朝になり、タイキを迎えに行ったら寮の玄関前に立っていてそしたらデカい声で……。
タイキ「トレ~ナ~さ~ん!!」
佐竹「まだ、朝だから静かに」
タイキ「オウ...ソーリー、トレーナーさん……」
佐竹「いいよ、元気なタイキの方が好きだし」
タイキ「アリガトウゴザイマース!」
佐竹「じゃあ、食堂に行こう!」
タイキ「イエーイ!!」
食堂では、色んな料理を並べてタイキが豪快に平らげていき、ウマ娘の胃袋ってどうなってんのかなぁと思いながら、口移ししてこようとしているタイキを制止しながら食べ終わり午前中のトレーニングも終わり休息という形で別れ、午後の模擬レースを観戦した。
佐竹「今回は、ダート戦を見てみようかなぁ」
?「今日は、ぜったい!一着取るぞぉー!」
モブ「ウララちゃん、今日もがんばろうね!」
ウララ「うん!いっしょに頑張ろうね」
佐竹「あれが、ハルウララかぁやっぱり体が小さいなぁ。あっちの世界のウララもバ体が小さい故に差しバでの位置から、バ群から出てこれないからなぁ。取り敢えず、レースを見よう」
結果は案の定、バ群に呑まれ上がってこれず最下位となった。だが、最下位でゴールしたとしても笑顔を崩さず声援に応えていたこと、足腰が丈夫だという事、あっちの世界のウララも100戦以上出走をし勝つ事はできなかったが一度も怪我をしたことがない。彼女は丈夫で健康な、ウマである。
ウララ「はぁ……はぁ……最後だったけどたのしかった~!(でも、何で速く走れないんだろう?あんなにがんばって練習してるのに……)」
佐竹「やっぱり、走り方に問題があるなぁ。砂を蹴る際に足が外側に逃げてるから本来の走りは出来ない、でもそれを直せたらウララの丈夫でパワーのある脚でバ体が小さいとしても、外から上がれる位の足だと思うんだよなぁ」
その後は、他のトレーナーは各々ウマ娘にスカウトしていくのだが、ウララには誰もスカウトしなかった。そんな事は関係なく、俺はウララに歩みを進めた。
佐竹「君が、ウララちゃんでいいのかな?」
ウララ「ん?ウララでいいよ!どうしたの、トレーナー?」
佐竹「君をスカウトしたい。」
ウララ「えぇー!?何で、どうしてウララなの?」
佐竹「ウララには、他のウマ娘より力のあるレースが出来ると思ったから」
ウララ「ウララ速くなれる!?」
佐竹「ダートのGⅠは絶対取れる!」
ウララ「わーい!じゃあ、これから、ウララのトレーナーだね!よろしくね、トレーナー!」
佐竹「少しだけ、証明するためにタイムを計ってみよう」
ウララ「もう一回走るの?やったー!」
佐竹「じゃあ、練習場に行こう」
練習場に着き、先ずウララ足を蹴る際の外向きを直し腕の振り方などを直しタイムを計ったら……。
ウララ「やったー!トレーナーすごい!タイム縮んだよー!」
佐竹「すごいなぁ、直しただけなのに練習で走ったら重賞なんかすぐ取れるぞ!」
ウララ「ほんとう?ありがとう!トレーナー!」
佐竹「ははっ(ウララ裏表が、尚更ないから言葉が出るんだろなぁ可愛い)」
ウララ「ねぇねぇ、トレーナーこれからどうするの?」
佐竹「う~ん……先ずはウララの名前を覚えてもらう為にファンを増やしていこう」
ウララ「ファンを増やす?人気になればいいの?」
佐竹「そうだね、ファン数が増えていったら他の重賞レースを走って最終的に、冬のチャンピオンズカップに挑戦してみよう!」
ウララ「うん!トレーナーが決めたレースだもん!全部一着とっちゃうよー!」
佐竹「よおーし!その意気だ!(ウララの調子もいいし、これなら大丈夫だな。あっちの世界のウララは練習はするものの、二回以降の練習をやろうとしないウマだったから心配だったけど、さっき練習何回かしてた時はそんな事なかったから大丈夫そうだけど何でだろう?)」
そして担当が、二人になったという事で明日からの予定でタイキとウララで合同練習すという事になり今日は、帰ろうと思った時見られている気がしたので、見渡したら……。
?「君でしょ?最近たづなさんと理事長に気に入られてる、トレーナーって?」
佐竹「君は?」
シービー「アタシ?アタシは、ミスターシービー」
ウマ娘の中で一番ミスターシービー大好きなんだよな~。
早く実装してくれぇ。