馬の感情が読める厩務員が転生した件   作:泰然

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マンカフェ出たけど、どうしよ……
夜勤続きなので、遅い投稿になります。許して下さい。


25話 タイシンの気持ち ブルボンって……

今回、タイキとスカーレットの出走レースが行われた。タイキの、ニュージーランドトロフィー、NHKマイルカップが終了し二つ完勝した。スカーレットのオークスも、ハナ差で勝利した。二人をお祝いして、打ち上げをする事にした。今回は、食事を腹八分目くらいにしてその場は終わり、夜の外を散歩していた時……

 

モブ娘「ねえ、もう少し愛想良くできないの?そんなんじゃ、嫌われるよ?」

 

タイシン「何?好かれようと思ってる訳じゃないし……説教なら他所でやって」

 

モブ娘「タイシン!私は……もう!知らない!」

 

もう一人の方は、走り去ってしまった。そこで話しかける事にした。

 

佐竹「君、ナリタタイシン?」

 

タイシン「そうだけど……何?トレーナー?説教なら受け付けてないから構わないで……」

 

有無を言わさず、さっさと立ち去ってしまった。そこに……

 

チケット「タイシン!!ねえ!タイシーン!!」

 

ハヤヒデ「はあ……おや?君は、タイシンのトレーナーでは……ないな。私は、ビワハヤヒデよろしく。あの娘は、ウイニングチケットだ」

 

BNWは、ビワハヤヒデ、ナリタタイシン、ウイニングチケットで三人で絡むレースが多い事で有名になった。何が、あったかハヤヒデに聞いてみた。何でも、タイシンの何気ない言動が問題を引き起こしているとの事。それが原因で、よからぬ噂が立っているらしい。

 

ハヤヒデ「彼女は、何かと誤解されやすくてね。これでも注意しているのだが……効果は今一つでね。私も、手を焼いている所だよ。チケットにも、協力してもらっているが彼女の情熱には付いて行けないらしい……」

 

佐竹「優しいんだね」

 

ハヤヒデ「放っておけないだけだよ。何かと、三人でいることの方が多かったからか、落ち着かないのかも知れない……」

 

その話を聞いて、自分も手伝いたいと思った。

 

佐竹「ハヤヒデ。俺も、タイシンの手助けをしてもいいかな?」

 

ハヤヒデ「トレーナー君が?……それは、助かるが仕事は大丈夫なのか?」

 

佐竹「今は、担当の娘が一段落ついたから、気にしなくていいよ」

 

ハヤヒデ「それでは、お願いするよ。トレーナー君」

 

ハヤヒデと約束を交わし、どうするか話し合っていた時にチケットが戻って来た。

 

チケット「ねえ〜ハヤヒデ〜。何で付いて来ないのさ〜……あれ?こんばんは!!トレーナーさん!!」

 

今来た、チケットにハヤヒデが説明してくれた。タイシンの手助けを申し出たと言う旨をしたら……

 

チケット「うぅ……うわ〜〜!ありがどう〜〜!!!」

 

佐竹「うわ!そんなに泣く?」

 

ハヤヒデ「ふふ、すまない。チケットは、少し感情屋の部分が強くてな。許してほしい……」

 

佐竹「少し?まあ、いいや。でも、タイシンは『いい友達を持ったね』」

 

チケット「……」

ハヤヒデ「……」

 

チケット「うわ〜〜!褒められだ〜〜!!」

ハヤヒデ「あっはは、泣き過ぎだぞ。チケット」ナデナデ

 

チケットが、終始泣きっぱなしだったの話が進まなかったので、その場で解散した。自分なりに、タイシンの解決策を考えていた。そして、次の日の朝にトレーニングコースで事件が起きた。

 

 

 

タイシン「だから!絡まないでって言ってんの!ウザいんだよ!」

 

モブ娘「そんな言い方じゃ、傷付いちゃうよ!」

 

タイシン「怪我しそうだったから、止めたんでしょ?何が悪いの?」

 

モブ娘「言い方が問題なんだって!もう、いい……行こう」

 

モブ娘2「う、うん……」

 

モブ娘がトレーニングコースから、離れて行った所で話しかけようとした。

 

