AC好きは、異世界でナニを為す   作:ヴェルクマイスター

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どうも、ヴェルクマイスターです。
アリーヤ難しすぎる・・・。現時点で6時間制作しているんですが完成には程遠いです。この調子だと、ホワイト・グリントが異常に難しく見えるのは自分だけですかね。


第十一話

 

 マザーから600km離れた場所に存在していた、どこかの勢力の砦が黒い人型魔獣―――首輪付きが搭乗する03-AALIYAHによって壊滅させられた。首輪付きは砦を破壊し終えた後、覇風がいるマザー本拠地へと帰還して、宛てがわれた自室へと自分を閉ざしていた。

 

 

『おい、覇風。・・・・・・大丈夫なのか』

 

 

 マザー内部のとある一室で、機械音の入った聞き慣れた女性ボイスで覇風へと話しかけるセレン・ヘイズ。

 

 

「なんのことだ?」

 

 

 セレンの問いかけに対して、椅子に座っていた覇風は読んでいた本を閉じて、薄く笑みを浮かべてあたかも理解していないような声音で聞き返す。

 

 

『とぼけるなよ。わかっているんだろう?』

 

 

 怒気がすこしばかり入れ混じり、批判していると捉えれる声音でセレンが吐き捨てる。

 

 

「ははっ・・・、もちろんだ。自身は気が付いてないだろうが、あれがあいつの本性だ。まさに首輪付きと言える」

 

 

 薄く笑みを浮かべていた表情を、狂喜の様に口を歪ませ喜んでいる覇風。さらに椅子から体を瞬時に起き上がらせて、体全体で喜びを表していた。端から見ると、この面持ちにこの態勢・・・。まるでマッドな科学者を連想させることが出来る。

 

 

『・・・・・・はぁ。薄々は気が付いていたが、お前はそんな奴だったな。・・・まぁいい、私はそんなお前に付いていくだけだ。反論もしない』

 

 

 この会話を最後にして、覇風は同じく椅子に座り本を読み始める。タイトルは『GとRの鳥の違いを考察してみたよ』と言う表紙が変態的な物だった。著者は『じえー』と記してある。

 一室の中で静寂が支配している中、覇風は自身が読んでいる本に向かって『これは・・・』や『修正が必要だ』等と小声でつぶやいていたのに対して、セレンは一言を発せずに何かを考えている事を思わせるように沈黙していた。

 いくらかの時間が過ぎた時、セレンは突然思いだった感じで覇風に話しかける。もはやAIとは言い切れないほどの思考能力を持っているセレンの考えは、セレン自身にしかわからないはずだ。

 

 

『ホワイト・グリントを借りるぞ』

 

 

 椅子に座り本を読み続けている覇風は、セレンと話す時にかならず行動を止めると言う事をせずに、目線を本にロックオンしたままそっけない態度で返す。

 

 

「ホワイト・グリントは、私とセレンの物だ。許可を取る必要は無い。存分に使ってやってくれ。そのほうが喜ぶだろう」

 

 

 セレンはその返答に反応せず、とある一室の管制システムからホワイト・グリントへと移動して、セレン専用の接続システムを起動する。

 

 

「ふむ。その行動を取るか、セレン。わかっていたことだが、すこし早すぎるな。まぁ、次もACで良いかと考えていたが、少々趣向を変えてみるのも一興か。・・・・・・さて、計画の変更だ」

 

 

 ホワイト・グリントに乗って、OBを噴かしどこかへ飛び立ったセレン。その音は覇風がいる部屋にも十分聞こえていた。

 覇風はセレンがいなくなると手を顎の下へ持ってきて、考える素振りを見せる。そして最後の方では、これまで以上に口を大きく狂気に歪ませると、悪役がしそうな笑い声を上げた。その姿は紛うことなき敵役に見えるが、この物語の主人公は如月 覇風である。どう世界が動くか、わかったのもではない。

 

 

 

◇◇◇◇

 

 

 視点は移り変わって、とある国に映る。

 

 

「なぁ、俺達が召喚されてからもう2年立つよな? なんでまだこんなことしてんだ?」

 

 

