馬の感情が読める厩務員が転生した件   作:泰然

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タイシンは、やっぱり普通がいいですよね。


26話 タイシンの弁当 ゴルシとテイオーの戦い

今日は、タイキとスカーレットは暫くお休みでウララとトレーニングコースで猛特訓中。取り敢えず、外周を終わらせて休憩していた。

 

佐竹「よし!休憩しようウララ」

 

ウララ「トレーナー!今ので、全然疲れなかったよ!褒めて〜」

 

佐竹「よしよし、凄いなあウララは〜。……ウララ随分、髪サラサラだな。何かいいシャンプー使って……おっと」ナデナデ

 

そこに、自分とウララに割り込む形でタイシンが入ってきた。

 

佐竹「タイシン?……どうしたの?」

 

タイシン「んっ……んっ!……」

 

頭をさしだすタイシンに、トレーナーは困惑して中々言葉が出てこなかった。

 

佐竹「えっ?」

 

タイシン「いいから///……」

 

わからないまま取り敢えずトレーナーは、タイシンの頭を撫でることにした。

 

佐竹「おぉ〜サラサラ。いいシャンプー使ってるの?」ナデナデ

 

タイシン「植物由来の天然シャンプー使ってる///……」

 

タイシン(落ち着く///……)

 

ウララ「それって、色んなお花使ってるシャンプー?」

 

タイシン「そうだけど……」

 

ウララ「じゃあ!キングちゃんと同じだー!いい匂いだよね。キングちゃんの髪もすっごくいい匂いするんだー!」

 

佐竹「へえ〜、確かにいい匂いだね」

 

タイシン「ッ!?///嗅ぐな!蹴るよ!?」

 

佐竹「えぇ〜……撫でるのはよくて嗅ぐのはダメなの?よく分からん」

 

タイシン「臭いかもしれないし……あんまり嗅いで欲しくない……」

 

佐竹「臭くないだろ?寧ろ、凄くいい匂いだけど……」

 

タイシン「そ、そう///……」

 

佐竹「ウララも、同じシャンプーなの?」

 

ウララ「ううん、ウララはね〜。にんじんのシャンプー!美味しい匂いがするんだよー!」

 

佐竹「へ、へえ……お腹が空く匂いだな……」

 

ウララ「うん!だからね、オグリちゃんとかウララの周りをグルグル回るの!楽しかったよ!」

 

佐竹「その内、ウララ食べられるぞ……それよりタイシン。俺に、用事?」

 

タイシン「用事っていうか……」

 

タイシン(嫉妬したからとか言えないし///……)

 

トレーナーは、嫉妬という単語で少し考えた。

 

佐竹(嫉妬?ははーん、タイシン……髪に自信があったから自慢しに来たのか……なるほど)ニヤニヤ

 

全く見当違いな、考えてをするトレーナーはニヤニヤするのであった。

 

タイシン「な、何?ニヤニヤして……」

 

タイシン(もしかして、バレた!?///)

 

するとそこに、チケットが走って来た。

 

チケット「タイシーン!!休憩終わっちゃうよ?あれ、トレーナーさん?」

 

佐竹「よっ!休憩中か?」

 

チケット「休憩してたんだけど、そしたらタイシン……どっか行っちゃうんだもん。もしかして、タイシン……トレーナーさんに会いに来たの?」

 

タイシン「はあ!?そんなんじゃないし!?ほら、行くよチケット」

 

チケット「へ?ま、待ってよ!?タイシーン!!」

 

タイシンは、何かを隠す様に去って行った。自分達も、トレーニングに戻り練習に打ち込んだ。

 

 

 

 

アタシは、坂路コースでトレーニングしていた。今日は、自分の担当と坂路トレーニングを三セットしていた。そこで、休憩に入ってアイツがいた。あっちも、休憩に入ってウララと談笑していた。羨ましかった……アイツの担当が。だから、アタシは間に入って気を引こうとした。後は、アイツにバレそうになるしチケットに邪魔されるし、アタシは逃げた。

 

チケット「ねえ、タイシンどうして行っちゃうの~?酷いよ~……」

 

タイシン「うっさい……」

 

チケット「もう~、練習戻ろう?タイシン」

 

