東方絆霊譚   作:黒く咲きほこる桜

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遅れて申し訳ごさいませんでしたーー!!!
その分いつもより長めにしてます


第十五話〜西行妖-九分咲き-〜

 

妖華side

 

 

「亡郷『亡我郷-自尽-』」

 

幽々子様が最初のスペルカードを使う

右と左から来る弾幕と、幽々子様を中心として回転するレーザーがボクたちに迫る

 

「かなりめんどくさい弾幕だな

まぁそれでもこの程度ならスペカは使わなくていいな」

 

魔理沙が幽々子様を煽る

 

「あら、これは単なる小手調べよ

この程度に苦戦していたら私には勝てないわ」

 

口元を扇子で塞ぎながら幽々子様は煽りかえす

 

「最初に小手調べをするあたり

お前らが仲のいい主従関係なのがわかるよな」

 

「ええ、そうね」

 

「あはは…」

 

魔理沙の言葉に咲夜も賛同したけど、何も言い返すことが出来ない

まぁ、言い返す必要もないんだけど

そんなこんなで幽々子様の1枚目のスペルが終了した

 

「こんなところでいいかしらね

次にいくわよ

亡舞『生者必滅の理-魔境-』」

 

幽々子様は霊力で桜が描かれた扇のようなものを作り、全方向に回転する弾幕を展開し始める

 

「おっと、動きを制限してきたか

それにしてもあの扇みたいなのはなんだ?」

 

魔理沙が幽々子様の後ろの扇のようなものについて聞いてくる

 

「あれはたしか…霊力を高めるための結界のはず

まぁ、ここからが本番ってことだろうね」

 

魔理沙はボクの言った言葉に頷いたそのとき

 

「魔理沙危ないわ!」

 

魔理沙の近くに大弾幕がいくつか迫っていたのに気づいた咲夜が魔理沙に向かって叫んだ

 

「え?」

 

ようやく気づいたけど魔理沙の初速それほどは速くない

ボクは魔理沙の被弾を防ぐためには、これを使うしかないか

 

「魔理沙、少し熱いけどごめんね

天災『蒼く燃ゆる桜吹雪-飛炎』」

 

蒼い炎を纏った桜吹雪が竜巻状の形になり魔理沙の目の前にある弾幕を消し飛ばす

 

「大丈夫?魔理沙」

 

ボクは魔理沙の近くに行った

 

「あぁ、大丈夫だ

助かったよ、妖華」

 

魔理沙は冷や汗かボクのスペカの熱の汗なのか分からない汗を拭いながらボクに礼を言う

 

「いいよ気にしなくて、ボクのスペカ分頑張ってもらうだけだから

それともう気を抜かないでね」

 

そうボクは念を押して魔理沙から離れた時、ボクのスペカはスペルブレイクして桜吹雪が消える

 

「もう気は抜かないぜ!」

 

魔理沙がそう言うと同時に幽々子様の弾幕が再び展開され始めた

魔理沙が被弾しそうになった大弾幕の正体はボクたちのいる方向に飛ばしてくる追尾弾だった

その後は誰も被弾せずに幽々子様はスペルブレイクした

 

「さすがここまで来ただけあるわ〜

こんな簡単に突破されるとは思ってなかったもの」

 

そうは言っているが幽々子様は余裕そうにしている

 

「じゃあ、次行くわよ

華霊『バタフライディリュージョン』」

 

幽々子様が3枚目のスペカを宣言すると、さっきとは違い、今度は全方向へ直線的に進む弾幕を張る

その後に細い線のような弾幕をボクらへ放った

ボクはそれを軽く避け、魔理沙と咲夜も当然避ける…

だけどボクたちが避けたのにも関わらず

 

「「「っっ!」」」

 

全員被弾した

 

「な、何に当たったんだ?」

 

魔理沙が驚いて声に出す

あれ?魔理沙のこんなセリフどっかで聞いたような気がする

まあいいや

 

「当たったのは…後ろだから…」

 

そうつぶやきながらボクは後ろを向く

そこにあったのはさっき避けた細い線のような弾幕

あれに当たった?でも避けたし…まさか?

