東方絆霊譚   作:黒く咲きほこる桜

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いつもより長めです


第二話〜蛍鳥の歴史〜

第二話〜蛍鳥の歴史〜

 

妖華side

 

「妖華、あの月を見てみなさい

妖夢じゃわからないでしょうけどあなたならわかるはずだわ」

 

幻想郷に着いた時に幽々子様は月を指して言った

幽々子様が指した月は一見普通の満月に見えたけどなにか違和感をボクは感じた

「普通の月より力が強い…ですね

それと多分満月が少し欠けてる?

だからあの月は偽物な気が…します」

 

今、ボクがみている月にはどうにも違和感しかない、なんならあの月動いてない気がするんだよね…さすがにこれは気のせいかな

 

「さすが妖華ね

そこまでわかるのはさすがだわ〜」

 

少し照れるね

幽々子様の目的はあの月を元に戻すことだろう、それと龍料理になんの関係があるのかはわからないけど…

 

「とりあえず人里の方に行くわよ〜」

 

幽々子様の言葉でボクらは人里へと向かった

 

…少女移動中

 

!なにか居る、気配的に妖怪かな?

 

「そこに隠れてる妖怪、早く出てきたら?」

 

ボクは、気配の来る方向に黒楼剣を向ける

 

「妖華、置いてかないでよ〜」

 

幽々子様が少し遅れて追いついてきた

 

「夜は短いんですよ幽々子様、邪魔する敵はとっとと焼き斬らないと」

 

「いや、そういうことじゃなくてね」

 

あれ?ちがうの?

なんて話していると緑の髪の妖怪が出てきた

 

「焼き斬るって……焼くか切るかどっちかにしてよ!」

 

文句言うところそこなんだね、まぁいいけど

 

「さて、焼かれるか、斬られる前に異変について…こんな妖怪が知ってるわけないか」

 

異変に着いて聞こうと思ったけど蟲の妖怪ごときが知ってるわけがなかったね

 

「さすが妖華ね

妖夢なら、多分自制できてないわね」

 

確かに妖夢なら高揚感そのままに斬りかかりそうだよね

 

「なんなのよ、こいつら」

 

目の前の妖怪になんか呆れられてる?なんで?

 

「あれ?目の前に大きな蛍がいるわよ」

 

!?…幽々子様もしかして今まで

 

「気づいてなかったんですね…」

 

うちの主人は時々アホなんじゃないかなって思って思うことがあるんだよね、わざとなのか天然なのか…

 

「蛍見もいいわね

妖華、寄り道していかない?」

 

この主はボクがさっき言った言葉を覚えていないのかな?

 

「さっきも言いましたが、時間があまりないんですよ

あの程度の妖怪だったらとっとと…」

 

ボクが斬ってやります、と言おうとしたら

 

「そうやって話してる時間が一番長い!

蛍様が出て喜ばない奴なんて、久しぶりに見たよ!」

 

と言いながら蛍の妖怪が弾幕を放ってきた

 

…少女弾幕中

 

「幽々子様は敵を狙わないから、時間がかかりますね」

 

ボクらに負けて、勝負を挑んできた蟲の妖怪が伸びている

 

「あら、急がば回れって言葉知ってる?」

 

知ってはいるけど…うーん?

 

「まぁ、知っていますけど…結局次はどこに行けばいいんですか?」

 

ボクがそう聞くと、幽々子様はその辺に落ちてる木の棒を拾って言った

 

「どう?この枝が倒れた方向に進んでみない?」

 

うちの主は相変わらず何を考えてるのかわからない

 

「そんなんでいいんですね…、幽々子様そんなに傾けたら…」

 

倒す前に方向決まりません?って言おうと思ったけど、多分行く方向は決まってるんだろうね

 

「くるくるくる〜、っと」

 

そう言いながら幽々子様は枝を倒した

 

少女移動中…

 

鳥の鳴き声が聞こえてくるね、なんならさっき鳥にちょっかい出されたけど…

 

「ちょ、ちょっと待って〜!」

 

後ろからそんな声が聞こえてきて、さっき邪魔をしてきたの鳥がボクらの前に立ち塞がる

 

「君、邪魔だって」

 

おそらく夜雀なんだろうけど

 

「あなた達には私の歌声は届かないのかしら?もしかして人間じゃないの?」

 

うーん、半分人間と元人間かな?

