竜と龍の血を継ぎし者~英雄と狩人の証~  モンスターハンター×僕のヒーローアカデミア   作:アママサ二次創作

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第29話 職場体験・2

「お前、さっきからずっと個性使ってんのか?」

 

 電車に乗り込んで隣り合わせに席についてしばらくが立つ。説明が終わった後はミルコは特に何も話すことが無く、2人で並んで座っていた。呼人の方も何か話すべきかと考えたが、職場体験も長いしまあ良いかと本を開いていた。断じて、初対面の相手に話しかけるのが難しいとかそういうわけではない。

 

「俺?」

「お前だよ。なんかやってるだろ? 知ってっか? ヒーロー科でも公共の場での個性の無断使用は禁じられてるんだぜ?」

「外から見るだけで気づかれたのは初めてですよ。何で気付いたんです?」

「お前の方から嫌な気配が強くなったり弱くなったりしてっからな。何やってんだ?」

 

 鋭い目つきで見るミルコに、呼人はしばし沈黙する。笑ってはいるが、呼人のモンスターの勘が強烈な危機感を伝えてくる。それはミルコが意図したものではなく、ただその注意を呼人に注いでいる故のものであった。

 

「俺の個性のことは知ってます?」

「一応見といたぜ。すげえモンスターに変身するんだろ?」

「そうです。ただそのままじゃあ使い切れないから、変身する場所を制限する訓練をしてます。モンスターと言っても体は筋肉とか骨とか、色々組織があるんで。だから外から見てわからない程度に、筋肉とか骨を変化させ続けて制御出来るように練習してる」

「そういうことか。だからずっと嫌な気配がしてんだな」

 

 それならまあほっとくけど、あんまおいたはすんなよ。そう言われて呼人は言われるまでも無いと頷く。呼人が体内でばかり変化させているのは、それであれば一切の記録に残らず処罰も受けようが無いからだ。気付けるのはミルコのように何らかの個性で察知した者だけだろう。

 

「ミルコさんのそれは、兎の危機察知能力か何かですか?」

「兎の勘だ」

「兎に勘なんてあるのか」

「あるに決まってんだろ」

 

 勘というよりは危機察知能力とでも言うべきか、ミルコにはそれが備わっていた。

 

「後お前、せっかく職場体験させてやってんだから聞きたい事あったら聞けよな」

「……初対面の相手とのコミュニケーションに苦しんでるだけです」

「落ち着いてると思ったら人見知りなだけか」

 

 呆れたように言うが、仕方ないといっても許されるはずだ。なにせ高校に入るまでは、名前を知っている相手が神王寺しかいないというレベルで人と関わって来なかったのである。おかげで、堅苦しくない程度に丁寧に話そうとして言葉遣いも落ち着かない。

 

「じゃあいくつか聞きたいことが」

「おう! 何でも聞いてみろ! 私が答えられることならな!」

 

 ミルコの許可を得て、呼人はいくつか思っていた疑問を話す。

 

「その帽子は、耳を隠すためですか?」

「おう! 私は有名人だからな!」

 

 別段人気を広めるような活動はしていないミルコだが、それでもランキングが高く、また女性からも男性からも人気のある見た目をしているため、そのまま街中に出るとその特徴的な耳も相まって騒ぎになる可能性が高い。そのため、私服の時は帽子を被るようにしていた。

 

「やっぱり街中とか歩いていると人に声をかけられたり?」

「まあな、正直めんどくせえけど応援してくれてんなら無碍には出来ねえ」

「なるほど。じゃあもう一つ。ミルコさんは何でヒーローに?」

 

 呼人がそう尋ねると、ミルコは、おっ、と言いたげな顔をする。

 

「聞きてえか?」

「まあ、うん」

「私はな、強え奴と戦ったり話したりすんのが好きなんだよ。だからヒーローになって、悪い奴らをぶっ倒してる」

「思うんだけど」

「うん?」

「強い奴らと戦いたいなら、ヴィランになってヒーローと戦ったほうが楽しんじゃないのか?」

 