タイシン「ったく!どいつもこいつも!」

 

佐竹「タイシン……」

 

タイシン「何?また、アンタ?悪いけど機嫌悪いから……」

 

佐竹「何で、そんなに他の娘を遠ざけようとするんだ?」

 

タイシン「関係ないでしょ!担当でもない癖に!絡んでくんな、ウザいんだよ!!」

 

タイシン(アタシの『言葉で傷付いてほしくない』……)

 

佐竹(そういう事か……)

 

佐竹「自分の言葉で、傷付けたことがトラウマになってるのか?だから、他の娘を遠ざけるのか?」

 

タイシン「な、何で……何も言ってないじゃん……」

 

予想通りで、敢えてタイシンは突き離す様な言い方をしてきたんだと思う。でも、それが反感を買って周りは敵だらけになっていった。

 

タイシン「アタシだって……アタシだって!仲良くなりたいさ、でもこんな言い方しか出来ないんだよ!アタシの一言で、勘違いされて傷付いて、お互い傷を負って……だったら最初から!仲良くする必要ないじゃん!」

 

佐竹「それは、違うぞ。タイシン……」

 

タイシン「違わないだろ!?言ったところで同じだし……変わらないし……」

 

佐竹「言葉でダメなら行動で表したらいいんじゃないか?」

 

タイシン「行動……」

 

佐竹「タイシンは、口下手だから仲良くなりたかったら、握手でもいいわけだし。チケットなんかいい例じゃないか?あれを真似したらいいさ」

 

タイシン「あれは参考にならないよ」

 

佐竹「えぇ!?そうかな?」

 

タイシン「でも……うふふっ、わかり易かったよ。言葉でダメなら行動で……いい言葉じゃん」

 

佐竹「言葉だけで伝わらない事もあるし、そんなに悩まなくてもいいんじゃない?」

 

何とか解決して、他の娘の誤解も解いて周って無事解決した。

 

タイシン「じゃあ、トレーナーが言った事使っていい?」

 

佐竹「え?どういう事?」

 

タイシン「こうやんの……」

 

タイシンに、手を握られた。確かに有言実行ではあるが手を繋ぐのは分からん。

 

佐竹「タイシン?これ、どういう意図?」

 

タイシン「仲良くなる為だよ……バカ///……」

 

暫く手を繋いだまま歩いていると……

 

チケット「タイシーン!!ってあれ!?トレーナーさん!?どうして、タイシンと手繋いでるの?」

 

タイシン「チケット……うるさい」

 

佐竹「まあ、有言実行かな……」

 

チケット「ゆうげんじっこう?どういう事?」

 

佐竹「行動で示せって、言ったんだけどまさかこんなに早く……」

 

チケット「よく分かんないけど……よかったね!タイシン!」

 

ハヤヒデ「トレーナー君、少し補足してくれないだろうか?タイシンがどうしてこうなったか」

 

タイシンは、口下手だから行動で示せという旨でハヤヒデに説明した。

 

ハヤヒデ「ほう……なるほどタイシンは、仲良くなる為に今トレーナー君と手を繋いでいる訳か。手であるならば、握手でも構わないのではないか?」

 

タイシン「そ、そうだけど……この方が仲が深まると思って///……」

 

ハヤヒデ「その感じから察するに、友達というより恋び……」

 

タイシン「ああ、うっさい!いいでしょ!そんな事は……仲が良ければそれでいいじゃん///」

 

チケット「そうだよ、ハヤヒデ。これで問題は、解決!仲良しならそれでいいよ!!」

 

佐竹「じゃあ、そろそろ手を……」

 

タイシン「もう少しだけ///……」

 

ハヤヒデ「タイシン……トレーナー君にも、担当の娘がいる。忙しい時に、邪魔をしたら悪いだろ?別の機会にでもしてもらえばいいさ」

 

タイシン「うん……そうする。トレーナー、またね」

 

佐竹「タイミングが合えば、また逢おうね」

 

各々、トレーニングに戻って行った。まだ朝ご飯を食べていなかったので食堂へ行こうとしたのだが、ルドルフが歩いてきた。

 

 

 

 

佐竹「ルナさんも、食べに来たんですか?」

 

