王さんに連れられ無理矢理クランに入る事になった。
断ろうとしても命助けてくれたし、どさくさに抜けようとしたシンジ君に脅しで切断とか使ってるし断りにくい。
しかし、二人しかクランメンバーいなかったらしく、僕は古参って事になる。
多少口出ししても問題無い。
一応コンサルタントの本を見たと伝える。
経営方針を聞こう。
「それで? どんなクランにするんですか?」
「んー最強クランかな?」
アバウト!
最強クランって思春期じゃないんだから。
「と、言うなら組織力高めた方がいいですね。戦闘班とか情報班、支援班とか。異能に寄って向き不向きあるし」
「確かに……ロジックとかあるよなぁ」
後方支援は戦略よりも大事。
補給線を断ち切るのも策の一つ。
「それなんで城を作る事も1つの案かなっと」
「城?」
「クラン戦になるかもしれないんで。籠城して窓から狙撃やタイムアップも手かと」
「面白そうだなぁ」
そうなると挟み撃ちに友好クランも欲しいかもしれん。
ポイントが貯まったら城を考えておこう。
地下道を掘って安全策を作るってのも。
「って事で欲しいのは人材、資金、名声ってとこですね」
「名声を?」
「名前を聞くと震え上がるくらいが最強クランかなと」
「なるほどぉ。泣く子も黙るエイスか……いいねぇ」
そこは別に原作とこ変わらんでいいだろ。
ぶっちゃけ……ダンジョウ拳闘クラブやくちなわ会も、泣く子とか黙りそうだし。
「で? 資金はどうしようか?」
「まだ先になりますが半グレっぽくみかじめ料とか? 一応ヘルプ見ましたけど表にこのゲームばらさない限りアカウントは大丈夫ですし。多少の犯罪はOKじゃないですか?」
「お、強盗とかやるのぉ?」
「いや、誘拐もやろうかなと。怨み買わない程度に」
「誘拐したら怨み買うでしょ」
まあ待遇にはよるでしょ?
「プレイヤーの仲間や家族を誘拐して監禁するけど良い扱いだとか。全体の1.2割しか取らないとか………全部取らないんだからすんなり要求通ると思いますよ」
「それだと情報班の力か必要だなぁ」
「ええ、異能や武装も知ったり家族構成の事を知るも大事ですから」
確かギョクトがそれでクランが作れなかったとか言ってような。
「んで、今さっきの強盗もやろうかなと」
「お、ノリいいね〜!」
「でも人を選ぼうかなと。オレオレ詐欺や闇金融とかを襲った方がいいのでは? あと麻薬とか扱ってる反社とか」
「あーいいかも。結構耳に入ってくる…………凄い儲かるって話」
フゥッ、ターゲットがたくさんいるね。
「どうしようも無い奴を養殖にして殺したり、王さんの人体切断ショーに参加させて動画投稿したり」
「何それ面白そう」
「多少の社会貢献はした方がいいかなと」
どうせ何かやってれば恨まれるんだし、どうしようも無い人間に恨まれた方がいいだろ。
「それで人材はどうします?」
「俺様は来るもの拒まずかな? あと命かけられるっての」
そー言えば仲間死んでても狼狽えて無かったな。
誓約書とか書かせてた方がいいか?
弁護士とかは駄目そうだと思うけど。
ついでに弁護士とか知り合いにいた方がいいかも。
「さてと、んじゃ強盗しにいくか」
「へーい」
「マジ行くんすか!?」
「行くよ〜シンジ君。あっちのビルでやばい闇金融やってるらしいよ。トイチとか普通にやってるって」
すぐ近くにあるのかよっ!
一応能力で顔変えよ。
「ビビってんのか?」
「ビビっませんよ最高ですよ」
「よし、行こっか」
ヒャッハーカチコミだ!
「ん? それでコウ君ってどんな異能……って俺の顔!?」
「すんません。どんなのがいいか迷ってて…………」
「も〜俺の顔があったからビックリだよぉ〜」
「無難にアンパンマンの顔にしよ」
「あ、すげ〜」
マジさーませんね。
強盗っぽい顔だったからさ。
こうして僕らは闇金融にカチコミを掛け、武器や道具を買う潤沢な資金を手に入れるのだった。
後日聞く話だと闇金の方はマジでトイチ以上だったので、色んな人から潰れてよかったとか話が多かったとか。
一応設定としては、王に要求が通ったのはオリ主が優秀なので機嫌を取っといた方がいいと直感を感じたからです。
オリ主、実際の王よりも強いです。