ささ伝   作:こーとふ

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ep.3 永遠の切り札

【凶戦士ブレイズ・クロー】召喚!!

 

先攻1ターン目に出したコスト1のクリーチャー。

このゲームを初めて最初に使ったのはこのカードだった。

 

「で…いいのかな…?」

 

少し困惑気味に私は聞いてみた。

 

「おお!やるじゃないか。ちなみに召喚したクリーチャーは、そのターンだけは攻撃(アタック)出来ないから注意してくれよ」

 

そうなんだ。

店長が言うには召喚酔いと言う現象らしい。

クリーチャーも酔うんだ…

 

「使うマナも無く、アタックも何もやることが無くなったらターンエンドを宣言しよう!」

「えと、じゃあターンエンド、で!」

 

初めての自分のターンが終わった。

そして次のターン店長はマナだけ貯めてエンドしたので、私のターン。

 

先攻1ターン目ではないので、ここで初のドロー。

引いたカードは…腐敗電脳メルニアのカード。

 

闇と水のカードが必要な多色(レインボー)カード。

だけどマナには火のマナが1つ、手札にある水、闇のカードを置いたとしてもマナにカードを置けるのは1ターンに1度だけ。両方は揃わない。今は出せないっぽい

 

渋々、タップしてマナに置いてみる。

 

「飲み込みが早いじゃないか!君は強くなるぞ」

「えへへ、ありがとう店長さん」

 

ちょっぴり照れながら、その後も続いた。

そして店長も動きだす。

 

「俺が引いたのは襲撃者エグゼドライブのカード!スピードアタッカー能力を持っているから、そのまま攻撃(アタック)だ!」

 

【スピードアタッカー】

出したターンに召喚酔いが発生せず、そのまま攻撃する事が可能な速攻能力

 

すかさず(シールド)を1枚ブレイクされてしまう。

ブレイクされた時は、シールドゾーンからブレイクされた分のシールドを手札に加えなければならない。

でも、そのカードがS・T(シールド・トリガー)カードなら…!

 

「シールド・トリガー発動」!!

 

コストを支払わず、タダで使うことができる!

発動したのはスパイラル・ゲートのカード。

 

相手のクリーチャー1体を手札に戻す強力な呪文。

呪文カードは強力だけど、使うと墓地に置かないといけないらしい。

 

そのまま流れでシールドをブレイクし、私は店長に勝利!

初デュエルにしてはいい感じだったかも

 

「いやー見事だった!次は少し本気出そうかな?」

「あはは…お手柔らかに」

 

なんて言ってるけど、私も負けん気が強いらしく

勝ってかなり満足な感じだった。デュエマ…ハマっちゃったかも

 

その後はよし、もう1回!的な感じで何度もデュエルした。店長ホントに本気出して来ちゃって、結構負けちゃった…。でも実践の経験は結構積めたので店長には感謝しかないかな

 

そしてそろそろ帰宅しようかなという時、店長から

 

「ほれ、今日使ったこのデッキやるよ!それとこのカードもな」

「あ、ありがとうございます」

 

「このカードはこのデッキの切り札になるカードだ。是非組み込んで見てくれ」

 

照ちゃんとの決闘(デュエル)の日は近い。

私は店長から貰った42枚のカードを握りしめながら、フツフツと煮えたぎる闘志を心の中で静かに燃やしていた。

 

(てる)

 

「にしし…これであいつをギッタンギッタンにしてやるからね。ボクを怒らせたこと、絶対後悔させてやるもんね!!!」

 

バラバラに散乱するカードを凝視しながら、悪魔の様な笑みと怒りを露にしながら、クラスの王座奪還を狙う照の姿があった…。決闘の日は近い

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