あれ、想像以上に辛いんですね
妖華side
「さあ、西行妖
ボクの主を返してもらおうか!」
多分だけどいける
魔理沙と『リンク』した今なら、幽々子様を救い出せる!
…とりあえず近づかないと
「魔符『ミルキーウェイ』」
全方位に大量の星型弾幕を展開して、幽々…西行妖の弾幕と相殺させながら近づく
さすがに近くまで来ると弾幕の密度がやばいね、目の前が弾幕の光で埋め尽くされてる
「天災『蒼く燃えゆる桜吹雪』」
その弾幕を押しのけながらボクの出した蒼い炎は西行妖を包む
…効いてはいるんだけど威力がな〜…足りない、やっぱり『マスタースパーク』じゃないとダメか、でも威力があれ相手には足りないんだよな〜
さっきの『ミルキーウェイ』かなりの威力のはずなんだけどな〜
そういえば西行妖は死を誘う桜だっけ?ボクの力には幽々子様曰く死の力が混じってるらしい
ボクにも魔力はあるんだろうけど
ボクの魔力ってなんだろう?
『妖華、聞こえるか?』
魔理沙!?
っと思ったけど念話か
『うん、聞こえるけど』
『そうか、お前、もしかしたら魔力を知らない気がしたから念話しようと思ったんだが
…意外と勘でできるものなんだな念話って』
いやーすごいね魔理沙は勘で念話をするなんて
…しっかしボクの考えていたことと同じこと考えていたとは
『ボクもどうしようか悩んでたんだよね』
『わたしのスペカを打てるならどうにかなるとは思うけどな
魔法を撃つ時に私の魔力を使ってるからそれと同じ力を見つければいいだけだぜ』
…同じ力、これのことかな?
霊力とも違う不思議な力、多分これだと思う
『 ありがとう、魔理沙
おかげでなんとかなるよ』
『 おう、早く異変を解決してパーッと宴会だな!』
宴会?するとも言ってないんだけど…
幻想郷ではそれが普通なのかな?
まぁ、それはさておき
ボクは『 自分の』魔力と『 魔理沙の』魔力をミニ八卦炉に注ぐ
脳裏にこのスペカの名前が浮かんでくる
『くらえ、西行妖!
合符『 ブラックスパーク』!』
その名の通りボクの魔力で黒色に染まった『 マスタースパーク』
元の威力よりも何倍もの威力になり周りの弾幕を吹き飛ばし西行妖の花を散らす
2割いかないかくらいの桜を散らすことはできたけど、使い慣れてないからなのかな?
ボクの魔力の消費が激しいからあと3発くらいが限界かな
それに少しずつ春を集めて再生する西行妖に対してはあんまり意味がないんだよねちまちまやっても…もっと高威力かつ連続で当てれるような攻撃方法があればいいんだけどね…
『魔理沙〜?』
『どうした?まさかあれじゃダメだったのか!?』
『効果はあるんだけどね、ボクの魔力が尽きる方が早いかな』
『もっと強いのは『ブレイジングスター』くらいだが、あれには箒が…あっ!』
ん?なにか思いついたのかな?『ブレイジングスター』ってボクとの時に使ったあれのことだよね
確かに威力高いし、何度も突進すればボクの魔力と合わせてなんとかなりそう
『妖華〜、霊夢が箒投げるからちゃんととれよ』
霊夢が箒を…ね
…50mくらいあるけど庭先からここまで
ずっと弾幕避けてる少し疲れてるのかな?
振り向くとなんかフォームをとってる霊夢がいた
え?マジで投げるの?
数秒後、箒が近づいてくる、本当にに来ちゃったよ
それをキャッチしてミニ八卦炉を箒に取り付けけて箒に乗る
「いくよ!
