それと、ハヤヒデ欲しい……
帝トレ「テイオー!もう、ワンセット行ってこい!その後休憩だ」
テイオー「はあ……はあ……うん!」
今は、テイオーのトレーナーとテイオーが練習をしている。この間の、胸の痛みを練習で忘れようとするように打ち込んだ。
帝トレ「よし、三十分休憩だ。身体が熱かったら、ミストで浴びてこい。休憩が終わったら、ゲートの練習をするぞ。」
テイオー「うん、わかった」
テイオーは、この数日間トレーナーとは会っていない。会う度に、自分がおかしくなる感覚があったから。だから、為るべく練習をして考えないようにしていた。そこに、遠目ではあるがトレーナーが来た。そこで、我慢していた欲求が出てきて、トレーナーを呼ぼうとするのだが……
テイオー「あっ!トレー、ナー……」
テイオーの声には、気付いておらずトレーナーはゴルシの方に、声を掛けた。
佐竹「よっ!ゴルシ。調子はどうだ?」
ゴルシ「おっ!トレーナー。フルパワー全開だぜ!今なら、腕から何か出せそうだ!!」
佐竹「あはは、何だそれ?」
ゴルシ「そんな事より、どっちが早くルービックキューブ揃えられるか、勝負しようぜ!」
佐竹「えっ!?練習は!?」
ゴルシ「いいだろう~?別に。休憩中暇なんだよ」
佐竹「俺も、暇だしいいよ」
ゴルシ「よーし!ゴルシちゃんの、ゴッドフィンガー!見せてやるぜ!!」
二人で楽しく遊んでいる姿を、見ていたテイオーは普段より胸の痛みが強くなっていくのを感じた。病気も、考えたのだが保健室の先生からは、異常は無いとの事。
テイオー「痛ッ……おかしくなっちゃったかな?ボク……夕方確かめてみようかな……」
夕方になり、テイオーはトレーナー室に向かった。
テイオー「トレーナー?いる?」
佐竹「ん?テイオーどうしたの?」
あの日から、テイオーと会っていなかったが元気ではあるのだが、あの時の瞳の色をしているような気がした。元の水色が、濃い青になる感じだ。
テイオー「トレーナー……ボク、あの時からおかしいんだ……トレーナーに助けてもらった日から」
佐竹「助けたって言うより……まあ、いいや。どこか悪いの?」
テイオー「胸が痛くなるんだ。いつもじゃなくて、トレーナーが他の娘と話してる時だけなんだ……」
佐竹「随分特異な病気だね……」
テイオー「でも、今は二人っきりだから胸の中が、温かくて満たされてる感じがするんだ……。朝の時、ゴルシと話してたでしょ?トレーナー」
佐竹「う、うん」
テイオー「その時は、胸が痛くなる理由は分からなかったんだ……それで、夕方トレーナーに会うまで考えたんだ。二人になって、やっと分かったんだ……トレーナーを独占出来てるこの状況で」
佐竹「まさか……」
佐竹(あの、目の色を見た時に思ったけど、まさか……)
テイオー「トレーナーの事、好きになっちゃったんだ……閉じ込めたいくらい」ハイライトオフ
佐竹(病んじゃったかぁ……)
テイオー「ねえ……トレーナー。ボクの事、好き?」
佐竹「好きだけど……テイオーが思ってる好きでは、まだないかな……」
テイオー「ボクも、トレーナーと最初に会った時は好きでも嫌いでもなかったよ。普通の顔だなって、思ってたから」
佐竹(その時は、傷つきました……)
テイオー「でも、トレーナーに助けられて、トレーナーがやられてる時に、壊れちゃうって思ったんだ。ボクの中で、何かが切れた音がした時から、おかしくなったんだと思う。それに、トレーナーが何処かでまた壊されるんじゃないかと思ってたんだけど、会えばまたボクが、おかしくなるからずっと迷ってたんだ……でも、もういいんだよ。トレーナー……」
佐竹「な、何が?……」
テイオー「ボクが、壊れてもトレーナーを守れればいいんだよ!」ハイライトオフ
佐竹(やべぇ、どうしよう……)
テイオー「トレーナーは、ボクが一生面倒を見て守ってあげるよ♡」
ジリジリ詰めてくるテイオーを、どうにかしたいトレーナーはこの間に思考を巡らせている中で、解決策を見出した。それは……
テイオー「掴まえたよ、暖かいねトレーナーは♡じゃあ、このまま……」
そして、トレーナーは何も言わず唯々テイオーを抱きしめた。これがトレーナーの、出した解決策。唯抱きしめるだけ、それも強く。
佐竹「……」
テイオー「あ、あれ?トレーナー?ず、随分素直だね///いいよ、ボクに甘えても///」
~三十分~
佐竹「……」
テイオー「と、トレーナー?何で何も言わないのさ~///何か言ってくれないと、恥ずかしいんだけど///」
~一時間~
テイオー「離してよ!///もう、分かったからさ~///聞いてる?トレーナー!」
佐竹「……」
~二時間~
テイオー「はあ……はあ……トレーナー。ボク、もう……///」
佐竹「あ、時間だな。じゃねえ、テイオー!」
テイオー「ま、待ってよ~トレーナー///こんなの、生殺しだよ~足に力が入らない……」
テイオー(我慢できなくなっちゃうよ~///)
トレーナーは、理由を付けて足早にトレーナー室から、脱出した。トレーナーが、何故脱出に成功したかと言いますと。トレーナーは、ヤンデレが好きなので大体の攻略法を知っている。
佐竹「いや~、危なかった……ゲームでやってた攻略使わなかったら、ヤバかった……それにしても、まさに親と子だね。ルナさんもテイオーも何で病んじゃうんだよ……変な所まで受け継がないで欲しい……」
等と考えているトレーナーであるが、問題が解決した訳ではない。それに、気付かないトレーナー……加えて、ルドルフとテイオーの板挟みになる事も知らない。
練習場まで、逃げて行きそこでやり過ごそうと思ったのだが、二人で言い争いをしている女の子がいた。
?「私のせいなんです!お姉さまは、悪くないんです。全部……ライスのせいなんです……構わないでください!」
?「あ、待って!ライスは、悪くないわ!全部、私の落ち度なの!考え直して!」
又、面倒事かと思いつつ放っておけない自分も、いるので声を掛ける事にした。
御待たせしました。みんな大好き、ライスが登場です。