 

「夜だというのに、雀の鳴き声がするわ、妖華」

 

さっきといいまた…呆れを通り越してもはやすごいよ、うちの主は

 

「はぁ、まぁいいです、不吉とされてる夜雀の鳴き声なので気をつけてくださいね」

 

ボクがそう言うと夜雀の妖怪がムスッとした表情になった

 

「不吉なんて失礼ね

それに幽霊が出る音よりはなんぼかマシでしょ?」

 

う〜ん?まぁたしかに?一理あるよね

 

「ええそうねぇ、一理あるわね」

 

幽々子様も否定をしなかった、そりゃあ、幽霊だって怖いものだよ普通の人からしたら

 

「妖華ほら、鳴き声がまた強くなってきたわ

何処から聞こえてくるのかしら」

 

…目の前からなんだけど、幽々子様絶対わざとやってるよね

さっきまでのもわざとなのかな?

 

「ああもう、人間でも人間だった奴でもいいや

これから、楽しい妖怪祭りが始まるよ」

 

妖怪祭りって何?まぁいいや

 

「さぁ妖華、先を急ぎましょうか」

 

幽々子様が先に行こうとボクに言う

…さっきまで急がば回れって言ってた人が言うことなのかな?

 

「行くのはいいんですけど、先にあの鳥を倒しましょうか」

 

あの鳥が道を塞いでるからね、スルーもできるけどしつこく追ってきそう

 

「雀は小骨が多くて嫌いなの」

 

…え?食べる気なの?さすがに冗談だよね

そんなことを思ってたら

 

「通すもんか!」

 

と、言いながら夜雀の妖怪が弾幕を展開してきた

 

…少女弾幕中

 

ボクらは普通に夜雀を倒した

 

「夜雀が出たなら、他の妖怪も集まって来ますね

早く行きましょう」

 

ボクは幽々子様の方を見てそう言った

すると幽々子様は口をもごもごしていた、…何やってるんだか

 

「ちょっと待って、小骨が」

 

…まさか本当に食べてるなんて、さすがの食い意地だよ、あれ?でもさっき…

 

「雀は嫌いだって言ってませんでした?」

 

ボクは幽々子様にそういうと幽々子様はまだ小骨が喉にひっかかっているのか喉を擦りながら言った

 

「妖華、好き嫌いはよくないわ」

 

いや、別にボクが好き嫌いしてるわけじゃないんだけど…

 

そんなこんなでボクと幽々子様は次のところへ進んだ

 

…少女移動中

 

この辺には人里があったはずなんだけど見えないなぁ…人の繋がりを感じるから勘違いじゃないはずなのに

なんて考えていると

 

「お前達か、こんな真夜中に里を襲おうとする奴は」

 

そう言って青い服を着た白髪の女性がボクらの前に立ち塞がる

 

「あら?変な所に迷い込んでしまったわ」

 

ほんとに変な所に迷い込んじゃったんだよねの

 

「ここは何処なのでしょう…?」

 

「迷子の振りをしても無駄だ不吉な亡霊たちよ」

 

振りではないんだけどね〜

 

少女弾幕中…

 

「くそ!亡霊がなんで」

 

白髪の女性がボクらに向けてそういいながら逃げていった

 

「酷いわね

亡霊を人外扱いして」

 

…亡霊は人外じゃないかな?

逃げられちゃったけど、あの人ならここがどこか知ってそうだね

 

「妖華、追いかけるわよ」

 

幽々子様も同じ考えらしい

 

「はい!」

 

少女移動中…

 

「こんな所まで何の用だ?」

 

ようやく追いついたよ、何の用だと言われても…

 

「さっき、攻撃してきたでしょ?

