坂田銀時の姉弟子になって鬼兵隊でドタバタする話   作:アルトリア・ブラック(Main)

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あんまり真選組出てこない…

高杉とまた子と過去回想しかない…ごめんなさい


第5話『救済というものはむやみやたらにするものじゃない』

真選組動乱篇。

 

真選組に伊東鴨太郎が入ることにより発生する問題。

 

まぁ、救済とかいろいろ考えたわけだが、正直に言えばそんなに伊東鴨太郎の事を救いたいなんて思っていない。

 

そもそも、ああいうタイプは鬼兵隊の手助けがあろうがなかろうが関係ないものである。

 

事実、近藤勲が上に立つ事を気に入らず、勝手に謀反をして勝手に処罰されそうな形である。

 

まぁ、真選組の実権を得る為なら、本来自分達が逮捕しなければならないテロリストに手を貸して欲しいと示談するあたり、伊東の命運は尽きていた。

 

「あ〜眠っ」

 

気怠げに屋形船内を歩いていると伊東鴨太郎が高杉のいる部屋に入ったので、隣の部屋に入り、また子と食事をしていた。

 

話し合いが終わったのか、伊東の足音が遠ざかっていく

 

「…久坂先輩。あの伊東、本気で真選組やるつもりなんですかね、確かに計画は上手く行きそうですけど…」

 

「んー、上手くいかないでしょ、あのタイプは」

 

煙管に火を付けてくれるまた子。

 

それを吸いながら足を延ばす

 

「え?無理ならなんで万斉先輩を伊東に付けさせたんですか?」

 

「いやぁ、ずっと私の横にいるのも飽きるだろうと思って、それに楽しいと思うよ今回の仕事は」

 

「…息抜きっすか」

 

「そうそう、それに、伊東みたいなタイプは死ななきゃ治らないバカなんだよ、せーっかく目の前に今まで欲しかった物があったのに気づかないで切り捨てようとしたんだから、死ぬ前に気付いたら幸せってもんじゃないかな」

 

「気づかないまま死んだらどうするんすか?」

 

また子の言葉に『死ぬ間際なんだから気づくんじゃない?一応神童らしいし』と言うと

 

「相変わらずお前は悪役らしいことしてるじゃねぇか」

 

「晋助様!」

 

嬉しそうにまた子が高杉を見る

 

サッと場を譲ると、真ん前に座ってくる

 

「悪役じゃないし、事実だし、晋助だって真正面から『お前は独りだっただけだろ』とか言っても何も返事返してなかったし」

 

「ククク…教えてやらねぇのかぃ」

 

「教える義理なんてないし」

 

こう二人で話している光景を見ると、すっごい悪役って感じがする。

 

「それで、お前は様子見に行くのか」

 

「うん、万斉に何かあれば回収するのは私の役目だし、銀時も出て来るだろうしね」

 

「なんで銀時が出てくると思うんだ」

 

高杉の酒が無くなってるのを見て少し手を伸ばして注ぐ。

 

「前に歌舞伎町を歩き回って来た時に真選組の副長と仲良さげに喧嘩してたから、今回の村魔紗だっけ?その妖刀を土方に掴ませたなら、自然と万事屋を頼るでしょ、銀時は昔から人が良いし」

 

そう言って煙を吐くと、高杉が『いくら人が良いって言ったって警察助ける真似するか?』と聞いてくる

 

「いやぁ、助けると思うよ、だって一度身内判定したら誰がどうでも助けると思うよ」

 

子供の頃を思い出し、酒を飲む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松陽先生を捉えられてから数ヶ月、銀時と自分は桂と高杉と一緒に生活していた。

 

攘夷運動をすると決めた日、前線に出ると言うと銀時達に『後方支援してくれ』と言われた時は全力で嫌がった。

 

「女だから後方で待ってろって?女ナメんじゃないよ白髪」

 

「これは銀髪ですぅ!!」

 

突っかかる銀時を他所に桂が真面目なトーンで『女だからナメてるんじゃなくて、姉弟子を死なせたくないから言ってるんだ』と言ってくる。

 

「お前が弱いなんて言ってねぇ、俊敏力じゃ、こん中の誰より早いのは分かるが、問題はお前が体が弱いから戦場に出した時に何が起こるか分からないから嫌なだけだ」

 

「…明日明後日死ぬような病気じゃないよ、それに、弟弟子達が戦っているのをただ待っているだけなんて嫌だ。反対したって出る」

 

意地でも引かない覚悟で行くと、銀時が派手にため息をつき

 

「コイツ、一回言ったら聞かねえ奴だからな〜足引っ張ったら速攻で前線から退かせるからな!」

 

 

 

 

 

「ふぅ…つっかれた」

 

「久坂は先に風呂入れ」

 

「え?なんで?」

 

「野郎どもと一緒に入りてえのかよ」

 

「まぁ、銀時ぐらいなら良いよ、子供の頃からの付き合いじゃん。裸の付き合い」

 

「誤解を招きかねないこと言わないでくんない!?つうか、女心なさすぎねぇ?!」

 

そう言う銀時に『いやいや、野郎どもの中にいる今、女心とか必要ないでしょ』と返す。

 

戦場に出てから野郎どもの汗の臭さやら、長いこと戦場にいるストレス故に女を抱きたくなるという衝動に駆られるバカがいたのを思い出す。

 

別に襲われる前に男の大事なところを蹴り飛ばせば良いのだが

 

「いいからさっさと入れよ!」

 

「わっ!?」

 

風呂場に押された瞬間に滑りそうになると…

 

「っ!?」

 

銀時が済んでで庇ってくれる。

 

「お〜…ナイスキャッチ!じゃあ入ってくるね〜」

 

そう言って手をひらひらして去って行く姉弟子を見て銀時が『あの愚鈍姉貴が…』と呟くのに気づかず

 

 

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