AC好きは、異世界でナニを為す   作:ヴェルクマイスター

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ナインボールのテーマソングを聞いていたら、ナインボール・セラフのプラモが作りたく成ったヴェルクマイスターです。でも、高いです。




第十七話

 

 

 セレンによる罵倒を受けてしまった覇風は、嬉しさのあまりにホクホク顔にしながら『これ、・・・いいっ!』と連呼している中、変態めと何度も言葉責めを食らいながら一日が過ぎた。

 日が昇ると前日と同じく、覇風は管制室へと引きこもって『オリジナルプロジェクト』なる物のプログラミングを行っていた。

 『アームズフォート』と言う巨大兵器は本来、代替可能な大規模人数による管理、ハードウェアによる中枢制御によって成り立つ物なのだが、現時点で覇風の本拠地であるマザーには二十数名しかおらず、どうやってアームズフォートを動かすのかは不明としか考えられない。が、しかし、ここには如月 覇風と言う規格外及び、狂っている人物が存在しているため、代替可能な大規模人数等のデメリットは無いに等しい。しかも二十数名の内、大半は人外で『文明が低すぎる』と言う言葉を覇風から言われている。なので地球の科学技術を上回る兵器の操縦は難しいであろう。

 一方、白色のもふもふな首輪付きと全身AMIDA色の装甲を纏うエヴァンジェは、エヴァンジェの部屋でキャイキャイとお話をしているのだが、これは又の機会に話すとする。

 

 

『・・・・・・覇風。お前と言う奴は、何故こうも変なものばかり作るんだ・・・』

 

 

 両の手でキーボードを目に見えない速度で打ち続ける覇風に、空中ディスプレイに映る『イクリプス人型』のプレビューを見たのか、セレンは呆れた声を掛ける。

 

 

「変なものとは何だ、変なものとは。イクリプスの最高傑作だぞ。・・・・・・だが、手元にある素材だけでは不可能なんでな。不本意ではあるが、私の『創造』を用いて生産する」

 

 

 キーボードを叩く手を止めずに飄々淡々と述べて、口を歪ませる覇風。

 セレンはAIなのにため息を吐いてから、『つくづく変態だな・・・』と小さく呟いた。

 

 

「セレンも美しいぞ」

 

 

 セレンの呟きに反応して、優しく語りかけるように口を動かす覇風。だが、その言葉は意味が不明である。予測を立てると、セレンが言った『変態』と言う言葉は覇風にとって褒め言葉であって、そのお返しに『美しい』といったのかもしれない。

 

 

『・・・・・・』

 

 

 こうくるとは知らず、以外な言葉に息を飲むセレン。最初は、皮肉で返されたのかと思案したが、覇風の表情を見るといつにもなく真面目な顔をしていたので言葉に詰まってしまったようだ。

 恥ずかしくなったのか、いたたまれなくなったのかはわからなが、無言で管制室を抜けるセレン。そして首輪付きやエヴァンジェがいる部屋へと向かっていった。

 

 

「本当のことなんだがな・・・・・・。まぁいい、それよりもこの企画を完成させねばならん」

 

 

 覇風以外誰も存在しない管制室で、キザに笑いながら手を休めること無くキーボードを押す。




そろそろ覇風君に、キサラギ力を発揮していただきたいものですね。
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