子丑寅卯 巳 羊猿 犬亥。
さーて、自室に戻ってきたぜ。
「さて、組み合わせてみましょっか」
「子丑寅卯で何があるか…………」
組み合わせてみたらQRコード発見。
あ、QRコードを読み取るのってどうするんだろ。
「私そう言うアプリ入れてるから」
「果林さんサンキュ」
んでアプリ起動する。
なんて書いてある?
「〈34/75〉って書いてあるわ」
「どんな意味でしょう?」
「確か前のイベントじゃ場所に特権がある感じでしたね」
「隠し場所の在り処って事ね」
さぁて。
どんな所に隠れてるんだろうね特権。
さ、残りは3つ。
辰 鳥 馬だ。
「んじゃ待ちは止めて攻めに回りましょ」
「んでターゲットは…………よかった。最後の1個とかじゃなくて」
「やっぱり……脱落したチームとかいるの?」
「いる…………みたいですね」
「…………」
実は落ちたチームも何組かいるのだ。
全部無くなるとゲームオーバーだ。
■
「はい、全プレートゲット」
「いえーい」
それにしてもリブラさんってどんな異能なんだろ。
「それで。どんなのが出たの?」
「えっと子からの4つが今さっきの〈34/75〉。辰からのが〈26/50〉猿からのが〈312/360〉って」
「思いつかないですね。ピンと来ないと言うか」
何の事を示してるんだ?
わかんねぇ。
「考えてみても埒が開かないわ」
「…………んーお腹空いてきたんでお昼どうです?」
「確かにもう1時過ぎたし」
あ、本当だ。
豪華客船って時間が流れるの早いねぇ。
「何頼みます?」
「中華が気になるわ」
「あ、私も」
「自分もです」
よし、それじゃ注文っと。
ってか何が出ててくるんだ?
まあいいか雑談しよ。
「果林さんって普段何やってるんですか?」
「普通の高校生よ…………昨日一昨日まではね」
まあ僕と一緒だな。
「背が高いですけど何年ですか?」
「高一よ」
「あ、同じだ」
「…………」
あれれタメだった?
…………高3になったらラブライブ原作開始だし、二年後にもこのダーウィンズゲームも原作だ。
なんなんだこの一致は。
「リブラさんの方は? なんかやってるんです?」
「都内の大学生よ。家が金持ちだけど」
なんか大企業の令嬢とか?
確かに三つ編み眼鏡だけど動作に品があるような。
「でもこのDゲームを始めたら大金動くからなー」
「そうよね。お金にはめちゃくちゃ慣れたわ」
「Dゲームで賭博とかあったら儲かるかもしれませんね」
「…………」
ん、なんか考え込んだぞ。
まさか本気で考えてら?
「まあ、クリア出来て特権取れたらの話ですけどね」
「そうね…………」
まさか…………テミスみたいな事考えてるんじゃ無いだろうな。
まあみんな同じ様な事考えるだろうけど。
シュン
あ、来た。
「ってラーメンね」
「餃子とチャーハンも付いてる」
「あ、お水もありますね…………」
まさかのラーメンセット!
「とりあえず頂きます」
ズズズ
「あ、美味しい」
「これ高級なラーメンじゃない?」
「あ、チャーハンも美味しい…………」
高級なラーメンって聞いた事無いんですけど。
普通だったら1000円前後だし。
「メタルグレイモンさん。餃子食べていいわよ」
「やっぱり匂いとか気になります?」
「まあ…………」
女性ってそんなもんなんだね。
「りんごジュースで匂い消ししてますし」
「あれ、自販機あったの?」
「すみっコにありましたよ」
「そうなの? ちょっとミネラルウォーター欲しかったのよ」
「あ、私も小銭持ってきたし行くわ」
ラーメンは美味しかった。
■
って事で…………飲み物を買いに行くついでにデッキを回る事に。
レストランもですけど結構な設備あるね。
「なんかプールとかシアターとかたくさんありますね」
「出来ればDゲーム関係で来たく無かったわ」
僕も思いますよ。
「あ、ミネラルウォーターあったわ」
「んじゃ僕もお茶とりんごジュース買いますか」
2つともお口を綺麗にしてくれるのだ。
「………………」
「ん、どうしたんです?」
「いや、なんでもありませんわ」
「?」
リブラさんは何を見てんのよ?
「部屋に戻りましょ」
★
で、夜。
「とりあえず特権の場所が分かったわ」
「マジですか!」
え、リブラさんもうわかったの!?
僕ちん全然わかんにーい。
「それで特権の場所って?」
「今から行くわよ」
やっぱり色んなチームが動かなそうな夜を狙うか。
その方が邪魔とか入らなそうだし。
ズブブブ
ん!?
はぁ!? 壁から人が出てきただと!!
「きゃ!?」
「おっと動くな。この女がどうなってもいいのか?」
な、果林さんを人質に!!
しまった…………12枚持ってたから監視されてたのかよ!! うっかりしすぎた!
「おい、なんだお前は!」
「ああ、喋らなくていい。特権とやらの場所に案内しな」