぞ!」

 「了解なのです!」

 「一匹残らず殲滅してやるわよ!」

 「さあ、素敵なパーティーをしましょう!」

 「期待に添えてみせるわ!」

 

 私達遊撃隊が散開する。

 

 「あの鳥はずぇーんぶオレに任せろァ!ターキーショットだぜええええ!!」

 「あのサイコロは私が爆雷で殲滅するわ!」

 「梓!防衛部隊も準備OKだ!」

 「ええ!」

 『アークスの底力を見せるぞ!』

 『無理はしないでくださいね、『イル・メギド!』』

 『補給車だからといって舐めるな!エーテル強化済みだから轢き潰すことだって出来る!』

 『試製エーテルバンカーを喰らいな!……よし、こちら坂田、大型相手にも効果を確認だ!』

 『数が多いわねぇ……!』

 『地道に落としていきましょう?』

 「どこだ……?」

 

 無線越しに各員の奮戦を聞きながら違和感を探す。その違和感がマザーを殺しかねないからだ。

 

 「響の姐さん!転移反応、エスカダーカー以外は!?」

 『未だないね』

 「いつ来るんだ、アーデム=セイクリッド……!」

 『その対策も兼ねて部隊を広く展開させているんだけどね。不気味な位に反応がないね』

 「この焦燥感、冗談じゃ、ない!」

 

 目の前に現れた中型エスカダーカーの群れを斬り裂きながら感覚を研ぎ澄ませる。

 

 

 15:00 月・地下中枢施設 最奥前

 

 

 『こちら炎雅!マザーを撃破したがダーカー因子が暴走してこりゃあ……!』

 「こちら福山。反応を確認。ダークファルス化しましたか。それは素体(ベース)の体力や精神力が削れてダーカー因子が顕在化してきたことが原因です。この上で削り切れば、すなわちダーカー因子を削り切れば目標が達成できるはずです。もうひと踏ん張りよろしくお願いします」

 『よろしくお願いされてもな……!だがここまで来たんだ!やってやるよ!』

 「江風さん、聞こえましたね?この決着時こそがマザーさんが最も弱体化するタイミングとなります。そして各員へ通達!マザーさんがダークファルス化しました!エスカダーカーの行動が活発化されることが予測されますが、討伐による影響もまた大きくなります!より一層の奮闘を!」

 『『了解!!』』

 『こちら中村、補給物資はまだまだ余裕があります。それに今までの消耗度合いからすれば全体的にこれからも余裕はありそうです!』

 「いい傾向です。ですが各員疲労に注意を!いいですね!?」

 「……この上でも反応がないのか、アーデム……!」

 

 本当に来ないのかもしれないのか?という疑いを本能がすぐにありえないと否定する。

 

 「だとしたら……オフィエルの転移でピンポイントに……!」

 「江風、ちょっと休んで!」

 「体力を温存するのです!」

 「あぁ、少し下がる、海、電、頼むぞ!」

 

 体も気も張りすぎているといざという時の対処に確実に支障が出る。不安を押し殺して少し体力の回復に努めた。

 

 

 16:00 月・地下中枢施設 最奥前

 

 

 『響だよ。マザーの反応低下、もう少しだよ。エスカダーカーの反応もほとんど消失しているよ』

 「着いた!ここだね!」

 「マトイさん!」

 「マトイさんが来たってことは……決着!」

 「江風さん、行ってください!」

 「了解!」

 

 駆け付けたマトイさんと共に最奥部に突入する。そこには八坂達と対峙するマザーらしき存在――巨大な異形――が最後の抵抗をしようとしていた。

 

 「デケェ……!八坂!行けるか!?」

 「蒼!それにマトイ!」

 「……クラリッサ、お願い!」

 

 守護輝士とマトイさんがダークファルスの抵抗をすらり、と交わして接近し創世器クラリッサを含めた浄化の力で抑える。

 