ルドルフ「やあ、トレーナー君。朝食がまだだったのでね、今向かう所さ。トレーナー君も一緒に食べないかい?」

 

佐竹「いいですよ」

 

二人で、食べる事になり自分はハンバーグ定食で、ルドルフは和食にしてテーブルで食べる事にした。

 

ルドルフ「隣、いいかな?」

 

佐竹「いいですけど……向かいの方が、食べやすいのでは?」

 

ルドルフ「親睦を深める為だよ」

 

佐竹「まあ、いいですけど。随分遅い朝食ですね?」

 

ルドルフ「もう少しで、夏合宿が始まる。その大まかな、日程を作っていたんだよ。他のウマ娘達が、無事終えられるように」

 

佐竹「優しいですね。流石会長!」

 

ルドルフ「そんなに、褒められた事は……トレーナー君最近、誰かにキスされた事はないかい?」

 

佐竹「意図が読めないのですが……」

 

ルドルフ「多分、トレーナー君の知らない間に誰かにキスされているだろう。心当たりがあるんじゃないかな?」

 

佐竹「何でそんなのわかるんですか!?う〜ん……無防備な所は晒してないと……あるかも……」

 

自分の今までの事を、振り返るとあったと思うがどれか分からない。

 

ルドルフ「はあ……トレーナー君。少しは、深刻に考えたほうがいいと思うのだが……」

 

佐竹「そんなに、酷い事された訳じゃないので……」

 

ルドルフ「私は、我慢できない!私だって……」

 

佐竹「まあ、ご飯食べましょう。冷めちゃいますから」

 

ルドルフ「そうだな……」

 

その時、ルドルフは指を絡ませてきた。見えないテーブルの下で、俺の左手に恋人繋ぎをするように。

 

佐竹「ルナさん、食べづらいんですけど///……」

 

ルドルフ「私だって///……我慢できなくなる時は、ある。食堂で、こんな事……軽薄な女なのは分かっている。だが、トレーナー君が他のウマ娘に先を越されるのが辛いんだ。例え、ウマ娘の幸せを願っていたとしても、君だけは譲れない……だから、トレーナー君。朝食を食べさせてくれないか?右手が塞がっているのでな」

 

佐竹「えぇ……」

 

ルドルフ「食べさせて!」

 

そして、みんなに見られながらご飯を食べさせた。そのルドルフの姿を見て、ウマ娘達は話し易くなったそうです。食堂を後にして、トレーニングコースに向かう先でミホノブルボンと会った。ブルボンは、度々資料を運ぶのを手伝ってくれる仲なので、声を掛けた。

 

 

 

 

佐竹「よっ!ブルボン。調子はどう?」

 

声を掛けたのだが、無表情でブルボンは迫ってきた。そして……

 

ブルボン「お父さん、お父さん!」

 

お父さんと呼びながら、自分に抱き着いてきた。よく分からないまま、アタフタしているとライスが来た。

 

ライス「ブルボンさん!その人は、お父さんじゃなくてお兄さまだから!離れてっ!ブルボンさん!」

 

佐竹「ライス……これ何?」

 

ライス「ブルボンさん……転んじゃって、頭打っちゃったの。そしたら、歩き出して行って付いて行ったらお兄さまの所に来ちゃったの……」

 

どうすればいいか考えていたが、どうにも出来ずに手を焼いているとライスの手が、ブルボンの頭にクリーンヒットし治った。

 

ブルボン「お騒がせして申し訳ございません、トレーナーさん。少々、エラーが生じまして……」

 

何故ああなったか、説明してもらう事にした。

 

ブルボン「私にも、分かりません。頭部に多大なダメージを負ったとしか……」

 

佐竹「あんなに、お父さん連呼してたらお前とお父さんの関係性を疑うんだが……」

 

ブルボン「ご安心ください。私とお父さんの間には、何もやましいことはございませんので。」

 

ライス「ブルボンさん、何もなくてよかったね!お兄さま」

 

佐竹「まあ、解決してはいないが本人が良ければいいか……」

 

何か、スッキリせずその場を後にしトレーニングコースへ向かった。

 

 

 

 




タイシンってダウナー系なのかな?分からんけど。
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