 呼人がそう言うと、ミルコの表情が険しくなる。

 

「お前……本気か?」

「別に俺がやりたいわけじゃない。ただ、ヒーローって一体なんなんだろうかっていう疑問がずっと頭の中にある。だから聞いてみたかった。気を悪くしたなら謝ります」

 

 そう答える呼人をミルコは軽く睨んだ後、ため息をつく。

 

「じゃあ良いこと教えてやる。私も戦うのは好きだ。でも好き勝手に他の人間を巻き込んだりはしねえ。それはやっちゃいけない悪いことだ」

「悪いこと、か。なるほど。ありがとうございます」

「お前は何でヒーロー目指してるんだ? 今の言い方じゃあ、別にヒーローにすげえ憧れてるってわけじゃないだろ?」

「……俺が人間社会で生きていこうと思うならヒーローかヴィランになるしか無い。ただヴィランは基本的に他人を傷つける存在だから、なるならヒーローが良いと思った。後はヴィランが基本的に気に入らないってのもあります」

「そういうことだろ。普通やりたいこととかよりも前にヴィランってのは嫌なもんで悪だ。だから私もそっちには絶対行かねえし、お前もヒーローになろうとしてる」

 

 嫌なもの、と呼人は呟く。確かに、ヴィランのやっている事を自分は好きではない。でもそれは、自分だけでなく他の人間にとっても同じことなのだ。そして、だからヴィランになることを選ばない人間は、普通なのである。

 

「お前、今みたいな事もう言うんじゃねえぞ。ヒーローなら良い気はしねえからな」

「……わかった」

 

 そうものわかりよく頷く呼人に、ミルコはため息を隠さない。

 

(ただ強えやつかと思ったら、なんか変なもん抱えてんな。めんどくせえ。けど、ちゃんとしてやらねえと)

 

 戦うのが好きで、世間からは完全武闘派と思われがちなミルコだが、それは普段の彼女自身がそうであるだけで、周囲を気にかけようと思えば出来るのである。ただ普段はめったにそれをしないだけで。

 

「あーあともう一個聞きたいんだけど」

「なんだ?」

「何で俺を指名してくれたんだ? 爆豪とか轟の方が面白そうだろ」

「お前は強いからな! それにまだなんか隠してそうで面白そうだったから指名した。期待してるぜ?」

「……善処します」

 

 呼人の答えに、ミルコは小さく笑う。なんにしろ、面白いことになりそうだ、と。

 

「よし、降りるぞ!」

 

 

******

 

 

「それで、ここに連れてきた、と」

「そうだ! 演習場借りるぞ!」

 

 突然雄英の1年生を連れて尋ねてきたミルコに、リューキュウは呆れた表情でため息をつく。急な話で来るという連絡はあったが、それが職場体験生を連れてくるとは思わなかった。そもそも、例年ミルコが職場体験生を受けていれているという話は聞かず、リューキュウもそれは想定していなかったのだ。

 

「今日は空いてるから構わないけど、1年生があなたと戦って大丈夫なの? ちゃんと手加減しなさいよ」

「わかってるぜ! お前も楽しみにしとけよ! じゃあ借りるな。百りゅ、ノーマン! 20分後に着替えて演習場に集合だぞ!」

「あーい!」

 

 遠くから返ってくるまだ幼さが残る声に、リューキュウは何も起きないようにと静かに願った。

 

 

******

 

 

 ミルコに連れられたやってきたリューキュウ事務所で、呼人は不思議な少女とであった。いや、絡まれていた。

 

「ねえねえ、なんでミルコと一緒に来たの? ミルコのサイドキック? でも雄英の制服来てるよね? なんで? 不思議!」

「えーと、あなたは?」

「私は波動ねじれだよ! 雄英の3年生なの! 知ってた?」

「初めて知りました。雄英高校1年A組百竜呼人です。よろしくおねがいします」

 

 なんでなんで? 不思議! と尋ねてくる少女、いや、先輩に呼人はペコリと頭を下げる。

 

「よろしくね!」

 