タイシン「うん……」

 

何か、アイツの担当に追いつける何かないか考えた。

 

タイシン「アイツ……朝ご飯食べてるのかな……今度聞いてみようかな」

 

チケット「タイシーン!!始まっちゃうよー!!」

 

タイシン「はいはい、今行くよ!」

 

タイシンは、トレーナーの好感度を上げて他のウマ娘に追い付く為にお弁当を作ろうと思い後日、聞いてみる事にした。

 

 

 

 

 

今日も、ウララのトレーニングに付き合いトレーニングコースのベンチで座っていると遠くの方で、タイシンが走ってきた。

 

タイシン「ねえ、アンタ朝ご飯ってちゃんと食べてる?」

 

佐竹「藪から棒だな、急に。朝食は、食べたり食べなかったりかな……何でそんな事聞くの?」

 

タイシン「い、いやあんまり食べないなら、アタシが作ってあげようかなあって///……」

 

佐竹「朝早いでしょ、大変じゃないの?」

 

タイシン「アタシが作りたいって言ってんだからいいじゃん!凝った料理作る訳じゃないし……」

 

佐竹「そこまで言うなら……でも、無理だけしないでね。何時でもやめていいから」

 

タイシン「っし!……じゃあ、明日から作ってきてあげるから」

 

タイシン(何作ろうかな♪)

 

佐竹「か、簡単なのでいいからね……」

 

そして、タイシンに朝ご飯を作ってもらう事になったのだが、何時お弁当の受け渡しがあるのか後で気づいたが深く考えず明日の、ウララの練習に備え寝る事にした。そして、次の日を迎えた。

 

 

 

 

 

佐竹「よし!ウララの朝練に行くか」

 

トレーナー寮から、出た時そこにタイシンが袋を持って待っていた。

 

タイシン「ほら、作ってきた。じゃあ、頑張ってね……」

 

タイシンは、お弁当だけ渡して早足で去って行った。

 

佐竹「えっ……あ、ありがとう……」

 

落ち着いた後で食べようと思い、ウララの都内十キロのランニングを終えてからお弁当の中を確認した。公園のベンチで中身を確認した。梅ご飯に卵焼き、イカリングにきんぴらゴボウと小松菜のおひたし。ボリュームがあり、栄養もあるのだが凝り過ぎている。正直申し訳ない気持ちでいっぱいである。

 

佐竹「これ……毎日作るつもり?」

 

ウララ「なになに!トレーナーが作ったの?おいしそう!」

 

佐竹「タイシンが作ってくれたんだよ。凝り過ぎだけど……」

 

ウララ「じゃあ、おいしく食べてあげようよ!その方が、タイシンちゃん喜ぶと思うよ!」

 

佐竹「そうだな……食べたらお礼しに行かないと」

 

お弁当は、普通に美味しかった。正直ここまでの完成度でくると思っていなかった。本当は、食べ続けたいけどタイシンには無理してほしくないから断ろうと思った。学園に戻ってタイシンを見つけたのだが、何故か嬉しそうなタイシンを見かけて声を掛けづらかった。拱いていると、向こうから声を掛けられた。

 

 

 

 

 

タイシン「あ!ゴホン……どうだった?お弁当……美味しかった?」

 

タイシン(不味いとか言われたらどうしよ……)

 

佐竹「ありがとう、タイシン。すげー美味かった」

 

タイシン「そっか!い、いや///よかったじゃん……味付けは、しょっぱくなかった?リクエストがあったら言ってよ……合わせるから」

 

佐竹「タイシン、別に無理して作んなくていいよ。食堂もあるし……」

 

タイシン「は?そう言ってどうせ食べないでしょ?それとも何?アタシの料理が食べれないの?先のは嘘なの?」

 

佐竹「ち、違う違う!?気を遣わせてるならって話だから……食べたくない訳じゃないから」

 

タイシン「じゃあいいじゃん。アタシは、嫌じゃないしアンタが心配だから作ってんの!分かれバカ!///」

 

散々言われたが、流石に申し訳ないので週一にしてくれと頼んだ。付け加えて、食堂のご飯はなるべく食べるように言われた。タイシンってオカンなのではと、少し思った。タイシンとは、別れ廊下を歩いていた時ゴルシを見かけたので声を掛けた。

