坂田銀時の姉弟子になって鬼兵隊でドタバタする話   作:アルトリア・ブラック(Main)

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動乱篇があります。



第6話『人が持てる存在なんてたかが知れてる』

真選組動乱篇は真選組と万事屋が出てくるだけで、鬼兵隊は万斉以外チラホラしか出ない回である。

 

それだけじゃつまらないので、参加するためにあの列車に乗る。

 

「最後尾の列車で良かった〜下手したら脱線して橋ごと落ちてたな〜」

 

刀を持って降りると、派手に戦っているのを見て、近くにあった使えそうな車(警察車両)に乗る。

 

「お借りしますよ〜」

 

思いっきりアクセルを全開にして走る。

 

「おー、やってらぁ」

 

車を止めて、戦っている彼らを見る。

 

「副総督?!なんでこんなところに!」

 

部下の一人が聞いてくる。

 

「いやぁ、観察?というか、一応今回のまとめ役みたいなもんだし」

 

煙管に火をつけようとすると、勢いよく燃える。

 

(…前髪焼けた…)

 

前髪を直していると…

 

「鬼兵隊副総督だ!!捕らえろ!!」

 

そう言って走ってくる真選組のモブの皆さま。

 

「いやいや、私に構ってる暇ないだろうに、あっちで君たちの上司が大変な目に遭っているというのに私に構うなんて、ご苦労様」

 

そう言ってまとめて斬ると、向かって来た人間達が一斉に静かになる。

 

「さてと、突き指した万斉を拾いに行きますかぁ」

 

車に乗り込み、発進する。

 

「ん?あぁ、最後の介錯は鬼の副長が取ったの」

 

「お前…」

 

「貴女は…」

 

銀時が気づいた流れで新八くんも気づく、どうやら真選組の面々は気づいていないようだった。

 

「お久〜銀時」

 

車に寄りかかりながら手を振る。

 

「おいおい、鬼兵隊副総督が現地で何やってんだ」

 

「え?部下の回収と経過観察、幸いにも部下は回収したから弟弟子に挨拶に来ようかなと」

 

「やめてくんない?ここ真選組居るんだけど、俺、今真っ白な一般人ですぅ、それと、オタクん所の部下に怪我を負わされたんですけど?慰謝料請求してやろうかぁ?」

 

「テロ組織に?」

 

「うるせぇ、こちとら万年金欠なんじゃい」

 

万斉に斬られたであろう肩を抑えながら言う銀時。

 

新八君は相変わらず警戒しているが、銀時はこっちがやる気がないのが伝わっているのか、全く警戒はしていなかった。

 

まぁ、手負いといえど、主人公補正ゴリゴリの奴に喧嘩なんて売られたくないし、今後の仕事もあるので車に乗り込もうとする。

 

「ま、元気そうで良かったわ」

 

そう言ってドアに手をかけると…

 

「…本気で幕府転覆するつもりなのか?お前ら」

 

シリアス空気で問いかけてくる銀時

 

「んー?私は別に政府がどうなろうと知らないし、知ったことじゃないけど、晋助がやりたいなら一緒にやろうかなって?まぁ、私はむやみやたらな殺戮は嫌いだから、効率よく政府関係者狙うつもりではあるけど」

 

「…それ以外の生き方をお前は知らないだけだろ」

 

マジなトーンで言われ茶化すように笑う。

 

「あらら、紳士〜銀時は優しいなぁ」

 

「茶化すなや!あぁ!!心配したこっちがバカじゃねぇか」

 

その言葉に微笑み、車に乗り込む

 

「ま、ありがとう。心配してくれて」

 

「………」

 

車を発進させると、銀時が頭をかきながら

 

「………やっぱり、アイツを戦場に出すんじゃなかったな…」

 

「銀さん?」

 

小さい声で言った所為か聞き取れず、新八が問い返す。

 

「なんでもねぇよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真選組もある程度落ち着き、伊東鴨太郎を唆した存在が鬼兵隊である事を調べあげた。

 

山崎が河上万斉の手により、瀕死の重傷を負い、退院するのにかなりの時間を要してしまった。

 

「今回の黒幕は鬼兵隊一派で間違いないようですが、鬼兵隊副総督が一枚噛んでいたのは事実です」

 

「あの黒夜叉がか」

 

黒夜叉もとい久坂美和子は過激ではあるものの、滅多に表に出て来ない人物だ。

 

フラフラ歌舞伎町を歩いているときは大体何かを観察している時で、その後には決まって大きな事件がある。

 

「それと…今回の事件の裏で政府要人が死んだという話がありました」

 

真選組の注意を引き付けている間、鬼兵隊は別で動き、政府要人を殺したとのことだった。

 

「それと…田沼意々様が身辺警護の強化を求めて来てます」

 

「見廻組にでも任せればいいだろうが…なんでウチなんだよ…」

 

「……それが、見廻組は信用ならないから真選組にだそうです」

 

田沼意々は幕府老中にして官僚クラスの人間だ。

 

当然警備は見廻組が担当する予定だったのだが、突然、真選組に回って来たのだ。

 

「それで…その田沼意々様の事なのですが…」

 

田沼意々の子供が全員病気や不慮の事故で亡くなったのだ。

 

「久坂美和子が田沼意々の娘という噂がありまして…田沼様がそれを否定してるんですが…どうにも黒い噂しかなく…」

 

幕府老中と久坂美和子が繋がっていたらめんどくさい事他ならない。

 

「引き続き調査しろ」

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「子供がいなくなったから嫁入り道具として戻って来いなんて気持ちの悪い」

 

久坂は斬り殺した老中の遺体を投げる。

 

「ほんとすね、何百年前の話してるんだって話っすよね」

 

弾を込め直すまた子

 

絶縁したはずの親から届いた手紙の内容を思い出し嫌な顔をする。

 

数年前に母を道具のように使い潰して、吉原に売ろうとした人間のクズ。

 

「ま、あそこに戻れば幕府の情報も掴みやすいだろうけど、戻るぐらいなら腹かっさばいた方が良いわ、それに、あのクズとはその内会うだろうし」

 

「殺意高いっすね」

 

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