〈凍結〉TALES of ARISE 〜繋ぐ花〜   作:雨漏り

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どうも雨漏りです。
お気に入り登録してくださった方がいるようで嬉しいです。
今後も頑張っていきます。(≧∀≦)
…領将王争とかスルドブリガにした方がいいですかね?一つ一つにルビ貼ったほうがいいですかね?


一章 オルブス・カラグリア編
第一話


    

sideリアン

 

 無事カラグリアに着いたようだ。星舟から降りて辺りを見渡すが赤く燃えながら流れる溶岩と言ったか?それと岩肌しか見えない。随分と殺風景な土地だ。

 

「領将補佐のリアン様ですね、お待ちしておりました」

 

 どうやら案内役の者が来てくれたようだ。しかし、様付けなど私には合わないな。

 

「出迎えありがとう。だが、私に様付けする必要はないぞ」

「はっ、いえしかし…」

 立場というものもある。突然言われても、すぐに変えることはできないか。

 

「いや、すまない。我儘を言ってしまった。領将の元へ案内を頼む」

「はっ、こちらになります」

 

 目の前を歩く兵士の後に続きビエゾの拠点、グラニード城の中に入っていく。レナらしくない岩山に造られた城はビエゾの人柄を表しているようだと思った。

 

 中には意外なことに昇降機があった。どうやら多少の機構は造られているようだ。そう思いつつ、昇降機に乗り込んだ。

 

 領将の間のある4階に着いたようだ。昇降機から降りると目の前には集霊器があった。資料を見て知っていたが、かなりの大きさとなっている。どうやら、今回の領将王争は今までよりも早いペースで行われているようだ。集霊器に視線を向けながら領将の間へと歩いていく。

 

 領将の間の前に着くと中から獣の咆哮のような罵声が聞こえて来る。

 

「分かったなら、さっさとシオンを俺の前まで連れてこい‼︎」

 

 随分大きな声が出るものだ、そう思っていると案内をしてくれた兵士が震えているのが見えた。なるほど、彼はダナ人だけでなくレナ人にも恐れられているのか。

 

「ありがとう、ここまで案内して貰えれば後は大丈夫だ。君はいつもの仕事に戻るといい」

 

 目の前に兵士にそう伝えると少し戸惑ってからこちらの意図に気づいたのか小さく「ありがとうございます」と言い去って行った。

 

 さて、と意気込みながら扉を開く。扉を開いた先には数人の兵士がいた。先程の罵声を浴びせられていたのは彼らのようだ。

 

 その兵士たちの奥に眼を向ける。そこには顔に火傷の痕がある大男が居た。彼がビエゾか。こちらに気づいたのか視線を向けて来る。

 

「お初にお目にかかります。レネギスよりビエゾ様の補佐をするよう命を受け参りました。領将補佐(スルドグレイア)のリアンと申します」

「貴様がレネギスより来たという者か、来てもらった所悪いが貴様の手を借りる気はない。」

「…しかし……」

「くどい!領将である俺がいらんと言っているのだ」

「…承知しました。ですが、私も命を受けこの地に参りました。申し訳ありませんがこちらで独自に動かせていただきます。」

「…好きにせい、だが俺の邪魔はするな」

 

 そう言って私は領将の間を出た。しかし、随分嫌われたものだ。彼のプライドの高さ故か、私のようなものの手を借りることが気に入らないのだろう。

 

 仕方がないと思い、近くにいた兵士にシオンの目撃されたという場所を聞き向かうことにする。

 

 

 

sideビエゾ

 

 領将補佐と名乗った女が出ていく。此度で3度目の領将となったが今まで一度たりと領将補佐などと言う名は聞いたことがない。俺の失態に対する当てつけのつもりか、気に食わん。

 

「ふん、酒が不味くなるわ」

 

『ご機嫌斜めですな、オルブス・カラグリア領領主、エルウォルゼ卿…いや猛獣(ビエゾ)と呼ばせているのでしたな、失敬」

「ガナベルト・ファルキリス。何ようだ」

 

 シスロディアの領将からこのタイミングで通信とはな…。我が領内の事を嗅ぎ回っている此奴の事だ。状況を分かった上で連絡を入れてきたと思うべきだろう。どいつもこいつも俺の邪魔をしおって。

 