 「今だよ、ヒツギちゃん!私とこの人がダークファルスを封じているうちに!」

 「頼む、八坂ァ!」

 「助けてこい、全てを」

 「……もちろんよ!天叢雲……もう一度、今一度、あたしに、力を貸して……!みんなを、全てを助けるための、力を!」

 

 それを妨害するかのように本体から離れ浮いている異形の手が2振り八坂に迫るが、鷲宮と八坂炎雅がそれを防ぐ。二丁拳銃で到底防げるようには見えないが、流石は具現武装と言ったところだろう。

 

 「火継ちゃんの邪魔はさせない!」

 「ぶちかましてこい、火継!」

 「氷莉……兄さん……」

 (不敵に頷く)

 「守護輝士……はあああああああっ!!」

 

 八坂が跳躍し、紅く煌めく刃でダークファルスを一刀両断した。それと同時にダークファルスの形が崩れていく。後には人が入れるぐらいの異空間――恐ろしいモノの気配は感じない――だけが残った。

 

 「終わった、のか?」

 「火継ちゃんは!?アルくんは!?マザーは!?」

 「ありゃあ……精神空間の類だ。多分、皆あそこで会話してるンだと思う」

 

 私がアクセスすれば立ち入ることもできるかもしれないが、それはそれで無粋だろう。おそらくマザーはそこで自分で討てばすべて決着するとでも宣うのかもしれないが、八坂がそんなことをするとは思えない。

 

 「待とう。力と思いをぶつけあって戦った後なンだ。今必要なのは対話だよ」

 『こちら響だよ。中枢施設内のエスカダーカーの殲滅を確認したよ。負傷者は撤退を、余裕のある者はマザーの元へお願いするよ。……予測が正しければ、この後もう一波乱あるからね』

 

 そうしてしばらくして、異空間が解けて八坂とマザー、アルが姿を現した。皆憑き物が落ちたような穏やかな表情をしている。良かった。

 

 「火継ちゃん!アルくん!それに……マザーも……!」

 「……ったく、本当にやってのけやがったこのバカ妹が!」

 

 感極まった二人に対してアルが駆け寄る。

 

 「……お兄ちゃん!」

 「良く戻ってきたな、アル!さすがはオレの弟だ、褒めてやる!」

 「氷莉!」

 「うっ、わたし呼び捨て……!で、でもこのぬくもりで許しちゃう!おかえりなさい、アルくん!無事に戻ってこられて、よかった……!」

 「――ッ!!」

 

 八坂もその輪に加わり、それを眺めるマザー。その光景を眺めながら本能のアラートが最大限に鳴り響く。

 

 「……八坂火継」

 「ん?」

 「ありがとう……私は……」

 「!」

 

 マザーはそれ以上口に出せなかった。私の刃に逸らされた上で『脇腹』を深々と刺されたからだ。剣を引き抜かれてマザーは倒れる。

 

 「ごくろうさまでした、マザー。貴方の役割は、これにてお終い。……と言いたいところだったんですが、何をするのですか?江風さん?」

 「ッチ、ど真ん中から逸らすのが限界かよ……!」

 「な……」

 「マザー!」

 「……アーデム!?どうやって、ここに……!」

 

 八坂炎雅の問いかけに応えるようにアーデムの後方からオフィエルが転移してくる。

 

 「オフィエル……!」

 「申し訳ありません、マザー。ですがこれは、人類の進化のために必要なことなのです。

 マザー。貴方には感謝しています。貴方の生み出したエーテルのおかげで地球は次なる段階へ進もうとしている。そして今、こうして僕に取り込まれさらなる世界再編(パラダイムシフト)の礎として大好きな地球の一部になれるのです」

 

 傲慢さを感じない、それが当たり前で共通見解だという前提に基づいた喋り方。

 

 「……さぞ嬉しいことでしょう、マザー?」

 「主砲斉射!グリーン・タブレット、シールド展開してマザーを守れ!」

 

 この男のことを識らなければ次の行動が予測できなかっただろう。それだけ息をするようにマザーにトドメを刺そうとしていた。

 