その弾幕はまたボクの方へ向かってくる

 

「よっと…魔理沙!咲夜!細い弾幕に注意して!」

 

ひとつの可能性を考え魔理沙たちに注意喚起する

そして弾幕を避け、他の弾幕を避けながら少し離れる

すると細い線の弾幕から花が開くように弾幕が展開される

 

「あれに当たったようね」

 

咲夜が避けながら話す

 

「また私は同じ手に引っかかったのかよ」

 

ボクとの勝負を思い出したのか魔理沙はうなだれている

 

「種が割れたから

これでもう当たらないよね?」

 

ボクは周りを煽るように話しかける

 

 

「当然よ」「当然だよ」

 

そう言い2人は弾を避けるのに集中し始める

その後は咲夜が1枚スペカを使ってはいたけども誰も被弾しなかった

 

「これで、3枚目も終わったね」

 

ボクは幽々子様がスペルブレイクしてひと息つく

 

「まだあと2枚も残ってるのかよ」

 

少しだけど魔理沙や咲夜に疲れが見え始めている

咲夜はあまり顔に出してないけど…

 

「あなたたち頑張るわね〜

でも、まだまだ行くわよ〜」

 

「幽曲『リポジトリ・オブ・ヒロカワ-神霊』」

 

幽々子様が4枚目のスペカを宣言する

色とりどりの弾幕を展開して、大量の追尾弾をボクらに向かって撃ち始める

 

「なかなか避けづらい弾幕だな

っと

魔符『スターダスト・レヴァリエ』」

 

魔理沙が当たりそうになりスペカを使う

ん?あ!

ピチューン

 

「魔理沙の弾幕がデカいせいで前が見えなかった〜!」

 

魔理沙の星型弾幕で前が見えずその後に来た追尾弾にボクは被弾した

 

「あ、悪かったな

まさか味方に被害が出るとは思わなかったぜ」

 

あ〜あ、残機1個無駄にしちゃった

まあ、なんとかなるでしょ

 

「仲間割れかしら〜?

仲良くしないとダメよ〜」

 

「違うな

仲がいいからこその行動なんだよ」

 

幽々子様の煽りに魔理沙が返す

 

「妖華、あなた良い友人を持ったわね

大事にしなさい」

 

幽々子様はボクに対してまるで母親のように言う

 

「もちろんですよ幽々子様

魔理沙は大事な友達ですから」

 

ボクが幽々子様にそう答えると

 

「何言ってるんだ?妖華

私たちは友達じゃないだろ」

 

魔理沙が変なことを言い始めた

って、友達じゃないってどういうこと!

 

「え?」

 

「私たちは親友だろ」

 

魔理沙そういうことはね、うん、先に言って欲しいかなー

でも

 

「そうだね、魔理沙!」

 

ありがとう

ボクの心が少し暖かくなる感じがした

 

「こんなとき、私はどう反応すればいいのかしら?」

 

その頃、魔理沙とボクのやりとりに入っていけない咲夜が少し困惑していた

 

色々あったものの最終的には全員1回被弾して幽曲『リポジトリ・オブ・ヒロカワ』はスペルブレイクした

 

「あなたたちすごいわね〜次で最後よ〜

本気でいかせてもらうわ」

 

幽々子様がさっき以上に霊力を解き放つ

 

「桜符『完全なる黒染の桜-開花』!」

 

幽々子様がラストスペルを宣言した

幽々子様を中心とした白い輪のようにも見えるほど大量の大玉弾幕を飛ばしてくる

 

「ん〜、これどうやって避けるの?」

 

正直こんなの避ける気がしないんだけど…

 

「だんだん弾幕が広がってくるから、その間を気合いで避けるしかないな」

 

魔理沙が答えてくれた

とは言うけど避けれるのかな

 

「最悪、 スペカを使えばいいでしょう

別に余っているのだから」

 

咲夜もアドバイスしてくれた

それもそうだよ、僕まだ1枚しか使ってないじゃん

それなのに3回被弾してるような?

