馬の感情が読める厩務員が転生した件   作:泰然

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※史実と異なる勝利レースがあります、お間違いのないようにお願いします。


1話 ここ何処?

我々の業界は朝が早い。水の交換、飼葉から掃除色々ある。朝が早い以外とても充実した仕事である。

 

佐竹「今日も、可愛いなぁお前は」

 

○〇「ヒヒ~ン(腹減った飯くれー)」

 

佐竹「お前は、食うことしか頭に無いのか……」

 

○〇「ブルルル(じゃあ、もっとくれよー)」

 

俺は、佐竹武志。馬の言葉がわかる特殊体質でここで仕事している。生まれた時から、馬の気持ちがわかるのだが他の動物の言葉は解らない、何とも可笑しな事であるが……面白いんだよなぁ、こいつら。

 

佐竹「じゃあ、もうちょっと持ってくるよ」

 

○〇「ブルル(ゆっくりでいいよ~、そのあと寝る~)」

 

佐竹「さっきまで、寝てただろ!太るぞ……」

 

○〇「ヒヒ~ン!?(女に向かって、よくそんな事言えるな!?)」

 

佐竹「まぁまぁ、そんな怒るなってぇちょっと待っとって」

 

その後、掃除をしたはずなのに湿った藁に足を取られて頭を強く打ち、その後意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてトレーナーは目を覚まし、何故か自分の部屋で寝ている状態だった。

 

佐竹「あれ?何で俺の部屋にいるんだ?転んだ所は、覚えてるんだけど……」

 

トレーナーは辺りを見回すと一枚の紙が置いてあったが、よくわからない事が書いてあった。

 

佐竹「紙があるな……トレセン学園に行けって書いてあるな、何かわかるかもしれないし行ってみるか」

 

紙に書いてあった、トレセン学園の住所に向かう事にしたのだが……近くまで行くと、耳と尻尾を付けた女の子がたくさん見えるようになり、ウマ娘のワードが沢山あって、近くの人に聞いてみた。ウマ娘とは何なのか、おじさんに説明を求めた。

 

佐竹「あの、ウマ娘って何ですか?」

 

おじさん「あんた、知らないの!?競バ場で幾多のウマ娘がレースを繰り広げてるってのに!?」

 

おじさん「テレビでも、ネットでも大人気の娘達でとってもかわいいアイドルみたいなもんだよ」

 

佐竹「レース?アイドル?」

 

おじさん「レースが終わった後、ウマ娘達が踊るんだよ」

 

おじさんに、色々聞いてレースに行って見ればと言われたが、

そのまえに、トレセン学園に行けばわかると思って急いだ。トレセン学園に着き、先ほど目にしたウマ娘達がトレセンに入っていき此処だと思い、誰に話を聞けばいいかと、思いウロウロしていると……。

 

たづな「あの、すいません……関係者以外立ち入り禁止ですのでってトレーナーさん!?」

 

たづな「大丈夫ですか?トレーナーさん随分顔が、真っ白ですけど……」

 

たづな(大丈夫でしょうか?まだ入ったばかりだから、疲れているのかしら……私がお世話してあげないと)

 

佐竹「あの、トレーナーって何ですか?(それに何で、心の声が聞こえるんだ)」

 

その後、駿川たづなさんに色々説明してもらい少し落ち着いたら

トレーナー寮に引っ越ししてもらえるように手続きしてもらうこ事になった。

たづなさんから、ウマ娘の事、トレーナーの役割を簡単に説明してもらい、トレーナーが記憶喪かもしれないという事で話が付きこれからの事を説明された。トレーナーは何故たづなさんの声が聞こえるのか、疑問に思いながらこれからの事を教えられた。

 

たづな「トレーナーさんには、最低一人ウマ娘の担当をしていただきます」

 

佐竹「絶対ですか?」

 

たづな「絶対です!それに他のトレーナーさんが少ないので、複数掛け持ちしてほしいんです(トレーナー試験を受けてくれる人が、ドンドン減っているんです……)」

 

佐竹「わかりました、出来るかわかりませんがスカウトしてみます。(心の声が悲痛なんだよなぁ)」

 

たづな「ありがとうございます!では、トレセン学園を案内しますね(人数問題は解消できそうですね♪)」

 

佐竹「はい、お願いします。(まだ、一人も決まってないのに気が早いなぁ、まだ、この世界に慣れてないけど頑張るしかないかぁ)」

 

そして、たづなさんに連れられトレーニング施設を案内してもらった。

 

 

 

 




本当の馬の話ってドラマ性強くて好き

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