 「理解できませんね、江風さん。何故妨害なさるのです?」

 「この完全に和解できましたってタイミングで出しゃばって来る奴が言うことか!」

 「……どうして、こんなことを?」

 「……?地球を守るためですが?」

 

 私の攻撃を捌きながら八坂の疑問に何故聞いてくるのか分からない、と言った調子で返す。

 

 「マザーが地球に害なす存在であるのは皆さんもご承知のことでしょう?であれば、殺さねばなりません。それは、地球を担う者として当然の判断だと思いますが?ですから江風さん、そこを退いてください」

 「ふっ、ざっ、けンなァ!!」

 

 高射砲も交えて撃つが直撃する気配がない。ファレグの姐さんが敵視して戦い続けて来ただけあって、強い。

 

 「それだけじゃねぇよ、アーデム。お前が連れてるそいつは何だ。……何で。そいつと一緒に居る」

 「そう構えてくれるな、八坂炎雅、鷲宮氷莉。私は、マザー・クラスタ、水の使徒でありアースガイド所属でもある、それだけのこと」

 「アースガイドからのスパイってわけか。……にしては、ずいぶんやりたい放題やってくれたじゃねぇか」

 「……っ!」

 

 八坂炎雅からの殺気にも鷲宮氷莉からの怯えにも一切臆せずオフィエルは続ける。

 

 「それが目的の成就のために必要なことだった。ただ、それだけのこと」

 「目的……だと……?」

 「……炎雅、君をアースガイドに誘った時僕が言ったことを、覚えているかい?」

 「……今の地球は、行き詰っている」

 「そう、新たな革新もなく、進化もなくただ漫然と消費するだけの世界だ。導かねばならない、地球を。さらなる進化へと……新たなる世界再編へと……。アースガイド。地球を導く者。僕達がそれを成し遂げなければこの星の未来はない。君は選ばれた存在だ、炎雅。君の力を、僕のために貸して欲しい。……僕には、君が必要だ」

 「戦力を得るためのおべんちゃらだと思っていたが……その顔、マジみたいだな。マザーを殺し、その力を得て……その程度で本気で世界を変えられると思ってるのか、アーデム?」

 「もちろん、変えられるよ。これまでだって、数千、数万の年月にわたり何度も何度も、変えて来たんだからね」

 「変えたつもり、の間違いだろこの詐欺師め」

 「蒼?」

 「お前の経歴は知ってる。人類の始祖、アダム。神から授けられた叡智を以て幾度となく人類にアプローチし、変革を促してきた。だがどうだ?魔術師マーリン、陰陽師安倍晴明、錬金術師パラケルスス。お前の言うように『まとも』に変わった例があったか?」

 「知っているのかい?」

 「聞いたよ。それらが全て失敗に終わっていることも。それに対して自分が間違ったという反省もせず、人類が愚かだから、受け入れてくれないから変わらないのだと自分を慰めてまた性懲りもなく次へ次へと……いい加減に気づけよ、お前のやり方こそが失敗作そのものだと!」

 「貴公……!」

 「アンタもだよオフィエル!こんなやつに希望を見いだして馬鹿じゃねェの?コイツは自分が絶対だと信じ込んで成長も何もしないただ歳喰っただけの馬鹿だって分からないで片棒担いで好き放題やりやがって。どいつもこいつも馬鹿ばかりだ」

 「不思議なことを言うね、江風さん。当時の地球は、人々は鮮烈で進化を繰り返していたというのに」

 「そう思っているのはお前だけなんだよ、さっき羅列した名前のどれもが、最終的に否定されている!人々から、社会から!テメェは人類の導き手なんかじゃねェ、人類の成り損ない、落伍者だ!そうでしょう、ファレグの姐さん!」

 「はああああああッッッ!!」

 「ちっ!」

 

