「それじゃ僕が指揮をとる事になりますがよろしいでしょうか」
「私は異議なし」
「私もです」
とりあえずランクが高いと言う事で。
僕がリーダー。
「さて、今回のゲームは普通と違いますね」
「やっぱり?」
「自分もクラスマッチやエンカウント、クランバトルも経験あるので。今回は不思議だなと」
殺人はペナルティだからな。
ちょっと不自然。
「ショップに銃とかありましたけど…………どう思います?」
「ペナルティを無視する場面があるかもしれない…………って事かしら」
「脅しOKなのね…………」
「多分ポイントに余裕があればkillがOKって事でしょうか」
そこんとこどんなシステムなんだろ。
「はい、それで話聞いてください。自分前回イベントに参加してクリアチームと共に戦ったんです」
「!」
「それであのデスストーカーって女は特権ゲットしました」
「特権?」
「ええ、ゲームマスターにお願い出来る範囲でらしいですけど」
とりあえず何を頼むか考えておこう。
「確かカネヒラって奴は保険のシステムを作って貰ったって話です」
「特権って…………手がかりはあるのかしら?」
多分このプレートにあると思う。
「あ、やっぱりあった」
干支かな? 猪、鼠、蛇のマーク。
ちょっと探し…………あったよ!
「なんか見つけたんですけど」
「これは…………」
「まさかQRコード?」
三つのプレートの側面にQRコードの一部分を発見。
これが特権へのヒントか?
「さて、これ見つけたってことはウチらは1番クリアに近いって事よね?」
「ですね。ゲームを終わらせてPt稼いで無駄に死ぬのを止めましょ」
まずはプレートを集めよう。
「それで大事な質問。カジノにも得意不得意ありますので二人の得意なゲームは? 自分はルーレット、ポーカー、ブラックジャックです」
「私はポーカーかしら」
「私の異能は…………カジノ向きじゃないわ」
あら、果林さんの異能はバトルタイプか?
「私は
「あ、
この異能ってのもシンプルだし。
ゼロ距離なら握力で握り潰すって事も可能だ。
「異能を言っちゃっていいの?」
「やっぱり不味かったかしら?」
「だけど取っ組み合いになるかもしれないわ。誰か掴みかかってきたらお願い」
「分かったわ」
何があるかわからんから注意が必要だ。
「んで…………あの端末? あれで対戦をマッチングするって事?」
あ、置いてあった。
ちょっと弄ってみよ。
えっとこうして…………マッチングの説明とか書いてある。
全ゲーム共に5回勝負で点数や勝ち数が高い方が勝利だそうだ。
「ルーレット、ポーカー、ブラックジャック対戦希望っと」
とりあえず様子を見るのも手だな。
まあ、まずやってみよう。
ピコン
あるぇ? 対戦マッチング完了だって?
早いな。
「ルーレットに挑んできましたよ」
★
さ、それでカジノ室ルーレット場。
「さ、じゃ僕がやります」
「頑張って下さい」
「頑張ってー」
えっと、ふじ組だっけ?
「【エイス】のメタルグレイモン!!」
「あれ? やっぱり有名なのね…………」
僕も有名になりましたねぇ。
「あ、自動のルーレットなんですね」
「言葉で両者賭けたら自動でスタートするらしいわよ?」
「なる」
すげっ! AIの自動円卓って事か。
「んじゃやってみよう。1~12で」
「よし……それじゃ13~24」
ゴロン
あ、球が出てきたよ。
んでゴロゴロ転がる。
さ、この組は念動系でも持ってるのか? くちなわ会が来てたらルーレットは終わってたな。
ゴト
よし、3。
僕の勝ち。
コイツはカモか?
「次、僕は123の三目で賭けます」
「25~36で!」
ガタン
球が転がる。
ゴト
よし、2だ。
また勝ったのら。
「次、456の三目で」
「13~24!」
ゴト
5。
また僕の勝ちぃ。
やった。
やっぱり念動力の奴は居ない。
こうして僕のチームは勝利するのであった。
…………ん? 反則負けにならないんだ。
★
「それにしてもメタルグレイモンさん凄いわね」
「まあ、イカサマ出来る異能なんで助かりましたよ」
「へ、イカサマ?」
「気づいてないんですか?!」
普通に五連勝なんて出来るわけねえだろ!
この子ギャンブル向いてなくね?
「やっぱりイカサマしてたのね」
「リブラさん……まさか汚いとか言いませんよね?」
「言わないわ。異能を使用禁止とは無いし」
話わっかるー。
この姉ちゃんもDゲームに浸かってるな。
「んで…………牛のプレートですよね?」
「干支ね」
「鼠のプレートと組ませると……あ、QRコードはまだ完成しませんね」
一応繋がるようだ。
何が出るんだろうか?
ピコン
あ、また対戦希望だ。
「またルーレットですか」
「念動力系がいなければ良いですけど」
案外戦闘タイプの異能使いには難しかったりして。