今回少し長めのお話です〜
私の住む明木町も、春風の心地よい季節になりました。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私は今、緑色の闘気を纏う少女と決闘中です!
「腐敗電脳メルニアを召喚!」
「そんなの効かないね!クリムゾン・チャージャーで破壊だよ!」
だけど、まるで私のデッキを最初から把握していたような…選ぶ全ての選択肢を潰されていく。
(にしし…キミが速攻デッキを使う事は昨日偵察して把握済みなんだよ…!!!完璧にメタられて負ける姿を皆に見せしめてやる!!)」
「速攻デッキの弱点、それは
そう言うと照は制服のポケットからタージマルのカードを取り出す。この間1秒。手馴れた手つきでイカサマを始める。
「ボクの電脳聖者タージマルを召喚!!」
【電脳聖者タージマル】
光と水の多色カード。パワー4000だが、火のクリーチャーとバトルする際は更にパワーを+4000する。
「キミの火クリーチャーはこれで対策済みさ!さぁかかっておいで、自慢のブレイズ・クローでさあ!!!」
ブレイズ・クローは毎ターン強制攻撃。例え強力なブロッカーが居たとしても…。渋々攻撃を宣言するが案の定ブロックされ、破壊されてしまう。
その後も頑張って照ちゃんの盾をブレイクして行ったけど、私の盾もジワジワと無くなっていく。そして、私の最後の盾が壊されようとしていた。
相手の場には召喚酔いしてない2体の
盾によっては敗北が決定してしまう。
最後のシールドは…
汗がタラり、息を飲む。
黒いダイヤにイナズママーク、これは
ふぅ、何とか命拾いすることができた。だけど
私の場には闘竜炎霊パイロンと喧嘩屋タイラーの2体。手札は0枚。
そして照ちゃんの場にはブロッカーが2体。タージマルと、それらのブロッカーを更に強化するムルムルのカードだ。
「ふん、運の良い奴め。だけどキミの手札は0。次のドローでなにか引かなければボクに負けちゃうよ?」
確かに…ここで除去できるカードを引かなければ、2体にブロックされて返しのターンでトドメ…このデッキにはスピード・アタッカークリーチャーは入っていない。
「えーい、もう何とでもなれ!ドローーー!!!!」
勝負が終わる事を悟り、最後のドロー…
引いたのは…
エナジー・ライトは水の3コスト呪文、残るマナは4つ。
まだ終わりじゃない。
0を2に変えることの出来るこのカードに全てを託した。
「呪文、エナジー・ライト!」カードを2枚ドローする。
「ふん、今更2枚カードを引いたって何もありはしない。諦めて降参したらいいのに…」
だけど私には勝算があった。昨日、お店を出る際に貰ったもうひとつのカード…それを照ちゃんは知らない。そのイレギュラーカードさえ引ければ…!!
「…ッ!きたーーー!!!」
「私が引いたのは除去するカード」じゃない
「除去しながら攻撃出来るカード」だ!!
そんな…ッと青ざめる照。そこに召喚されるのは火と闇の切り札。この場面を打開出来る超獣だ。
「な、そんなカード入れてたのボク見てないんだけどーーー!!」ぁ…
周りの冷たい視線が照を見つめる。皆、彼女の浅はかさを気付いた様だ。
「え、見てないってどういう事?」
「カンニングしてたってことかよ」
「え、えとそれは〜…あはは」
そんな照ちゃんをよそに、私の進撃は止まらない。
「不滅のジャック・ヴァルディがバトルゾーンに出た時、相手の多色じゃないコスト5以下のクリーチャーを破壊できる!ムルムルを破壊させて貰うよ!!」
そしてヴァルディは進化クリーチャー、召喚酔いはない。
ここで一気に決める!
「喧嘩屋タイラーで攻撃!」
「クッソおおおお、タージマルでブロック!!」
破壊されていくタイラー、その分の想いも込めて!!
「ボクの完璧なメタデッキがああぁああ!!」
ガチでやばそうな断末魔をあげられながらも、私は見事!友達との初デュエルに勝利する事ができた。
ちなみにこの決闘の後、クラスの皆からは前よりもチヤホヤされるようになり、照ちゃんは前よりもクラス内の評価が下がり私に執着する様になった…。
そんな所で丁度よくチャイムが鳴り、HRが始まった。
そしてまた、隣町でまだ知らぬ
「
紫色のツインテール。右目に眼帯。
何処か毒々しい雰囲気を感じさせる
いつもの2倍くらい(1912文字)打ち込んだのと文章の見直し等で結構疲れました。新たな決闘も頑張って書いていくので宜しくお願いします(›´ω`‹ )