そのお返し、よ」

 

やられたら、やり返すのは普通だよね!しかし幽々子様はなんで目的をわざわざ隠すんだろ…

 

「ここには何もない

さっさと通り過ぎるがいい」

 

白髪の女性はどうやらここにいて欲しくないらしい

…と言われても

 

「目的地がわからないから、無理だね」

 

ボクたちは迷ってるんだ…多分、幽々子様がわざと来てる可能性もあるけど

 

「当ても無くふらふらしいてるのか?」

 

その通りだね!胸張って言えることでは無いけど…

 

「いやいや、妖華

ちゃんと目的地に向かっているわ」

 

幽々子様が自慢気に言った

こんな道通って目的地に向かう必要あるのかな…?

 

「お前たちの目的はなんだ?」

 

白髪の女性はボクらをまだ疑っているらしい

幽々子様は何かしらの意図を伝えるようにこちらを見ていた

多分こういうことなんだろうな〜

 

「美味しいものを食べにかな」

 

ボクがそう言うと幽々子様は笑みを浮かべながら続けた

 

「そうね、妖華

言うなれば素敵でお腹いつぱいな夜の観光旅行ってところかしらね」

 

…観光?旅行はわかるけど観光してるかな〜?

 

「なんだかものすごく怪しい奴らだな

ただでさえ幽霊は怪しいのに」

 

酷い言われようだね、幽霊が怪しいなんて

…まぁ、その通りだと思うけど

 

「ねぇねぇ妖華

虫、鳥ときて次は獣よ」

 

確かにそうだねなんだろう動物ばっかり

 

「そうですね」

 

白髪の女性はなんか怒ったような顔でこっちみてる

…なにかしたかな?

 

「ふん、お前達の歴史は全て頂く!

お前達が幽霊になる前も、全てだ」

 

ボクは生まれた時から半人半霊なんだけどなぁ〜

…ま、小さい頃のことはあまり覚えてないけどね!

 

「次は龍かしらね」

 

…はぁ、ため息ついちゃうね、これは

 

「さすがに次の事じゃなくて目の前のことを考えてください」

 

ボクがそう言い終えると弾幕が飛んできた、2回戦目だね

 

…少女弾幕中

 

さっきまでの妖怪達よりは強かったけどまだ余裕だね

そういえばさっき獣って幽々子様言ってたような、可哀想に

 

「人間なのに獣は…酷くないですか?

まぁ妖力もあるから半分妖獣混じってるかもしれませんが」

 

「いやいや妖華、人間も獣だから2半獣よ」

 

そういう問題なのかな〜?別にいいけど

 

「くそ、月が不完全じゃなきゃこんな幽霊なんかに…」

 

不完全…ね

悔しがる女性が言ったその言葉にボクはなにかが引っかかった

…うーん、月が変わると妖怪にも弊害があるんだね

 

「さぁ、次は龍料理ね

楽しみだわ、妖華」

 

「やっとですか」

 

ようやく、龍料理がなんなのかわかるね

 

「でも龍は鱗が多そうね」

 

まぁ、確かに多そうだけど…

 

 

 

ドォン!ヒュンヒュンヒュンヒュン!

 

ボクらが竹林に入て少し経った頃、爆発音が聞こえてきた

弾幕っぽい音もするし誰かが戦ってるのかな?

 

「あら、気になるわね

妖華、行ってみましょう」

 

どうやら興味があるらしい、幽々子様のことだから何が起きてるかわかってそうだけど…

 

そうしてボクらは音のする方へ向かった、するとそこでは…

霊夢と魔理沙が戦っていた

 




ということでね、書いてるうちに長くなって遅れたんですが内容は基本的に原作準拠です
終わりの部分で次の話について想像ついていると思いますが東方二次創作でおなじみのやつです
次回「天才の巫女と普通の魔法使い」

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