AC好きは、異世界でナニを為す   作:ヴェルクマイスター

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前話捕捉;『オリジナルプロジェクト・イクリプス人型』 既存アームズフォート「イクリプス」を覇風の脳内で色々と試行錯誤しながら作られた物。セレン曰く、『ヘンなもの』『気持ち悪い』『色々とイケナイ物』らしい。


第十八話

 

 

「皆、急いでっ!!」

 

 

 覇風とセレンの慣れ合い起こった日から二日後、本拠地マザーからあまり近くない場所で、ゲームで言うイベントが発生していた。

 木々が生い茂り、深い森の中から現れれる下半身が蛇の小さな少女。上半身はエヴァンジェと同じく人の形をなしているが全てではない。

 地球でラミアと呼ばれている風体をしている少女が、他のラミアと思わしき人物達が集まっている所へと大声を掛ける。

 他のラミアと思わしき者は真ん中のお起きた焚き火を中心を囲むように集まっていて、負傷している者、すでに息を引き取って横たわっている者、目に生気がない者、等など様々いた。だが、ラミアの少女からの叫び声に似た警告を聞いた瞬間、ぐったりしていた全員が飛び起きて我先と逃げようと足を動かそうとする。

 直後、ラミアの少女が立っている所に上空から一筋の火炎一閃が唸りを上げながら通り過ぎた。他に存在するラミアの一族は、その出来事に一蹴ん呆けて、次第に盛大な悲鳴を上げてあっりたこっちらへと逃げ惑う。

 

 

「グォォォォォォオオオオオオオオオンっ!!」

 

 

 森緑の空には、綺羅びやかな銀色の鱗を無数に付けている一匹の竜が咆哮をあげていた。

 さらに、その後ろには三匹の竜がおり、銀色に輝く鱗が神聖さを醸し出していた。人間的感性で言うのであれば、神々しく美しいその姿はまさに聖竜にふさわしい。

 

 

「じゃ、邪竜だぁぁっ!?」

 

 

 地上からだと、木々が空をほとんど覆い尽くしているので姿全体像は見えないが、邪竜と呼ばれる銀色の鱗をもつ竜の存在感が溢れだしているためか、ラミアの一族の者達にはわかったようだ。

 ラミアの少女が一瞬で焼き殺された後、逃げ惑っているラミア一族の中から『邪竜』と言う単語が発せられると、より一層に激しく手や足を動かして生き残ろうと足掻く。

 

 

「シャミア! ユージン! 速く逃げなきゃっ!」

 

 

 ラミアの一族が決死で逃げている最中、その場に似合わない体を持った人物が二名いた。

 今発言をした者は、下半身が蛇のラミアとは違って人間と同じ二本の腕と二本の足がある。だが、肌と耳だけは違った。肌は黒紫色の褐色で耳は長く、首輪付きが始めて殺した耳が長い者と同じだった。

 

 

「ま、まってお姉ちゃん! シャミアが、シャミアが動けないんだっ」

 

 

 焦りの表情を顔に強張らせて『シャミア』と『ユージン』を呼ぶ褐色の耳長。その言葉に反応して、褐色の耳長と同じ黒紫色の肌と耳がながい(以下ダークエルフと呼称)少女が叫ぶ。

 会話から察するに、『ユージン』と呼ばれるダークエルフが逃げようと言った少女の妹であり、ユージンに介抱されているのがシャミアであることがわかる。

 

 

「フランシスカ、ユージン。わたしの事は、置いていってもいいのよ・・・・・・」

 

 

 地面に横たわり、何故か目を瞑っているシャミアが二人のダークエルフに諭すよう声を掛ける。

 

 

「駄目だよ! シャミアを置いて行くなんて、出来るはずがないっ!?」

 

 

 諦めが籠もった声音でつぶやかれる言葉に、ユージンが怒りに似た励ましを大声でしゃべる。フランシスカと呼ばれた少女も、それに同じく同意の言葉を投げかけて、『諦めるな』と叱咤をした。

 

 

 この時、ラミアの一族+αと邪竜と呼ばれる生命体は気づかない。空を飛行しながら、巨大なナニカが近づいて来ていると言うことに・・・・・・。




次回『イクリプス人型VS竜』です。

本作品では、ユージンは女です。AC4の人物とは別人です。
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