帰ってきました我がy…………、刻雨の家!
「さて、BOSSのコアをどう加工して武器として使おうかな?」
アビスの魔術師みたく、魔法陣を描いて炎元素を操れたりする?
「えーと、こんな感じの模様で、書いてあった文章は…
ex culmine lucis in magno elementorum
だったけ」
今は墨で書いただけだから何も起こらないけれど、これを爆炎樹のコアを粉末にして、鉛筆みたいに固めて書いたとしたら?
アビスの魔術師は神の目を持っていないけど、元素力を扱えるからね。魔法陣を使えば多分できるはず!
そしてそれを紙に書いて持ち運べるのであれば、かなり幅が広がる。これをやってみる価値はある!
でも、コアをまずどうやって粉末にする?できるの?
…取り敢えず、今あるものでやってみよう。
「あるのは、剣、金槌、木槌、後は台所から失敬してきた包丁。結構あるね」
まずは剣から。
ガキン!
傷は…ついてないね。次は金槌か。
ゴン!
ダメか…。
BOSSのコアだからかなぁ。粉々にするのはやっぱ難しいね。
金槌でもダメなら、木槌も無理だろうね…。まあ、物は試しだ。やってみよう!
ゴッ………ボッ
「燃えたぁ⁉︎み、水、水‼︎」
失念してた!木槌……木は草元素だ!…えっと、振り回せば火は消えるかな⁇…って、もう消えてる。
そうか、燃焼反応って、継続時間5秒だもんね。
あ、もしかして、原神の世界の火事は全て5秒で消えるってこと?だとしたらすごい火事の消化が楽だね!そうなると、料理ってどうしてるんだろ。継続的に炎元素を与えてるのかな。
「…って、そうじゃなくて!」
残るは包丁。
料理をする時みたいに、普通に切ってみるか。
ストッ…ストッ…
普通に切れたわ。包丁イズゴッド。
……私の包丁さばきをみよ!キャベツの千切りならぬ、コアの千切りだー‼︎
コアを粉末にして、固めて、なんとかクレヨンみたいにできた!
鉛筆はどうやって木で巻くのかわからなかったし、インクにして筆につけて使おうかとも思ったけれど、それだと持ち運びに不便だし。で、一番楽で簡単なクレヨンにしましたー‼︎
粉々にして少し油に溶かして型に入れて固めるだけ。簡単だね!
さあ、これを紙に書いて…、あれ、起動ってどうすればいいんだ?中に書いてあった文章を読めばいい、のかな。
「……頂点の光に照らされし大いなる要素よ」
ゴオォッ
「ッ⁉︎」
メモ帳くらいの小さい紙に書いたのに、其れなりの炎が出たよ⁉︎
おおきな紙に書いたらどれくらいの炎が出るのかな?やってみよー!
「頂点の光に照らされし大いなる要素よ!」
ごおおおぉぉおおぉ!
うわ、めっちゃ火ぃ出るじゃん。…部屋の物に引火しないかな、大丈夫、だよね。
大丈夫だった。良かった…。
このクレヨンを量産するとして。他のBOSSのドロップ品も取っていきたいな。近いのは無双の岩、ローデシア、エンシェントヴィシャップだね。
無双の岩は、孤雲閣まで行かなきゃならないから無理。風の翼がないと行けないわ。
ローデシア…凍らせれないから難しいな。
ということは、ヴィシャップ君討伐かな。未熟の玉石だっけ。シールドどうする?攻撃食らって結晶反応してもらうか?
…まあ、次はヴィシャップ君を討伐だね!
神の目ないのに元素を扱うのは、テイワットの人もやってます。料理とかにね..….。
2021/11/17編集:未熟の石ではなくて未熟の玉石でした。
主人公にはチートさせる?
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いいぞ!やっちまえ!
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やめろ!チートさせるな!