彗星『 ブレイジングスター』」
ミニ八卦炉から高出力のレーザーが放出され異次元のスピードで西行妖を突き抜ける
やっぱりあまり効果がない、ここまで効果がないということはボクの魔力が西行妖に有効なのかもしれない
そういえば西行妖は死を誘う桜だっけ?ボクの黒楼剣もにも死に関する能力があったらしいし
これも使った方が良さそう
そう思いつつボクは黒楼剣を引き抜いて霊力を黒楼剣に魔力をミニ八卦炉にそれぞれ込める
「彗星よ死色を纏い冥に染まれ
合符『 プルートスター』!」
そう宣言するとミニ八卦炉から放たれていたレーザーは紫色に変わり勢いが増した
ボクはそのままの勢いで西行妖に突っ込んで当たる瞬間に黒楼剣で斬る
大きく桜を散らせたけどまだ足りない
ドリフトのように方向転換して、もう一度突撃する
次で終わりそうだね、西行妖もそれをわかっているのか隙間が見えない圧倒的な弾幕を張る
残念だけど、魔力に包まれてるボクには効かない!
「これで終わりだ!」
ボクは残りの魔力を全てミニ八卦炉に、ほとんどの霊力を黒楼剣にそれぞれ込めて西行妖に突撃した
ボクの力と魔理沙の力をできるだけ詰めた最後の『プルートスター』は残りの西行妖の桜を全て散らした
『リンク』が解けてミニ八卦炉が消えて推進力を失って…落ちる!?
あっ、危なかった〜!
霊力残っててよかった〜
霊力を使って再びボクは飛んだ
そういえば幽々子様は?
辺りを見渡すと完全に桜が散った西行妖の傍らに寝ている幽々子様がいた
「幽々子さ…」
「ちょっと待ちなさい、妖華」
幽々子様の所へ行こうとしたら、霊夢に呼び止められる
早く行きたいんだけど
「どうしたの霊夢?」
「幽々子?だっけに、西行妖のことはあまり話さない方がいいと思うわ
特に幽々子と西行妖の関係についてのことは」
なんでわざわざそんなことを?
「どうして?」
「勘よ、なんとなくそんな気がするわ」
勘って、すごいこと言うな〜
「妖華、安心しろよ
こいつの勘は信用できるぜ」
「そうね、私たちがここまで来れたのは霊夢の勘があってこそだったもの」
そ、そうなんだ博麗の巫女ってすごいんだね…
「わかった、ありがとう」
霊夢たちのことは信用してるしね、さぁて今度こそ、幽々子様のところに行かなきゃ
「幽々子様、大丈夫ですか?」
体を揺さぶりながら声をかける
「んっ、ふにゃ?
妖華じゃない〜、なんかすごい気分が晴れてるわ〜」
ふにゃって、普段あんまりそんなこと言わな…ときどき言うかもしれない
「今回はボクたちの負けですね」
「そうね〜あなたがあっち側についたからね〜」
うっ、そこを突かれると痛い
「ちゃんと理由があったのですから許してください」
「どうしようかしら〜」
なんてボクたちが話していると…
「お姉ちゃんー、幽々子様ー大丈夫ですかー?」
妖夢が来たらしい、霊夢に負けて気絶していたらしいからね
今起きたばっかりだろうね
「妖夢、ボクたちの負けだよ
この異変も終わり」
「そうですか
その割にはなんだか晴れやかな顔をしてる気がします」
そうなのかな?、まぁ、確かになんかスッキリはしてるかな
「そうなのかもね」
ということで十七話です
次回で妖々夢がついに終わります
いや〜想定以上に時間がかかりました
気づいたら1章だけで6万字超えてました…
前回言った通り『リンク』についてです
『リンク』は妖華と関係が深い人妖と繋がることで、その繋がった人妖の能力、霊力、魔力、妖力、神力、法力、などが使えます
また、妖華の髪色と目の色、服の色が『リンク』相手と同じになります(妖夢を除く)
また『リンク』相手が使う武器も出現させることができます
欠点
相手の技を使う場合はその相手の力を消費することになること
関係が深くないと使えないこと
ですね
妖華-リンク魔理沙-です
【挿絵表示】
ちなみに友人が描いてくれました
さて次回は異変後の宴会の話、レミリアたちの初登場回になる予定です
また妖々夢最終回です
次回〜春雪の宴会〜
To Be Continued…