坂田銀時の姉弟子になって鬼兵隊でドタバタする話 作:アルトリア・ブラック(Main)
とはいえ、かつて自分がしたことはテロリストだし、現在進行形で指名手配犯だから真選組に捕まる気は毛頭ない。
イメージは呪術廻戦の家入硝子です。
ー鬼兵隊ー
「なんか…暇だから地球行っていい?」
「問題しか起こさないからダメでござる」
「ッチ」
そう舌打ちすると万斉が『女性が舌打ちなんてガラ悪いでござる』と言う。
「ヤク(#煙管のこと)が足りねぇ…」
「……なんでそんなイライラしてるでござるか」
二人で鬼兵隊内部を歩いていると…
「知っているか、地球の鳳仙が倒れたらしいぜ」
「確か倒したのは白夜叉だって聞いたな」
「………!」
↑閃いた久坂
ー地球ー
「地球の飯ウマ」
「…あの、万斉先輩から怒られるンスけど…」
また子が辺りを見渡しながら言う
地球の吉原からそう遠くないところで甘味処に寄っていた
「現在進行形で探してるかもねぇ〜もきゅもきゅ」
↑饅頭を食べながら話す
二人で街を歩きながら観光していると…
「…というか、久坂先輩はなんでこうも地球に観光で来るんすか?仕事でもよく来るのに、こう、仕事じゃない時の方が楽しそうというか」
「理由は簡単、仕事の時より自由だから!」
ドヤァ!という久坂に『あ、そうすか』と返す
「それに一度は行って見たかった吉原!!」
「…久坂先輩って女っすよね?」
今はこう解放されているが、今も昔も男は寄り付くが女は寄り付きない場所だ、
まぁ、男の客を楽しませるためにあるような場所だ。
また子はそういうところが嫌いで近寄りたくなかった。
「いやぁ、吉原ってさぞやべっぴんがいるんだろうなぁと思ってワクワクしたなぁ」
「なんかすっごい男っぽいこと言ってますけど、久坂先輩ー?」
二人は吉原に入り、歩きながら昔話をする。
「攘夷時代、野郎どもが我先にと行って競い合いしてたから気になって男装して入ったんだわ、そうしたらすっごい楽しかった」
「……なんか久坂先輩って時々、本気で男子の遊びに乗っかる女子って感じして心配になるっす。万斉先輩が過保護なのもなんとなくわかったっす、ていうか、攘夷時代男どもの中に女性一人で無事だったんすか?」
「そりゃ、長い戦の中、発情期を迎えるバカはいたけど、全力で交わして良い夢見せてあげたよ」
「…なんか微妙にツッコミづらいボケかましてくるの勘弁してほしいっすけど…」
そうこう話していると、久坂の足が止まる。
「久坂先輩?」
「よし、この店寄るよ」
「またっすか?」
「母ちゃん、お客さん来たよ!」
晴太の声に『分かったよ』と返してお茶を淹れる
「お待ちどうさま」
「ほら来たっすよ久坂先輩」
「んぇ?あ、来た」
吉原の景色を見ていた気怠げな女性が後輩?からの言葉に答えながら饅頭を頬張っていた。
「うまっ」
「ふふ、そりゃ良かったよ」
美味しそうに食べる女性の腰には刀が指しており、大方"そういう人"なのは分かった。
「先輩、さっきも饅頭食べてなかったすか?太りますよ」
「いいのいいの、どうせ明日から動き回るから栄養補給」
「なんか前も同じこと言ってたような気がするんすけど」
相手をしていると…
「げっ…」
聞き覚えのある声が聞こえてきて、そちらを向くと…
「銀さん!」
晴太が銀時のそばに行く
「ん、銀時じゃん」
「し、白夜叉?!」
「じゃんじゃねぇよ、つうか、街でばったり会わねえよう気をつけろって言ったろうが、なんでまたホイホイ歩き回ってんだよ」
「あれ晋助限定じゃなかったっけ?」
「なんでだよ」
日輪は晴太を手招きで呼んで奥に下がる。
「母ちゃん?あの人、銀さんの知り合いかな?」
「そうじゃない?見たところ刀も持ってるし、そういう人だっていうのは分かってたよ」
「え?そういう人?」
晴太は首を傾げる。
「今更テロリスト見てどうこう言う?小太郎の所在地知ってるのに匿ってるじゃん」
「いやいや、アイツとお前らじゃ別ベクトルだからね?」
(…という割には木刀抜かないあたり優しいんだよなぁ)
男と女だからか、あるいは久坂が元々攘夷に関してやる気がないのを知っているから抜かないのか
「また子、先船に戻ってて」
「え?!先輩と白夜叉二人で離れられないっす!」
「万斉がその辺りまで来てるからダイジョーブ!」
「…なんでカタコト」
また子を帰らせると、建物側に久坂、道路側に銀時が移動して来る。
「つうか、お前、攘夷運動とかやる気ねぇのになんで高杉に着いてったわけ?ヅラの方で良くね?」
「いの一番に居なくなった子にどうこう言われたくありませーん」
「…何、まだ怒ってんの」
「別に怒ってないよ〜まぁ、確かに攘夷するほど人に対して恨みはないよ、国を壊すにしてもその後がクソめんどくさいし、整備とか死んでもやりたくないし、壊すだけ壊して放置していいならするけど」
「暴君ここにきわまりだな」
「先生を奪った国に対しての恨みは無論あったけど、それよりも自分に対して怒ってたし、実家はクソだし、普通の社会はもっとクソだし、なら手っ取り早く攘夷志士にでもなって暴れたほうが楽かなと思って」
久坂の言葉に銀時が小さい声で『どんなテロリストよりテロリストしてんじゃん』と言って来る。
二人で話しながら進むと、向こう側から真選組の車が見える。
「?」
銀時に押され、路地に入る。
「あ、旦那〜一人で散歩ですかい?」
「おー、総悟郎くんじゃん」
「総悟でさァ」
「旦那、ここら辺に攘夷志士の久坂が現れたって報告があったんですけど知りません?」
「え?アイツ来てるの?」
シラを切る銀時を待っていると車が去って行くのが見えた。
「街でばったり会ったら斬るとか言って、警察に引き渡すのは嫌なんだねぇ、相変わらず男ってめんどくさい生き物だね」
手を振って去って行くと後ろの方からため息が聞こえてくる。
鬼兵隊の仮拠点に戻ると、万斉が激おこで二時間正座で説教された。
その後ろで高杉が煙管を吸いながら空を眺めていた。
「まぁ…また子を連れて行っただけ良しとするでござる」
「さっすが〜」
「美和子?」
「あ、はいごめんなさい」
足が痺れる…と言っていると、また子が手紙を持ってやって来る。
「久坂先輩宛に手紙が来てるっすよ」
そう言われて受け取り、手紙を読むがビリビリに破いて海に投げ捨てる。
「いいのか家族からだろ」
「いいよ、叱りからの家に戻ってこないかの手紙だったし、あんなクソな家に戻るぐらいなら死んだ方がマシ」
「そうか」
「真選組破壊する前にあの家爆破していい?」
「時間の無駄だからやめだ」
「ちぇー」
【久坂美和子の過去】
高杉と同じ名家の出身でお姫様だった。
けど、妾の子で家族が多かった。
『あの家はクソ』らしい。