『えぇ、なんでもレネギスより領将補佐なる者がそちらに赴いたと耳にしまして…何やらお困りのご様子。同じ領将の身、何か手助けでもと思いましてな』

「ふん、心にも無い事を言いよるわ。こそこそと嗅ぎ回りおって」

『これはしたり、過去に二度領将となり王に届かなかった貴方だ。何やら難渋しているのでは、と思ったがゆえに。此度の領将王争はかつてない速度で行われています。王が決まるのも時間の問題かと思いましてな』

「その時を楽しみしておれ、今日この会話忘れるで無いぞ」

『同感ですな、では失礼』

 

此度の領将王争、勝つのはこの俺だ。

 

sideリアン

 

 シオンが目撃されたという山岳地帯に着いたが…。これだけの広さだ、無闇に探し回っても見つかることはないだろう。どうしたものか…。既に捜索を始めている兵士がいるはずだ、彼らが何か手掛かりを見つけているかもしれない。彼らに話を聞くとしよう。そう考えながらこの辺りを捜索しているであろう兵士を探しながら歩く。

 

 しばらく歩いていると数人の兵士と合流することができた。

 

「おい、貴様は何者だ」

「私はレネギスから領将の補佐をするため来た領将補佐のリアンだ。今逃走しているシオンという者について手掛かりのような物は見つかったか?」

「領将補佐っ⁉︎失礼しました。私はこの部隊の隊長を任されている者です。現在、我が隊をいくつかの小隊に分け探索を行っていますが、未だ発見には至っておりません」

「そうか、分かった。ではまだ探索していない場所を…「女が居たぞ‼︎」っ⁉︎」

 

 シオンを発見したようだ。私はその声が聞こえた瞬間駆け出していた。その場所に近づくに連れ銃声の音が大きくなってくる。威嚇射撃だろうか?傷つけることはしないと思うが。視線の先に2人の兵士が見えた、追いつけたようだ。

 

 そして2人の兵士の先にピンクの髪を後ろで束、白いワンピースを着た女が見えた。彼女がシオンだろう。私は逃げる彼女に追いつき腕を掴む。

 

「っ!触らないで‼︎」

「なっ⁉︎」

 

 彼女がそう言った瞬間、私が彼女に触れている所から紫色の"荊"のような物が出てくる。星霊術か⁉︎そう思い彼女の意識を奪うため溝内に拳を叩き込む。

 

「ぐっ⁉︎」

 

 意識を失ったようだが彼女に触れている所から伸びる荊は消えていない。この荊は一体…。そう思いながら彼女から手を離すと荊は消えて行った。

 

「リアン様‼︎」

 

 他の兵士たちが集まって来る。

 

「大丈夫だ、少女は確保した。主霊石は持っていないようだが…。すまない、気絶させてしまった。しばらくは眼を覚まさないだろう」

「そう…ですか。いえ、このままビエゾ様の元へ連行します。目を覚まし次第主霊石の隠し場所について吐かせます。連れて行け」

「はっ」

 

 兵士の1人が彼女に触れる。その瞬間…

 

「ぐああぁぁあぁぁぁ…」

 

 私が触れた時同様、荊の様なものが絡まり悲鳴を上げた。

 

「なんだ⁉︎おい、大丈夫か‼︎」

「待て、あまり強く揺するな…。大丈夫、気を失っているだけだ」

 

 一体何が起きた…。私が触れた時は荊に絡まれたが気を失うなんて事はなかった。

 

「隊長、どうしますか」

「あぁ、触れれば気を失ってしまうとなるとな…」

「どういう訳か私は荊の影響が無いようなので私が運ぼう」

「リアン様申し訳ありません」

「いや、では行くとしよう」

 

 一先ず、シオンの確保は終わったが…。彼女は何故、主霊石を盗んだのだろうか。それに、今もこうして絡まる荊。何故私には何の影響も無いのだろうか。疑問に思いながらも彼女に手枷を付けてから貨物車にあるソファへと寝かせる。

 

「リアン様もご一緒に参りますか?」

「いや、初めて降りたダナだ。少しこの地を見て回りたい」

「承知いたしました。では、我々はこれで」

 

 そう言って彼らが乗った車両が去っていく。さて、何か面白い物でも無いかな。私はカラグリアの地を歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、と言うわけで原作開始時辺りまで進みました。約3000文字…予想していたより進みません…( ̄∇ ̄)
 次回戦闘シーンがあります。…書けるかな?
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