馬の感情が読める厩務員が転生した件   作:泰然

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理事長も、かわいい


4話 理事長との邂逅

佐竹「タイキは適正距離が1000メートル短距離から1800メートルのマイルだから、NHKマイルカップは必須だよな」

 

タイキ「そうですネ、最初の目標はNHKマイルカップですネ。その前に、いくつかレースで勝ち星を挙げてから仕上げていきたいデース」

 

佐竹「タイキ、最初だけダートで走っても大丈夫?」

 

タイキ「いいですけど、どうしてですカ?」

 

佐竹「タイキには、パワーがある。先ずはダートで力量を量りたい」

 

タイキ「わかりました、メイクデビューはダートにしマース!」

 

佐竹「一応、今後の出走予定を掲載するよ」

 

 

 

 

 

・メイクデビュー出走

 

・東京スポーツ杯ステークス GⅡ

 

・シンザン記念 GⅢ

 

・ファルコンステークス GⅢ

 

・ニュージーランドトロフィー GⅡ

 

・NHKマイルカップ GⅠ

 

・休息(トレーニング期間)

 

・富士ステークス GⅡ

 

・マイルチャンピオンシップ GⅠ

 

・香港マイル GⅠ

 

 

 

 

タイキ「ワーオ!香港マイルですカ!?しかも、ほとんど重賞クラスですネ」

 

佐竹「タイキであればマイルで負けることは無いと思ってるからさ。それと、怪我だけはしないようにね」

 

タイキ「ッ!///(優しいデス……)」

 

佐竹「次は、トレーニングメニューだけど瞬発力、パワー、コースでの読み合いを鍛えていきたいからそれを中心に組んでいこうかなぁと思います(トレーナーとして、鼻が高いなぁこんなに信頼してくれるなんて)」

 

 明日から、本格的にトレーニング予定して午前中はタイキのトレーニング、午後は模擬レースがあるというのでたづなさんに言われた通りにもう一人スカウトしようと思い、候補のダイワスカーレットもそうだが、先ずは模擬レースを見て決めてタイキと別れ、たづなさんに引っ越しの事を話に行こうとした時……。

 

?「激励ッ!頑張っているな佐竹トレーナー!!」

 

佐竹「ありがとうございます。あの……どちら様ですか?」

 

理事長「失礼ッ!我がトレセン学園ようこそ私が、秋川やよい此処の理事長である(決まった……)」

 

佐竹「あっ、失礼しました。先ずは挨拶に行かなければいけないのに……(ドヤってる、可愛いなぁ、あれ?理事長も何で聞こえるんだろう?)」

 

理事長「不問ッ!わたしとしては、ウマ娘達に情熱ッ!愛情ッ!注ぐことこそ我が本望ッ!」

 

佐竹「それで、俺に何か?」

 

理事長「盲点ッ!そうだった先程まで、君とタイキシャトル君とのやり取りを観察していたッ!そこで、わたしはとても感動したッ!」

 

佐竹「感動?」

 

理事長「その通りッ!最近のタイキ君は、精神的に不安定な時期が多かった……。わたしとしても、何か手助けが出来ないかと思ったのだが仕事で中々その機会が作れなかった……そこでッ!佐竹トレーナーが着任し、一日で彼女の不安を取り除き、短時間で担当トレーナーになった。他の者が救おうとしても彼女は拒み続け、わたしもずっと憂いていたが、君のお陰で彼女の笑顔を取り戻せたッ!有難う……」

 

佐竹「いえ、あんなに沈んだ顔をされたら声をかけずには、いられなかったです(あんなに心の中で悲しい声出してたら、そりゃあ声かけるさぁ)」

 

理事長「そこでッ!佐竹トレーナーには、他にも多くのウマ娘の夢を叶えるために協力してほしい。君にはまだ見ぬ才能があると、確信しているッ!そしてッ!一人でなく、多くのウマ娘の担当をしてほしいッ!」

 

佐竹「はい、わかりました。これからも精進していきます」

 

理事長「気丈ッ!これからも、気持ちを強く持ち君の才覚を以てウマ娘に愛情を注いでいってくれッ!ではッ!(素晴らしいトレーナーだ、これからの発展が楽しみだ)」

 

佐竹「ウマ娘への愛情が凄い伝わったなぁ。何で理事長の心の声聞こえたんだ?まぁいいや、たづなさんの所に行こう」

 

理事長室にいたたづなさんを訪ね、引っ越しの手続きは済んでいると言われトレーナー寮に荷物も運んだという事で部屋に入り、明日の準備でタイキに話があったので美浦寮長のヒシアマゾンに許可を取りに行った。トレーナーは、ウマ娘の寮には入れないので。

 

佐竹「すいません、ヒシアマ姐さんタイキ呼んできてもらっていいですか?」

 

ヒシアマ「おう!いいよ、ありがとねトレーナー。タイキの、悩みを解いてくれて。今呼んでくるよ」

 

 しばらくして……。

 

タイキ「トレーナーさん!会いに来てくれたんですカー!」

 

佐竹「うぐっ、抱きつかんでくれぇ……。明日の予定を言い忘れたことがあって言いに来ただけだから放してぇ……」

 

ヒシアマ「タイキ放してやりな、トレーナー死んじゃうよ……」

 

タイキ「オウ!ソーリー、トレーナーさん(シュン)」

 

佐竹「うん...大丈夫。明日の朝なんだけどさトレーニングする前に、一緒に食べようかなぁと思って」

 

タイキ「イエス!一緒に食べまショウ!(それで、食べさせ合いしたいデース)」

 

佐竹「じゃあ、朝に迎えに行くよ(恥ずかしいから、やめてほしい...)」

 

タイキ「オッケー!一緒に食堂に行きまショウ!」

 

 朝の約束を決めて、お互い別れて部屋に着き明日の準備をして就寝した。

 

 

 

 




ゆっくりウマ娘増やしていきます。

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