 彼女は波動ねじれ。雄英高校の3年生であり、リューキュウ事務所にはインターンシップ制度を利用してやってきている。インターンシップ制度は職場体験とは似て非なるものである。

 職場体験はあくまで体験させてくれるだけで、言ってみればお客様である。一方インターンシップ制度を利用できる生徒は2年制以上、かつヒーロー免許の仮免を持っており、ヒーローとして活動する実力と資格が十分にあるものであり、給料をもらって卒業前からヒーローとして活動し実力を高める、という目的のもとヒーロー事務所で経験を積む制度である。

 

 その制度を使ってトップヒーローのリューキュウの所で活動出来ている彼女は、それだけで実力が相当に高い事を示していた。つまり、彼女に関してはリューキュウが一人のヒーローとして十分以上に活動できると認めているということなのである。

 ただ、おそらくは性格だろうが、様々な事を不思議がってはまるでマシンガンのように相手にぶつけてくる。

 

「ねえねえ――」

「おーい!」

 

 まだ自分の質問に答えていない呼人にねじれは不思議をぶつけようとするが、そこでリューキュウと話していたミルコに呼び出された呼人は、そっちに返事をする。

 

「すいません、呼ばれたので話すのはまたあとで良いですか?」

「うん! 良いよ! でも何でコスチュームに着替えるの? 不思議!」

 

 その勢いに押されながらも呼人は更衣室に案内してもらい、コスチュームに着替えた。

 

 そして、ねじれにコスチュームに関する質問を受けながら地下演習場へと案内してもらった。

 

「何でそんなにポケットが多いの?」

「包帯とかナイフとか入れておきたいものがたくさんあります」

「何でゴーグルがあるのにつけないの?」

「サングラスなのでこの明るさでつけると見づらいです」

「なんで全部革で出来てるの?」

「個性の都合です」

「ねえねえ! どんな個性なの!」

 

 様々な事を質問してくるが、呼人もそれに最低限の回答で対応する。その様子を見たリューキュウは、何かおかしなものを見たかのような顔をしていた。一方いつになく回答がどんどん返ってくることに、ねじれは少しばかり機嫌が良さそうに見える。あくまで彼女と慣れ親しんだリューキュウから見て、という程度で、彼女の天真爛漫な様子は変わらないのだが。

 

「ここが演習場よ」

 

 案内された演習場は地下にあった。

 

  

 ドラグーンヒーロー・リューキュウ。26歳ながら独立して事務所を持ち、トップヒーローに名を連ねるプロヒーロー。その事務所はまだ独立したてのため所属している相棒は少ないが大きな戦果を残している。そして事務所に併設された演習場は、他の大手事務所にも負けない、なんならそれらより広いものとなっている。

 

 なぜなら彼女の個性は、『大きなドラゴンに変身する』という個性だからだ。

 

 その彼女が訓練できる演習場は、当然ながら飛行すら可能な彼女が暴れるのに十分な広さを有していて。だからこそミルコは、呼人をここに連れてきた。ただただ彼を変身させたかったから。

 

「おーい! ヒャクリュー! やるぞ!」

「いやあのまだ何するか聞いてないんだけど。演習するのか? 後俺ヒーロー名はヒャクリューじゃなくてノーマンだから」

「お前がどれぐらい出来るか見てやる! とりあえず変身してみろ」

 

 ワクワクという擬音がつきそうな表情で既に演習場に入っているのは、コスチュームに着替えたミルコだ。呼人から見ると防御力が心配になるコスチュームだが、機動力の高い彼女は必要としないのかもしれない。

 というより、先日色んなヒーローの写真を見て感じたのだがコスチュームを鎧のように扱っている人間はほとんどいないようなのだ。もちろんただ重装甲の金属鎧を着ていれば良いというものではないのはこの世界の科学技術について学んでいるうちに理解したし、特殊繊維で作られたコスチュームであれば相当の防御力を有する。とは言え、ミルコにしろあるいは級友にしろ、体表を露出させるのはいかがなものかという感想が大きい。