 

 

 

 

佐竹「おーい!ゴルシ!化石探しは、捗ってるか?」

 

ゴルシ「ッ!?///トレーナー!?よ、よう……ボチボチだな///」

 

佐竹「ん?随分歯切れ悪いな……調子でも悪いのか?保健室行くか?」

 

ゴルシ「い、いいよ!別に……調子悪いのも別の理由だし……」

 

ゴルシ(キスしたからとか言えねぇ……)

 

佐竹「おい、お前……キスしたんか俺に?」

 

ゴルシ「えっ!?い、いやしてねえし~……」

 

佐竹「何やその間。俺のファーストキス奪っといて……畜生……」

 

ゴルシ「えっ///そうか…そうなのか///」

 

ゴルシ(アタシが初めてか……ふふっ)

 

佐竹「何喜んでんだ!てめえー!俺の純情が……」

 

ゴルシ「喜んでねえし!?アタシとキスして嫌な感じ出すの止めろよな!トレーナーは嫌だったのかよ!」

 

佐竹「嫌じゃないけど……せめて起きてる時にしてくれよぉ……どんな感じか分かんねえじゃんかよ……」

 

その言葉を言った瞬間、ゴルシはモジモジし始めた。

 

ゴルシ「じ、じゃあしてみるか……今ここで///」

 

佐竹「い、いや~……雰囲気ないだろ今」

 

ゴルシ「今から、作るんだよ。ほら、寄れって///……」

 

強引に抱き寄せられ、腰に手を当てられる形になった。ゴルシは、力尽くでしようとしてきた。全く体は動かないし、その時の目は怖かった。

 

佐竹「い、いや///今じゃなくても///……」

 

ゴルシ「任せろ、一回やってっから///……」

 

顔が近づき、息がかかるほど近づいた時……

 

テイオー「ねぇ……トレーナー……何してるの?」ハイライトオフ

 

佐竹「ち、違う!?これは……」

 

ゴルシ「テイオー、邪魔しないでくれるか。今、いいところだから」

 

テイオー「キスは……よくないんじゃないかなぁ……ゴルシ」ハイライトオフ

 

テイオー(トレーナーの唇はボクの物トレーナーの唇はボクの物トレーナーの唇はボクの物トレーナーの唇はボクの物トレーナーの唇はボクの物トレーナーの唇はボクの物トレーナーの唇はボクの物トレーナーの唇はボクの物トレーナーの唇はボクの物トレーナーの唇はボクの物)ハイライトオフ

 

佐竹(ひぃ、テイオー恐過ぎだろ!?何とかゴルシを止めないと!)

 

佐竹「な、なあゴルシ。いいんじゃないか?これくらいで……」

 

ゴルシ「今更引き下がれないだろ!!意地でも、キスしてやる!!」

 

意地を張るゴルシを止められず、テイオーも何を仕出かすか分からない目をしているので、下手なことは出来ない。何かないかと考えた、そして閃いた……

 

佐竹「ゴルシ!後でしてやるから一旦離して!」

 

ゴルシ「お、おう///……」

 

佐竹「テイオー……ちょっとこっち来て……」

 

テイオー「あはっ♡やっぱり、トレーナーはボクがいいんだね!いいよ、ゴルシのいない所に行こう///……」

 

廊下の隅の方に行き、テイオーの耳を搔いて行動不能にさせようと考えた。

 

佐竹「……」

 

テイオー「ふぁ///……ああっ///……と、トレーナー///……ガクシッ」

 

テイオーを、行動不能にさせた後はその場からトレーナーは逃げた。

 

 

 

 

ゴルシ「おい、トレーナー。何時まで待たせる、んだ……おおぉぉぉいトレーナー!!!何処行ったああああ!!!」

 

廊下にゴルシの声が木霊し、俺は二人が落ち着くまで一日中逃げ続けた。そして、何だかんだ夜になり一日が終わった。何日かは、二人に追いかけ回される羽目になった。

 

 

 

 

 




ウマ娘に、耳掻きしたらどうなるんやろ……
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