許してください!何でもしますから……
?「私のせいなんです!お姉さまは、悪くないんです。全部……ライスのせいなんです……構わないでください!」
?「あ、待って!ライスは、悪くないわ!全部、私の落ち度なの!考え直して!」
何やら、トレーニングコースで言い争いをしている女の子が、二人いた。一先ず声を掛けてみる事にした。
佐竹「あの〜、どうかしました?」
桐生院「あ、すいません。御見苦しい所を。私は、桐生院葵です。佐竹先輩ですよね?」
佐竹「何で、俺の事を?」
何でも、俺がこの世界に来た時にトレーナー登録するタイミングが早かった為、自分が先で桐生院が後追いする形で、登録したらしい。ほぼ同期であるが……
桐生院「いえ、何でも担当ウマ娘を手籠めにしてるトレーナーがいるって、食堂の他のウマ娘の娘が喋ってましたよ?」
佐竹「要らぬ誤解を……そんな事より、あの娘ライスシャワーですよね?どうしたんですか?」
話を聞いてみると何でも、ライスシャワーの勘違いで、この桐生院が食堂で食べ過ぎた後に、ライスがお菓子を御馳走してくれたらしい。お菓子を後で、食べればいいのに今すぐ感想を、言ってあげたくて食べた後、具合悪くなって勘違いされ、練習中に雨が降って体を拭いただけでお風呂に入らなかった桐生院が、風邪を引いて勘違いされる。
佐竹「アンタが全部悪い」
桐生院「すいません……でも、ライスのお菓子美味しそうだったので……」
佐竹「食い意地張り過ぎ、はあ……俺が、何とかして誤解を解いてくるから。桐生院が行っても、先と同じ事になるから待ってて……」
桐生院「はい……お願いします」
取り敢えず、ライスシャワーを探し回り花壇ある場所でライスシャワーが、しゃがみ込んでいた。
ライス(ライスが悪いんだ……ライスが……」
佐竹(相当落ち込んでるなあ、誤解を解いてあげるか)
佐竹「君が、ライスシャワー?」
ライス「えっ!?貴方は?トレーナーさん?」
佐竹「桐生院の知り合いなんだけど、桐生院と仲直りしてくれないかな?」
ライス「でも、ライスのお菓子とライスの降らせた雨のせいで体調崩しちゃったんだよ!?ライスと一緒にいるから、不幸になる...お姉さまとはもう、一緒にはいられないんだよ……」
佐竹「ごめんな、ライスのトレーナーを悪く言うつもりは無いんだが、全部彼奴が悪いんだよ」
ライス「えっ、でも……」
彼奴のバカさ加減を、一から説明して全てライスの勘違いだと教えた。
ライス「そ、そうなんだ...ふふっ。ライスの勘違いなんだ~よかった~♪」
佐竹「それに……」
ライス「ん?」
佐竹「君の、お菓子を食べたのだってその場で直ぐ感想を伝えたくてだと思うし、嬉しかったんだと思うよ。雨の時も、ライスの栄養管理表作る為にお風呂に入らずにそのまま、寝ちゃったんだよ。」
ライス「……」
佐竹「ん?ライス、大丈夫?」
ライス(とっても優しい...絵本のお兄さまみたい)
佐竹(お兄さま?何で?)
ライス「おにい...トレーナーさん、ありがとう!お陰でお姉さまと仲直りできそうだよ!」
佐竹「そりゃあ、よかった。じゃあ、桐生院の所に行ってあげな」
ライス「うん!あ、あのトレーナーさん一ついいです、か?」
佐竹「なに?」
ライス「えっと、ト、トレーナーさんの事お兄さまって呼んでもいい?」
佐竹「ど、どうして?」
ライス「だ、だってライスとお姉さまの為に取り持ってくれて、そこまで仲良くないのに二人の為にここまでしくれたの、お姉さまとトレーナーさんだけだから……ライス、お姉さまが最初トレーナーさんじゃなかったの……」
佐竹「えっ?」
ライス「最初のトレーナーさんには、見捨てられちゃったの……中々レースで勝てなくて...それで練習する日にそのトレーナーさん来なかったの……何日も待ったんだけど来なくて。いつか、来るかもしれないと思って待ってたの……それで、ライス分かっちゃったの……トレーナーさんが来なかった理由」
佐竹「……」
ライス「他のウマ娘の担当になってたの……」
佐竹「そう、なんだ……」
ライス「その時ライスは、胸が凄く痛かった...何でもっと上手くできないんだろうって。ずっと自分を、責めてたの。それで、ライスが泣いてる時にお姉さまが助けてくれたの」
佐竹「それで、桐生院の担当になったのか……」
ライス「お姉さまの担当になってからも、中々勝てなかった。それでも、お姉さまはライスをずっと傍で励ましてくれたの。だから、トレーナーさんがいなかったら大切な人を失うところだった、だから!トレーナーさんのお陰で気づけたの。……お兄さまって呼んじゃダメですか?」
佐竹「いいよ、好きなように呼んで」
ライス「ッ!!///ありがとう、お兄さま!」
ライス(お姉さまの他にお兄さまも増えた!嬉しい……)
佐竹(喜んでもらえたけど、お兄さまはむず痒いな……)
誤解も解けたので、二人で桐生院の下に戻った。
桐生院「ライス!!先ぱ、い?。何か、距離感バグってません?その内、他の娘に刺し殺されますよ?……」
佐竹「そんなつもりじゃ無いんだけど……」
ライス「あの……ごめんなさい...お姉さま。私が、勝手に勘違いしてお姉さまの話を聞かなかったせいで……」
桐生院「でも、ちゃんと戻って来てくれたから……。お帰り、ライス!」
ライス「うん!ただいま、お姉さま!」
桐生院「改めて、ありがとうございます。先輩のお陰でライスの、誤解も解けました。」
ライス「本当に!ありがとうお兄さま!」
佐竹「二人とも、これからも仲良くね」
桐生院「お兄、さま……?」
佐竹「ど、どうした?」
桐生院「ライスが、私以外の人に……私、唯一のアイデンティティが……」
佐竹「お前の存在意義ってどうなってんの?」
ライス「ふふっ、あっはは♪」
何とか、二人の誤解を解きその日は、終わった。だが、トレーナーは気付いていない。とんでもなく、強力なライバルを創ってしまったことに。
ルドルフにダジャレ喋らせてないので喋らせます。
関係ないですけど、タキオン最初目を見た時ヤンデレかと思いました。