ラストオリジン・コロニアルマリーンズ:Re 作:Bradford
UASエンデバー艦内、第2上部通路
「…」
パルスライフルを右手に持ち、左手のモーショントラッカーを見つめる。
「…」
トン、トン、トンとモーショントラッカー特有の探知音が何もない通路に鳴り響く。
「…チッ…本当に何も無いのか…」
モーショントラッカーの探知音と一人の呟きだけが響く。
―UASエンデバー艦内、車両搬入口―
「凄く大きいんですね…」
「これで揚陸艦とかおかしいでしょ…」
「とにかく、生きている人間はすぐ近くみたいです」
「なら早く見つけて帰ろ」
「そうですね」
UASエンデバー艦内、第2下部通路
「…ん?」
モーショントラッカーが反応する。
「なんだ…?まさかまだゼノモーフが…?」
モーショントラッカーは動くものなら何であれ探知する。機械でもだ。
「…」カシャン!
パルスライフルのコッキングレバーを引き、ヘッドマウントサイトのアイピースを右目につける。
「…ふぅ…落ち着け海兵。今まで通りだ、どうってことない」
そう自分に言い聞かせる。
「…」
ドアに近づく。
「…」カチッ
ドアの強制解放ボタンを押す。
「…」サッ!
パルスライフルをすぐに構える。
「う、撃たないでください!」
そこには軍艦の中という場所には似合わない格好をした女性2人がそこにいた。
―数分前―
「この船の中複雑すぎでしょ…同じ景色ばかりじゃん…」
「文句を言うのはやめてください。仕方ないでしょう…」
「やっぱりそう簡単には見つからないのかなぁ…」
プシュー
「「!?」」
目の前を見るとそこには海兵隊の装備をきた人間がいた。
「う、撃ないでください!」
「なんだ…ある意味安心したな…」
「それで?…どうしてこんなところにバイオロイドがいる?」
「単刀直入に言いますと…あなたが今現在生きている最後の人間なんです」
「…それは本当なんだな?」
「はい、本当です」
「ハァ…これは悪夢じゃないのか…」
「とにかく貴方には我々についてきてもらいます」
「どうしてだ?」
「貴方に我々バイオロイドの指揮を取っていただきたいのです」
「それでここに来たと…とりあえず、ここを出る事を最優先にするべきだな、ついてきてくれ」
「解りました」
UASエンデバー艦内、第1下部通路、エアロック付近
「エアロックこの近くにあるはず…」
「エアロックに行ってどうするのさ?」
「そこから出る」
「ふーん…」
「あ、多分これじゃないですか?」
「ああ、取り敢えずイオントーチを…」
イオントーチを取り出し、エアロック付いている箱型部品を切断する
ジーー…。
カラン!
蓋が外れる。
蓋の外れた箱には、ボタンがついていた。
「…」ポチッ
ガチャン!と音を立て、ドアが開く。
「行くぞ」
「わかりました」
「了解」
エアロックに入り、ドアが開くまで待つ。
ガシャン!
ドアが開く。
「…」
外に出ると…
そこには苔のようなものが生えた航空機や戦車、劣化した車や建物に生えた草、木の生い茂った世界が広がっていた。
「なるほどね…」
私は過去に仲間が言った言葉を放った。
「諸君、地球にようこそ」