「さて、結構別れたな」
考えてみれば20人しか生き残れない。
だったら即席チームを組んで戦うのが上手い考え方だろう。
んで五時間後、三チームに別れた。
三つチームとも10人前後。
勝ったらまたロワイヤルするのかな?
「で、今残りが35人か」
残りの僕含めた5人程は何を考えてる?
震えてるか………それともイベントの謎を解いてるとか? それとも乱戦に漁夫の利を狙ってるとか。
一応はぐれていて………指輪持ってるのにって奴に突撃してみるか? 危険だけど。
2つの反応だ。
さて、一人は東の方にいるみたいだな。
レッツゴー。
■
「…………」
「…………」
コイツとは初対面だ。
でもコイツの顔を知っている。
「何か用か?」
前髪垂らした男。
ギョクトサクジ。
そー言えばイベント経験してたとか言ってたな。
「ええ、実は取引したいんですが?」
「何をだ?」
「指輪、交換しませんか?」
「?」
ハテナって事は多分このイベントのギミックに気づいてないだろ。
ちなみにスクリーンショットで全部の指輪の記録はしている。
「実は殺した人間の声が聞こえるような気がして………怖いんです」
「断る」
「え! 交換ですよ? 別に損してませんよね?」
「お前、【エイス】のメタルグレイモンだろ? バレてないと思ったか?」
「………」
クソ、バレていたか。
つーかもう【エイス】は有名になっているな。
「殺人経験者だろうしもう慣れているだろ。マシな嘘つけ」
「やっぱりバレますか」
やっぱりランキング二位は半端ないな。
まあ僕は勝てるんですけどね。
「それで、指輪を交換する理由を知りたい」
「教えると思うんですか?」
「そっちも消耗したくないだろ………死にそうになったら指輪壊すぞ」
「OK分かりました。教えますんで交換する……でいいですか?」
「ディールだ」
んで教える。
今頃分かったような顔してる。
「……って事です」
「なるほど盲点だったな」
多分奪う事に集中してて小さいQRコードには気づかないだろう。
シブヤ宝探しでもレインも後から気づいてたし、他のプレイヤーも気づいて無さそうだったし案外見ないか。
「なあ、イベント中組まないか?」
「僕が信用出来ます? 嘘吐いたりしてますが?」
「こっちには利がありそうなんでな」
「まあ確かに? 強いのが隣に居たらいいですけど」
「【エイス】に借りを作らせるのもいいかもなってな」
「一応、王さんに助けられたと言っておきます」
まあ、確かに先を読むのも大事だよな。
【エイス】は駆け上がりそうだし。
「それで………もう一人に会いに行くか?」
「ええ、あっと………デスストーカーって女?」
「聞いた事あるぞ。姿を表さない女だって話だ。B4クラスだそうだ」
「僕もB4」
ってかその話どーやって聞くんだ?
情報屋でもいんのか?
■
「って事でここら辺に来ましたけど」
「いないな」
あれ? いない………いやいる。
「おい! 三秒待つ」
「?」
「20M………その石ら辺! 止まれ!」
「分かった分かった! ストップ!」
ゴスロリの女が出てきた。
中学生位かな?
「よく分かったね………びっくり」
「まあね。多分精神に干渉するタイプでしょう? 自分の姿と指輪の光を見えないようにしてるってとこですか?」
「で? 要件は? 殺しに来た訳じゃないよね?」
「………まあいいです。殺さないんで指輪……見せてくれます?」
「………じゃそっちも見せて?」
あれ? もしかして謎とか分かってる?
「もうQRコード見てみたんだけど。よく分からなくて」
「星のマークのマンホールは?」
「そんなのあったの?」
「探したらありましたよ?」
あ、見てないんだな?
「それで? 見せてくれますよね?」ゴキ
「ねぇ、仲間に入れてくれない?」
「どうする?」
「こっちに得は?」
「素直に見せる。ナイフ持ってるし指輪を傷つければQRコード見えないよね」
「「………」」
「大丈夫、足引っ張っらないように頑張るから。もしどっちか嘘発見器や臆病兎を持ってたら確認どうぞ?」
ナイフ隠し持ってた。
でも………僕の異能で確認出来る。
ナイフは幻覚………だが信用は出来る。
(どうする?)
(悪意はない………です)
(異能か?)
(ええ、まあ)
まあ、秘密だけどな。
「よし、分かった。足引っ張っんなよ」
「うん」