 戦う人間としてはヒーローよりもハンターのイメージが強いだけにいささか信じられない呼人だったが、どうやらヒーローのコスチュームとはそういうもののようだ。

 

「絶対変身したの見たかっただけでしょ」

「あたりだ! 良いから変身してみろって!」

「地獄耳」

「兎だからな!」

 

 ぴょんぴょんと、帽子を脱いで剥き出しになったウサ耳の前で手袋をした手を可愛らしく招いているが、とても兎のような可愛らしいものには思えない。なんというか、襲ってくる狼の群れやライオンを平気で返り討ちにしてしまいそうな、それこそ肉食の兎のような。そんな気配を感じる。

 

「じゃあ変身しますよ」

「早くしろよー!」

 

 ワクワクという雰囲気を隠す気すらないミルコはともかくリューキューやねじれという先輩までが見ているのは気になるが、別にオドガロン程度であれば隠してもいないので見られても問題ない。

 

 ミルコの指示通り通常のオドガロンに変身する。四肢が膨らむとともに体が前傾になっていき、四足歩行の構造へと変化する。更にコスチュームが体に飲み込まれて消え、変身が終わったときには原寸大のオドガロンがそこに立っていた。

 

「おー! かっこいいじゃねえか! じゃあ早速行くぜ!」

 

 だから何を、という言葉を飲み込み、呼人は()()()()()()()ミルコの飛び蹴りを回避する。

 

 それはもう、文字通り矢のような勢いでかっ飛んできた。更に凄まじい音で()()着地するとそこから再び飛んでくる。なんというか、とんでもない脚力をしている。とてもではないが、オドガロンの筋肉で人間の形態を取ったとしてもあんな威力は出ないだろう。

 

 それに対して呼人は、オドガロン本来の姿から人間の形態に戻るとミルコの蹴りを交わし、お返しとばかりに拳を放つが躱される。兎という個性ゆえかその尋常ではない脚力を利用した蹴り技が多く、一方手での攻撃はほとんない。

 また飛び回るのが速いだけに、懐に入り込んで組み合うことも難しい。

 

 ならば、カウンターで捉えるまで。飛び回っていたミルコの綺麗な踵落としに側面から裏拳を合わせて直撃コースからそらし、返すように思い切り踏み込む。その手は空中で身を捻ったミルコの手で弾かれた。

 

「やるなお前!」

「そりゃどうも!」

 

 手は使わないかと思っていたが、咄嗟の防御には使うようだ。

 だが、まだ呼人の攻撃は終わっていない。手を弾かれたものの着地していないミルコは接地しているときと比べて隙だらけなので、その内に捉えてしまおうと逆の手を伸ばす。その手は囮で、弾こうと動かした手を捕まえるつもりだった。

 

 が。

 

 ミルコは、まだ着地していない足を思い切り振り回して呼人の顎を狙ってくる。直接もらうとオドガロンの腕ですら折れてしまう気がしていた呼人は、素早く手を引き戻して回避した。その間に着地したミルコは距離を取ってしまう。

 

 ミルコは楽しそうに笑っていたが、呼人は笑えない。なにせ彼女相手では取れる手段が限られる。純粋な打ち合いになった場合、回避能力や戦闘の巧みさで負ける気はないがミルコの足の生み出すパワーは尋常ではなく、抑え込むのも困難そうだし一撃でももらえば危険である。

 

 かと言って普段の学校ならまだしもリカバリーガールのいないこの場所でどれだけのダメージを与えても良いのかがわからなかった。脚力が尋常ではないとは言え彼女の肉体はそれなりに強靭な人間のものに過ぎないのだ。下手に本気でぶん殴ると、どうなるかわかったものではない。

 

『ミルコ、十分でしょ。それ以上やってあなたが怪我させても責任取れないわよ』

「えー。もうちょっと遊ぼうぜ! ヒャクリュー!」

「ノーマンだってば。俺はもう満足。これ以上やったら絶対怪我するから。職場体験先のヒーローと組手して大怪我しましたって言いたくないし」

「なんだよノリ悪いなー!」

 