 日本人を想像させる、比較的に友達ができやすそうな平たい顔をした青年が、隣りで同じく真剣を縦に振り続ける青年に、話しかける。

 回りには平たい顔をした青年ともう一人の青年以外にも、たくさん同じジャージを着用した人達がそれぞれの得物をもって振り回していた。

 

 

「こんなことって・・・・・・。修行しないと魔王に勝てないじゃん」

 

 

 話を振られた青年は、耳だけを隣りの友人に傾けて真剣を振り続けながら問いを返す。

 

 

「いや、たしかに修行しなきゃだめだけどさ。異世界召喚に付き物のチートがあるんだぜ? それもかなり操れるようになったし。って、そんな事をききたいんじゃなくてよぉー。いくらなんでも遅くね? っていいたんだよぉー」

 

 

 やる気なさげな平たい顔の青年が真剣を縦に振るのに飽きたのか、もう四方八方にめちゃくちゃで大袈裟な、子供のように駄々をこねながら話を続ける。

 

 

「うーん・・・・・・。たしかに遅いとは思うけど、別段平和だから良くない?」

 

 

 駄々を捏ねる友人を尻目に、自身だけは真面目に真剣を振る。

 平たい顔をした青年は、そんな友人に『ばかやろー、ロマンが無いねぇ』と一言だけいって真剣を放り投げてどこかへ行ってしまった。

 

◇◇◇

 

 平たい顔の青年ともう一人の青年がそんなやりとりをしていた頃、同国の上位に値する人達の会議がとある一室にて開催されていた。

 

 

「オリスタん王国が言っていた『ホワイト・グリント』か・・・・・・。しかも密偵からの報告によると、エリューロンの馬鹿から聞いた詳細は古に存在していた『ゴーレム』に似ていたと・・・・・・。俄には信じられないが、これを事実とするならば厄介であるな」

 

 

 とある一室の内部構造は高価な石で作られた机を円の様に描いて、計6人による人間が円を囲んで座っていた。

 そして今発言した人物は、この円の中で一番高級な材質を使ったと思われる椅子に座った王の威厳を余すこと無くまとわせるガタイの良い男。

 

 

「こちらの味方につけるのはいかがかな?」

 

 

「勇者共に退治をさせるのがいいだろう」

 

 

 高級の椅子に座ったガタイの良い男の発言を聞き、周囲にいた5人の人達は、各々の考えをガタイの良い男に主張するが、それらはすべて一蹴される。

 

 

「相手は、古代に存在していた物だ。認めたくはないが、オリスタン王国は嘘を付かない。故にどちらとも現実的ではない」

 

 

 沈痛な面持ちを残しながら、苦々と言葉を吐き出すガタイの良い男。他の5人達は『ならばどうする』と議題を加速させるが、具体的な暗が出なかったため、違う議題へと移ることになった。

 

 

「静まれ。この一件は後回しにする。他に報告がある物は申し出でよ」

 

 

 ガタイの良い男は張りをもたせた声で大きく言うと、ざわざわと騒ぎ喚いていた他の5人は、一瞬にして黙する。

 

 

「王よ。亜龍共の監視用に構築した砦からの定期連絡が入って来ません。いかがしますか?」

 

 

 王と呼ばれたガタイの良い男は、その発言に目を大きく見開かせて驚きを露わにする。回りに座っている偉い地位を持つ男達もその言葉に驚愕したようで、ゴキブリを足で潰したような面持ちに変える。

 

 

「それともう一つあります。・・・・・・勇者共が数ヶ月前から、不満や疑問を抱える者が多くなりました。早急に対処する必要があるでしょう」

 

 

 淡々と述べた男は、一際大きなため息をつく。それに続けて他の5人の男たちは驚愕の表情から平情へと変えて、同じくため息を大きく吐く。

 驚きから始まった重鎮達の会合は、まだまだ終わる気配はない。

 




ゲイブンとレイブンの違い・・・・・。所謂お尻ですね。
じえー・・・・・・。Jさんは一体、ナニを書いているんでしょう・・・。
注意:覇風君はホモではありません。あくまでネタです。
自分は北海道の田舎に住んでいますので、ゴキブリを踏んだ表情は出来ないですし、わからないです。






そろそろ自分のフロム脳を拗らせた兵器を登場させたいですね。
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