ささ伝   作:こーとふ

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ささぼー好きなので初投稿です。


ep.1 出会う青銅

五つの文明のマナを貯め、山札に眠るクリーチャーを召喚!

敵のシールドを破壊しトドメを刺す。

 

それが

 

【デュエル・マスターズ】!!

 

 

 

時は2006年、サマーギャラクシーリーグ

〜日本一決定戦会場〜

 

「お騒がせチューザで呪文をロック、これでトドメじゃあ〜!!」

 

この年のイチバンとなった男の声はハツラツとしていた。

彼は自慢のデッキ【チューザビート】を使い、日本一の称号を手にする。

 

大胆不敵なダークホース、まさにそんな言葉が似合うプレイヤー。

 

「超強力カード、サファイアドラゴンを使うプレイヤーが多い中、ただ1人小型獣のみで戦い抜いたこの男が勝利を手にしました! 優勝は___

 

「佐々木優太選手」!!

 

後にささぼーと言う名を広く轟かせることになるこのプレイヤーは、才能に努力を重ねた完璧なプレイスタイル。

そして何より、愛嬌があるのだ。

 

そんな彼は多くのデュエリストに賞賛されている。

 

何を隠そう、この男こそが

これから始まる5つの運命を揺るがす事となる。

 

 

 

1年後

 

明木(あかぎ)町、この町も桜舞う季節。薄ピンク色の花びらがひらひらと落ちている

 

町立明木中学校、この町唯一の中学校だ。

校内は春からやってくる転校生の話題で持ち切りだった。

 

「てるちゃん、今日新入生くるんだって」

「ふ〜ん、まぁいいけど。青銅の鎧(ブロンズ・アーム・トライブ)でトドメだよ〜ん」

 

クラスの人気者的な彼女は余裕の表情で勝利していた。

 

このクラスもデュエマで盛り上がりを見せていた。

1度デュエルが始まれば、皆が1つの盤面に注目し、わいわいガヤガヤとしている。見ているだけで楽しいのだ。

 

午前9:30

新学期最初のホームルームの時間が始まった。

 

「クラスの新担任の〜」

 

担任が何か色々と話し始める中、隣の子が聞いてくる

 

「ねね、新入生ってどんなのか知ってる?」

「さぁね、ボクもまだ聞いてないや」

 

はい、静かにと軽く一喝される。

 

「皆も知っている通り、今日は転校生が居る。

帰国子女らしいから文化が若干違うかもしれん。

まぁ仲良くな。入って自己紹介してくれ」

 

「彼女」が入った瞬間クラスの雰囲気がザワつく

 

「え、転校生可愛くない?」「赤髪ポニーテールだ」「肌綺麗〜!」

 

ザワつく中、転校生は一声を発した

 

「おはようございます!クラスの皆さん」

「名前はリフレイン=リフレイルと言います!気軽にリフレって呼んで下さい」

「えっと…好きな食べ物はリンゴで、ゲームとか好きです」「これから仲良くして下さい!」

 

最後ににこっとした。

こんなに可愛くてゲーマーな彼女だ。

男子の心をグッと掴んだ

 

おお〜〜〜〜、っと最高潮に盛りあがった

多分朝礼してるクラスの中で1番うるさいと思う。

隣のクラスの先生からやかましいと怒られた。

 

そんな転校生に皆は夢中だった。

最初の休み時間、未知なる存在に質問の嵐だった。

当然といえば当然だが。

 

そしてそれを相容れない人も…

 

「ぶ〜〜、転校生が来るまではボクがイチバンだったのにぃ〜!」

今朝デュエルしていた彼女だ。緑髪ロングで小動物的な感じが男子にウケてるらしい。

 

転校生が来るまでは…

 

 

「前は何処に住んでたの!」「この町どうよ?」「可愛いねぇ」

などなど。そんな感じ

 

そんな中、

「デュエマやってる?このクラスでめちゃ流行ってるんだよ!」

誰かが言った。

 

むすっとした彼女は何となく聞き耳を立てた

 

「ん〜〜…それはやった事ないんだよね、良かったら教えてくれると嬉しいなっ」

男子共がわーっとなった。女子が引くほどに。

 

ルールを教えようとする人、強力なカードをあげて好感度を上げようとする人、そんな人たちで溢れた。

それを押しのけ、緑髪の小動物が突入する

 

「じゃあボクが教えてあげるよ!ボクの名前は緑傘 照(みどりがさ てる)!」

 

少し汗かきながら怒りと衝動で若干食い気味に発した。女子を引かせた男子に引かれてる…

 

「じゃ、じゃあてるちゃんにお願いしようかなぁ〜…?」

「ボクに任せておけば安心だよ!そのうち対戦でもしようねっ!」

 

そう、これが狙いだった。

彼女をボコボコのボコにし、クラス1位の座を奪還したい

そんな想いだけで動いている…なんて醜い小動物。

 

そんな2人の出会いだが、後々大きな絆となる事はまだ誰も知らない。波乱の新学期1日目の午前の出来事だった。

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