夜7時。
「とりあえず休憩にしときますか?」
「そうね」
「えっと鼠・牛・兎・蛇・猿・犬・猪ね」
僕らは負け無しで連勝。
合計7枚のプレートだ。
3日間あるんだから…………そこまで焦る必要は無いか?
いや、急いだ方がいいか?
10枚奪ったらマッチングを取り消して雲隠れするチームもいるかも。
だけど10枚以上欲しい奴はもしかしたらイベントの特権に気づいているかもしれん。
「私らはランキング2位みたいよ」
「本当だ……1位はたんぽぽ組って所か」
んと、ここは8個か。
ちょっとチームのメンツ見てみよ。
たんぽぽ組 8
A4 ヨドガワ チョウジロウ
C2 アンデルセン
D1 イギオン
「あ、このヨドガワチョウジロウってのはAランカーだったけ」
「このアンデルセンってのは関東でしたね。よくクラスマッチで名前を見かけます」
うわ、Aランカーいるのかよ。
…………でもコイツ役に立つのか? Aランカーだったら戦闘タイプだし。
「戦績も乗ってる…………」
えっとなになに? ポーカーとルーレットか。
多分なんかのトリックがあると思う。
他の二人も要注意かもしれない。
「とりあえず食事にしません?」
「そうね。夕食って何処で食べるのかしら」
「ショップに夕食を注文出来るみたい」
「部屋で食べるのいいですね」
なんかスゲーな運営。
んで…………和食洋食中華と選択肢がある。
本当に豪華客船だなコラ!
んで3人前は1pt払う。
金とるんだな。
だけど1人3万程だし豪華だといいな。
「それで何にします? 自分払いますよ」
「和食かしら」
「私もそれで」
「じゃ僕も…………はい、オーダー」ポチ
と、言っても一瞬では出てこないようだ。
「ペコペコね」
「待つのもあれですし、なんか話題とかありませんか?」
「ん〜メタルグレイモンさんの【エイス】ってどんなクランなの?」
「「…………」」
沈黙って事だとリブラさんは知ってるようだ。
「簡単に言えば半グレみたいなのですね。バンピーは関わり会いにならない方がいいかと」
「ええ、凶暴性が高いって聞くわ。そっちのリーダーの王ってのは殺し好きのサイコ野郎よ」
「確かに人体切断ショーとかノリノリでやってますし」
「…………」ドンビキ
まあ、一般人には言う話題じゃない。
「だけど派手に喧嘩売らない限り人体切断ショーはしませんので御安心を」
「確か闇金とか強盗してるって聞いたわね」
「ええ、違う界隈の人から崇められてるって話です」
まあ社会貢献しないとな。
やりたいようにやり過ぎたからカナメきゅんにやられたんだし。
味方も作っておこう。
シュン
あ、出てきた。
「これ寿司…………」
「あ、本当ですね」
「大層にお茶のポットもあるわ」
寿司が出てきたよ!
しかも見たところ3人前だけど質が良さそう!
よし、頂こう。
「ん、これ高級寿司ですね」
「わかるの?」
「一応は」
前世で高級寿司店に行った事があるのだ。
なので味はわかる。
「多分高級料理人をマインドコントロールしてますね。それで注文させて転移してるって事でしょうか?」
スゲーな運営。
異世界同士の転移とかも出来るし。
異能で大金持ちになれるのが納得。
「メタルグレイモンさん? 私の少し食べます?」
「食べます。僕の異能って気力使うんで助かります」
「気力使うの?」
「ええ、まあ。精神力って言った方が早いですね」
一応異能のトレーニングは欠かせない。
それで多少は鍛えてる。
「何人かに聞きましたけど物質に干渉する異能は精神力の減りが多いですね。筋力強化や感覚系の異能はそこまで疲れない見たいですけも」
「へぇ〜」
僕が実験してるし。
サンプルがクランにいるから。
「でも異能ってのは鍛えられるので使えば使うほど強力になります。なので訓練はした方がいいですよ?」
「そうなの?」
「ええ、クランの人間にやらせてみたら向上しましたし」
実際
オージとかも集中しなくとも異能発動したし理論的には可だ。
「ふぅ、美味しかったわね」
「それで? 夜はどうするのかしら?」
「方針的には…………交代で寝ようかなと」
「どうして?」
まあ、そりゃ。
ルール上だし。
「盗みもOKって事です。ルールには記載されませんし…………壁抜けや透明化の異能も見た事あるんで有り得ると思いますよ」
「なるほど…………」
…………あ、いのりんは参加してるのかな?
くちなわ会は?
ちょっと調べよ。
んで8時まで行い…………羊のプレートを手に入れ、たんぽぽ組と同率になる。
それで今日は切り上げ、二交替で6時間づつ行う事になった。