 私の呼びかけに応える様にファレグの姐さんが空中から摩擦熱を伴った蹴りをアーデムにぶちかます。アーデムはそれをレイピアで受け流す。直後、アーデムが分身を5体生み出しファレグの姐さんにぶつけるがそれを姐さんは全て撃破した。そして二人は衝突し――

 

 「……やれやれ。……久しぶりだね、アイヴズ」

 「……ええ、お久しぶりです、アーデム。こうして面と向かって会うのは何百年ぶりでしょうか」

 「前に会ったの、そんなに前だっけ?」

 

 気の置けない友人を前にしたかのようなフレンドリーさで話すアーデム。

 

 「貴方が錬金術にご執心だったころですので。施設丸ごと蹴飛ばして差し上げたのをお忘れで?」

 「ああ、ああ!そんなこともあったね。懐かしいな、あのころの僕はパラケルスス、だったかな?」

 「名前など、どうでもよいのです。……私も、貴方も」

 

 声に明確な怒りを含ませるファレグの姐さん。

 

 「やれやれ、アイヴズが来ちゃったら皆さんの説得なんて出来るはずもないね。……仕方がない。もう行こう、オフィエル」

 「畏まりました、アーデム卿」

 

 そう言ってアーデムは八坂炎雅も使っていたポータルの転移符を取り出した。

 

 「……ポータル!アーデム……てめえ、どこに!」

 「愚問だよ、炎雅。言っただろう、地球は行き詰っていると。地球自身の進化が望めず、人々もまたその道を選べないというのなら……僕が、進化を先導する。地球を導き、新たなる歴史を刻む……それこそが、アースガイドの目的さ。少々目的には届かなかったけどこれぐらいなら十分だろう」

 「待てっ……!」

 

 追いすがる八坂炎雅を振り切るようにアーデムたちは転移していった。

 

 「地球を導き、進化を先導する……だと?神でも気取るつもりか……アーデム!オレは……そんなクソくだらねえ事のために……てめえに協力してたわけじゃねえぞ!」

 「神を気取っているンじゃない、神の代行者だと自分を妄信しているンだよ炎雅さん」

 「江風……」

 「だから、救いようがない。だから、討たねばならない。とうの昔に、それこそ何万年も前から『そう』なっているンだ、アーデムって奴は」

 「……くそっ!」

 「江風さん!無事ですか!?」

 

 直後、てーとく達が駆け込んでくる。

 

 「入り口に障壁が出来たと思ったら……!マザーさん!?マザーさん!」

 「アーデムにやられた。てーとく、治せる?」

 「ただの出血とは違う……エーテルが、マザーさんの生命力が流れ出ている……!」

 『響だよ。無理矢理輸血するしかないね。基本的なエーテル施設はアーデムの手に墜ちると思った方がいいだろうから、そうでない場所、130の工廠のエーテル発生装置の元へ転移させてほしい』

 「了解です。こちら福山、マザーさんを回収し先に撤退します!各員も追って撤退を!」

 

 そうしててーとくはマザーを連れて転移していった。

 

 「……クソッ!!」

 

 私は地団駄を踏む。

 

 「蒼……」

 「こうなるって分かってたのに、防げなかった……そのために、準備してきたって言うのに……!」

 「そうでもありませんよ」

 「ファレグの姐さん……」

 「本来であればアーデムの魔の手によってマザーの命は確実に奪われていたでしょう。ですが致命傷で済んでいる。これはまぎれもなく、貴方の成果です」

 「……」

 「守り切れなかったことを後悔するのではなく、命を繋いだことを誇ってください。そして次に何をすべきか……分かりますね?」

 「うん。いじけている場合じゃない。挫けている場合でもない。アーデムを倒して、マザーの力を悪用させない、これ以上流失させない!」

 

 もしこれが『物語』の示す『運命』であるのであれば、私は何かできたのだろうか。今後、何ができるのだろうか。




 江風はあくまでも「登場人物」でしかないため、本来の流れや神の視座というモノを推測することしか出来ません。それでも抗うしかないのが彼女の立ち位置です。
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