まあいいや

 

ボクたちは最初の大玉弾幕を何とか避けた

 

「よく避けたわ〜

でもまだまだよ」

 

幽々子様がそういうと今度は蝶型の弾幕を展開する

 

「これ以上は被弾してられないからね!

天災『天空を割る黒き雷』」

 

ボクはスペカの宣言とともに黒い雷を纏った黒楼剣を振り下ろす

上空から雷が降り注ぎ、雷が弾幕に当たると放射状に割れ他の弾幕を消していく

 

「こう見ると、妖華の弾幕も綺麗なもんだな」

 

魔理沙が感慨深そうに言う

 

「幽々子様の弾幕には及ばないけどそれなりにね」

 

ボクの弾幕は『災害』を表すから少し激しめだけどそれなりに美しくないとね

そんなこんなで雷もなりやんだ

 

「これが最後のスペル出し惜しみはしないわ

幻符『殺人ドール』!」

 

咲夜がスペルを宣言すると突如として大量のナイフが出現し弾幕を消していく

ナイフ自体はあの白い星が描かれてる青い球から出しているだろうけど、どうやって一瞬であんなに出してるんだろうか?

それにさっきも、時符『プライベートスクウェア』だっけ?で大量に弾幕を消してたし

 

「ねぇ、魔理沙〜?」

 

「お?どうした」

 

「咲夜の能力って何?」

 

魔理沙が「あ〜、そういえば」みたいな顔をしている

 

「あいつ能力はな、『時間を操る程度の能力』だな」

 

ふ〜ん時間をね、なるほどね…それヤバくない、ずるじゃん、そりゃあんなことできるよ

それはともかく

咲夜のスペルも終わり、その数秒後に幽々子様のスペルも終わった

 

「これで、終わりですよ幽々子さ…え?」

 

どういうこと?なんで?ボクたちは勝ったはずなのになんで?

幽々子様の姿と繋がりが消えたの!?

いや、まだだ、まだ終わってない

まだ西行妖は満開じゃない!!

 

「魔理沙!あの結界に全力で魔法を撃って!」

 

「?どうしてだ?」

 

「いいから!」

 

少し怒った口調で言ってしまったけど、そんな余裕は今のボクにはない

 

「!?わかったよ、恋符『マスタースパーク』!」

 

魔理沙がミニ八卦炉から極太のレーザーを放ち春を集める結界を壊した

 

「これで…」

 

光が西行妖の前で集まり、幽々子様が現れた、けどなんか変な感じがする、繋がりも戻っては来たけど違和感がある

 

「幽々子様?」

 

ボクは幽々子様に少し近づいて声をかける

 

「『反魂蝶-九分咲き-』」

 

幽々子様がスペル?のようなものを宣言し、弾幕ごっこではありえない程の霊力を込めた弾幕を大量に展開する

やばい、弾速が速い、あれに当たったら怪我じゃすまなー

 

「夢符『封魔陣』」

 

突然声が聞こえ、霊力で作られた赤い結界がボクを守った

 

「あんた、大丈夫?というかどういう状況よこれ」

 

脇の空いた巫女服を着て、赤くて大きいリボンをつけた黒髪の少女がボクの目の前に立っていた

もしかしてこの人は

 

「博麗の…巫女?」




ということで十五話です
いろいろあり、かなり遅れましたがどうでしたでしょうか

今話は幽々子様との弾幕ごっこがメインで、妖々夢時点のスペル(Lunatic)を全て出しました

ちなみに反魂蝶-九分咲き-は西行妖が満開に近い状況なのでほとんど西行妖の意思で放っています

また月一投稿に戻します
次話は六月中には出します、多分、きっと、maybe

次回「巫女と庭師」
to be continued…
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