 残念そうにするミルコだが、呼人はスピーカーから響くリューキュウの声に便乗して戦闘態勢を解く。これ以上やるなら殺り合いになる。それは避けたかった。

 だからミルコが納得する前に歩いて演習場からの出口に向かう。ブーブー文句を言いながらも諦めてくれたミルコも、ぴょんと一飛びで呼人の隣までやってきた。。

 

「お前、本気じゃなかっただろ?」

「当たったら殺しかねないから加減してただけだ。ミルコの足はともかく、腹とか顔は普通に急所だろ?」

「生意気だな! 私だってプロヒーローなんだからな!」

「プロヒーローも人間だからな」

 

 若干拗ねた様子のミルコにそう文句を言われるが、人殺しになりたいと思わない。実際に当たるかどうかはおいておいて、当たったらまずいような攻撃はしたくないのだ。

 

「いつか本気で戦えよ!」

「怪我させて良い時になら」

 

 生意気どころか喧嘩を売っているようにすら思える呼人の言葉だが、ミルコはそれに気分を害する事無く勝ち気に笑う。

 

「私はお前と違って堅くはないからな。でも本気になっても当たってやんねえぞ!」

「頑張って当てる」

 

 ミルコは、変身した呼人の姿から、動物としての格の違いを感じていた。だからといって負けるつもりなどないが、兎の危機察知能力が早く逃げろとずっと言っていたのだ。だから彼の大言壮語にすら思える言葉も、強者としての心地いいものと受け止めていた。

 

「百竜君、だったわね?」

 

 そんなミルコと演習場から出た呼人のところに、リューキュウとねじれがやってくる。なじれは早速とばかりにねえねえ、あの怖いの何? 犬? と質問をぶつけてくるが、リューキュウが真剣な目で自分の方を見ていることに気付いた呼人は、先輩を無視してそちらに向き直る。

  

「そうです」

「……あなたがあの姿を体育祭で見せてくれていれば、指名していたわ」

「ありがとうございます」

「体育祭で変身しなかった理由を聞いても良い?」

「……相手を殺す力を無闇に開放するつもりはないです。だから必要な力に抑えて戦いました」

「……そう。目立たなかったのはわざとなのね」

「そういうことです」

 

 リューキュウは今回の指名においては、轟と常闇に指名をいれていた。一箇所のヒーロー事務所が指名できるのは2名までと決まっているため、最も有望そうな2人を指名したのである。成績で言えば爆豪も高く個性も強力なのだが、その性格ゆえに扱いづらく感じた。だから、個性の強力さも成長の余地も申し分なく高い成績を残していた2人を指名した。結果どちらも来なかったわけだが、それ以上に呼人を指名しなかったことが失敗だったと、今は考えていた。

 

 体育祭を見たリューキュウは、呼人が以前予想していた通り彼の限界を低いところに想像してしまったのだ。

 

「ねえねえ! なんで目立ちたくないの? 恥ずかしがり屋なの? 私の友達にも恥ずかしがり屋な人いるよ! 一緒なの? 不思議だね!」

 

 とっても不思議! と更に目を輝かせて尋ねるねじれを見て、リューキュウは1つの事を提案する。

 

「ミルコ。せっかくだし、一緒に食事はどうかしら」

「私は人参いっぱいな!」

「残念ながらお弁当よ。じゃあ注文してくるから……ねじれ、応接室に案内してもらえる?」

「わかったよ!」

「まじで?」

「よし、ヒャクリュー行くぞ!」

「だからノーマン……もうヒャクリューで良いや」

「ねえねえ! なんでノーマンなのにヒャクリューなの? 名前が2つあるの?」

 

 超マイペースな人間が半分以上を締めているために場の空気はどんどんとカオスなものになっていく。リューキュウに置いていかれてしまった呼人は、これどうするのと深い深い溜め息をつきたくなった。




投稿が乱れてすいません。

小説内で登場したモンスターの形態変化とか生態について細かい説明が欲しいですか

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